教育と進路

合格者メッセージ

2019年度 大学合格者からのメッセージ

特別進学コース 合格者の声

【推薦・AO入試】
  • 熱心なご指導で自習室も整っている最高の学習環境です

    鈴木さん(東華中出身)

    山形大学 人文社会科学部 人文社会科学科【公募制】

    鈴木さん(東華中出身)

    入学当初は勉強に集中できないのが悩みでした

     実は高校1年生のときのテストは下から数えた方が早いくらいで…成績は伸び悩んでいました。自宅で勉強していたのですがいまいち集中できず、2年生から自習室のオークルームで勉強するようにしました。2年生の後半からは、朝のホームルームが始まる前、1時間半ほど早く来て勉強して、放課後も3時間くらい勉強していました。宮城野校舎には図書室など自習スペースがたくさんありましたが、オークルームでの勉強が私にとって一番集中できました。わからないところがあると、その教科が得意な友達のところに行って教えてもらったり、反対にこちらも教えたり。先生のところに行って質問することもありました。塾には通わず学校で集中するように意識していましたが、とくにオークルームで自習するようになってから成績がぐんぐん伸びたという実感があります。

    受験に必要な本は図書館の先生に選んでいただきました

     祖母が山形に住んでいるので、国公立大学を目指そうと決めたとき、一番最初に頭に浮かんだのが山形大学でした。入国審査官になりたいという夢を叶えたいと思ったときに学科も決まりました。
     入試は公募制推薦で、志望理由書、読書感想文を提出しました。本を読むのが苦手だったので、本の選び方から難航してしまいました。図書室の先生にこういう本を探したい、と相談したところ、「ちゃんと読み込めて理解できるものがいいよ」、と小説くらいの厚さの文庫本を薦めてくださいました。
     面接では、志望理由書や読書感想文の内容について細かいところまで突っ込まれました。途中、言葉に詰まったりもしたのですが、「何かは喋ろう」と思って、用意していた答えではなくても志望理由書や読書感想文で書いたことを思い出して必死に答えました。合格を聞いたときには思わず泣いてしまいました。
     仙台育英は先生方が熱心に教えてくださるし、自習スペースもたくさんあるので、自分であまり勉強できないという人も自主学習の習慣が身につくと思います。整った学習環境を活用して、ぜひ頑張ってください。

  • 追いつけ追い越せ!の気持ちが、頑張るエネルギーでした

    阿部くん(利府中出身)

    早稲田大学 商学部【指定校】

    阿部くん(利府中出身)

    ゴールまでの道のりは数学の解き方に似ています

     国公立大学を目指して勉学に励んでいましたが、3年生の7月、学校に早稲田大学商学部の指定校推薦枠が届き、これは新たなチャンスだと思い決断しました。生徒会活動をしたり、YOSAKOIチーム「若獅子」の幹部として活動したりした経験が、思いがけず推薦の際に役立つことになりました。
     せっかくの高校生活を勉強だけで終わらせたくなくて、1年生から生徒会活動を始め、育英祭などの運営に携わりました。ゴールは一つですが、たどり着くまでの方法はいろいろあります。多方向から考えて一番いい方法を選び出すやり方は好きな数学とも似ていて、面白さを感じました。

    生徒会長の経験を試験の面接に生かすことができました

     生徒会長になったときは、研修旅行で立ち寄った松下幸之助歴史館で学んだ名言が参考になりました。自分一人の力には限りがあります。部員の得意分野や長所を生かしながら同じ目線で話し合うよう心掛けました。
     人前で話すのは苦手だったのですが、卒業式で送辞を述べたとき、2000人の卒業生や保護者、先生方の中で、在校生はただ一人という完全アウェー状態でした。そのプレッシャーを楽しむことができて初めて、苦手意識を克服できたと思いました。この経験は試験の面接のときに活きて、しっかり目線を上げて試験官と話すことができました。
     実は、僕には目標とする人がいました。1年上の先輩です。生徒会の会長やチーム若獅子といった同じような活動をしながら東北大学に合格しました。一般クラスからスタートして東大選抜クラスに移ったのも同じ状況だったので、その先輩に追いつけ、追い越せが一番の目標になり、結果を残すことができました。

  • 1分1分が勝負と考えて密度の濃い学習を心がけました

    箕浦さん(東和中出身)

    同志社大学 政策学部 政策学科【指定校】

    箕浦さん(東和中出身)

