2025.03.25
ILC宮城 令和6年度第27回後期卒業式
本学園8万人の同窓生共通の
「逆転の仙台育英」の精神で
前向きに生きていきましょう
3月2日(日)、仙台育英学園高等学校 広域通信制課程ILC宮城の令和6年度仙台育英学園高等学校第27回後期卒業式が行われました。この日卒業を迎えたILC宮城の卒業生は78名。高校卒業資格となる卒業証書は、加藤雄彦校長先生自ら卒業生一人ひとりに手渡されました。校長先生の式辞では、次のように温かい激励の言葉がありました。
「この学校には“逆転の仙台育英”という共通の言葉があります。常に逆転していくぞという覚悟を持っていくことが大切だということを忘れないでください。皆さんは仙台育英学園の8万人の同窓生の一員になります。その同窓生は皆“逆転の仙台育英”を信じて生きています。ですから皆さんも決して動じず自分のすべてを発揮して向かっていくという姿勢を持って生きていってほしいと思います。何かつまずいたとき、宮城野校舎には皆さんの恩師がいます。この皆さんの母校をどうぞ遠慮なくお訪ねください。皆さんの人生に幸あることをお祈りいたします。」
答辞では卒業生代表が、「私たち78名はこれからそれぞれの新しい生活に向かって歩み始めます。苦しい時にこそ仙台育英学園高等学校の生活信条を胸に、仙台育英学園の卒業生として胸を張って歩んでいきたいと思います。」と力強い抱負を述べました。
「この学校には“逆転の仙台育英”という共通の言葉があります。常に逆転していくぞという覚悟を持っていくことが大切だということを忘れないでください。皆さんは仙台育英学園の8万人の同窓生の一員になります。その同窓生は皆“逆転の仙台育英”を信じて生きています。ですから皆さんも決して動じず自分のすべてを発揮して向かっていくという姿勢を持って生きていってほしいと思います。何かつまずいたとき、宮城野校舎には皆さんの恩師がいます。この皆さんの母校をどうぞ遠慮なくお訪ねください。皆さんの人生に幸あることをお祈りいたします。」
答辞では卒業生代表が、「私たち78名はこれからそれぞれの新しい生活に向かって歩み始めます。苦しい時にこそ仙台育英学園高等学校の生活信条を胸に、仙台育英学園の卒業生として胸を張って歩んでいきたいと思います。」と力強い抱負を述べました。
卒業生代表答辞【全文】
暖かい陽の光が降り注ぎ、春の足音が間近に感じられますこの佳き日、加藤雄彦理事長校長先生をはじめ、諸先生方、保護者の皆様にご列席を賜り誠にありがとうございます。また、私たち卒業生78名に対し、かくも盛大な卒業式を挙行していただきましたこと、卒業生一同感謝の念に堪えません。
私は当初県内の全日制高校に入学したのですが、進学した学校のカリキュラムが自分に合わず、体調を崩してしまい、転学を考えるようになりました。母が仙台育英学園高等学校のホームページを見て、レポート・スクーリング・試験の整った学習カリキュラムや学習環境が充実していることに魅力を感じ転学を勧めてくれました。
全日制の高校から逃げたような気がして私にとって転学は後ろめたさがありました。そんな自分が嫌で通信制課程では逃げ出さないと決めて目標をたてました。それは全日制の同級生と同じ時期に卒業することです。私は全日制を半年で退学したため通信制課程に転学した時、全日制で修得した単位は一つもありませんでした。転学後すぐの履修登録では10単位、そこから二年で64単位修得するために毎学期16単位ずつ履修しました。半年で16単位を修得するのは大変でレポートはかなりの枚数になりました。そこで学習室・土曜スクーリングを効果的に活用し自宅学習時間をふやし工夫して取り組みました。
通信制課程に転学して良かったことは自分としっかり向き合うことができたことです。通信制課程については、何も知らなかったため、初めてのことばかりでした。学習面での自己管理の大切さ、計画的なレポートの提出、雨の日も寒い日もスクーリングに通うことなど自分との戦いがたくさんありました。自分の弱さを一つ一つ乗り越え成績に反映されることを実感していくうちに、転学した後ろめたさは消えていきました。
学校行事では、榴岡公園での清掃ボランティアに参加しました。青空の下、皆でゴミ拾いをして社会貢献出来たことはよい経験となりました。また、東和蛍雪校舎研修では手作りのはっとを使った、とても美味しいはっと汁を御馳走になりました。仙台育英学園の校史資料を見学し学園の一員としての自覚をもつことができました。また研修で仲良くなった人たちみんなで写真撮影をしたのが思い出に残っています。忙しい日常の中で東和蛍雪校舎周辺の素晴らしい景色に癒され、立派な木の校舎でゆったりとした時間を過ごすことができました。
この三年間、母はお弁当を作ってくれて、石巻から学校まで送迎してくれました。父も日曜日のスクーリングの送迎の途中何度も私を励ましてくれました。家族の支えのお陰で今こうして卒業の日を迎えることができました。
卒業後、私は指定校推薦で地元の大学に進学し経営学を学びます。小さい頃から大学の文化祭や交流行事に参加させていただく機会があり、その度に温かく迎えていただいていました。今年からは迎える側として地域に寄り添い、地域の振興のために力を尽くしたいと思います。
結びとなりますが、加藤雄彦理事長校長先生はじめ、諸先生方、長い間ご指導いただき本当にありがとうございました。私たち78名はこれからそれぞれの新しい生活に向かって歩み始めます。決して平坦な道ではないと思いますが、一つ一つのことを着実にこなすことがやがて大きな成果につながることを学んできました。苦しい時にこそ仙台育英学園高等学校の生活信条を胸に、仙台育英学園の卒業生として胸を張って歩んでいきたいと思います。これからも私たちの歩みを温かく見守っていただけましたら幸いです。
最後になりますが、仙台育英学園高等高等学校の益々の御発展と、加藤雄彦理事長校長先生を始め、諸先生方、保護者の皆様の御多幸をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。
令和7年3月2日
卒業生代表