【一般入試】 大学合格体験手記
 

山形大学
人文学部人間文化学科

平成21年3月秀光卒
赤井小出身


合格する一番確実な方法は
授業をしっかり受けること


授業を真剣に聞いていたおかげで
 センター試験は高得点を獲得!


 山形大学の受験を最終的に決定したのは、センター試験受験後のことです。センター試験の結果による山形大学の判定がかなり良かったことで挑戦してみようという気持ちになりました。それまで目指していたのは二次試験を重視する大学でしたが、山形大学はセンター試験の結果を重視するので、合格の可能性が高いなと思ったのです。
 センター試験では比較的大きな失敗はしませんでした。センター試験の為に特別な対策をした訳ではありません。私が6年間続けていたことといえば、学校の授業を毎日受けることです。授業を真剣に受け、先生の話を聞きもらさないようにすれば必ず高得点を狙えます。授業の中で過去問研究等も行ってくれるので安心でした。

国語の先生が休日も小論文の
 指導をしてくださいました


 山形大学の二次試験は小論文のみです。ぎりぎりまで学科試験の対策をしていた私は、具体的な小論文対策を行っていなかったことに大きな不安を感じました。しかし、国語科の先生が休日までもマンツーマンで指導してくださったおかげで、小論文の書き方をしっかり身に付けることができました。また、学年主任をはじめ、たくさんの先生方がアドバイスや応援の言葉をくださいました。そのおかげで、心にあった不安も徐々に小さくなりました。また、センター試験で、ある程度点数をとっていたということも自信に繋がりました。
 受験を終えて強く感じることは、やはり授業を受けることは大事だということです。授業をきちんと受けていれば、基礎から応用までしっかりと身に付きます。その中で、苦手なことがあれば即座につぶすべきです。授業を毎日本気で受けることは、簡単なようで実は難しいことです。しかし、志望大学に合格するには一番確実な方法だと思います。

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慶應義塾大学
経済学部経済学科

平成21年3月秀光卒
大野田小出身

自分に合った勉強法を
見つけましょう


教科書をしっかり理解することが
 合格のカギです


 大学受験をする際に大切なことは、自分がどれだけ教科書を理解しているかどうかということだと思います。大学入試の問題は高校の指導要領から出題されるので、教科書を理解していることが前提となります。多少応用問題は出ますが、教科書をくまなく読んでおいて損はないと思います。
 もうひとつ重要なのが、自分なりの勉強法を見つけることです。秀光には毎年「在卒懇」という行事があります。「在卒懇」では卒業した先輩方が学校を訪れて、自分自身の受験の体験談を語ったりアドバイスをしてくださいます。人それぞれに合った勉強法があるので鵜呑みにするのはよくありませんが、先輩の体験談を参考にしながら自分の勉強しやすい方法を見つけていくと良いと思います。
 実際に受験を体験してみて、自分の分からない所をどこまでなくせるか、ということがキーポイントになると感じました。

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聖マリアンナ医科大学
医学部医学科

平成21年3月秀光卒
天真小出身


中高一貫教育の利点を生かすのは、
自分自身のやる気です


自然と受験態勢に入れる
 カリキュラムでゆとりが持てました


 目標を医学部に絞ったのは、5年生になってからです。それまでは文系の心理学にも興味がありました。でも、父が医師で、6歳上の姉も秀光から医学部に入ったので、結局は知らず知らずのうちに同じ道を意識するようになっていました。受験勉強を始めるのは遅れましたが、焦る気持ちはありませんでした。秀光では5年生までに一般の高校課程の授業を終え、6年生では受験のための演習が中心となります。だからゆとりを持って受験態勢に気持ちを切りかえることができました。

「化学実験講座」で実験器具の
 使い方をしっかりマスター


 目的を絞ってからは自分なりに頑張ったと思います。気休めに予備校の講習を申し込んだりもしましたが、実際は学校のカリキュラムで十分でした。夏休みや冬休みには講習もあり、「Z会のフォローアップ講座」や放課後の「特別講座」など学習環境は整っているので、後は自分のやる気だけです。
 特に面白くて興味があったのは、東海林恵子先生の特別授業「化学実験講座」です。先生の普段の化学の授業も実験は多いのですが、この講座はまさに実験だけ。実際に体験することでいろいろな実験器具の使い方を自然に学ぶことができました。体で覚えたことは身につきます。入試本番で実験に関する問題が出たときは、難なく解くことができました。苦手な古典は特別講座で補ったほか、医歯薬系志望者向けの小論文対策の特別講習も受けて、受験に備えました。