    自分の強い意志で陸上競技部のマネージャーに

     父と兄二人が野球部出身のため、家族全員野球好きでいつも甲子園中継を楽しみに見ています。高校野球の番組に出演する女性レポーターを見て、私もいつかスポーツにかかわる仕事がしたいと憧れていました。仙台育英を選んだのは、TV局の就職に強い有名私大に推薦枠を多く持っているからです。
     あまり運動が得意ではないのですが、マネージャー希望で陸上競技部に入ろうと思いました。しかし、たとえマネージャーでも大会や合宿に参加すれば勉強時間にしわ寄せが来るのではないか、部活はあきらめて受験に専念すべきなのではと、周りにとても心配されました。でも、運動部にいても絶対にトップの成績を取るからやらせて欲しい、と強気で宣言して入部しました。
     陸上競技部の短距離は60人を超える大所帯です。毎日遅くまで練習するほか、合宿が年に3~4回あるため夏期講習や冬期講習を数日休むことになります。マネージャーは選手全員の体調管理に気を配り、練習メニューに沿ってタイム計測やグラウンド整備、道具の準備をする予想以上の激務でしたが、自分で決めたことだと弱音を吐かず、部のために精一杯働きました。

    緊張感を保つ勉強法でトップを取りました

     特別進学コースは授業内容が難しくて進度も速く、私のいる東大選抜クラスはほとんどの生徒が部活をしていませんでした。こちらが部活や合宿で汗を流している間も周りは猛勉強しているのですから、私にとっては少ない時間をいかに効率良く使うかが勝負でした。そこで授業中、テストに出ると先生がおっしゃった箇所や重要な項目はノートに赤ペンで書き込み、休み時間に赤シートで覆って反復記憶。疑問点は先生を廊下でつかまえて質問し、夜は寮のチューターさんに予習復習を見ていただいて「学ぶ」と「覚える」を同時進行させました。部活をやっているのを理由に負けたくない、という反骨心で勉強を続けた結果、1年生の後半から成績1位に上がりました。志望大学に合格し、両親との約束も守れてホッとしています。部を引退した後より、部活で忙しいときのほうが密度の濃い勉強ができたので、後輩の皆さんも学習時に緊張感を保つ工夫をしてください。
     同志社大学政策学部には、スポーツ法政策や国際協力政策など多彩な専門教科があります。幅広い知識を身につけ、将来はスポーツ関連の海外プロジェクトに参加して国際社会に貢献したいと思っています。

外国語コース 合格者の声

【推薦・AO入試】
  • 甲子園応援も経験!チアリーディングは大学でも続けます

    尾串さん(蒲町中出身)

    立教大学 異文化コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科【指定校】

    尾串さん(蒲町中出身)

    ネイティブの先生からリアルな現地情報も

     中学でチアリーダー部に所属していたころから、仙台育英のチアリーディング部が甲子園で元気よく応援する姿をTVで見ていました。あのブルーと白のユニフォームを着てアルプススタンドに立つのが夢だったのです。外国語コースへ進学した先輩から、ネイティブスピーカーの先生が多いことや第二外国語が学べるという話を聞き、留学を考えるならここしかないと外国語コースを選びました。
     初めて教室へ入った瞬間、留学生の間でさまざまな言語が飛び交っている国際色豊かな光景に驚きました。今、同じクラスには中国とパプアニューギニアからの留学生がいて、私は韓国人の先生から韓国語を習っています。ネイティブの発音に耳が慣れているので、現地へ行ってもリスニングは困らないと思っています。「韓国社会は上下関係が厳しいから、目上の人にはこういう言葉を使うんだよ」と、その国の文化・習慣・社会環境について先生からリアルな情報を教えてもらえるのも大きなメリットです。
     英語だけで行う授業では、パワーポイントでプレゼンテーションを作り、スライドなどを使ってスピーチします。日本語を英訳してわかりやすく伝えるのは難しいですが、自分の考えを人前で堂々と話せる度胸がつきました。

    英検準1級に合格して甲子園の夢も叶いました

     将来は、外国人に日本語を教える教師になるつもりです。立教大学には日本語教師養成プログラムがあり、留学生を対象にした授業、地元に住む外国人向けの日本語教室など実践の場が多く設けられた環境に魅力を感じました。チア部は自分たちの大会以外に他の部の応援もあって、なかなか受験勉強に時間を割けませんでした。そこで学校のテストから、答えを間違えた問題を全て抜き出し、通学のバスや部活の始まる前、数分でもヒマがあれば反復し、知識の穴を埋めることに専念しました。推薦入試で高く評価される英検の資格も、苦手な長文に繰り返し挑戦することで読解力をつけ、準1級を取得しました。
     硬式野球部の活躍のおかげで、3年間で3度も甲子園へ行く夢が叶いました。吹奏楽部と合同で応援練習を重ねるうちに全員の団結力が高まり、大観衆で沸くアルプススタンドに立ったときは「ついに甲子園に来たんだ!」と震えるほど感動しました。TVカメラが向けられて緊張したけれど、最高の舞台で最高のパフォーマンスができたと誇りに思っています。立教大学にも東京六大学野球のリーグ戦があるので、これからもチアリーディングを続けていきます。

  • ハワイでの研修をきっかけに進路が明確になりました

    森下さん(沖野中出身)

    津田塾大学 学芸学部 国際関係学科【AO】

    森下さん(沖野中出身)

