2024.09.27
ILC宮城 令和6年度第27回前期卒業式
8万5千人の仙台育英の卒業生として
誇りを持って歩んでいきましょう
2024年9月14日(土)、仙台育英学園高等学校 広域通信制課程ILC宮城の令和6年度仙台育英学園高等学校第27回前期卒業式が行われました。この日卒業を迎えたILC宮城の卒業生は20名。高校卒業資格となる卒業証書は、加藤雄彦校長先生自ら卒業生一人ひとりに手渡されました。
校長先生の式辞では、次のように温かい激励の言葉がありました。
「皆さんはそれぞれの人生、いろいろなことがあったと思います。でもそこから負けたくないという気持ちで、“逆転の仙台育英”を見事に達成されました。これからは8万5千人の仙台育英学園の卒業生の一員となります。社会に出てから、出身高校を仙台育英学園と答えてまず知らない人は少ないと思います。伝統と歴史のある仙台育英学園の生徒として誇りを持って歩んでいってください。健康に気をつけて頑張ってほしいと心から願っています」
答辞では卒業生代表が、通信制課程での学習やボランティア活動、東和蛍雪校舎研修等、学校生活を振り返りながら、「楽しい時にも自分を見失なわず、苦しい時には本学の建学の精神である『至誠』『質実剛健』『自治進取』を思い出し、苦難にひるむことなく、前へ進んでまいります」と力強い抱負を述べました。
校長先生の式辞では、次のように温かい激励の言葉がありました。
「皆さんはそれぞれの人生、いろいろなことがあったと思います。でもそこから負けたくないという気持ちで、“逆転の仙台育英”を見事に達成されました。これからは8万5千人の仙台育英学園の卒業生の一員となります。社会に出てから、出身高校を仙台育英学園と答えてまず知らない人は少ないと思います。伝統と歴史のある仙台育英学園の生徒として誇りを持って歩んでいってください。健康に気をつけて頑張ってほしいと心から願っています」
答辞では卒業生代表が、通信制課程での学習やボランティア活動、東和蛍雪校舎研修等、学校生活を振り返りながら、「楽しい時にも自分を見失なわず、苦しい時には本学の建学の精神である『至誠』『質実剛健』『自治進取』を思い出し、苦難にひるむことなく、前へ進んでまいります」と力強い抱負を述べました。
卒業生代表答辞【全文】
暑さの中にも秋の気配が感じられるようになり、私たちILC宮城の20名は仙台育英学園高等学校広域通信制課程を卒業します。
本日は私たちのために、このような盛大な卒業式を挙行していただきましたことに加え、加藤雄彦理事長校長先生をはじめ、先生方・保護者の皆様には、ご多用の折にもかかわらず、ご臨席を賜りましたことに卒業生一同心より感謝申し上げます。
思い起こせば、2年半前、私は全日制課程から転籍しました。全日制課程在籍時にも、担任の先生に悩んでいることや困っていることをたくさん聞いていただき転籍を決めました。
転籍当初は、自分でレポートやスクーリングの管理をすることに不安を感じていました。しかし、平日の学習室でのスクーリングを中心に勉強のサイクルを作り、レポートの分からない部分を先生に教えていただくことができました。また、レポートを提出すると必ずコメントを書いてくださる先生が多くいて、それを励みに膨大なレポートを完成させることができました。私は週に4日間のアルバイトをしています。勉強と両立させながら、漢字検定の勉強に取り組み二級を取得することができました。
進路や生活のことで悩んだ時に、先生に相談した時も解決方法について一緒に考えていただきすごく心強かったです。
昨年、榴岡公園での清掃ボランティアに参加しました。友人や先生方と落ち葉やゴミを拾い汚れていた公園が自分たちの手によって綺麗になっていく様子に清々しい気持ちになりました。人のために何かをする喜びを知り、その後私が子ども食堂ボランティアに参加するきっかけになりました。
また、登米市にある東和蛍雪校舎での研修に2年連続で参加しました。あつあつのはっと汁とおにぎりを御馳走になり、レタスの水耕栽培を見学しました。忙しい日常を離れ、校舎から見える景色を眺め、心が安らぎました。
私は山形県から電車で通学していたため、早朝に家を出発し、帰りは夜遅くなることもあり、父に駅までの送迎をしてもらいました。集中して勉強できるように学習環境を整えてもらったお陰で、こうして無事卒業の日を迎えられたことに感謝しています。
私は卒業後、大学への進学を希望しています。心理や福祉を学び、社会福祉士の資格を取得し、将来は児童福祉司として働きたいと思っています。
私たち卒業生20名には、これからも楽しいことや辛いことがたくさんあると思います。楽しい時にも自分を見失なわず、苦しい時には本学の建学の精神である「至誠」「質実剛健」「自治進取」を思い出し、苦難にひるむことなく、前へ進んでまいります。
最後になりますが、仙台育英学園高等学校の益々の御発展と、加藤雄彦理事長校長先生をはじめ、諸先生方や保護者の皆様の御多幸をお祈り致しまして答辞とさせていただきます。
令和6年9月14日
卒業生代表