東和蛍雪校舎インドネシア留学生日記【2024年度】

介護福祉士を目指して
授業や実習に励んでいます

  • ▲今年度本学園で学ぶ10名のインドネシア女子留学生

 2024年5月20日(月)夕方、インドネシアから10名の女子留学生が登米市の迫HOME(寮)に到着しました。ここから東和蛍雪校舎や宮城野校舎に仙台育英学園のワゴン車で通い、日本語等を学び、介護福祉士を目指し頑張ります。

東和蛍雪校舎インドネシア留学生日記

最新の日記(11月22日)

■2024年6月10日

 今日から東和蛍雪校舎で日本語の授業がスタートしました。宮城野校舎と多賀城校舎の1年生が東和蛍雪校舎に来て研修を行う日の昼食は、インドネシア女子留学生も豚肉、酒、みりんを除いたはっと汁とおにぎりを食べます。
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  • 授業の様子
  • 昼食の様子
 
 〈日記より〉毎日日記を書いています。みんなで話し合いながら一斉に書く練習をしました。

■2024年6月12日

 毎週火曜日、インドネシア女子留学生は宮城野校舎で授業を受けます。留学生たちは素直な受け答えができ、何を話しかけても目を輝かせて先生の話に聞き入っていました。また、添付の写真は「書道」の授業風景ですが、1人1人日本や日本人の印象、今後の生活、期待等について、驚くばかりの日本語ではつらつと伝えていました。
 
  

■2024年6月19日

 今日は鱒渕農園の管理をしてくださっている及川さんにお手伝いをいただきながら、留学生10人でさつまいも(紅はるか)の苗植えを行いました。苗は全部で100本。及川さんから要領を教えていただきながら手際よく短時間で上手に植えることができました。秋の収穫が楽しみです。
 また、苗植えを終えた後、鱒渕農園で採れたじゃがいも(きたあかり)を、茹でて塩をかけて食べました。留学生たちは収穫したばかりの「新じゃが」に舌鼓を打っていました。
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■2024年6月27日

 留学生たちは、毎日コツコツと漢字の習得を頑張っています。「たくさん書くこと。」「日記などでたくさん使うこと。」「いろんな漢字に興味をもって読もうとすること。」を大切に、漢字ノートにはその努力の跡が見られます。日記と同様に“継続は力なり”みんな頑張れ~!。
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 菅野かほる先生は、『漢字S・W・A・Tゲーム』で、授業で覚えた漢字の定着を図るため、身体を動かしながら学習させています。このように、日本語講師の先生方は楽しく学ばせることにも創意工夫を凝らしています。
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■2024年7月5日

 7月7日は七夕です。今日は七夕の歌を歌い、笹竹に飾り付けをしました。短冊には「家族が幸せになりますように」「家族と旅行ができますように」「N3の試験に合格しますように」「日本語が上達しますように」「良い介護福祉士になれますように」というように、家族のことや日本語の上達などについて、一人一人の願い事が書かれていました。 また、願いが叶うように折り鶴の折り方を教えてもらい、上手に折り鶴をつくりました。
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 昨日、理事長先生が東和蛍雪校舎においでになりました。留学生は初めてお会いするので緊張していましたが、理事長先生が留学生一人一人と握手を交わし優しい笑顔で激励してくださり、みんなニコニコやる気がみなぎってきているようでした。

<スシさんの日記から>
 もうすぐ七夕祭りです。私は七夕のかざりをつくりました。そして、短冊に「家族と一緒にメッカに行けますように」「日本語が上手になりますように」とお願いことを書きました。みんなで笹竹に折り紙でつくったものと短冊をかざりました。七夕の歌はきれいでかわいい歌ですね。歌詞の意味も分かりました。かほる先生から願いが叶うように鶴の折り方を教えてもらい折り鶴をつくりました。今日はとても楽しかったです。