    難民支援の仕事に就くため大学で勉強します

     中学生のころ、ドイツで難民受け入れが始まったというニュースを知って、漠然とながら難民を支援するような職業に就きたいと考えるようになりました。気持ちがはっきり決まったのは、ハワイへの海外研修がきっかけでした。
     私は英会話が苦手で、ハワイに行くまでは不安で一杯でした。でも、初めて接する現地の人たちは優しくて、私の片言の英語を一生懸命理解しようと耳を傾けてくれました。また、ホストファミリーは、毎日英語の練習時間をつくってくださったので、いつの間にか不安な気持ちが吹き飛んでいました。同時に「迫害から逃れ、何の準備もなく日本にきた難民は、どんなに不安な気持ちでいるのだろう」と気になり始めました。「日本にいる難民の力になれるような勉強をしたい」という明確な目標ができて、志望大学を津田塾の国際関係学科に絞りました。

    さまざまな経験をし未来が広がりました

     AO入試を受けるには、2000字の小論文を提出しなければなりません。オープンキャンパスに行ったとき、先輩に「1次試験の論文が認められれば、合格に近づく」とアドバイスを受け、夏休み返上で学校に通い、朝から夕方までパソコンに向かいました。先生には添削をお願いし、大変お世話になりました。最初は赤字だらけでしたが、書き直すたびに赤字が少なくなり、形が見えてきました。
     3年間で、私は大きく変わりました。苦手だった英語がいつの間にか点数の取れる科目になり、英検2級も取得できました。茶道部に入り、お客様の前でお点前をするという体験もし、大学でも茶道を続けたいと思っています。外国語コースに入ったことで、想像していなかった未来が広がりました。

  • カナダ留学で積極的な姿勢が身につきました

    大槻さん(湊中出身)

    東北学院大学 文学部 教育学科【AO】

    大槻さん(湊中出身)

    留学で学習に対する考えがガラリと変わりました

     英語力をもっと磨きたいと思って外国語コースを選びました。2年生からIBDPを選択しましたが、最初はIB受講をしようとは全く考えていませんでした。受講したいと思うきっかけになったのは、1年生の9月頃に3ヶ月のカナダ留学を体験したことです。学校から紹介されたプログラムで、ホームステイをしながらカナダの地元の高校に通うという内容でした。
     現地で授業を受けてみて、日本と形態が全く違うのに驚きました。調べることが中心で自分たちが主体となる授業は新鮮で、とても楽しいものでした。その経験から、IBの授業を受けてみたいと思うようになりました。
     また、カナダの高校のクラスには留学生が多くてみんな英語が流暢なのに驚きました。でも少しずつ英語にも慣れてきて、後半になってからは楽しく授業を受けることができました。
     この海外研修で、自分の学習に対する考えが180度変わりました。自分で考えて何かを書いたり、何か作ったりすることがあまり得意ではなく、抵抗があったのですが、現地の授業を受けて、「自分で考える力を身に付けたい」と思えるようになりました。

    先生と生徒の距離が近いのが外国語コースの利点のひとつです

     IBは、ディスカッションとプレゼンテーションの授業が特に好きでした。ディスカッションは自分とは違う意見を聞くことができるので、自分の考えだけに固執せずに考えられるようになりました。プレゼンテーションは、自分で構成を考えて、発表して共有することができるのがとても新鮮に感じました。
     英語(イングリッシュB)の授業では、コマーシャル動画を作成しました。自分で撮影したり動画を作ったり…難しかったけれどやりがいがあって、出来上がったときは大きな達成感がありました。
     外国語コースは仙台育英の中では少人数のコースで、先生と生徒との距離も近く、質問もしやすいです。先生はどんな質問でも親身になって答えてくださるので、積極的にコミュニケーションをとるといいと思います。大学進学後は幼いころからの夢であった教師になるために、今よりもっとたくさんのことを学びたいと思っています。

英進進学コース 合格者の声

【推薦・AO入試】
  • サッカー部と両立しながら頑張り抜きました

    鎌田くん(御所野学院中出身)

    立命館大学 情報理工学部 情報理工学科【高大連携】

    鎌田くん(御所野学院中出身)

    高大連携講座でプログラミングを学び大学でも勉強したいと思いました

     高校3年間を振り返ると、サッカー一色の高校生活でした。試合中にケガをし、焦って完治する前に、また同じところを痛めてしまったことがありました。時期的にメンバーに入れそうなときだったので、かなりの挫折を味わいました。当時はとても落ち込みましたが、親から「今サッカーはできないけれど、そういうときこそリハビリや勉強を頑張ったらいいんじゃない」と励まされ、勉強への意欲が湧きました。
     立命館大学の高大連携プログラムについては、担任の先生から話を聞いて興味を持ちました。難易度が高そうだなとは思ったのですが、入試の合否に関わらず自分の経験になるはず、と挑戦してみようと決めました。
     プログラミングにはもともと興味がありました。高大連携講座の講義内容はそれに即したものだったので、改めて面白いと感じて、大学に進んでもっと勉強したいと思うきっかけになりました。

