生徒たちの夢の実現に向けて応援する
教員たちからのメッセージです。
 
【2022年度】
今の自分にできることに
丁寧に取り組むことは
将来、大きな力になります
石川 里奈 教諭
●担当教科/国語
 「今の自分にできること、すべきことは何なのか。それらと向き合い、一つ一つ丁寧に取り組むこと、それを積み重ねていけば、将来大きな力となる。」私が生徒たちに伝え続けている言葉です。みなさんの夢や目標の実現に向けて、ともに考え、ともに歩んでいきたいと思っています。
誰に何と言われようと、
最後は自分で決めること、
それが一番大切なことです
佐々木 正人 教諭
●担当教科/生物
 私が生徒に身に付けてもらいたい力は「悩む力」「考える力」です。自己理解を深め、その人が信じる「答え」を自ら決め、その実現に向けて努力する。それが夢を見つけるということではないでしょうか。誰に何と言われようと、「最後は自分で決めること」それが一番大切なことです。
【2021年度】
「どんな人間になりたいか」を
考えることで、自ずと
将来の夢も見えてきます
伊藤 沙絵 教諭
●担当教科/英語
 生徒が自分の夢や目標を実現させるためのサポートとして、LHRの時間に進路サポートを利用して進路探求をしたり、宿泊研修を通した活動などで職業について考える機会を持っています。また、自分が中学生だったころの経験や悩んでいたことなど、自分の進路の道のりを話すようにしています。
 私は教員を志したのが大学卒業後でした。ですから教職以外の職業を経験していることや同世代に比べて教職に就くのが遅かったことで、今、苦労しているところや後悔していることなどをよく生徒たちに話して聞かせています。中学のうちから自分が好きなことや苦手なことなど、自分自身のことを知ることの大切さを伝えて、生徒の意欲を高めています。
 一般に「夢」というと「将来何になりたいか」を意味しますが、「周りの人を笑顔にしたい」「悩んでいる人を助けたい」といった、「どうしたいか」「どんな人間になりたいか」も立派な夢だと思います。それが決まれば、なりたい職業や夢も見えてくるはずです。ぜひ考えてみてください。
向こう見ずと思える挑戦も、
大人になってから
必ず心の糧になります
加藤 隆寛 教諭
●担当教科/理科(物理)
 秀光コースの高校1年次に設けられている個人研究「Personal Project」では、自分たちの持つ能力や興味関心がどのようにつながるかを具体化し、自分の夢や目標をより現実的なものとしていきます。また、ディスカッションやプレゼンテーションを授業中に多く設けることで、協働スキルや批判的思考スキルを身に付け、知識の習得だけではなく生涯にわたって学び続けることができる力を育てます。
 生徒の情報の伝え方も学力と同じように個人差があります。生徒のプレゼンテーションの仕方についての比較検討をクラス全員で行い、自分の長所や弱点がどこにあるかを明確化するように心がけています。
 高校3年次にはほとんどの生徒が大学で何を学びたいか、将来どのような進路をたどりたいかなどが具体化されています。卒業生からは高校時代の学びが学校推薦型選抜(公募制推薦)や総合型選抜における面接や小論文で役に立ったという声をよく耳にします。
 生徒たちには、自分にしかできないことがあると信念を持って、諦めず何度も挑戦してほしいと考えています。学生時代の一見向こう見ずな挑戦が大人になってからの糧になると私は信じています。
 自分の選択肢を広げるためにも、好奇心を持っていろいろなことにチャレンジして、自分のその行動を振り返ることで、自分が何をしたいのかをじっくり考えてみてください。そして、その中から将来どのような人になりたいかという目標を持ち、そのために今何をするべきかを考え、自ら行動できる人になってほしいと思います。
【2020年度】
受験を控えた生徒たちの
不安や迷いをしっかり受け止め
学習に専念できるようサポートします
横山 佳絵 教諭
●担当教科/国語
 高校3年生はいよいよ進路を実現する学年です。中学校課程で様々な体験をしてきた生徒たちは高校1年生で職業や自分の適性などを考え始めます。そして、高校2年生では大学調べを進め、志望校を決めていきます。高校3年生ではどの大学を受験するか、推薦や一般受験など多岐にわたる受験方法のどの方法で受験をしていくか面談を通して具体的に決めていきます。
 生徒たちは受験が目の前に迫り不安でいっぱいです。そのような生徒たちと接する時に、私はできるだけ生徒の声に耳を傾けたいと思っています。受験への不安、職業への不安、迷いをできるだけ受け止め、受験の流れ、選択肢を明確に提示し生徒が安心して学習に専念できるようにしたいと考えています。そして大学受験がゴールではなく、その先に生徒一人ひとりの人生があることを念頭に置いて進路指導をしていきたいと考えています。
 時には厳しいことを言わなくてはいけないこともあり、面談の中で生徒とぶつかることもあります。そのような生徒が大学に合格し、卒業後に元気な姿を見せてくれる時が一番嬉しい時です。高校3年生までに多くの体験をして将来のこと、自分のことに真剣に向き合ってほしいと思います。
挑戦する前に諦めて
可能性を狭めるのはもったいない!
