お知らせ

インターアクト部と生徒会執行部が中心となって『ウクライナ支援募金活動』を行いました

全校生徒に協力を呼びかけて
たくさんの募金が集まりました

  • 写真左:秀光コース3年 浅利さん、右:情報科学コース2年 引間さん《それぞれ手にしているのは、浅利さんがUNHCR難民支援"ドリームボール”プロジェクトに参加した際のサッカーボール、引間さんは国連UNHCR協会からのウクライナ支援募金の感謝状と募金活動で使用した封筒。》

 「世界中の青少年が共に活動できる組織をつくろう」との国際ロータリークラブ会長による呼びかけ(1960年)に応じて、日本第1号として1963年に発足した本校インターアクトクラブ。募金活動や高齢者施設への訪問、植樹祭への参加をはじめとしたさまざまな奉仕活動に取り組み、現在も多くの生徒が活動に励んでいます。今回は彼らと生徒会執行部の主導のもと、学校全体でウクライナを支援する募金活動が行われました。4月下旬、各クラスに募金用封筒を配布して呼びかけた結果、全校で約148,947円の募金が集まりました。募金は国連UNHCR協会に寄附され、後日、本校に感謝状が届きました。
 活動の中心となったインターアクト部を代表して、浅利さん(秀光コース3年・秀光中等教育学校 前期課程出身)と引間さん(情報科学コース2年・不動堂中出身)の2人に話を聞きました。
 

インターアクト部の生徒から

秀光コース3年 浅利さん(秀光中等教育学校 前期課程出身)
インターアクト部部長

“知ること”は高校生の私たちができる第一歩、
そう思って活動しています

 ウクライナ情勢の悪化のなかで、インターアクト部・生徒会執行部で相談しながら募金活動について具体的に動いていきました。宮城野校舎・多賀城校舎の全生徒と先生方に協力していただき、約15万円分の募金を集めることができました。インターアクト部では、東北大学難民映画祭実行委員会の皆さんのご協力で『オンライン難民映画祭(詳細)』を開催したり、国連UNHCR協会のワークショップにも参加したりと、難民支援活動を展開してきました。UNHCR難民支援"ドリームボール”プロジェクトにも動画で参加しています(詳細)。日本に住む私たちにとって、難民問題はあまり身近なトピックスではないと思うのですが、まずは知ることが私たちにできる第一歩です。私たちが高校生という立場である以上、物理的な手助けはほとんど何もできません。しかし、そもそもなぜ難民が発生しているのか、世界が今どうなっていて、何が起こっているのかを知るのは大切なことです。
 以前に、長野県のインターアクトクラブの方が仙台育英に来てくださったことがあり、コロナ禍で制限されていた対面での交流の楽しさ、意義深さを再認識しました。状況に応じてオフラインの交流活動をより充実させ、支援の輪を広げたいです。ご縁を大切に、今後も活動に励みたいと思っています。

 

 
情報科学コース2年 引間さん(不動堂中出身)
インターアクト部 副部長

普段から難民問題を意識することで
他の人にも関心を持ってもらいたい

 インターアクト部に入部したのは、以前から人を助けること、他の人のためになることに関心があったからです。とくに『今、世界では6人に1人の子供たちが紛争の影響下で暮らしている』ということを知ったときには、衝撃を受けました。自分自身が6人のうちの1人であった可能性もあると考えて、すごく怖いと危機感を感じました。だからこそ僕たちは自分が良ければいいという考えではなく、その人たちのためにできる小さなことでも少しずつやっていこうという、グローバルな視点を持って活動に励んでいます。前年度はオンラインでの活動が中心でしたが、今後は実際に校舎に生徒を集めてお話を伺う企画などをしたいと考えています。
 今後するべきだと思うのは、まずは知識と理解を深める活動をして、他の人にも関心を持ってもらうことです。そこから少しでも何かできることを実行していきたいと思っています。僕自身も普段からニュースをチェックし、難民問題について調べたりすることがあります。世界で起こっている難民の状況について、日本や他の国は、難民に向けてどのような支援をしているのかなど。意識的に情報収集をすることが大事だと思います。