    目標を達成するためには受け身になってはいけません

     サッカーでの挫折はありましたが、その出来事の悔しさをバネにして、勉強を頑張ったので志望大学に合格でき、結果につながったと思います。それに、自分が合格できたのは、先生から高大連携プログラムを受けるチャンスをいただいたときに飛び込んだからこそだと思います。受け身になってはダメだと思うので、自分から積極的に情報を集めることです。志望大学がどういった授業をするのか調べて、自分の将来と照らし合わせてみるとより具体的になります。行きたいと思ったら準備をすることが大事です。
     将来はプログラマーも視野に入れているのですが、IoT(Internet of Things)の分野に進みたいと思っています。車の自動運転や、医療現場でも進んでいる患者のデータ化、農業の自動化などに携わり、将来もっと便利な世の中になるように貢献していけたらと思っています。

  • 部活と授業で切り替えスランプを乗り切りました

    赤間くん(袋原中出身)

    東北学院大学 経営学部 経営学科【指定校】

    赤間くん(袋原中出身)

    充実した3年間が指定校推薦につながります

     志望大学に合格できたのは、中学3年生のときの決断が大きかったと思います。小学校から続けてきた陸上をやりながら大学にも行きたいと迷っていたとき、仙台育英の個別相談会があることを知りました。そこで言われたのは、「きちんと授業を受けて充実した3年間を送れば、指定校推薦の道は開ける」ということでした。学校の指導を信じ、推薦で進学しようと目標を絞りました。
     特に意識したのは、日常生活では無遅刻無欠席を目指すこと。成績ではオール5の評価をいただくことでしたが、どの科目にも苦手意識がなかったのは良かったです。特に好きだったのは数学です。一つしかない答えにたどり着くまでの過程を理論的に述べるのが面白く、楽しく勉強できました。税理士や経営に携わる仕事をしたいと思って選んだ大学の経営学科でも、数学は大事な科目と聞いているので、やりがいを感じています。

    0.01秒の差を縮めるため日々の練習を積み重ねました

     普段の生活は、授業が終わると陸上の部活に直行です。毎日2時間の練習は大変でしたが、仲間に恵まれて充実していました。短距離走は0.01秒の差が結果に出る競技なので、少しのミスも許されません。体づくりに始まり、走りのバランスや体感の調節を日々積み重ねてきました。1年生で掲げた目標をクリアできたまではよかったのですが、その後記録を延ばせず、走るのが嫌になったことがありました。そんなとき、陸上から少し離れて勉強に集中することで気分転換ができ、記録に再挑戦しようという意欲が湧いてきました。部活と勉強の両立を果たせたのは大きな自信になっています。

  • 学校のサポートで英検2級を取り入試が断然有利に!

    庄子さん(広瀬中出身)

    東北福祉大学 健康科学部 保健看護学科【AO】

    庄子さん(広瀬中出身)

    足りない勉強時間は効率でカバーできます

     吹奏楽部の部長で、パーカッションを担当していました。中学でマーチングコンテスト全国大会に出場した経験があったので、吹奏楽部の実績が高くて大学進学率も良い仙台育英は当然の選択でした。部長になると連日遅くまで練習の指導にあたり、大会に向けたメニュー調整、大人数の部員の統率などやるべき仕事が多くて必然的に勉強時間が削られます。成績が落ちて悩みましたが、英進進学コースには強豪の運動部で厳しい練習をしているにもかかわらず、テストで良い点を取る人が多いことに気づきました。
     私と似た環境なのに、彼らは学業でしっかり結果を出しているのです。成績が下がったのを部活のせいにするのは言い訳だと反省し、少ない時間を活かす勉強法を工夫しました。まず、通学の電車内です。ノートを開くと他の乗客の方の迷惑になると思い1ページずつスマホで撮影し、手元で画面を切り替えながら暗記と復習。自宅学習は頭がクリアな早朝型に切り替え、テスト前は夜7時まで学校に残り、友達とわからないところを教え合って勉強しました。

    英検2級の受験時に先生からアドバイスをいただきました

     通学中に体調を崩してしまったとき、同じ車両に乗り合わせた方々が心配して声をかけ合い、外へ出るのを介助してくれました。差し伸べられた手の温かさに感激し、私も困っている人の力になりたくて看護師を目指す決心をしたのです。
     東北福祉大のAO入試は、英検2級取得者の外国語試験を免除し、満点換算とする優遇措置があります。英検は学校が丁寧にサポートしてくれるので、受かれば大きなアドバンテージになると考えて2級に挑戦しました。二次試験のスピーキング対策で先生に模擬面接をしていただくと、長文の音読で何度も詰まってしまう欠点を指摘されました。「ネイティブの発音を繰り返し聞いて、真似するといいよ」というアドバイスに従い、英語のCDを流しながら一緒に声を出してテキストを読み、文の流れと息継ぎのタイミングを覚えました。しばらく続けると長文の音読がなめらかになり、発音も改善して会話力アップ。2級に無事合格したのが自信となって、入試本番に落ち着いて臨めました。
     英検も受験も本番の日から逆算して早めに計画を立て、必要な学習を積み重ねたことが合格につながりました。部活の悩みに相談にのってくれた仲間たち、そしていつも実践的なアドバイスを下さった先生方に心から感謝しています。