目標のために何をするべきか考えよう
高橋 愛 教諭
●担当教科/英語
 『目の前にあることにきちんと向き合い、様々な事に挑戦してみよう』
 これは私がいつも心がけていることです。生徒のみなさんは一人ひとり将来の夢や目標を持ち、それに向けて日々努力しています。
 しかしそれを達成するまでのプロセス等が分かると「自分には無理だ、できない」という気持ちから諦めてしまう人もいます。チャレンジする前に諦めてしまい、自分の可能性を狭めてしまうのはとても残念なことです。
 みなさんには多くの可能性があります。初めから上手に出来る人はいません。たとえ失敗しても、そこから学ぶこともたくさんあります。
 自分の選択肢を広げるためにも、好奇心を持っていろいろなことにチャレンジして、自分のその行動を振り返ることで、自分が何をしたいのかをじっくり考えてみてください。そして、その中から将来どのような人になりたいかという目標を持ち、そのために今何をするべきかを考え、自ら行動できる人になってほしいと思います。
何事にも挑戦する姿勢を持ち、
楽しいと感じることを
ぜひ将来につなげてほしい
小保内 陽大 教諭
●担当教科/数学
 生徒の夢や目標の実現のために秀光で実践していることは、自分の適性や興味をきちんと分析した職業選択と、その目標を達成するために必要な進路選択を段階的に行うことです。
 中学3年生から高校3年生まで、4年間担任をさせていただいた19期生では、まず中学3年次に進路や職業に関する調べ学習に取り組みました。その後、高校1年次のカナダ研修では、グループワークや奉仕活動などの体験的な学習を通して、コミュニケーションスキルや協働スキルを養いました。二週間の研修成果として、自身が興味のある物事を国際的な視野から見つめなおし、世界に貢献するためのプロジェクトを考える「Dream Project」の発表をしました。「オーケストラの演奏会を開いて集めた募金で貧しい国の人々にワクチンを送る」「読書が好きで、読まなくなった本をリサイクルするシステムを作る」といった発表を通して、自身の興味・関心があることを社会貢献に繋げようとする姿勢が養われました。
 高校1、2年次の夏休みには全員で東北大学オープンキャンパスに参加し、高校2年次の京都研修においては同志社・立命館大学オープンキャンパス参加や京都大学での模擬講義の受講、京セラや王将フードサービスなどの企業・宇多野病院の見学などを通して、将来の目標を立ててそれを達成するための進路選択ができたと思います。また、学校のカリキュラムに加えて、「仙台弁護士会主催の高校生模擬裁判大会に参加して弁護士や裁判官、検察官の方々と関わり、法曹関係の職業に興味を持つ」、「みやぎ高校生フォーラムで、伊豆沼の水質環境に関するポスターセッションを行う」、「教員を志望する生徒同士で模擬授業を行い、秀光の先生方の前で発表する」といった、少人数のクラスであることを活かした様々なイベントにもチャレンジしました。
 このように、秀光の生徒たちには何事にも積極的に挑戦する姿勢を持って、自分が楽しい・面白いと感じることをぜひ将来の夢や目標につなげる方法を考えてほしいと思います。