平成18年度大学入試 大学合格体験記
 
★推薦入試
山形大学人文学部 人間文化学科
に公募制推薦で現役合格

6年間の素晴らしい経験を
面接で活かすことができました。

今野さん
平成18年3月卒 高砂小出身

合格への第一歩は、
 早めに志望大学を決めること


 私が山形大学への進学を志したのは高校2年生の夏休みのことです。オープンキャンパスに訪れた際に、学生の皆さんの温かさや大学の雰囲気を肌で感じたことで、「この大学に通いたい」と思うようになったのです。目標が出来ると、自分の心も落ち着きます。高校生の早いうちから自分の行きたい大学についてよく考えることは、合格への大切な一歩だと思います。
 推薦入試を受けようと思ったのは、山形大学へ入学するために、なるべくチャンスを活かそうと思ったからです。推薦入試の面接で出された課題は「自分の選んだテーマについて考えたり調べたりしたことを5分程度で発表する」というもの。これは今まで経験したことのないものでしたし、毎日の勉強で身につく知識で解決できるものでもありません。そこで助けとなったのは、秀光で過ごした6年間の経験でした。


海外&京都研修の体験が、
 異文化を考えるきっかけに


 そもそも私が人文学部を志すようになったのは、中学3年生の時に行った海外研修と高校1年生の時に行った京都研修がきっかけです。異文化と自国の文化の両方に触れたことによって、文化の違いを自分なりにより詳しく研究してみたいと思ったのです。そこで、今回の推薦入試でも自分が体験したこれらの経験を活かして発表ができないかと考えました。そして「私が考える異文化理解」というテーマを選んだのです。海外研修で見た日本とは違う異文化の数々と、京都研修に行って気づいた日本文化の素晴らしさ。この二つの観点から異文化を理解することは一体どういうことなのかを自分なりにまとめ、発表しました。
 こうして志望校に合格することが出来た今、振り返ってみると学校での様々な経験が合格につながっているのではないかと感じています。高校で経験することは一人一人違います。学校生活の中で良い体験をすればするほど、面接のときにも小論文でもそれらを活かすことが出来ると思うのです。日々の生活の中での出来事をうまく吸収して自分の糧にしていくことが、希望する進路に向けての大切なステップになると私は思います。毎日の生活を一日一日大事に過ごして、志望校へ向かっていって下さい。

 
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立教大学 社会学部 現代文化学科
に指定校推薦で現役合格

多彩な行事が多い秀光の特徴を
推薦入試に活かしました。

児玉さん 平成18年3月卒 中野栄小出身

「在卒懇」で聞いた先輩の話が、
 志望校選択のきっかけに


 私は何一つ得意といえる科目がありませんでした。将来への夢は持っていましたが、その職業になるために必要な資格を取得できたり、学んで有利な学部がなかったため、なかなか大学を決めることができませんでした。
 ようやく本当に行きたい大学を見つけたきっかけは、私が秀光6年生の時に行われた「在卒懇」でした。そこで、立教大学に指定校推薦で合格した先輩の、大学で学んでいることなどを聞いて、「この大学に入りたい」と思ったのです。
 幸運にも立教の推薦入試は、学業のみならず課外活動などのさまざまな要素を含めて、総合的に判断するというものでした。その点秀光では、先生方が英語弁論大会やボランティアの手伝いなどたくさんの行事の話を持って来て下さるので、私達は行事に参加する機会がたくさんありました。

国際環境青年会議の
 「水部門」で1位


 私は秀光4年生の時に、英語科の先生が勧めて下さったスウェーデンのルンド大学主催の国際環境青年会議に参加しました。この会議は、まず教材のDCが送られ、その中に入っている環境問題の原因や影響について学び、出される課題をやり、ネットを通して発表するというものでした。しかし、私達は期間内に課題を出すことが出来ず、終了証書が頂けませんでした。
 5年生になり忙しくなったこともあって、前のメンバーの大部分は国際環境青年会議をやめてしまいましたが、私はせっかくこのような素晴らしい機会に恵まれたのだから最後までやろうと思い、そのまま続けることにしました。次からはみんな一生懸命に課題をこなしました。そして最後の課題は、エジプトでのプレゼンテーションで、それぞれが研究した身近な環境問題を、世界各国から集まった同年代の参加者達に発表するというものでした。私達は梅田川について調査することにしました。県庁や市役所へ行ったり、梅田川浄化会の会長である池田友信さんに協力して頂いたり、先生方に協力して頂いて、川の汚染度を調査したりしました。その甲斐あって、私達は水部門で1位をとることが出来ました。


