第2回 メディカル・コ・ラボ
診療放射線技師の仕事や
医療現場のリアルな事例のお話も
本校では医歯薬系大学を志望する仙台育英学園高等学校 特別進学コース・秀光コースを対象にした『MAP(Medical Academic Programme)』クラスが設置されています(両コースの希望生徒は、2学年進級時に選抜を経て所属)。MAPでは医歯薬系国内大学への進学を目指した指導が行われており、医歯薬系(国公立大学医療・医科学系を含む)の講義だけでなく体験も重視した、特別講座「メディカル・コ・ラボ」を高大連携・医療機関連携で実施しています。
第2回メディカル・コ・ラボは、天候不良のため延期となり3月4日(土)に実施されました。場所は宮城野校舎 南冥ミーティングルームです。今回は「医療とAIの気になる関係」をテーマに、東北大学大学院医学研究科 画像診断学分野の助教である小林智哉先生に指導をしていただきました。
心臓や背骨の三次元の画像データを
実際に見せていただく場面も
最初に、小林先生の自己紹介から始まりました。はじめに緊張している生徒たちが思わず笑顔になるような、ご自身の楽しいエピソードを披露していただいた後、話題は画像診断学や、放射線診療のことに移ります。まず“診療放射線技師の仕事とは何か”というところから始まり、小林先生が監修をされた、主人公が診療放射線技師のドラマ作品「ラジエーションハウス」について例を挙げながら話していただきました。とくにドラマならではのフィクション表現を、医療現場での実例と一緒に紹介していただくことで、脚色された場面について大変わかりやすく解説していただきました。他にも、検査で使用するCTとMRIの違いについての説明や、そして実際にCTで撮影した心臓・背骨・大動脈などの三次元データを投影しながらお話していただくなど…。東北大で進められている最先端の治療と研究を元に、大変貴重な内容をお伺いすることができました。
生徒たちのレポート
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