新しいことに挑戦する「自治進取」の
気概をもって歩んでいってください
3月1日（木）、第70回全日制課程卒業証書授与式が多賀城校舎グローリーホールで行われました。この日、卒業証書を手にしたのは、特別進学・外国語・英進進学・情報科学・フレックス・技能開発コースの６コースから計850名を超える卒業生。当日は悪天候のため急きょ時間をずらしての挙行となりましたが、家族や本校を訪れてくださったたくさんの人々に見守られ、厳粛かつ温かな空気につつまれた卒業式となりました。卒業証書授与および留学生への名誉卒業証書授与のあとには、「優等賞」、「精皆勤・精励賞」、「生徒会功労賞」、「特別功労賞」などの表彰が行われ、校長先生の式辞へと続きました。
校長先生からの式辞【一部抜粋】
アメリカの進化生物学者リー・ヴァン・ヴェーレン（Leigh M. Van Valen）は『鏡の国のアリス』というお話に登場する赤の女王の言葉を引用し「別の生物の進化を上回るペースで変化しないと世界で存在しつづけられない。その場に留まるためにはすべて全力で走り続けなければならない」と言っています。日本人として、国際人として、社会で生き抜いていくために、新しいものそして全く違ったものに挑戦していく「自治進取」の気概を持って独立した人間としてこれから歩んでいってほしいと思います。
在校生からの送辞【一部抜粋】
在校生代表 阿部くん（特別進学コース2年 利府中出身）
これから先輩方の進まれる道は、進学に就職にとそれぞれ素晴らしい未来が開かれています。時に投げ出したくなることがあれば、苦難を乗り越えてきた経験や仲間との思い出、この学び舎で身につけた知識がきっと役に立つことと思います。ここで巡り合った友人との絆を生涯の宝とし、信念を持って未来を切り拓いていってください。私たち在校生も建学の精神に磨きをかけ、先輩方が築き上げてきた学園の伝統をより素晴らしいものにできるよう努めてまいります。
卒業生からの答辞【一部抜粋】
卒業生代表 大竹くん（特別進学コース3年 東仙台中出身）
私たちは今日卒業とともに、それぞれの道に向けて新たな一歩を踏み出します。おそらくこれから歩む道には、私たちが経験したこともないほどの困難や試練が立ちはだかる事でしょう。そんな時こそ、三年間「逆転の仙台育英」で培った力を信じ、日々前進し続けることが重要になります。校舎の一角に掲げられた建学の精神。「至誠力行」「質実剛健」「自治進取」誠実さを持ち、他に劣らない強さを持ち、自らを省みて積極的に行動する。社会に出る上で強い支えになるこの言葉を胸に刻み、これから更なる飛躍に向けて、我々卒業生一同邁進していきます。