何事も機会を逃さず頑張れば、
 未来につながる


 このように、何か一つのことを熱心に最後まであきらめずやり通すことが大切だと思います。もし興味がないことでも、是非進んで参加して見て下さい。自分の成長にもなるし、もしかすると新しい目標が見つかるかもしれません。どんな小さなことや行事でも機会を逃さず、精一杯頑張って下さい。
 そして、御指導、御協力いただいた先生方、本当にありがとうございました。秀光での素晴らしい経験を生かして大学でも精一杯頑張ります。

 
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女子栄養大学 栄養学部 実践栄養学科
に公募制推薦で現役合格
研修旅行で深まった和食への関心が
進路選択の決め手になりました。

深澤さん 平成18年3月卒 玉川小出身

化学の苦手意識を克服し、
 夢に一歩近づく


 私は中3の時に3カ国を研修旅行する学校行事に参加しました。それまで海外に強い関心を持っていたので、貴重な経験ができました。同時に日本に無知であることも実感しました。ベジタリアンの家庭にホームステイしたこともあり、帰国後は食への関心が増しました。
 高校に入り、進路選択に迷った時期もありました。しかし京都研修、「和食と現代の食生活」について調べた自由研究論文と、日本文化を深く学ぶ機会がありました。そして和食の奥深さ、欧米化した私達の食生活の危険性などについて考えるようになりました。また化学の先生に、進路や化学が苦手なことを相談しました。それがきっかけで、人気の高かった味の素株式会社のサイエンスキャンプに参加することができました。参加できたことで、化学への苦手意識もなくすことができました。そして大学で栄養学を学びたいという確かな夢ができました。


「食」の大切さを教える、
 栄養教諭になりたい


 受験生になり、食事に時間をかけられない友人がいました。私達には食事よりも優先しなければいけないことがあり、仕方がないのかもしれません。しかし、食事は空腹を満たすだけではなく、心の交流も含んでいて大切だと思うようになりました。多忙な現代では、生活習慣病などの疾病が増加しています。私は食事で病気の予防ができると思います。その予防医学を率先して行われ、よりおいしい料理が作れるように工夫されたという香川綾先生。そんな方の創立された大学で、より専門的に栄養学を学びたいと思いました。また、長年購読していた「栄養と料理」の出版大学であり、憧れの教授の大学でもありました。
 現代は飽食といわれます。手軽に高脂質の食物が手に入る中、私達一人ひとりが食の自己管理能力を持つことが必要だと思います。将来は小・中学生に、そのような力をつけてもらえるような指導ができる栄養教諭になりたいと思っています。
 後輩の皆さんが充実した学園生活を送ることができるよう祈っています。学校の先生を信じて、志望大学を目指して頑張って下さい。
 
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★一般入試
 
東京海洋大学 海洋学部 海洋政策文化学科
に一般入試で現役合格
ハイレベルな秀光の授業は、
確実に私の力になりました

佐藤さん 平成18年3月卒 塩竈第一小出身

 
私がこの大学に合格した決め手は、やはり秀光中等教育学校での生活そのものにあったと思います。
 私はこの大学を受けようと決める前は日本の文化を伝える仕事に就こうと思っていました。そのために京都の論文でも日本の文化を題材に書いたりもしました。しかし、5年生から受験の体制に入り、様々な授業をより詳しく習うようになった結果 、生物の分野や現代社会の分野への興味を持ち始めている自分に新たに気づきました。そこで6年生の時、文理中間の視点から世界で大きな問題となっている環境問題、特に持続可能な発達を考えた海の利用法などに取り組むこの大学への進学を希望するようになりました。

