学校法人仙台育英学園 仙台育英学園高等学校 広域通信制課程 学校法人仙台育英学園 仙台育英学園高等学校 広域通信制課程

MENU
CLOSE

INFORMATION INFORMATION

2025.05.07

ILC宮城 令和7年度 第28回入学式

「逆転の仙台育英」を胸に
一緒に前に進んでいきましょう

 4月12日(土)、仙台育英学園高等学校 広域通信制課程 ILC宮城の令和7年度第28回入学式が宮城野校舎ゼルコバホールを会場に行われました。この春の新入生は男女合わせて51名。加藤雄彦校長先生の式辞に続いて、新入生宣誓、ILC宮城の代表生徒による歓迎の言葉などが続き、後方の席から保護者が見守る中で式が執り行われました。これから高校卒業資格取得を目指し、新入生たちの新しい高校生活がスタートします。

校長式辞【一部抜粋】

本学園の宮城野校舎は、過去に2回大きな災害を受けました。1度目は1965年の火災で校舎が全焼し、そして2度目は2011年の東日本大震災です。しかし、震災後の2013年3月24日には宮城野の新校舎が完成しました。このように、本学園は今までに大きな災害を経験しながらも、迅速に再建を果たしてきたのです。その中で私たちは全員で「逆転の仙台育英」というスローガンを掲げながらやってきました。このスローガンは、大きな災害があったとしても困難を乗り越えて前進する、学校全体と生徒の精神を象徴しているのです。今日皆さんがこの場にいらっしゃった勇気を讃えるとともに、自分の志を貫いて、最後は必ず高校卒業資格を得ていただきたいと思っています。本校は、皆さんに強制はしません。広域通信制課程はあくまでも一人ひとり、自分の学校づくりをする場所です。ILC宮城の先生方もサポートしてくださいますので、一緒に学んでいきながら、高校卒業資格取得のためにしっかり歩んでいただきたいと思います。
 

ILC宮城 新入生歓迎の言葉【全文】


春の日差しを感じる季節となり、福寿草が可憐な花を咲かせています。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。全校生一同、新入生の皆さんのご入学をお祝いしますとともに心より歓迎いたします。

私は当初本学園への全日制課程のコースに入学したのですが、いつしか自分とクラスメイトの学力の差を感じるようになったことから、周りの人たちとなじめず孤独感から自分を追い込んでしまいました。
その時、母から本学園の通信制課程を進められ、ホームページに掲載されていた ILC宮城・青森・沖縄の合同研修旅行や東和蛍雪校舎研修に魅力を感じ、通信制課程の転籍を決意しました。転籍する前は通信制課程での学習の仕方が分からず不安がありました。しかし、通信制課程ではスクーリングの受講回数やレポートの提出枚数が教科ごとに決まっているため、レポートの提出期限に合わせ、個人のペースで学習を進めることができます。私は平日に学習室を多く利用しています。自分のペースで静かに勉強できる環境が自分に向いていると感じています。

皆さんの中には、卒業後の進路に不安を感じている人もいるかと思います。卒業後、就職や専門学校、大学への進学を希望する人もいるかと思いますが、先生方が相談に乗ってくださいます。進路に関する不安は、努力次第で新しい希望に変わります。それが通信制課程の魅力だと思います。私は現在養護教諭の資格を取得するため、宮城県内の大学進学に向けて勉強しています。苦手教科を克服していくことは難しいですが、自分で考え、工夫し、行動したという自学自習の経験はこれからの人生においてきっと役立つはずです。

通信制課程での学習と受験勉強を両立させ、大学合格を勝ち取りたいと私は思っています。また、通信制課程には授業以外にもたくさんの校外学習の機会があります。私はボランティア清掃、東和蛍雪校舎研修、科学館学習、沖縄・青森合同研修旅行に参加しました。特に、2泊3日の合同研修では、西京極のスタジアムで全国高校駅伝大会を観戦し、仙台育英学園のユニフォームを着た選手が陸上競技場内に入ってきた時、3ILCのみんなで声を枯らして応援しました。普段はテレビで見ていますが、この日は同じ学校の生徒として応援に加わることができ、その場の一体感にとても感動しました。また、自由行動の際、京都内の金閣寺を訪ねたり、日常生活であまり利用したことのないバスに乗ったりして、京都散策をしました。この研修を通して仲のいい友人が増え、通信制課程での学習がより楽しいものとなっています。

最後に、今後同じ仙台育英学園高等学校 広域通信制課程の生徒としての誇りを胸に、真摯に学習に向き合う姿勢を大切にして、高校卒業資格を習得し、共に夢の実現を目指していきましょう。
 
令和7年4月12日
在校生代表 

INFORMATION