一般の授業でもWi-Fiでネットにアクセスしたり、
イヤホンから耳に入る単語を打ち込んでいったり

コースの1年基礎教科は、国語、数学、英語、理科(化学・生物・物理)。情報科目は「社会と情報」「アプリケーション」「グローバルライセンス」の3教科。グローバルライセンスは、現在、MOS Excelの資格試験に合格するための対策を学んでいる。ただ、現時点では、すべての授業をSurfaceで、というわけではない。数学の授業は従来の教科書とノートでおこない、理科は実験などもあるので、Surfaceと普通のノートを併用している。

だが、多くの授業でSurfaceは活用されている。

「たとえば国語の授業では、ある文学作品の作者についてレポートを提出しなさいという課題があり、各自がWi-Fiでネットにアクセスして作者のプロフィールや創作歴を検索して、調べた結果をWordにまとめて共有のファイルに送信する… というかたちでSurfaceを活用しました」

また、月曜日の英語の授業は、Surfaceでディクタン(Dictan)という英語学習ツールを使ってリスニングのドリルを解く。

「Surfaceにイヤホンをつなぎ、問題スタート! 1問ずつ発音される英語を聴いて、その単語や英文のスペルをキーボードに打ち込んでいきます」

その場で正解がわかり、次の問題へと進んでいくドリル形式。

「同時通訳のように、耳から聴いた英語をキーボードで打つ速さと正確さが求められ、このドリルを進めていくうちに、リスニングの力もいつの間にかアップしていることに気づきました」