情報科学コース 合格者の声

【推薦・AO入試】
  • パワーポイントでのプレゼンや資料作成も上達しました

    菅原くん(塩竈第三中出身)

    神奈川大学 経済学部 経済学科【指定校】

    菅原くん(塩竈第三中出身)

    「自分で疑問を持つ」ことを大切にしてください

     神奈川大学を志望したのは、一度見学したときに雰囲気が気に入って、ここで勉強してみたいと感じたからです。指定校推薦で受験する資格をいただくためには、事前に校内テストで選考があるので、全評定5が取れるようにテストでも上位を維持してきました。勉強は話を聞いたり、授業を受けることはもちろんですが、そこから「自分で疑問を持つ」というのが重要だと思います。
     中学のときは陸上、バスケ、駅伝などスポーツに力を入れていたので、高校では勉強を頑張ろうと思い仙台育英に入学。以来、勉強一本で頑張ってきました。資格取得も積極的に挑戦し情報処理検定1級、MOS エクセルを取得しました。
     情報科学コースでは生徒が授業でワードやエクセル、パワーポイントを使ってプレゼンテーションをします。授業でも資格取得のためにワードやエクセルの使い方の説明を受けるので、それをそのまま授業やノート作成に応用できました。データが残っているので、3年生になってあらためて1年時に作成したパワーポイント資料を見返してみると、今と全然違うことに気づき、上達したんだなと自分で実感することができました。今の方がずっと見やすい資料が作れていると思います。

    クラスメイトと情報の専門的な話ができるのがとても楽しい!

     入学後、情報科学コースで話を聞いてみると、パソコン初心者の人も多く、みんなそれぞれの考えで入学していたことがわかりました。私の場合は入学前からパソコンが身近だったので、他の人から質問されることも多かったのですが、2年生になると専門的な授業が増えたこと、さらに情報処理検定3級を1年のときに全員受験したこともあって、クラス全員と情報の知識を共有できて、学校がますます楽しくなりました。加えて3年生になると情報処理検定2級、1級を受ける人もいるので、より専門的な話ができたのが嬉しくて、とても印象に残っています。
     3年間を振り返ると、とにかく毎日が楽しかったことと、1年生のときに立てた「3年間の勉強を頑張る」という目標を達成することができ、充実感でいっぱいです。

  • 情報処理検定1級の資格が推薦入試の武器になりました

    新田さん(東豊中出身)

    東北医科薬科大学 薬学部 薬学科【公募制】

    新田さん(東豊中出身)

    1人1台のマイパソコンで練習に励みました

     3年間を振り返るといろいろなことが浮かんできます。研修旅行で訪れた沖縄の青い海も印象的でしたし、1年生の合唱コンクールで伴奏をしたことも心に残っています。練習前はざわついていても、私がピアノを弾き始めると静かになり、練習を重ねていくたびに上手になっていくのが実感できたので、弾いていてうれしかったです。
     一生懸命取り組んだのはパソコンです。授業は1人1台のパソコンを使い、先生が基礎からしっかり教えてくださるので、英語のコマンドもすぐに覚え、グラフも自在に作れるようになりました。

    ワードとエクセルでの快挙は奇跡のように思えました

     病気になったときにお世話になった薬剤師さんの姿を見て、同じような方向に進みたいと思って薬学部を志望しました。一般入試も視野に入れていましたが、まず、一番早く合格が決まる公募制推薦に挑戦することになりました。心配だったのは面接です。引っ込み思案な性格なのでかなり練習をしました。先生には「大きな声で、もう少し早く話すように」と、アドバイスをいただきました。
     自信を持ってアピールできたのはパソコンの技術です。1年次では「MOS世界学生大会2017日本代表選考」の高校部門ワードで、2年次ではエクセルで、それぞれ入賞を果たしました。良い点数を取れた手応えはあったのですが、まさか全国レベルで評価されるとは予想していなかったですし、入賞できたのは応募全体の約0.3%と聞いて、奇跡のように思えました。また、情報処理検定で1級の資格も取得できました。2級と1級の差は大きく、一気に難しく理論的になるので、大きな武器になったと思います。

  • カルテ電子化が進む医療業界でもIT系資格は有用です

    武藤さん(塩竈第三中出身)

    東北文化学園大学 医療福祉学部 看護学科【AO】

    武藤さん(塩竈第三中出身)