◇楽しい ~ 都道府県ぽ◇
 日本語講師の岩渕公一先生は、授業の初めに日本の都道府県名を覚えるために自ら考案した、「都道府県ぽ」という歌をとなりのトトロの歌“さんぽ”のメロディーにのせて、笑顔で歌っています。ほとんどの留学生はプリントを見ないでも歌えるようになりました。すごいですね!
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■2024年7月12日

 今週から、 学校法人光星学院 国際教育局担当の 松山政義先生、東北医療福祉事業協同組合仙台事務所 清水 博 様、東北医療福祉事業協同組合 樊様 菊池様にご協力をいただき、オンライン面接トレーニングが始まりました。これから月に2回程度松山先生からご指導をいただきます。 今日の面接トレーニングに向けて、これまで何も練習していなかったので、どうなるかと心配しましたが、思った以上にしっかり受け答えしていたのでびっくりしました。また、松山先生からは、次回のオンライントレーニングまで、「なぜ介護福祉士になりたいのか、インドネシアの高校で何を学んでいたか、話せるようにしておいてください。」という宿題がありました。今日のトレーニングに参加した留学生は、「とてもドキドキしたけど、すごく勉強になりました。今日出された宿題について話せるようにがんばります。」と話し、次回に向けて意欲を見せていました。

◇車いす体験をしました◇
 今日は、車いす体験をしました。ブレーキのかけ方や声の掛け方など安全・安心な使い方を勉強しました。始まる前に考えた、優しい声掛けの言葉を上手に使い、乗っている人に安心感を与えながら動かしていました。また、スロープのない段差など、一人でできないときには「手伝ってください。」と声を掛けることも恥ずかしがらずにできました。及川先生と浅田用務員さんも協力してくださいました。 
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■2024年7月17日

 昨日の午前中に南三陸町に行って来ました。
 行く途中の東和町の景色は、山が多く、杉や松などがたくさんあることや、田んぼや畑が多いことを実際に目にしながら「緑の色がいろいろあってきれい。」「田んぼがきれい。」などと話していました。美しい日本の緑を実感することができたようです。
 志津川に着いて、まず震災遺構に行き、防災庁舎などを見学しながら、2011年3月11日に発生した東日本大震災について説明をしました。日本もインドネシアも周りが海に囲まれ、地震や津波が非常に危険な地域ですので、こうした学習は大切なことです。子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
 また、バスを乗り降りするたびに「浅田さんありがとうございます。」「浅田さん、よろしくお願いいたします。」と、毎回笑顔で声を掛けていました。「今日だけでなく、毎日の登下校の時にもこのようにしっかり挨拶するので、とても気持ちいいです。」と、運転手の浅田さんは話していました。日本人が忘れかけている小さな感謝の気持ちが、この子どもたちにはしっかり根付いていることに感心させられました。
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<スシさんの日記から>
 南三陸町の震災遺構を見てきました。防災庁舎では43人が亡くなりました。想像すると急に怖くなり悲しくなりました。献花台でお祈りをしました。それからそではま海水浴場で遊びました。海水はとてもきれいでした。楽しい思い出ができました。貴重な体験ができて良かったです。また、海へいきたいです。

<サブリナさんの日記から>
 南三陸町に行って来ました。はじめに震災遺構を見に行きました。ここでは、つなみでたくさんの建物が被害を受け、人々が命を落としました。とても悲しいです。献花台でお祈りをしました。それから海水で遊んだり、アイスクリームを食べたり、多くの写真を家族に送れて良かったです。楽しかったです。
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■2024年7月25日

