H15年大学入試
 大学合格体験記
 志望大学に現役進学した先輩からのメッセージ
 
私たちの6年間、
そして夢の実現に向けて!!
第1期生たちの頑張りをさらに上回る
成果を あげた今年の第2期卒業生たち。
その一人ひとりは、それぞれの夢を実現するために、
6年間をどのように秀光で過ごし、 その結果、
志望大学への現役合格を現実にしたのか。
現役で志望大学に進んだ先輩たちからの
メッセージを紹介しましょう。
 

 
秋田大学
医学部1年


西尾さん
平成15年3月卒
南材木町小出身
過去にとらわれる
ことなく、つねに
前向きで!


■毎日の授業に加え
て、
 自分自身の課題もつくる

 自分のやってきた受験勉強を通して最も強く感じたのは、“数学は独学で取り組むのが一番良かった”ということです。独学といっても、もちろん授業を無視するといことではなく、“授業以外での数学の勉強をどうするか”ということなのですが、私は4、5年生のころはほとんど自分で選んだテキストをやることに費やしていました。当時はそれが最も有効な勉強法に思えたのです。
 しかし、4年生の終わりになって、私がそれまで取り組んできたテキストでは問題の練習量 が少なく、実力がついていなかったことに気づきました。具体的にはセンターチャレンジの数2Bの成績が60点という結果 だったので、青チャートを春休みから6年生の夏休みまでやって終わらせました。
 一通り青チャートをやった後はもともとあった数2Bの苦手意識も薄れ、入試問題に手が出せるようになりました。ただ、二次試験はともかく本番のセンターでは68点という悪い結果 を出してしまったので、チャートをもっと早い時期からやっておけば良かったと後悔しています。

■これから何をやるべきか…
 未来志向で努力することが大切

 それから、英数国を高2(5年生)時に、理社を高3(6年生)時にやるのが良いと一般 には言われますが、それは当たっていると思います。暗記科目の理社は5年時にやっても忘れてしまいますし、6年時に英数をやっているのでは理社まで手が回らなくなります。実際私は間に合いませんでした。だから、自分の成績に比べ高い目標を定めている人には5年(高2)時に英数の基礎固めを終わらせておくことをお勧めします。
 最後に一言、私自身の受験体験で学んだことをお話ししましょう。
 何事も諦めたらその時点で終わりです。「この大学は今の自分にはとうてい無理なんだろうなぁ」と思えば努力することもしなくなるし、「高3になってからでは遅すぎる」と思えば、やれることもやれないでしまいます。過ぎた時間を後悔するのではなく、これから何をやらなければいけないかを常に考えて勉強していくことが大切なのではないか。そう、私は思います。
 

 
名古屋大学
法学部 1年

朝倉さん
平成15年3月卒
白石第二小出身
諦めてはだめ、
自分自身を信じて
頑張り抜こう


■熱狂的な中日ファン!
 だから大学は絶対に名古屋大!!

 大学進学を志すにあたって最も大切だと思うのは、まず本当に入りたいと思う大学をじっくり探すこと。そしてその大学に対する強い思いを持ち続けること。このふたつです。
 私は昔からの熱狂的な中日ファンです。それで、かなり以前から名古屋という土地、名古屋大学という大学に強い憧れを持っていました。最初は漠然としたものであった名古屋大への憧れが、確かなものになったのは、自分の将来の夢を考えていく過程でのことでした。「名大で幅広く学ぶことで、きっと自分の将来の夢を叶えることができる」と確信したのです。

■悲惨な模試の結果を机の前に貼り
 「あきらめたら、そこで終わりなんだ」

 そして名古屋大合格に向けて、本格的な受験勉強をスタートさせました。
 しかし、現実はそううまくはいきませんでした。模試ではE判定がほとんどで、名大オープンではFに近いようなE判定。ですが、それでも志望大学を変えようとは絶対に思いませんでした。「あきらめたら、そこで終わりなんだ!」と自分に言い聞かせ、模試の結果 を机の前に貼り、やる気がなくなりそうになった時にはそれを見て、自分にはまだまだ努力が必要なんだと思うようにしていました。

