2013/14 Topics

 仙台育英学園 秀光 軟式野球部 ハワイ親善訪問インタビュー

 
人々の心の大きさ、そして野球に最適な環境…。たくさんの出会いからポジティブな考え方を身につけて
 

▲軟式野球部 3年生の小野寺くん(写真右)2年生の齋藤くん(写真左)
(※学年は2013年度インタビュー当時のもの)



▼日本との考え方の違いを学び、
 より強くなりたいという決意でハワイへ


 ハワイ親善訪問へ出発する前の意気込みについて聞くと、2学年時に学校行事『ILHA(ハワイ)研修』で現地を訪れていた小野寺くんは「今回は野球を中心としたハワイ親善訪問へ向かうということで、日本と現地の考え方の違いをよく見て、良いところを自分たちに取り入れたいと考えていました」。齋藤くんは、「ハワイに行くのは初めて。練習試合などを体験し、今の自分たちに足りないところや、より強くなれる方法を学びたいと思っていました」とそれぞれハワイで学ぶことに大きな期待を寄せていました。

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▼Iolani の生徒は積極的で前向きな人ばかり。
 とても話しやすかったです

 

 Iolani Schoolは小学生から高校生までの生徒が在籍しており、今回試合や練習は14〜16歳の同年代の生徒と行われました。現地の生徒について齋藤くんは「思考がとてもポジティブで、こちらに気を遣ってくれる人たちばかり。積極的に野球を教えてくれたので、とても話しやすかったです」、さらに試合では「日本人の野球は技術を武器にしているのに対し、体格の違いもありますが、ハワイの野球はパワーで押してくる印象がありました」と話してくれました。
 小野寺くんは、ハワイの人々について「2年生のハワイ研修のときから、現地の方の心の広さを実感しています」、「 Iolani の生徒の皆さんは、たとえミスショットなど失敗をしても前向きな気持ちを失うことなく、常に向上心に満ちていました」と、現地の生徒たちの姿勢に刺激をうけたようです。

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▼授業や交流は日本語を中心に。
 野球はとても良い環境でプレイできました


 Iolani Schoolでの野球練習や授業について、「 Iolani の野球グラウンドは芝で、専属のグラウンドキーパーがいたりと、プロが使用するような素晴らしい環境でした。 Iolani の生徒が他の授業を受けているときは、秀光生だけでの練習もさせてもらいました」と小野寺くん。
 現地の選択授業で日本語を学ぶ生徒との授業もあり、その様子を小野寺くんは「日本語で学校の説明やハワイの観光名所をプレゼンテーションしてくれたり、お箸を使ったゲームなどで交流しました」と説明。齋藤くんは「授業や交流は日本語中心です。野球の試合のときは日本語以外を学んでいる生徒もいたので、英語も使われていました。研修の終わりに近づくころにはすっかり仲良くなれました」と話してくれました。野球はもちろん授業でも交流を重ね、仲が深まったようです。

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▼自分の動きがお手本となり、
  "やりかたを教えてほしい”と言ってくれました



 「一番印象に残っていることは、練習のときに相手が教えてくれるだけでなく、こちらの練習を見て教えてほしいと頼みに来てくれたことです。バントの練習をしているときに、Iolani の選手間で“これを見て学ぼう”と言って自分の動きをお手本にして、さらに“どうやるのか教えてほしい”と言ってくれたことが凄いと思いました」と、小野寺くん。 齋藤くんは「練習のときの向上心だったり、自分たちが上手くなろうという意識が高く、こういう学校は強くなるのだと感じることができました」と 二人とも Iolani の生徒たちの練習風景を見て、感じるものがあったようです。

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▼“失敗を次の成功へつなげる”
 前向きな思考をめざして

 最後に、ハワイ親善訪問の1週間で学んだことを聞くと、小野寺くんは、「心を広く持ち、何ごとにも対応していくということです。ハワイの人たちは小さなことは気にせず、嫌だなと思うことがあっても、表に出すことがあまりないように感じました。これからは、もしやりたくないと思ってしまうことがあっても、態度に出さずに挑戦していきたいです」。齋藤くんは、 「ポジティブに考えることを学びました。 Iolani の人たちは、失敗をしても“これを次の成功につなげられる”というポジティブな考え方をしています。今まで失敗したときに、その考えはできていなかったものなので、これからの生活に取り入れていきたいです」 と前向きな考えを得て、これからの学校生活に生かしていきたいと話してくれました。


 3年生の小野寺くんは、選手としては引退となりますが「後期課程でもチームに残り、これからも学生コーチとしてチームを支えていく立場になります」、「このような機会を与えてくださった、学園と Iolani School に感謝しています。今後の学校生活全般で、感謝を表現していきたいと思います」と話し、齋藤くんは「軟式野球部の平成26年度夏の目標は、日本一です」と力強く頼もしい言葉を聞かせてくれました。

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