I-Lion Day

I-Lion Day 2023

一人一人が強い意志を持ち
「飲酒運転ゼロ」の社会を目指す

 

 2005年5月22日、多賀城市の国道で飲酒運転のRV車がウォークラリー中の生徒の列に突っ込み、3名の生徒の命を奪い、多くの生徒に重軽傷を負わせました。
 あの痛ましい交通事故から今年で18年の月日が経ちました。本学園では二度と同じ悲劇を繰り返さないために毎年5月22日を“I-Lion Day”と制定し、 失われた3人の冥福を祈りながら悪質な危険運転を許さない安全な交通社会をつくるために、さまざまな活動や追悼行事を行っています。

 

慰霊碑 メモリアルストーンへの献花

 I-Lion Day当日の朝、生徒たちは“I-Lion Day”についての説明を聞いたあと、多賀城校舎にある慰霊碑である”メモリアルストーン”への献花を行いました。献花を行った生徒は、秀光中学校1年生および仙台育英学園高等学校 特別進学、外国語、英進進学、情報科学、フレックス、技能開発、秀光の各コースの1年生と生徒会執行部の生徒たち約1,260名です。代表者が白いカーネーションを供え、クラスごとに慰霊碑の前で静かに冥福を祈りました。2、3年生も各教室でホームルームの時間に黙とうをささげました。
 生徒会長の春成さん(特別進学コース3年・鶴谷中出身)は「飲酒運転をゼロにするには、運転する一人一人の意識が大切です。仙台育英の生徒として、飲酒運転は良くないということを全国に広めたいと思います」と飲酒運転根絶を訴えました。

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献血バスによる献血

 2005年の事故の際、重軽傷を負った生徒たちは大量の輸血で命を救われました。以来、本学園ではこれまでI-Lion Dayや文化祭など宮城野・多賀城の両校舎で献血を実施してきました。この日は、献血を希望し保護者の同意を得た2・3年の生徒と教職員が、献血バスに足を運びました。

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第15回宮城県飲酒運転根絶県民大会

 5月22日のI-Lion Dayに先立って、18日には『宮城県飲酒運転根絶県民大会』が宮城県登米市で開催されました。会場となった登米祝祭劇場には、市民や地元の交通安全協会の会員など約600人の方々が会場に集まりました。
 本校からは、はじめに書道部が力強いパフォーマンスを披露。続いて生徒会長の春成さんが生徒代表として飲酒運転根絶メッセージを以下のように読み上げました。
 「(一部抜粋)飲酒運転による事故を減らすためは、一人一人が飲酒運転は絶対にしてはいけないことだという意識を持ち、行動していくことが大切だと思います」

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多賀城市 飲酒運転根絶大会

 多賀城市での飲酒運転根絶大会は午後4時50分から開催されました。開会式のあと、本校生徒会執行部の生徒たちと市民のみなさんが、事故現場近くの国道45号線沿いで安全運転を呼びかけました。生徒たちは国道を走る信号待ちのドライバーに多賀城市の特産品でもあるニラを配り、「安全運転をお願いします」などと声をかけていました。

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