◇漢字テストがんばりました◇
 先週、日本語講師の先生方が作成した「日本語検定N4漢字リスト」で学習した漢字のテストを、抜き打ちで実施しました。平均点は96点です!繰り返しの学習が確実な定着に結びつくということで、毎日、学習した漢字を丁寧に単語帳に整理し、漢字カードを自作するなど、工夫して覚える努力をしてきた成果だと思います。読める漢字の数も大分増えてきていますので、今後もその習慣を続けていけるといいですね。
 今週から「みんなの日本語 初級Ⅱ」に入りました。これから「N3合格に向けての学習」「自己紹介や小論文を暗記して話したり書いたりする学習」「面接の練習」…などについて、いつまでに何をすべきか大まかに計画を立てました。目標達成に向けて、計画を踏まえた取組を期待しています。
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<チンタさんの日記より>
 日本に来て一番おどろいたことについて日記に書きました。
 チンタさんは、「トイレのウォシュレットのボタンが多いこと」の他に、「日本人は歩くのが早い」「時間通りにしないといけない」「ゴミが道路に落ちていない」「食べ物の味がうすい」「バイクが少ない」「カラスが多い」などをあげていました。いろいろな生活環境の違いはあると思いますが、早く日本の生活にも慣れてくれることを期待しています。
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■2024年8月2日

◇先輩とのオンライン交流会を行いました!◇
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 今日の12時半から、八戸学院に行った先輩たちとオンライン交流会を行いました。交流会では、入試に必要なことや進学後の生活などについて先輩たちに積極的に質問し、短時間ではありましたが、今後に向けての心構えをもつことができたようです。

<チンタさんの感想から>
 私は先輩たちとオンラインで話をしました。先輩たちに入学試験の作文のこと、面接のこと、アルバイトについて質問しました。先輩たちはやさしく答えてくれました。月曜日から金曜日まで勉強して土曜日と日曜日は介護のアルバイトをします。先輩たちはとてもすばらしいです。私もこれからしっかり勉強して先輩たちのようになりたいです。 
<スシさんの感想から>
 私は先輩たちに面接のときどうしたらいいか聞きました。面接の練習を先生方にいっぱいしてもらうようにアドバイスをもらいました。先輩たちのようになるために頑張ります。また先輩たちの話を聞きたいです。
<アウディアさんの感想から>
 今日、先輩たちと話をしました。先輩たちはきれいでかっこよかったです。作文の書き方と面接の受け方を教えてくれました。先輩たちのように日本語が上手になるように勉強します。    
<ファニさんの日記から>
 私は先輩たちから大学での勉強が大変なことを聞きました。でも、毎日とっても楽しそうです。先輩たちに負けないように日本語の勉強をがんばります。

◇夏の高校野球宮城県大会決勝戦の応援に行きました!◇
<ナビラさんの日記から>
 広くてきれいな楽天モバイルパーク宮城で、野球部の応援をしました。仙台育英の応援はすごいです。私も大きな声を出しました。試合は負けてしまったけど、これからも頑張ってほしい。また、応援に行きたいです。
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■2024年8月9日

◇専修大学北上福祉教育専門学校に見学に行って来ました◇
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 6日(火)、岩手県北上市にある「専修大学北上福祉教育専門学校」に進学予定の2人(ファティアさんとサブリナさん)が学校見学に行きました。専門学校の先生方に親切に対応していただき、説明会では今年度進学した先輩たちも同席し、2人にアドバイスをしてくれました。 
 また、実習室で行われている介護の授業にも参加しました、専門学校の先生方にはたいへん親切に対応していただき、とても良い体験ができた一日でした。

<ファティアさん、サブリナさんの感想>
 学校は、広くて大きくて普通教室、図書室、コンピュータ室があり、介護実習室などではいろいろな介護体験ができるところがあって、行くのが楽しみになりました。
 説明会にはやさしい先輩たちが一緒にいてくれて心強かったです。説明してくださった先生の説明が分かりやすく嬉しかったです。ベッドから車いすに移動するスライディングボードの使い方、電動ベッド、お風呂に入れる設備などが最新で高度なものが多く便利ですごいと思いました。
 今日は美味しいお弁当もごちそうになり楽しい一日でした。ここに来たいのでがんばります。
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◇『流しそうめん体験会』を行いました◇
 7日(水)の昼食時、鱒渕農園を管理してくださっている及川さんのご自宅の長屋の軒下で、衛生面に配慮しながら、「流しそうめん体験会」を行いました。日本文化に親しみながら、暑さを吹き飛ばすことがねらいです。留学生たちは初めて体験する流しそうめんに大はしゃぎで、そうめんをはじめ流れてくる様々な食材に舌鼓を打っていました。
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<シルフィアさんの日記から>
 初めて竹の上を流れる麺をはしですくって食べました。トマトやちくわ、きゅうり、切りもち、カニカマも流れてきてびっくりしました。友達はチリオイルを汁に入れて食べていました。とても美味しかったです。最後にデザートや甘いすいかもごちそうになりました。 また流しそうめんを食べたいです。今日のことは忘れません。ありがとうございました。
 

