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ILC宮城 INFORMATION

2018.10.30

ILC宮城 平成30年度 第21回前期卒業式

仙台育英の同窓生として、
堂々と胸を張ってください

 広域通信制課程ILC宮城の平成30年度第21回前期卒業式が9月29日(土)、宮城野校舎オークルームを会場に挙行されました。ILC宮城の卒業生は6名。校長先生から卒業生一人ひとりに、高校卒業資格として卒業証書が手渡されました。
 校長先生は式辞の中で、「仙台育英学園は今年で創立113年です。皆さんはこれから社会に出ても、7万6千人を超える卒業生の一員として、一番大切な建学の精神、“至誠”を胸に、堂々と生活していってください」と温かい激励の言葉をかけられました。
 答辞では卒業生代表が「先生に苦手な理数系の問題をわかるまで教えていただき、合格点をもらうことができました。先生方から一生懸命に教えていただいたことに感謝しています」と学校生活を振り返り、「先生方から教えていただいた事を心に留め、仙台育英学園高等学校の卒業生として恥じないような生き方をしていきたいと思います」と力強い抱負を述べました。


 

卒業生代表答辞【全文】

 爽やかな秋晴れが広がるこの日に、私たちILC宮城の6名は仙台育英学園高等学校広域通信制課程を卒業します。加藤雄彦校長先生はじめご来賓の方々・先生方・保護者の皆様にはご多忙の中御列席賜り、卒業生一同心より御礼申し上げます。

 私は全日制課程に在籍しておりましたが、2年生の11月に通信制課程に転籍しました。当時は不安な気持ちで生活していたことを覚えています。レポート・スクーリング・試験をうまくクリアできるか、友達はできるのかそんなことを考えていました。

 そのような中、せんだいうみの杜水族館への校外学習に参加し再会した友人と、楽しく時を過ごし安心したことが嬉しい思い出として残っております。そして、スクーリングに出席し、リポートを提出することで徐々に通信制の仕組みにも馴染んできました。

 私は理数系の科目と社会が苦手で、リポート学習時に苦労しましたが、担当の先生に友人と一緒になって分からない問題をわかるまで教えていただき、合格点をもらうことができました。先生方から一生懸命に教えていただいたことに感謝しております。

 平日はアルバイト、土曜日は学校と休む日がなく辛い時もありました。しかし、私の周りにはいつも支えてくれる人たちがいました。特に母には言葉で言い表せないくらい感謝しています。こんな私をいつも支えてくれてリポートの進み具合、スクーリングに出席する際の協力など数え切れないほどサポートしてもらいました。今、私が卒業できるのも家族の協力があったからこそです。

 卒業後は介護施設への就職を希望しています。その理由は、小学校の頃祖父が他界し、一人暮らしをするようになった祖母と私が二人で暮らすようになり、そのような中でお年寄りの方々と接する機会が多くなり、人と人が繋がる職業に興味をもち、福祉関係の仕事をしたいと思うようになったからです。

 私の好きな言葉に「安心立命」という四字熟語があります。その意味は「人力のすべてを尽くして身を天命にまかせ、いかなる時も他のものに心を動かさないこと」というものですが、これから社会に出るにあたって、辛いことや苦しいことも多々あると思いますが、「安心立命」という言葉を胸に、前を向いて歩んでいきたいと思います。

 最後になりますが、ここにいる6名はこれからも成長していきます。家族のみなさん・先生方、私たちはまだまだ未熟者ですが、これからもどうか暖かく見守っていただければ幸いです。

 卒業後も、先生方から教えていただいた事を心に留め、仙台育英学園高等学校の卒業生として恥じないような生き方をしていきたいと思います。

 最後に加藤雄彦理事長校長先生をはじめ、ご来賓の皆様、先生方のご健康と御多幸をお祈りすると共に、仙台育英学園高等学校のますますの御発展を心より申し上げ、答辞とさせていただきます。

平成30年9月29日
卒業生代表

ILC宮城