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ILC宮城 INFORMATION

2019.11.01

ILC宮城 令和元年度 第22回前期卒業式

高校卒業資格を取得したことで得た自信は、
これからも大きな原動力となるはずです

 広域通信制課程ILC宮城の令和元年度第22回前期卒業式が10月6日(日)、宮城野校舎オークルームを会場に挙行されました。ILC宮城の卒業生は13名。校長先生から卒業生一人ひとりに、高校卒業資格として卒業証書が手渡されました。
 校長先生は式辞の中で次のように温かい激励の言葉をかけられました。「皆さんが高等学校の卒業資格を取得するまでには、おそらく本人にしかわからないご苦労があったと思います。本校の“逆転の仙台育英”という言葉はまさに、厳しい状況から立ち向かっていくということを表しています。卒業後もその気持ちを忘れずに仙台育英の卒業生として堂々と生きていってください。いつでも私たちは皆さんを見守っています。」

 答辞では卒業生代表が「前籍校では、人間関係で悩み、ストレスで体調を崩し休みがちになりましたが、仙台育英の広域通信制課程に入学してからは一生の友達と呼べる4人の親友との出会いもあり、毎日が充実していました」と学校生活を振り返りつつ、「一日一日を大切に過ごし、次の目標に向かって一生懸命勉強に取り組みたいと思います」と力強い抱負を述べました。

 

 

卒業生代表答辞【全文】

 紅葉も色付き始め、虫の音が秋の深まりを思わせる、このよき日、私達卒業生13名は仙台育英学園高等学校広域通信制課程を巣立ってまいります。
 本日は、私達卒業生のためにかくも盛大な卒業式を挙行していただき、ありがとうございます。
 また加藤雄彦理事長校長先生より大変温かいお言葉をいただき、卒業生を代表して心より御礼申し上げます。
 私達13名は、今まで優しく指導してくださった加藤雄彦理事長校長先生、通信制課程の先生方、お忙しいところご臨席いただいたご来賓の皆様、そして、どんな時も私達のことを真剣に考えてくれた家族に見守られながら、卒業証書を手に新しい人生の扉を開こうとしています。

 広域通信制課程で過ごした日々は、一生の友達と呼べる4人の親友との出会いを与えてくれました。一緒にリポートを学習したり、難しい問題を教えあったり、談笑したことは、私にとって心の支えとなる思い出です。前籍校では、人間関係で悩み、ストレスで体調を崩し休みがちになりましたが、仙台育英学園高等学校広域通信制課程に入学してからは毎日が充実していて、山形県からの通学も苦になることはありませんでした。この2年間、こんなにも歳月の流れを早く感じるのは、楽しく充実した日々が過ごせた証だと思います。

 私の好きな言葉の一つに、「一日一生」という言葉があります。
 『朝は誕生、夜は死で一日という一生を終える。これを寿命の数だけ繰り返すが、人の寿命はいつ終わるか誰も予測できない。だから、毎日をその日を一生と思って悔いなく生きる気持ちが大事』という意味です。私も一日一生という言葉を胸に一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

 卒業後は、仙台医療秘書福祉専門学校の医療秘書科へ入学します。将来は、小児科の医療事務に就職できるよう一生懸命勉強に取り組みたいと思います。
 また、家族には長い間大変迷惑をかけてきましたが、両親の愛情を感じなかった日はありません。いつも穏やかな両親に温かく見守られ大切に育ててもらったことに感謝しています。

 最後になりますが、ここにいる13名はこれからも成長していきます。先生方、ご来賓の皆様、私達はまだまだ未熟者です。これからもどうぞ温かく見守り、ご指導くださいますようお願いいたします。
 仙台育英学園高等学校のますますのご発展と、加藤雄彦理事長校長先生をはじめ諸先生方、ご来賓の皆様のご多幸をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。

令和元年10月6日
卒業生代表

ILC宮城