2024年5月22日(月) ILC沖縄eフレックスコース・IDコース、仙台言育英学園沖縄高等学校(以下、沖縄高校)が合同で行う学校行事「I-Ⅼion Day チャレンジ」が実施されました。内容は、第1部「I-Ⅼion Dayについて」第2部「スポーツチャレンジ」の2部構成。教職員を含めた生徒たちと一緒に、2005年5月22日に起きた出来事について学び・考え、改めて飲酒運転根絶に向けて決意を固める日となりました。

　I-Ⅼion Dayとは、18年前に宮城県にある仙台育英学園高等学校の学校行事が行われている最中に、横断歩道を青信号で横断している生徒の列に飲酒運転の車が突っ込み、3人の生徒が亡くなるという痛ましい事故が起きました。その時の様子やI-Ⅼion Dayを制定した意味・意義について、沖縄高校 加藤聖一校長先生、沖縄高校 教頭先生にお話をしていただき、「いのちとは」「生きるとは」について考える機会となりました。第1部の最後に、沖縄警察署 交通安全課 警部補 平敷兼人様に交通安全講話をしていただきました。平敷様の話の中で、(1)自分が車の免許を取得し、お酒を飲める年齢になっても飲んだら乗らない、(2)周囲の大人や先輩で少しくらい運転しても大丈夫と言っている人への注意、(3)交通ルールは運転者と歩行者のモラルが一番大切、といった３つの大切なことを教えていただき、社会規範としての交通ルールという観点を学ぶ機会にもなりました。

　第2部では、沖縄高校、eフレックスコース、IDコースが交流するスポーツチャレンジでした。全日制課程と通信制課程の生徒が混合チームとして組み、チーム対抗で①ドッチボール、②綱引きに取り組みました。最初はお互いに緊張していた様子でしたが、時間が経つにつれてお互いに励まし合って応援し、試合を重ねるごとにチームワークに磨きがかかり、一致団結して競技に取り組み楽しんでいました。全ての競技終了後、生徒たちに疲れた様子は見えましたが、とても充実した表情を浮かべていました。

　３つのコースが合同で学校行事をできたことは、生徒の皆さんにとって、とても有意義な時間になったかと思います。これからも３つのコースが合同で行える学校行事を計画し、ますますILC沖縄、沖縄高校が楽しいと思えるよう、教職員一同で力を合わせて頑張っていきたいと思います。

 

☆参加生徒の声☆

【Aさん】

最初はあまり話せないこともあったけど、自己紹介したり、運動出来る？など会話したことで、お互いを知ることが出来て良かった。最後はお疲れ様、ありがとうとハイタッチしたりすることが出来た。

 

【Bさん】

先生たちの話を聞いて、先生たちはものすごく悔やんでいました。先生が事故当時の話をしていて、当時僕たちと同じ年齢だった生徒たちが飲酒運転の事故で3人亡くなったと聞いて、僕はものすごく心が痛くなりました。自分も大人になっても飲酒運転は絶対にしないと思います。そして周りの人たちにも飲酒運転はさせません。

 

【Cさん】

普段部活でしか交流の無いIDコースの生徒や1年生と交流出来たいい日でした。そしてゲームして無い間他のチームを応援するのも楽しかった。

 

【Dさん】

今ここにいる人を大切にして、今をしっかり繋ぎ止めながら一生懸命全力で楽しむことが大事だよなって思った。

 

【Eさん】

飲酒運転は自分だけでなく、まわりの人達も巻き込むので絶対にしてはいけないと思った。全日制の人とも交流出来て楽しかった。