■“名大への熱い思い”が
 後期試験でようやく通じて…

 ようやく冬になる頃には少しずつ結果が出始めてきましたが、本番のセンター試験において、私は名大のボーダーラインよりちょうど100点下という、とてつもないひどい点数を取ってしまいました。しかもそれは緊張、時間配分ミスといったものの結果 ではなく、自分の実力を出し切っての結果だったので、やはり自分には名古屋大は高望みだったのかと思い知らされました。しかも名大はセンター重視。それに二次試験で挽回できる分の学力もない私は絶望感に襲われました。
 しかし、先生方や友人たちに力強く励まされ、私にも合格ができる要素が一つだけ残っていることに気付きました。“名大への熱い思い”です。その結果 、二次の前期では無念の涙をのんだのですが、後期試験で合格することができました。

■私を最後まで見捨てることなく
 指導し続けてくれた先生方に感謝します

 この文章が、少しでも後輩の皆さんの役に立てば嬉しいです。「あきらめたら、そこで終わり」ということを忘れずに、自分の夢に向けて最後まで頑張ってください。最後の最後まで私を見捨てることなく指導し続けてくださった先生方には、ここで心からの感謝の気持ちを述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
 皆さんの志望校合格を心から祈っています。
 

 
順天堂大学
医学部 1年

今野さん
平成15年3月卒
宮城教育大学附属小出身
「絶対に」という
強い意志をもてば、
夢は必ずかなう。


■6歳の時から憧れていた
 「医師になること」をめざして

 「絶対に最後まで諦めない、譲らない」という強い気持ち。私が合格した一番の要因は、この強い気持ちがあったからこそだと思います。そこまで熱くなれたのは6歳のときからめざしていた「医師」という職業への憧れ、こだわりが人一倍強かったからです。
■受験勉強は数学からスタート、
 でも模試ではいつも「E判定」ばかり…
 
 具体的に勉強法はどんな感じであったのか、触れてみたいと思います。
 受験のための勉強を本格的に始めたのは、6年生(高3)の夏休みからでした。最初は数学だけ、青チャートの例題を解いて、解答が合わなかったものは解法を丸暗記する方法をとりました。これで数学はけっこう実力がつきました。ですが時間もかかり、他の教科を本格的にやり始めたのは11月という遅すぎるスタートとなってしまいました。当然模試ではE判定ばかりで、1回か2回だけD判定があったかもしれないという、文字通 り壊滅的な結果が待っていました。
■学校でのセンター過去問や
 Z会模擬問題で実力がついてきて

 そこで、11月からはセンター過去問題集と教科書に絞って勉強することに決めました。問題集ではなく過去問にした理由は、傾向と対策を頭にたたき込むためです。ちょうどその頃、学校でもセンターの過去問を取り扱う授業や模擬問題(Z会)をする機会が増えてきて、少しずつではありますが、着実に実力がついていくのがわかりました。そこでトライアルということで予備校のセンタープレテストを受けたのですが、そこでまた66%と轟沈。残り1カ月を切っていたので大いに焦り、浪人を意識し始めました。ただ、今は同じペースでやるしかないと思い、何も考えずに勉強を続けているうちに、残り1週間となってしまいました。
■先生の励ましの言葉に
 不安や焦燥感も一挙に吹き飛ぶ

 「ダメだ」と本気でそう思いました。意気消沈し、学校に行くと、一週間前ということで先生たちが話をしてくれました。その中で東海林先生が「まだ一週間もあっちゃ!」といつもの仙台弁で励ましてくださるのを聞き、なんていうプラス思考だ!と驚愕するとともに、「7日=168時間=10080分」…とわけのわからない暗算をし、こんなに時間があるじゃないかと開き直ることができました。
 そこからはもう世界で一番集中して勉強したと確信を持って言えるくらい、気力、体力が充実し、本番に自信を持って臨むことができました。
■「絶対に○○になる」という気持ちで
 自分自身をとことん信じよう

 上に述べたことが一人の力で成されたことでないのは言うまでもありません。学年一体となって張り合った友人たち、最後まで講習を続けてくださった先生方、受験生として気を遣ってくれた家族には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 最後に、後輩たちへ。「絶対に○○になる!」という気持ちがあれば(僕の場合は医者ですが)、実力は自然についていくはずです。自分を信じて頑張ってください。