    プリントとワークでスムーズに資格を取得

     情報科学コースでは、普通科目の授業もタブレットパソコンを使います。先生の話を聞きながら関連資料をネット検索し、レポートをWordで作成する過程で初心者もソフトの操作に慣れていく仕組みです。ITの授業には資格取得に必要な知識と技術が盛り込まれています。たとえばExcelで最初は足し算・引き算しかできなくても、グラフを作ってみよう、次はデータを分析してみようと新しい使い方を教わり、できる作業が増えるほど楽しくなってスキルが上がります。カリキュラムが実践的なので、授業と別に自分で資格検定のための勉強を始めなくていいのはとても助かりました。
     私の資格試験の受験対策はミスした問題だけ反復する学習法です。一度正答した問題はもう間違うはずがないと切り捨て、間違えた問題をすべてピックアップして繰り返し解き、弱点を確実につぶしました。志望大学合格には、真面目に授業を受けて宿題をきちんと提出することが最も大事です。長期休暇にはプリントとワーク(問題集)が大量に出されますが、これを手抜きしてはダメ。宿題は定期テストの点数アップに有効で、資格検定にも役立ちます。私はMOSのWordとExcelのスペシャリスト、情報処理検定2級を取得しました。

    看護のエキスパート、専門看護師が目標です

     進路を決めたきっかけは、祖母が脳血栓で倒れて手術をしたことです。祖母のベッドでてきぱきと処置をしながら、私たち家族の体調まで気遣ってくれる看護師の方々に感謝と尊敬の念を抱きました。このとき、医療現場で活躍する『専門看護師』という存在を知って、志望大学を医療系学部に絞りました。東北文化学園大学の看護学科はチーム医療を重視し、リハビリテーション学科と協力して実習をおこなうなど、学科の枠を越えてケアの質を高める取り組みをしています。オープンキャンパスでは棟内の最新設備を見学し、実際の器材を使って脈拍や血圧を測る体験をしてきました。
     情報の資格はIT分野に留まらず、どんな業界でも有用なスキルです。医療現場では電子カルテの管理、データ入力のほか治療計画を表作成して患者さんへの説明に使うなど、業務能率を上げるのに欠かせません。高校で身につけた資格を活かして臨床経験を積み、弱者に寄り添える優しさを持った専門看護師を目指します。

フレックスコース 合格者の声

【推薦・AO入試】
  • 互いに信頼し、競い合える仲間を得たことが財産です

    松本くん(山形第一中出身)

    武蔵大学 経済学部 金融学科【指定校】

    松本くん(山形第一中出身)

    花園出場を目指して質の高い練習を重ねました

     山形県で唯一ラグビー部がある中学から、有名なブレンデン・ニールソン(日本名:ニールソン武蓮傳)コーチの指導を受けたくて仙台育英へ来ました。任されたのはバックスで、正確なハンドリングと機敏なステップが要求されるポジションです。ブレンデンコーチのトレーニングはただ量をこなす従来の方式とは違い、どういう目的でどの筋肉を鍛えるか、それがどんな効果を生むか理論を明確にするスタイルで、内容もバリエーション豊か。短時間で次々と動きが変わるので、集中が切れません。クオリティの高い練習でチーム全員がどんどん力をつけていくのがわかりました。
     ラグビー部には『花園に20年以上連続出場』という先輩方が築いた輝かしい歴史があり、私たちはその伝統を背負って真剣に部活に打ち込んでいます。2年生で念願の花園に立ちましたが、スタメン出場を目指していた3年の夏に左膝をケガしてしまいました。試合に出られない日が続いて落ち込んでいたとき、仲間たちがベンチに来て「お前が少しでも出られるように、いっぱい点を取ってやるから」と励ましてくれて、胸が熱くなりました。困難にぶつかってもくじけない心は、信頼する仲間との強い絆で培ったものです。

    勉強する寮生の姿に良いライバル意識が湧きます

     ラグビー部は遠征試合がある日も、できるだけ学校を休まない方針です。部活動で勉強時間が少ない分、授業に集中してわからないところはすぐ先生に質問し、翌日に持ち越さないよう心がけました。寮生活だと朝練の日は午前6時に起床。授業が終わったらまた部活へ行き、寮へ戻るのが夜8時で、勉強は入浴や洗濯を済ませた10時ごろから始めます。授業の予習復習を中心に、テスト前は対策プリントを何度もやりこみました。疲れて眠い日があっても、寮にいると同級生が志望大学を目指して勉強する姿が目に入り、自分も負けるものかと怠け心が消し飛びます。3年間、受験でも試合でも共に戦った大切な仲間とは、卒業後もずっとつきあいを続けていくでしょう。
     上位の成績が取れたためスポーツ推薦ではなく指定校推薦を使い、全国で3校のみ設置されている金融学科を志望しました。株式や円高など金融の基礎を学び、社会で活躍できるスキルを身につけます。武蔵大学のラグビー部はBグループで昇格を狙っているので、レギュラーの一角に食い込んでチームの戦力になれるよう頑張ります。

  • 努力した人には必ずチャンスが巡ってきます!

