Photo/AI・プログラミングの授業【宮城野校舎 南冥パソコンルーム5F】

3年生はプログラミング言語で
3DCGのオリジナルゲーム開発に挑戦!

本コースの特徴的な授業のひとつとして「プログラミング」も挙げられる。「アンドロイドスタジオ」というツールを使い、1、2年生で簡単な操作から段階的に慣れていき、3年生では難易度の高いゲームやアプリの開発に挑戦する。今年3年生の生徒が作成した「おみくじ」アプリが現在Google Play(デジタルコンテンツの配信サービス)上で配信されている。

そのアプリ開発などの前段階として1、2年生で設定されているのが「創作演習」という授業だ。ソフトを使って簡易的にゲーム開発を体験できる。最初は、ジャンケンゲーム、体重管理測定アプリなど比較的簡単なものをソフトを使って作成することで、アプリ開発のアウトライン的な部分を理解する。2年生になると、スライドショーに音声を流したり、自動的に写真を切り替えるなど、アレンジを加えることを学習し、徐々にレベルを上げていく。

そして2年生の後半で阿部くんと榊原くんが挑戦しはじめたのが、3DCGのゲーム開発。最初は難しいコードは使わずに「Unity(ユニティ)」というソフト(ゲーム開発プラットフォーム)で、ペイントソフトのような直感的な操作をしながら、画面上に3DCGゲームのステージを構築していく。オリジナルの島を地形から作って、宝物を上から落とし、アバターを操作して見つけるゲームだ。

「最初のうちは失敗して動かなかったりしたのが、最後に動いたときは本当に嬉しくて達成感がありました。専門分野を学ぶコースだから先生方も、どうしてダメか、という理屈までとことん掘り下げて教えてくれるのでとてもわかりやすいです」(阿部くん)

情報科学コースの日野彰先生は「生徒たちはそれぞれ創意工夫をしながら、楽しんでやっているようです」と話す。「Unityもアンドロイドスタジオも海外のフリーソフト。良いソフトが出てくるので積極的に取り入れています。例えば3年生は、ロボットにプログラミングする授業も始めています。Python(パイソン)というプログラミング言語を活用して、人工知能(AI)について勉強しています」。