4月14日、ILC沖縄の 平成30年度 第5回前期入学式が挙行されました。会場である「沖縄市民会館中ホール」に集まった新入生45名が、加藤雄彦校長先生から入学許可をいただきました。高校卒業資格取得を目標に、仙台育英での新しい高校生活のスタートをきったことになります。式ではILC沖縄に在籍している代表生徒から新入生にと、歓迎のことばが贈られました。その全文を紹介します。

　新しくILC沖縄の仲間となりました新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 新しい仲間が増えることを私たち在校生一同心から歓迎します。

　スタートの今は、これから始まる高校生活に期待や楽しみがある一方、不安や緊張感もあるかもしれません。私たちも入学当初は、「通信高校ってどんな所だろう」「どういうふうに勉強するのだろう。」など、期待とともに不安もありました。でも、ILC沖縄には、たくさんの先生方や仲間がいて、一人ひとりのことを気にかけ、いつでも話しかけてくれるので、すぐに不安はなくなると思います。

　まず、勉強面ですが、私達の学校は、全日制高校の一斉授業とは異なり学習科目や時間割を自分で計画し、グループ学習、個別学習、ネットスクーリングなど、自分にあった方法で学習します。また、火曜から土曜日の週５日間学校があいているので自分のペースでレポートを仕上げることができるのもILC沖縄の良いところです。

　学校行事では、新入生歓迎BBQ会、フィールドワークやクリスマス会、新年会など一年間を通して楽しい行事があって、そこで同級生や先輩、先生方との交流を深めることができます。二月には、宮城、東京への研修旅行があり、去年は、私も参加しました。 グループで計画して行う東京自由散策、ディズニーでの絶叫マシーン体験やパレード見学など楽しい思い出が出来ました。研修旅行の中でも、一番印象に残ったのが、本校のある宮城県の女川町を訪れたことです。津波被災地女川町で七年前の津波の映像を見て、自然災害の恐ろしさを改めて感じました。その中から立ち上がって復興していく街の様子に、前を向き進んでいく人々の力強さとそれを支える人たちの優しさに感動を覚え、元気と力をもらいました。また、本校のすばらしい学校施設の見学と学生寮での宿泊も楽しい経験でした。

　ILC沖縄には二年連続全国大会出場のサッカー部があります。このように、部活や行事など色々な面で充実しているのが私たちの学校です。

　最後に、一番大切なことですが、通信制高校は、自分のペースで学習できる一方、時間割が決まっている全日制とは違い、自分自身で学習を計画して行くので、レポートをため込んだりすると、締切近くになって慌てて困ることがあります。私は入学当初は計画的にレポートを進めていましたが、だんだん気持ちにゆるみが出てきて大慌てをしたという苦い経験があります。しっかり計画を立てて、最後まできちんとレポートに取り組んで行くことが大切だとわかりました。
　新入生の皆さん、今日から、ILC沖縄で勉強、部活、行事と、色々なことに積極的に参加し、一緒にたくさんの思い出を作っていきましょう。

平成３０年４月１４日
ILC沖縄 生徒代表