【2010年度】  
 
   
SHUKOH MIDDLE SCHOOL TEACHERS
数学科 

問題を解くプロセスを
重視して本番に強い
実践的な力を養います
 
小林 祐喜
玉川大学大学院
工学研究科 博士課程後期修了
授業は先生と対話しながら

  一次関数のグラフと計算式を黒板で解説する小林先生から「このグラフの切片はどこ?」「傾きaの値は?」と矢継ぎ早に質問が飛ぶ。のんびりと教科書を眺めている暇はない。 全員が先生と向き合い、 対話のキャッチボールで理解度を確認しながら授業が進んでいく。説明が終わると指名された生徒が前に出て、 いま習ったばかりの一次関数の例題に取り組む。基本の解き方をマスターするため、 答えに至るプロセスをていねいに表記するのがポイントだ。その間に小林先生は席をまわってノートをチェック。 「xとyの値を逆にするケアレスミスに気をつけて」「このパターンはセンター試験によく出るから必ず覚えること!」と受験本番を意識した指導をおこなう。

数学の苦手意識をなくす

 「中高6年分のカリキュラムを5年で終えるほど授業のスピードが早いのかと誤解されがちですが、普通中学校3年分と同じ授業数をほぼ2年間で確保しているだけで、 進度自体は変わりません。6年という長期スパンで生徒を見られるため、各自の適性を把握した上で早い段階から大学入試を展望した教育ができるのも秀光の大きなメリットです」
 また、 生徒を習熟度別のレクチャークラスに分け、 基本の解き方を教えるクラス、応用問題に挑戦するクラスなど理解レベルに合わせた指導も。 定期考査ごとのクラス替えで努力した結果が出るので、学習意欲の向上もめざましい。 

密度の濃い6年間教育

 小林先生の大学院での専門は神経情報科学。 秀光は医歯薬系の志望者が多く、「身体や脳を輪切りにするMRI検査も数式を使った画像なんだよ」と話すと、医学と数学の意外な関係に驚きの声があがる。 計算や公式への苦手意識を減らすには、まず興味を持たせることが大切。
 「数学嫌いだった生徒が問題に食らいつく時期があります。 解くのが楽しいからもっと課題がほしい、来年度の教科書を貸してくれ、と。教師として一番うれしい瞬間ですね」
 熱意をもって勉強すれば、 おのずと実力はついてくる。数学の『わかる面白さ』をサポートするのが小林先生の授業だ。
   
 
   
 
佐藤 一雄
教頭  
宮城教育大学 教育学部 出身

 秀光では、 中高一貫教育により中学数学から高校数学へ効率よく展開します。時間数も十分確保されたオリジナルカリキュラムにより、 生徒と共に解る数学へのステップアップを目指します。

奥山 秀平
早稲田大学 教育学部 出身

 数学は、答は1つ。道筋は、いくつあっても最後は皆が1つの答にたどりつく。 そのためには、言葉を正確に覚え、計算規則を正しく使えばよい。 道筋を発見するのは君の頭の中の世界。 数学万歳!

荘司 綾
東北学院大学 教養学部 出身

 6年間の中高一貫校である秀光中等教育学校で、一人ひとりの挑戦したいこと、目標、夢を見つけ出し、それを達成するにはどうすれば良いのか6年かけてじっくり考え、充実した学校生活を送ってほしいと思います。

庄司 均
参与・教科コンダクター  
東京理科大学 理学部 出身

 過去は振り返ることができる。未来を予想するとき、自分は「現在、 何をすべきか」を考えることが大事だと思います。 「今が大切」

本木 真人
東北大学大学院 工学研究科 出身

 秀光では6カ年一貫の独自のカリキュラムを編成しています。特に高校課程の基礎を重視し、3学年から5学年にかけてじっくりと実力を養成します。また、全学年で実施している習熟度別展開は苦手克服に役立っています。

守谷 昌久
秋田大学 教育学部 出身

 基本的な問題から程度の高い問題の解法を通して、 数学の基本的な概念や原理・法則の理解を深めます。 金曜日には、 基礎力と応用する力を養成するために、特別補充授業に参加させるよう指導の強化を図っています。

吉田 明
宮城教育大学 教育学部 出身

 前期課程の1・2年を担当します。前期課程の2年間で、中学校3年間分の内容を学習します。 生徒は意欲的に数学を勉強しています。 高いレベルの難問に挑戦する生徒もいます。 わかることの楽しさや解けたときの感動をより多く味わって欲しいと思います。

吉光 章喜
早稲田大学 理工学部 出身

 生徒にあるテーマを教えながら、自分自身はそのテーマの周辺で実はいつもドキドキ・ワクワクしています。 時には予想もしなかった見方・考え方に接することがあります。この緊張感が教えることの醍醐味だと思います。

渡辺 健夫
山形大学 文理学部 出身

 中学3年分を本校では2年間で、高校3年までの範囲を5年間で学習します。 習熟度別授業を全学年で実施しており、生徒一人ひとりを大切にした少人数での授業展開が特色です。『学校は楽しく、授業は面白く』をモットーに、 結構にぎやかにやっております。

須江 航【情報】
八戸大学 ビジネス学部 出身

 まず志、 目標を持つことが大切。その目標が君達を本気にさせる。 本気になれば仙台育英学園の建学の精神の柱である「至誠」が君達を動かす。志あるところに道は拓く。