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2020.03.25

ILC宮城 令和元年度第22回後期卒業式

通信制で身につけた学習の習慣は、
将来必ず自分の役に立つはずです

 3月1日(日)、仙台育英学園高等学校 広域通信制課程ILC宮城の令和元年度第22回後期卒業式が行われました。この日卒業を迎えたILC宮城の卒業生は41名。今回の卒業式は新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、簡略化した形で進行され、卒業証書は宮城野校舎の中講義室でそれぞれの担任の先生から一人一人に手渡されました。当初、式で読み上げられるはずだった卒業生による答辞は、プリントで会場の全員に配布されました。全文をここにご紹介します。
 

卒業生代表答辞【全文】

 暖かい陽の光が降り注ぎ、桜の蕾も膨らみ始め、春の足音が間近に感じられる今日この佳き日、加藤雄彦理事長校長先生をはじめ、御来賓の皆様、諸先生方、保護者の皆様にご列席を賜り誠にありがとうございます。また、私たち卒業生41名に対してかくも盛大な卒業式を挙行していただきましたこと、卒業生一同感謝の念に堪えません。

 私たち生徒一人一人は、それぞれの事情や思いがあり仙台育英学園高等学校広域通信制課程に転入しました。しかし、その頃の私は通信制課程を卒業するのはとても難しいと思っていましたし、また何事に対しても自信がもてないでおりました。しかし、実際に通学してみると、先生方にたくさんのサポートを受けました。友人からもレポート等の分からない箇所を丁寧に教わり、通信制課程に対する考え方が次第に変わり、少しずつ前向きに取り組めるようになりました。そして、アルバイトと学業の両立が出来て、充実した二年間を過ごすことができました。私は学業の面ではスクーリングにはしっかりと参加すること、レポートは提出期限内に提出することを自分に言い聞かせてきました。このような習慣を身に付けたことは、将来必ず自分の役に立つことだと思っております。

 学校行事では、ボウリング大会に参加しました。他人と関わることなので、少し気恥ずかしい思いもありましたが、勇気を出して参加しました。これが私の大きな一歩でもありました。大会ではグループに分かれて、初対面の人も多くいましたが、その中で、ボウリングを通じて全員が打ち解けて楽しく行うことができました。この参加によって、通信制課程で勉強することがますます楽しくなってきました。

 両親には高校生活において、たくさん心配をかけました。全日制課程から通信制課程に進路変更する時から卒業まであらゆる面で両親のサポートがなければ今の自分はなかったと思います。本当に感謝しています。

 通信制課程の先生方はとても話しやすく、担任の先生は進路相談の際、親身になって相談に乗ってくださり、専門学校に合格した時、一緒に喜んでくださいました。今後私はスポーツトレーナーを育成する専門学校に進学します。これまでの勉強とは違って専門分野の勉強となるため、将来の夢を叶えるために、何においても学業を優先し、全力で取り組み、通信制課程の二年間とはまた一味違う、新しい日々を過ごしていきたいと思います。

 最後になりますが、どんな時も私を支えてくれた家族、一緒に過ごしてくれる友人、そして加藤雄彦理事長校長先生をはじめとする先生方、長い間ご指導いただき本当にありがとうございました。今後も新しい生活においてそれぞれの課題に励む私たちをどうか温かく見守っていただけたらと思います。仙台育英学園高等学校の益々の御発展と、加藤雄彦理事長校長先生をはじめとする諸先生方、御来賓の皆様の御多幸をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。


令和2年3月1日
卒業生代表

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