アットホームな雰囲気で
 充実した学校生活でした


 秀光の学校生活はアットホームな雰囲気で、先輩や後輩とも仲がよく、毎日が本当に充実していました。受験生といってもぴりぴりした雰囲気はなく、卒業するまで楽しい日々を過ごすことができました。特に思い出に残っているのは生徒会活動です。4年生と5年生の2年間、球技大会の実行委員長を引き受けたのですが、試合数や時間の配分、チームの割り振りなど決めごとが多く、当日までの準備は大変でした。人をまとめる難しさも味わいましたが、やり遂げたときの達成感や感動は今もはっきり覚えています。 
 振り返ると、自分の限界まで挑戦したとは言いかねる6年間。もっと頑張れたのではないかという反省は残ります。与えられた環境を生かすのは自分。やる気になる状況をつくっていくのも自分です。「自分がどのような道に進みたいのか」というはっきりした目標があれば、おのずとやるべきことが見えてくると思います。


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岡山理科大学
理学部臨床生命科学科

平成21年3月秀光卒
杉の入小出身


将来の夢のために中高一貫校に進学
部活、各種の研修も充実した6年間でした


勉強法を工夫して
 部活動と両立させました


 小学生のころに見た救急救命のドキュメンタリーに影響を受け、将来は人を救える医療系の仕事に進みたいと思いました。そうなると学校も中学校から選ばねばと親に相談して、秀光に入学しました。中高一貫だから一年ごとに学習内容がはっきりしているし、海外研修のユーロスクールなど、勉強以外のカリキュラムもしっかりしているのが魅力でした。
 入学してすぐに学校の寮で2週間過ごす研修「ニューライフプラン」があり、自然と勉強をする習慣と自立心が芽生えました。最初の3年間は英語をしっかりと学習しました。ネイティブの先生の授業で自然な交流を学んでいたので、ユーロスクールに行っても閉じこもらずに会話できました。部活動はオーケストラ部でヴァイオリンを5年生まで続けました。しかし、本格的に受験を見据えるようになってからは部活と勉強の両立に悩みました。土日の練習が朝9時から夕方4時まであり、大変じゃなかったといったら嘘になります。でも、朝早く起きて先に勉強してしまうなど、両立するために努力をしました。結果的に、部活のおかげで勉強の習慣ができたと思います。

先生方の的確なアドバイスや
 バックアップに支えられて


 将来は医療関係と決めていたので、化学の東海林恵子先生が教えてくださった長町病院の「1日医師体験」のお話にはすぐに飛びつきました。長町病院では貴重な体験をすることができました。6年生の夏には、やはり東海林先生の情報で応募した「サイエンスキャンプ」に合格し、筑波大学の動物衛生研究所に行きました。全国から集まった8名が解剖や臨床検査を経験し、同世代の人と夢を語り合える“濃い3日間”でした。体験を通して、臨床検査技師になりたいという思いがさらに強くなりました。
 6年生になると、朝は早めに登校して自習しました。5年生までにカリキュラムを全部終了しているから、1年間の授業は復習です。わからなかった部分も理解できたし、レベルアップできました。受験勉強はいろいろな参考書を買わず、「1冊と決めたらそれを何回でも解いて完璧に覚える」というのが私のやり方です。いろいろ手を出すと結局全部わからなくなりますから。間違った問題があったら丸印を付けて、もう一回繰り返し解いてまた間違ったら別の色のペンでまた丸を付ける。何周もするから、できない問題には何個も丸が付いています。ノートには、間違えた理由なども詳細にメモしました。あと、問題の答はすぐに見ずに最初の30分は自力で解き、その後はヒントを見て解き直す。どうしてもわからないときは、先生に質問すると、時間を取ってくださいました。
 岡山理科大学は遠いけれど、臨床検査技師になれることと、成績がいいと学費免除など努力すればするだけ評価をもらえるスカラーシップ制度のある大学だと聞いて、選びました。受験に関する情報は積極的に「自分で調べろ」と言われていたし、先生方からもたくさん情報をいただきました。受験には、目標と計画性が大切です。6年間の学校生活は、先輩・後輩の仲がいいし本当に楽しかった。一生の友達もできたし、思い出もたくさんあります。
 将来は臨床検査技師になってチーム医療に欠かせない一員として働きたいし、同時に研究もしたいと思っています。

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