    齋藤さん(みどり台中出身)

    大東文化大学 社会学部 社会学科【指定校】

    齋藤さん(みどり台中出身)

    部活動との両立は体力勝負! 気合いで頑張りました

     小学2年生から続けているサッカーを続けるため、仙台育英に推薦で入学し、念願の女子サッカー部に入部しました。全員が意識を持って取り組むことでチームの協力する気持ち、仲間を思いやる気持ちが深まることで、サッカーに対する思いが高まって、試合に勝てたときに喜びを分かち合えるのが魅力だと思います。個人的にサッカーを厳しい環境でしっかりと学びたいと思っていたので、私にとって素晴らしい環境でした。
     部活動をしていない人に比べるとどうしても勉強に取り組む時間に差がでてしまうので、テスト前は随分遅くまで勉強しました。今振り返ると、よくそんな体力があったなと自分でもびっくりします(笑)。朝練、午後練もあった日には授業は睡魔との戦いでしたが、気合いで頑張り抜きました。

    この大学でサッカーをしたい、という強い思いで再挑戦

     最初は大東文化大学のスポーツ科学科を目指していたのですが、AO入試では残念ながら不合格。けれどこの大学でサッカーを続けたいという強い思いがあったので、指定校推薦枠があると知り、学部を変えて再挑戦しました。
     部活動を引退してからは、面接の練習は放課後に残って先生に練習していただきました。やるだけやったという自信が欲しくて、不安はなくしておきたいという気持ちもありました。
     指定校推薦という新たな目標ができたので、評定を下げないように気を配りました。先輩からも「評定は高いほうがいい、選択肢は多いほうがいい」とアドバイスをもらっていたので、挫折せずに頑張ることができました。
     仙台育英は私立の高校なので、部活動と勉強をきちんと両立するための環境が整っているのが強みだと思います。後輩のみなさんはぜひ明確な目標を立ててほしいと思います。高い目標を持っていれば、自分の道が見えてくるはずです。部活動でも勉強でも努力した人にはちゃんとチャンスが巡ってきます!

  • 仲間たちとぶつかり合うことで成長できました

    丸子くん(秀光出身)

    東北公益文科大学 公益学部 公益学科【指定校】

    丸子くん(秀光出身)

    仲間と切磋琢磨して成長できました

     野球に集中できる環境を求めて、秀光からフレックスコースに。軟式野球部に入っていた中学時代と違って硬式野球部は大所帯。それぞれ考え方が違うので、時にはぶつかることもありましたが、みんなで話し合って問題を解決し、積極的に自主練習にも取り組みました。人間としてどのような選手が求められるのか、どうやったらチームが勝てるのか。みんなで話し合いを重ねるうち、自分に欠けている部分が自覚できるようになり、大人として成長できたと思います。野球部全員が同じクラスだったので一緒に過ごす時間が多く、お互いを深く知ることができていい友達もできました。

    大学の野球部でレギュラーを目指します

     中学の先生には自分の実力ではベンチに入ることも難しいかもしれないと言われていたのですが、2年生の秋の大会ではベンチ入りしたので希望が湧いてきました。しかし、最後の夏、自分は甲子園のスタンドにいました。仲間の活躍を応援しながらも、気持ちは複雑でした。憧れだった甲子園は、悔しいような、何とも言いがたい場所になりました。そのときの気持ちをバネに、大学の野球部でもう一度頑張ってみます。
     山形の大学を選んだのは、自分の地元に恩返しをしたかったからです。公務員講座で勉強し、地方公務員になって、地域活性化の役に立ちたいと考えています。

技能開発コース 合格者の声

【推薦・AO入試】
  • 指定校推薦というチャンスを最大限に生かしました

    三浦くん(宮床中出身)

    立正大学 経済学部 経済学科【指定校】

    三浦くん(宮床中出身)

    苦手教科をつぶしていくことで1歩ずつ目標に近付きました

     進学や就職など進路を決めかねていたのですが、仙台育英には指定校推薦の依頼がたくさん来ていて、恵まれた環境の中で進路の選択が出来ることを知り、推薦枠で大学に行こうと決心しました。
     推薦をいただくには成績の評定を上げなければなりません。評定は全教科が対象なので、2年生の後半からは、苦手教科をつぶすことに力を注ぎました。苦労したのが数学です。特に春休み中は、親が心配するぐらい机に向かい、これまでにないほど勉強に熱を入れました。指定校推薦が決まったとき、高校3年間で一番の達成感を味わいました。

