ILC沖縄の生徒が、6月26日（水）にフィールドワークを行いました。テーマは「沖縄の生活の成り立ちについて」です。宜野湾市と浦添市の史跡を巡りながら、国語的・理科的視点から学習を行いました。
 

　まずコザスクーリング会場で事前学習を行いました。「石灰岩」について学んだあと、地層の種類と湧水のしくみ、鍾乳洞の成り立ちを実験による化学反応式で勉強しました。
　その後はいよいよマイクロバスに乗ってフィールドワークへ出発です！ 先生方の話を聞きながら、実際に宜野湾市大山の湧水、普天間神宮の鍾乳洞を訪れました。

　バスの中では沖縄本島の地層についてのお話を聞きました。そこから地層のできる過程で湧き水、鍾乳洞が形成されたこと、さらにそれによって、古代の人々の生活の仕方（狩猟生活から農耕生活、集落の形成など）が変遷したことを学びました。

　また、現在でも湧き水を使って沖縄の名産である「田芋」栽培につながっていること、人々の生活の変遷から集団形成を成し、王や鍾乳洞の生い立ちに伴う琉球の伝説など…。歴史を紐解き、その出来事が繋がっていく面白さを発見することができました。
　教室で学んだことを実際に自分たちの目で確かめ、より楽しく学ぶことができた1日となりました。