【推薦入試】

 

東北大学 文学部人文社会学科 にAO入試で合格

 
秀光での出会いや体験で、
文学への興味が
さらに深まりました


石川 さん
平成24年3月卒
松島第二小出身


尊敬する国語科の西條先生、
いつも背中を追いかけてきました


 小さな頃からピアノやエレクトーンを習っていたので、秀光に入学した当初は漠然と音大に行きたいと思っていました。秀光に入りたいと思ったのも、秀光には音楽の行事がたくさんあり、音楽と勉強を両立できるところに魅力を感じたからです。
 その考えが徐々に変わってきたのは、秀光3年生のあたりから。もともと、本を読むのも文章を書くのも好きなほうでしたが、国語の面白さに引き込まれていったのは、確実に国語科の西條静恵先生の影響です。2年生の頃から教わっていたのですが、すごい先生だと常々思っていて、いつも先生の背中を追いかけてきました。東北大学文学部は西條先生の出身大学でもあります。
 秀光では、さまざまなコンテストに挑戦する機会にも恵まれました。なかでも、東北大文学部主催の『青春のエッセー 阿部次郎記念賞』に応募したことは、合格につながった要因のひとつだと思います。応募したのは、西條先生の勧めです。昨年は入賞、今年は最優秀賞に次ぐ優秀賞をいただきました。また、秀光生が5年生の時に必ず書く8000字論文というものがあるのですが、この論文を仕上げたことも大きな体験でした。題材は夏目漱石の『こころ』。文学部に進もうと決めたきっかけにもなった、とても影響を受けた作品です。校内の審査では優秀賞をいただきました。
 音楽をやりたくて入った秀光でしたが、おそらく秀光に入っていなかったら東北大文学部を目指していなかったと思います。


一次試験では頭が真っ白…、
面接で挽回するため徹底的に猛特訓

 東北大AO入試の一次試験は筆記問題。約一万字の長文を読んで2つの問いに答えるというものでした。制限時間は3時間でしたが、解答も一千字、二千字の長文で書かなければならないので、時間がぎりぎりまでかかってしまって…。緊張も加わって、頭は真っ白。初めて自分が文章を読めなくなるという経験をしました。一次試験のあと、西條先生に復元解答を見ていただいたら「やっぱり心配だね」と(笑)。二次試験の面接に向けて、西條先生に東北大の面接の傾向と対策をピンポイントで教えていただきながら、徹底的に猛特訓を受けました。そのほか、複数の先生方にも面接の指導をお願いしました、その甲斐あって、面接は落ち着いて受けることができました。
 大学で研究してみたいテーマは、古典文学です。秀光の授業「古典講読」で、源氏物語のレポートをグループで仕上げたのですが、大学ではこの作品をさらに突き詰める研究をしてみたいと思っています。

 
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