Photo/令和元年(2019)の秀光祭ステージでの演奏風景(宮城野校舎ゼルコバホール)

秀光オーケストラ誕生の種子は
開校当初から撒かれていた

秀光開校の年に弦楽部がスタート

秀光オーケストラ部の今を語る前に、部誕生から現在へと至る道のりをたどってみよう。

秀光は“Language, Music & Science”を教育の軸として、開校時から“Music”の実践として、フルートやホルン、トランペットなどの管楽器の演奏技術を学ぶ時間が音楽の授業の中に取り入れられてきた。

一方で開校と同時に、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロなど、弦楽器のみによる“弦楽部”もつくられている。オーケストラ部誕生の“種子”は秀光開校の年、平成8年(1996)に撒かれていたのだ。

開校5年目、弦と管が合体して

音楽の時間での経験を通して演奏する楽しさをおぼえてくると、授業で管楽器を学ぶ生徒の心の内に、“より音楽的なことに挑戦してみたい”という気持ちが生まれてきた。その結果として、部活動として吹奏楽部をつくりたい、という要望が出てきた。

「それなら“管楽器と弦楽器とを合体させてオーケストラ部を”となり、開校当初から期待されてきた秀光オーケストラ部創部へと発展しました」

開校時から音楽の授業とオーケストラ部の指導を担当されてきた牛渡純先生は、“秀光オケ部誕生”のいきさつをこのように話す。秀光開校、弦楽部創部から5年目のことだ。