    鏡を見ながら表情を研究し面接に臨みました

     大学の面接を受ける際には、推薦入試を受ける友達と一緒に、先生の指導を受けながら練習をしました。「学校の代表なのだからきちんとしなければ」と、おじきの角度などしっかりと指導していただきました。顔の表情が緩んでいるという指摘ももらったので、家では鏡に向かって表情も研究しました。
     面接本番では、自宅がある宮床から1時間かけて自転車通学をしたことを話しました。混雑するバスや地下鉄を乗り継いで通学することを考えたら、外の空気に触れて通った方が健康にもいいと思ったからです。最初は疲れて、家に帰ると寝てしまいましたが、徐々に慣れてきました。朝、自転車をこいで学校に行くと頭が活発になって授業に集中できたことは、思わぬ効果でした。さすがに暴風雨の時は断念しましたが、風が吹いて思うように進めない時もペダルをこぎ続けた3年間。忍耐力は誰にも負けないという自信が生まれました。

  • 好きな数学を徹底的に強化しました

    佐藤くん(中野中出身)

    東北文化学園大学 総合政策学部 総合政策学科【指定校】

    佐藤くん(中野中出身)

    友達に教えることで自分にとっても勉強になりました

     小学校から公文を習っていて、数学が得意科目です。より詳しく学びたいと思い学校設定科目は数学を選択しました。大学進学と就職、どちらを選ぶにしても勉強は大事だと思ったので、授業で先生の話をきっちりと聞いて高い評定を維持するように心がけました。わからないところはそのままにしていくと、次も点数がとれません。質問があるときはすぐに先生に聞きに行きました。
     人に勉強を教えると自分にも身につく、ということを聞いて、得意な数学を中心に友達に教えたりもしました。実際、自分のやり方で解いていたものを人に教えているときに「こっちのほうが簡単だな」と思える解法が見つかったりしました。

    早い時期から余裕を持って準備しましょう

     たまたま男子だけのクラスだったのですが、他のクラスと比べてもかなり賑やかだと思います。体育のクラス対抗イベントでも強いです。一番印象に残っている行事は育英祭です。3年生のときはクラスでフライドポテトの販売をしました。クラスで話し合って販売品を決めて、やりくりをして…というのも貴重な経験だったし、何より楽しい思い出になりました。
     反省点としては、定期試験で1週間前にならないとスイッチが入らなかったことです。また、自己推薦文も夏休みから考えていたのですが、夏休みが終わってもなかなか書き終わらなくて、ギリギリまでかかって完成させました。後輩のみなさんには、大学を目指すときは早い時期から余裕を持って挑戦してほしいと思います。

  • プリントを繰り返し解いて成績をアップ!

    室岡さん(中野中出身)

    聖和学園短期大学 キャリア開発総合学科【指定校】

    室岡さん(中野中出身)

    部活動に熱中して見つけた自分の適性と進路

     具体的な目標がなく、大学進学さえ考えていなかった私にとって毎日の勉強はなかなかやる気がでないものでした。でも、友人とアニメやゲームの話で盛り上がり、体育祭の練習で団結するクラスの和やかな雰囲気になじむうち、授業にも耳を傾けるようになりました。わからなかった問題が先生の丁寧な説明を聞いて、なるほどそういうことか、と理解できると急に面白くなります。苦労したのはテスト前の対策プリントで、時間をかけて頑張っても最後までたどりつけず、提出できないままの日もあって、正直なところ真面目な生徒とは言えませんでした。
     演劇部に入って舞台「ナイトクルージング」で音響係を務めたのがきっかけで、裏方作業に熱中しました。無数の音素材の中から演技にぴたりとはまる音を探し、なければ合成して要求どおりの音を作り出す……地味だけれど舞台を支える大切な仕事です。図書館へ通って演劇の資料を読むのも楽しく、ある日「本の管理や整理で図書館を支える裏方的な事務は、本好きな自分に向いているんじゃないか?」と閃きました。先生に相談すると、公共図書館で働く司書の資格が取れる大学を薦められ、聖和学園短期大学に指定枠があることも教えてくださったのです。ぼんやりしていた未来が初めて見えた気がしました。

    実力がついたのは苦労した課題のおかげです

     推薦入試に重要な評定で、テストの順位が低いのは致命的です。でも、勉強のモチベーションが低かった時もテストの点数はなんとか取れていました。毎回苦労して対策プリントを解いたおかげでしょう。やった分はちゃんと力がついていたんだと納得しました。継続は力なり、です。本番を前提とした模擬面接では「自己アピールが下手なのは、難しく考えすぎるから。もっと単純な受け答えでいいんだよ」と指導され、リラックスした態度で発言するよう意識しました。
     人間関係がうまくいかず孤立しかけたときも進路で迷ったときも、演劇部の顧問や担任の先生に相談して気持が楽になり、道が開けました。信頼できる先生方と仲間に支えられて志望大学に合格し、仙台育英に来て良かったと心から思えます。
     図書館の絶対数が少ないために司書は狭き門で、資格を取っても就職できる保証はありません。それでも大好きなポエムや短歌の本を読み、美しい世界、美しい言葉に触れていたい。その夢を叶えるため、大学でも勉強を続けていきます。