窓を開け、“3密”を避け、
夏の暑さに耐えながら

オンラインで秀光祭!

そして今年、春の『スプリングコンサート』、夏の『フレッシュコンサート』、プロ演奏家とのジョイントコンサート等、すべての演奏の機会を断念せざるを得なかった。もちろん、『高校音楽祭』『管弦楽祭』も。しかし、7月、思いがけない朗報が飛び込んできた。「秀光祭決行!」のニュースだ。

新型コロナウイルス流行の中で、通常どおりの秀光祭を開くことは難しい。しかし、今年は秀光初の試みとして、秀光祭をオンラインで、YouTube上で行おうということになったのだ。公開日は10月3日に、収録はその3週間前の9月下旬。気落ちしていた部員たちの心に、明るい光が灯った。部員たちは恒例の一大イベントに向けての練習を開始した。

築き、継続してきた夢や憧れを絶やさずに

練習は“3密”を避け、大きな扇風機を回し、窓を明け放った教室内、夏の暑さの中で続けられた。ゼルコバホールのステージ上での小編成での練習も互いの距離をとりあいながら…。

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初の試みである“オンライン秀光祭”での発表をめざして練習に励んだ部員たち、彼らの心の内は…。入部した理由や、オーケストラ部で演奏することの魅力は、楽しいこと、やりがい。そして活動を通して得られたものは、未来への展望…。それぞれについての思いを語ってもらった。