■2024年8月22日

◇授業の様子から その① ~ 何がでるかな ・ ゲーム ~◇
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 今週から東和蛍雪校舎での授業が再開しました。お盆休みの間は寮で過ごし、「みんなの日本語 初級Ⅱ」の予習と宿題、原田先生に指導をしていただいている論文作成など、自分のペースでたくさん勉強をしていました。
 今日の日本語講師の加瀬谷知子先生の授業では、先生が作った質問用紙を箱の中に入れ、その紙を箱の中から取り出しその質問に答えるという、ゲーム的な要素を取り入れた学習を行っていました。デシさんの質問は「日本の好きな歌は?」でしたが、デシさんはキロロの「未来へ」という歌を優しくきれいな声で歌っていました。ナビラさんとファニさんは「インドネシアの踊りを踊ってください」という質問に、インドネシアの「ジャポン」という踊りを披露していました。その他には「友達のよいころはどこですか」という質問もあり、お互いの素敵なところをみんなで話し合ったりして、和やかに「何がでるかな・ゲーム」を楽しみました。
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  • 【サブリナさんの学習ノート】
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<ウィニさん、デシさん、ファニさんの感想>
 みんなの前で「お互いの良いところ、介護の仕事の時に気を付けなければいけないこと、インドネシアの有名な場所、日本のすばらしいところ」などを日本語で話しました。日本語で話す練習ができるのでとても良いゲームだと思いました。
 みんなで歌を歌い、踊り、楽しく過ごしました。おもしろい授業ありがとうございます。今度は私たちが質問事項を考えて先生と一緒にやりたいです。


◇授業の様子から その② ~ となりの難しい県庁所在地 ~◇
 日本語講師の岩渕公一先生の授業では、「都道府県ぽ」に続く第二弾、“となりのトトロの歌”のメロディーにのせて、日本の県庁所在地名を覚えるために考案した、「となりの難しい県庁所在地」という歌を授業の初めに元気に歌っています。留学生はプリントを見ないでも歌えるように頑張っています!
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■2024年9月4日

◇自宅学習でも、宿題を頑張りました! ◇
 台風10号の影響により9月2日(月)~3日(火)は、留学生も迫HOME(寮)で、日本語講師の先生方から出された宿題に取り組んだり、入試での質問に備えた作文を書いたりするなど、真剣に学習に取り組んでいました。
 チンタさんが書いた「理想の介護」を紹介します。自分の思いがしっかり書けていることや、難しい漢字もたくさん使っていて日本に来てまだ2か月とは思えない文章力です。
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<理想の介護> チンタ
 日本は世界で最も高齢者人口が多い国として挙げられています。総務省統計局によると高齢者人口は年々増加し2023年には3,623万人に達しました。今後、日本は急速に高齢化が進み高齢人口において介護サービスのニーズは増加されると予想されています。このため日本は人材サービスの質を向上させる必要があります。
 現在、介護の現場で働き手を見つけるのは容易ではありません。今、日本の若者はオフィスで働くことを好みます。インドネシアでも同様なことが起きています。私がインドネシアの老人ホームで実践したとき、そこには介護者の存在はありませんでした。看護師とソーシャルワーカーしかいませんでした。私はソーシャルワーカーのアシスタントとして高齢者の社会問題の解決を手伝い高齢者に食事を提供するのが役割でした。より最適なサービスを提供するためには介護スキルが非常に大切になります。高齢者のニーズに対応できる最新のテクノロジーを活用してサービスの有効性と効率性を向上させることが大事です。
 介護とは高齢者や障害を持つ人が日常生活に困難を抱えていることに対して、自立を支援することを目的として提供されるサービスです。日本ではすべての介護士が遵守すべき介護の三大原則、すなわち、生活の継続性、自己決定の尊重、残存能力の活用があります。高齢者に最適な介護を提供するにはこの三大原則を忘れないこと。そして、高齢者と心と心の関係を深め信頼関係を築くことが肝要です。介護士としての専門性を活かしながら、高齢者の気持ちを良く理解し自立に向けて心を込めてサポートしていくことが理想の介護であると私は考えます。
 

