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ILC宮城 INFORMATION

2018.05.30

ILC宮城 平成30年度 第21回前期入学式

入学した今、抱えている不安は
卒業するときに自信に変わるはずです

 4月8日(日)午後、仙台育英学園高等学校 広域通信制課程 ILC宮城の平成30年度第21回前期入学式が挙行されました。会場の宮城野校舎のオークルームには37名の新入生が揃いました。
 校長先生は式辞の中で3月に行われたILC宮城の卒業式に触れ、「卒業証書には通信制の何人目の卒業生だという番号を振るのですが、これが2000番を超えました。ILC宮城は21年目を迎えるので、毎年100名ほどの人たちが卒業していることになります」「今は友達ができるか、学校に馴染めるかと様々な不安をお持ちだと思いますが、皆さんに卒業証書をお渡しできるときには、自信をもった表情で受け取ってくれるのではないかと思います。私はもう21年間経験してきていますから、心配する必要はありません。あとは今までと違ったやり方でできるかどうかという、皆さんの心持ちしだいです」と新入生に力強い激励の言葉をかけられました。

 ILC宮城の代表生徒による歓迎のことばもあり、「私は自分に言い続けていることがあります。それは『私は仕方なく通信制課程にきたのではなく、自分の意思で通信制課程を選択したのだ』ということです。今後辛い時期があっても通信制課程の先生や通信制課程で出会った友人に頼ってほしいと思います」と学校生活の体験とともに温かいエールが贈られました。


 

ILC宮城 新入生歓迎の言葉【全文】

 新入生の皆さん、並びに保護者の皆さま、本日はご入学おめでとうございます。
 在校生を代表しまして、新入生のご入学をお祝いするとともに、心より歓迎いたします。
 
 私は中学校3年間午前中病院に通い、午後から中学校に登校していました。しかし、中学校3学年に進級すると同時に体調不良が続き、学校に行くことすら困難になり、通信制課程で高校卒業資格を取るという選択肢を選びました。
 当時は通信制の知識もなく、学校への期待もなく、不安しかなかったことを覚えています。しかし現在は様々な教科や行事アルバイトなどを通して、たくさんのことを学び、体験させていただいています。私が仙台育英学園高等学校通信制課程に通っていて大切にしていることがあります。その一つは「責任」です。私は面倒くさい事は後回しにしてしまうことが多く、通信制課程に入学した当初は、スクーリングを受けてもレポートが分からないと提出せず、未提出のままのレポートが山のように残っていました。このことを通して、自分で行動し学習しなければ一歩も進まないことを痛感しました。このような体験を通して、自分の将来についても前向きに考えることができるようになりました。
 
 また、全日制と違い自分にとって自由に使える時間が増えたというのも通信制課程の良いところです。しかし、時間の使いかたは人によって様々です。同じ時間でもその時間を怠けて過ごすこともできれば、何かに打ち込んで過ごすこともできます。これも自分の責任です。この自由な時間を自分のためにどう生かすか考える必要があります。したがって「チャンスがあったらやる」と言わずに、何事にも積極的に頑張れば充実した生活が送れると思います。
 私は自分に言い続けていることがあります。それは「私は仕方なく通信制課程にきたのではなく、自分の意思で通信制課程を選択したのだ」ということです。今後辛い時期があっても通信制課程の先生や通信制課程で出会った友人に頼ってほしいと思います。たとえ思うようにいかない時期があったとしても、通信制課程にはそのような時期を支えてくれる友人との交流の場があります。ボーリング大会・沖縄研修獲旅行・楽天の野球応援・蔵王スキー旅行・うみの杜水族館見学など魅力的な行事が多くあり、行事に参加することで親しい友人ができることと思います。
 
 新入生の皆さん。仙台育英学園高等学校通信制課程の生徒として自覚と責任を持ち、共に頑張りましょう。
 これを歓迎の言葉とさせていただきます。
 

平成30年4月8日
在校生代表

ILC宮城