【一般入試】

 

東京大学 理科I類 に一般入試で合格

 
コンテストに挑戦することで、
好きな理数系科目の実力を
磨いてきました


佐藤 くん
平成24年3月卒
塩竃第二小出身


秀光の先生方の勧めで
毎年理数系コンテストに出場


 秀光に入ってみて驚いたのは、当時同じ1年生だった郷古廉くんの存在でした。彼は現在ヴァイオリニストとして活躍しているのですが、入学直前にヴァイオリンの大きな国際大会(ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリン コンクール)で1位になるようなすごい人でした。こんな特別な活動をしている生徒も通う学校なんだと実感しました。
 私も郷古くんのように6年間、好きなことに打ち込むことができました。私の場合は、数学と物理。授業はもちろん家に帰っても眠るまで、通学の途中も、いつも頭の中は数学の問題でいっぱい。秀光の先生方の勧めと指導もあって、これまでさまざまなコンテストに挑戦してきました。1年生のときの『日本ジュニア数学オリンピック』への挑戦からスタートして、「物理チャレンジ』、『化学グランプリ』、『日本数学オリンピック』…。6年生のときには、タイ・バンコクで行われた『第42回 国際物理オリンピック2011』に5人の日本代表の1人として出場し、金メダルを獲得することができました。各大会で賞をとれたことももちろん嬉しかったのですが、合宿や交流会でいろんな人に出会えたことも大きな収穫でした。意識が高い人ばかりでいい刺激になりました。東大を志望大学に定めたのも、コンテストで知り合った人たちが目指していたから。大学でこの仲間たちと一緒に研究してみたいと思いました。


特別授業で実験のスキルと
英語力までも強化できました

 6年間の学校生活のメインテーマは、理数系コンテストへの出場でしたから、勉強はそれを目標に据えて進めていきました。5年生のときは、週1回放課後に個人実験を行う特別授業『化学実験』に参加。東海林恵子先生の指導を受けながら、さまざまな実験に取り組みました。そのおかげで、器具の使い方やデータ処理の仕方などがスムーズにでき、コンテストでの実験の課題でとても役立ちました。この特別授業では、アメリカの大学で使用している化学実験の教科書を使っての実験もあったので、英語の勉強にもなりました。
 普段の勉強も、特別なことはせず、授業をしっかり聞くことだけ心がけました。あとは問題集を解いたり、忘れた頃に参考書を読んだり。それだけで十分だったと思います。
 秀光では、自由に好きなことに没頭できました。高校受験で中断されることなく、着々と日々の授業をこなし、自分の目標にしっかり取り組めて、とても充実した毎日でした。
 後輩のみなさんに伝えたいことは、得意教科を作っておくということ。もちろん受験も役立つし、そのあと大学で何を勉強したいかにもつながる。どんな分野で極めてみたいのか、ということが勉強の動機になるはずです。秀光で、みなさんの興味あることや得意なことを最大限に広げていってください。

 

 
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