■2024年10月1日

◇オンライン面接トレーニング◇
 9月25日(水)八戸学院大の松山先生やSGグループの方々にご協力をいただき、5回目のオンライン面接トレーニングを行いました。
 専門的な内容の質問も多く、受け答えが難しい場面もありました。しかし、分からない時は「もう一度お願いします。」「言葉の意味を教えてください。」などと聞き返し、「こういう時はこういう答え方をしましょう。」等のアドバイスをいただいていました。次回のトレーニングに向けて、「理想の介護について」「介護ロボットについて」「介護士になりたい理由」「今、介護士に求められているもの」などの質問に、しっかり整理をして自分の言葉で答えられるように準備してほしいと思います。
 面接トレーニングは4人の留学生が受講していますが、他の留学生も自分事として捉え、緊張感をもって聞いています。入試に向けてこのような体験をさせていただき、留学生たちも、松山先生・SGグループの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
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◇防犯講話◇
 9月30日(月)登米警察署の方々においでいただき「防犯講話」を行いました。
 「110番について」「交通ルールやマナーについて」「トラブルや犯罪に巻き込まれないために」「被害者支援制度」「災害時の対応」等、資料を使って説明してもらいました。説明のための資料はインドネシア語で作成されており、留学生からの質問にも丁寧に対応していただき、大変分かりやすく学ぶことができました。
 会の最後には、留学生を代表してチンタさんが次のように御礼の挨拶をしました。

 「登米警察署のみなさん、今日はお忙しい中、私たちのために防犯講話をありがとうございました。110番のかけ方、横断歩道の渡り方、自転車の乗り方、トラブルや犯罪に巻き込まれないために気を付けること、もしも被害にあったらどうしたらよいか、等について分かりました。今日の情報は私たちにとって大変役に立ちます。日本で安心して生活することができます。これから今日教えていただいたことを思い出して安全に過ごします。何かありましたら相談します。今日は本当にありがとうございました。」
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■2024年10月16日

◇育英祭に行ってきました!◇
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 10月12日(土)多賀城校舎で開催された育英祭に参加してきました。留学生は、様々な展示を見学したり、屋台で買い物をしたりしながら、思い思いに育英祭の雰囲気を味わっていました。また、午後の中ステージの発表では、いろいろな発表団体のパフォーマンスに目を奪われるなど、一日だけの参加でしたが思い出に残る一日になりました。
 16日(火)の日本語指導の時間に、育英祭に参加しての感想を一人一人みんなの前で発表しました。発表を聞いていた日本語指導の先生は、「育英祭を見てはいませんがその様子がよくわかる発表内容でした」とお話ししていました。発表した内容を抜粋してご紹介します。
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初めに入った科学部の展示で、クイズをやり質問に答えてお菓子の賞品をもらい、うれしかったです。
伝統的な獅子太鼓のパフォーマンスを見て、日本の文化を守ることはとても素晴らしいことだと思いました。
私は楽器を演奏することが好きなので、オーケストラ部の発表が一番面白くとても素晴らしかったです。
体育館で見た合唱部、ダンス同好会、よさこい同好会、チアリーディング部、オーケストラ部、書道部の姿がとてもカッコよく、とても楽しかったです。
屋台のパンケーキやトッポギ、揚げパスタなど全部美味しそうでした。私は、トッポギの屋台に30分くらい並びました。でも、美味しかったので満足感を感じました。
帰る近くになってクラスの友達が会いに来てくれました。あまり話せませんでしたが、会うことができて嬉しかったです。
新しい友達と写真を撮ったり、面白いパフォーマンスを見たりできてとても楽しかったです。忘れられない楽しい経験をすることができました。
各教室での展示を見ました。絵やアニメがたくさん展示されていた教室では、とても美しく目を楽しませてくれました。
ダンス同好会のパフォーマンスを見て、コンサートを見ているような気持ちになりました。また、チアリーディング部の人を上にあげてキャッチするパフォーマンスにはびっくりしたし、とても素晴らしいと思いました。
ステージ発表の全部のパフォーマンスが大好きでした。練習は大変だったと思いますが素晴らしい発表を見ることができて感謝したいと思います。
 

