Photo/資格取得を目指すグローバルライセンスの授業【宮城野校舎 南冥パソコンルーム4F】

パソコンの知識がほとんどない状態で
情報科学コースへ

情報処理検定やMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などの資格取得を目指す「グローバルライセンス」という授業を、情報科学コースでは3年間全員が履修している。資格取得はコース全体が掲げる共通目標のひとつ。情報処理検定のほかにも阿部くんは1年生の3月に、榊原くんは2年生の5月にMOS エクセル スペシャリストの資格もそれぞれ取得している。

「資格を取得していくのが好き。資格に向けた勉強が今とても楽しい」という阿部くんと、「ExcelとかWordとか、会社で将来的に使える資格を取っていきたい」と話す榊原くん。本校の情報科学コースを選んだ理由について聞いてみると、二人から意外な答えが返ってきた。

「実はパソコンはあまり触ったことがありませんでした。家にもパソコンはなく、ローマ字すら打てなかった(笑)。だからこそ、敢えての情報科学。パソコンを克服するためにも入学しようと決めました」(阿部くん)

「僕も入学前はパソコンはあまり得意ではなくて。でも情報系には興味がありました。それで仙台育英の情報科学コースを見つけて、この高校いいな、と思って入学しました」

パソコンの知識がほとんどない状態で入学したという二人にとって初めての「IT系」の授業はどのようなものだったのだろうか。

「操作方法が全然わからなくて、友達に教えてもらいながら少しずつ、という感じです。最初は、キーボード入力を覚えることからスタートしました」(阿部くん)

「入学して1週間しないうちに、Surface(タブレットPC)が一人一人に貸与されました。最初はとまどいましたが、授業で使ったりしているうちに好きになってきて。もっと覚えてみたくなって自分でも勉強しました」(榊原くん)