苦手な数学を鍛えるため、
 しつこく先生に質問する毎日


  しかし、そうなると入試の際に数学を受けなければなりませんでした。数学は好きでしたが、まだまだ得意といえるような状況ではなかった私にとって、それは大きな壁となるものでした。そこで、先生方に添削などをお願いすることにしました。苦手分野と得意分野との差が激しかった私は、まず苦手分野をなくすことを目標としました。この大学は理系の大学であるため、多くの理系の人とも戦うことになります。その分数学を鍛える必要があったので先生にしつこく質問に行く毎日でした。その成果か、本番の数学の試験では苦手分野が出たものの、怯まずに丁寧な解答を作成することができました。
  また、入試で必要となる小論文なども先生に添削をお願いしました。この大学の小論文は自分の意見を示すというよりも、文章をまとめる力や読解力が重要になります。そのため、授業中に入試で決められた時間内に解いたものを先生に添削してもらうことはとても有利で、本番でいつも通りに自分の力を発揮することが出来ました。塾に通うことも選択肢にありましたが、私の性格上塾と学校の勉強の両立は難しく、どっちつかずになると思い、塾には通わず学校の勉強をしっかりこなすようにしました。秀光の授業は高いレベルのものなので、それをきちんとこなしていくことに専念するのは確実に私の力になり、定期考査でも良い結果が出るようになりました。先生方もとても優しく、質問に行けば丁寧に答えてくれたのでやはり最高の環境で勉学に勤しめたと思います。

休日も仲間たちと図書館に
 集まって切磋琢磨し合いました


  何よりも心の支えになったのは6年間を通した付き合いの友達の存在でした。私の学年は少人数であったため、みんなが仲良く共に学園生活を送ってきたので、一層お互いの苦しみや楽しみを分かち合えました。そのため、休日も図書館に集まり、みんなと共に向上していくこともできました。このように、私が合格できたのは親身になって下さった信頼できる先生方や、長年多くの感情を共に分かち合った友達のいるこの学園生活に負うところが大きかったです。みなさんもこの学園生活を通して自分の志望する大学へぜひ合格して下さい。
 
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青山学院大学 文学部 フランス文学科
に一般入試で現役合格

信頼できる先生方と
助け合える友達に恵まれました

中野さん 平成18年3月卒 広渕小出身

目標は早めに決めた方が
 自分にとって良い刺激に


 
私が青山学院大学を受けようと思ったきっかけの1つは、学校で行われた大学説明会を聞いたことでした。オープンキャンパスにもあまり行かなく、た縁だ漠然とどこかの大学を受けるとしか考えていなかった私にとってこの説明会は非常に役立ちました。大学にはそれぞれの雰囲気があるのでオープンキャンパスには早いうちから積極的に行ってみたほうが良いと思います。私は将来の夢や目標がはっきりと決まっていなく、自分が本当にしたいことは何かがわからずに高校時代を過ごしていました。6年の受験が近くなるまで悩んでいました。目標は早めに決めた方がきっとさらにやる気が起こり、自分にとって良い刺激になると思います。

苦手科目は仲間と
 問題を出し合って楽しく勉強


 受験教科に私の苦手な世界史がありました。世界史の対策をどうしようかと悩んでいて友達と話をしていたときに、みんなで世界史の問題を出し合ったらどうかということになり、放課後に残って各自の勉強をして、それが終わった後に世界史の問題を出し合いました。わからないところがあったらお互いに尋ね合ったり、1つの問題から様々な時代や出来事のことも学ぶことができました。1人でなかなか覚えられなかった世界史も、友達とならみんなで自分の知識を出し合うことによって楽しく覚えることができました。
 受験期には不安になったりすることもありました。そのときは学校で放課後に勉強の合い間のお喋りが息抜きになりました。秀光で本当に良い友達に恵まれたと思いました。
 秀光では先生方も受験のときには情報提供をしてくれたり沢山助けてくれます。先生方を信頼して、友達と助け合い、志望校に向かって頑張って下さい。

 
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