■2024年10月21日

◇八戸学院短大と「妙水苑」見学ツアー◇
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 一昨日19日(土)に、八戸学院短大に進学予定の2人(チンタさん、ウィニさん)が、大学の学園祭と短大卒業後に勤務する予定の介護施設「妙水苑」の見学に行って来ました。
 大学でも妙水苑でもたくさんの温かいお心配りをいただき、大満足の一日となりました。大学では、オンラインで面接指導を行っていただいている松山先生やSGグループの菊池様や橋本様、樊様に直接お目にかかることができました。また、昨年・一昨年に進学した先輩たちに学園祭の行われているキャンパスを案内していただき、介護に関するクイズや体験をしたり、いただいたチケットでいろいろな食べ物を買ったりして、学園祭の雰囲気を存分に味わいました。
 妙水苑に行く途中には、葦毛崎展望台に立ち寄っていただき、久しぶり海の景色を見ることができました。その後到着した妙水苑では、看護師長の佐藤様や介護福祉士のメイ様から介護の仕事などを丁寧に説明してもらいました。職場の皆さんや利用者さんの雰囲気がよく、見学を終えて「ここで働きたい」と二人は話していて、すてきな思い出とともに、ますますがんばろうという気持ちを強くしていました。
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  <チンタさんの感想>
 今日はとても楽しかったです。八戸学院短期大学では介護実習室、入浴実習室など、洗練されたものがたくさんあってびっくりしました。先輩たちから大学のことを聞いて私もここで学んで自分の可能性を広げたいと思いました。妙水苑ではここで働いているスタッフと一緒に仕事をするために、これから一生懸命勉強しようと思いました。
<ウィニさんの感想>
 大学で先輩たちと出会いとても幸せな気持ちになりました。お祈りする場所も教えてもらいました。松山先生からバザーチケットをもらい大学生が作ったたこやきを食べました。とても美味しかったです。妙水苑ではメイ介護士さんに「おじいさん、おばあさんが怒った時はどうすればよいですか?」と質問しました。メイさんは「できるだけ笑顔でやさしく世話してください。他の職員が助けてくれるから大丈夫」と答えてくれました。とても安心しました。
 

■2024年10月28日

◇東和蛍雪校舎鱒渕農園収穫祭◇
 10月24日(木)秋晴れの下、東和蛍雪校舎鱒渕農園の収穫祭でした。留学生たちは秀光中学校1年生と一緒にサツマイモ掘りをしました。サツマイモの頭が見えたところを丁寧に掘り進めていくと……サツマイモがたくさん出てきて、「おっきい!」・「たくさ~ん!」・「すごい!」などと大喜びしながら掘っていました。
 掘ったサツマイモはすぐに焼き芋にして、ほくほくのおいしい焼き芋を味わいました。また、焼き芋用のサツマイモを洗って新聞で包み、濡らした後アルミホイルで包む作業も進んで手伝っていました。
 サツマイモを収穫するだけでなく、焼き芋も味わうことができた楽しい収穫祭でした。留学生は「中学生はかわいい。」「楽しかった。」「サツマイモはインドネシアのものと違って大きかった。」などと感想を話していました。
 サツマイモはインドネシア語で「ウビ」と言うそうです。「ウビ」には細いものや黄色のものなどもあるそうです。留学生たちは、自分たちで収穫したサツマイモを何本か寮に持って帰り、サツマイモチップスを作ると話していました。きっと甘くておいしいサツマイモチップスができると思います。
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■2024年11月7日

◇仙台医療福祉専門学校に見学に行きました!◇
 11月5日(火)に「学校法人 北杜学園 仙台医療福祉専門学校」に進学予定の6名が、学校見学に行ってきました。
 学校に到着して工藤校長先生からご挨拶をいただき、その後、高橋先生、永野先生の案内で、実習室の見学や1・2年生の授業の様子を参観させていただきました。
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 実習室では介護浴槽や電動車いす等の実習で使用する器具の説明を受け、実際に動かしてみたりしました。また、授業見学では先輩たちから温かく声を掛けてもらい、明るい雰囲気に安心感を感じたようです。その後、先生方に不安なことや疑問に思っていることなどを質問し、1時間程度の訪問時間ではありましたが、学校に対する理解が深まる貴重な機会になりました。

〈質問したこと〉  
〇 専門学校の試験は年に何回ありますか?
 → 8~9月と1月の年2回です。1回目は13科目、2回目は10科目の試験があります。2年生では国家試験対策として月1回以上の模擬試験があります。
〇 昼食は学食がありますか?
 → 学食はありませんので、弁当持参かコンビニ等で購入して食べることになります。廊下には電子レンジが設置していますので、自由に利用できます。
〇 お祈りをする場所はありますか?
 → あります。広い部屋ではありませんが冷暖房完備です。利用については、授業以外のお昼休み等を利用することになります。

《デシさんの感想》  
 今日、私たちは仙台医療福祉専門学校に見学に行きました。入学後に勉強する介護の学習についてたくさん学びました。高齢者介護のための入浴の仕方、車いすの使い方など、学習をサポートしてくれる様々な施設を紹介していただきました。また、授業での学習の様子を見学し先輩たちとも知り合うことができました。今日の訪問を経て、専門学校に入学できるようにもっと勉強しようと思いました。
 

■2024年11月22日

◇寮での学習がスタートしました◇
 今週は寒波の到来で寒い日が続いたため、急きょ水曜日と木曜日は迫ホーム(寮)での授業に切り替えました。留学生にとっては、初めて経験する日本の冬です。気温計がマイナスを表示したことにもびっくりしていました。
 12月に入ると、日本語能力試験や短大・専門学校の入学試験が予定されており、風邪などひいてはたいへんです。来週から寒さ対策として迫ホーム(寮)での授業を実施していくことにしました。

◇最後のオンライン面接トレーニングでした!◇
 7月16日からスタートした八戸学院大学の松山先生やSGグループの皆さんによるオンラインでの面接トレーニングも20日(水)で最終日を迎えました。
 これまで、2週間に1回のペースで実施してきたオンライン面接トレーニングは、指導を直接受ける4人だけではなく、他の留学生もその様子を参観しながら学んできました。最終日となるこの日は、入試直前ということもあり、別室で一人ずつ面接を行いました。面接トレーニングを受けた4人は、それぞれ、わからない質問には聞き直したりしながら、緊張しながらもしっかりと受け答えをしていました。そして、最後にはこれまでのご指導への感謝の言葉と本番で頑張る決意を伝えていました。
 入試まで1ヶ月を切りました。これまで、面接や小論文、日本語指導など、多くの方々にご指導いただいてきましたが、試験本番では、これまでの成果を発揮できるよう頑張ってほしいと思います。
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◇地元の皆さんとピザパーティで交流!◇
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 22日(金)の昼食時、鱒渕農園を管理してくださっている及川さんのご自宅で、及川さんのご友人の方々も参加し「ピザパーティー」を行いました。あらかじめピザ生地を準備してもらい、それを丸く伸ばすところからスタートしました。うまく丸い形にした後は思い思いにトッピング。網にのせてピザ釜に入れると1~2分で出来上がりです。アツアツのピザに舌鼓を打ち、地元の方々とも交流を深めることができた有意義な時間となりました。