第2回 メディカル・コ・ラボ
ストレスとシグナル伝達の関係性を
わかりやすく解説していただきました
本校では、医歯薬系大学を志望する生徒に向けて『MAP(Medical Academic Programme)』クラスが設置されています。MAPでは医歯薬系国内大学への進学を目指した指導が行われており、医歯薬系(国公立大学医療・医科学系を含む)の講義だけでなく体験も重視した、特別講座「メディカル・コ・ラボ」を高大連携・医療機関連携で全5回の実施を予定しています。
第2回のメディカル・コ・ラボは、9月2日(土)に宮城野校舎 南冥ミーティングルームで行われました。今回は「細胞がストレスに適応するしくみを解明して新しい薬を創る」というテーマで、東北大学大学院薬学研究科 教授の松沢 厚先生に指導をしていただきました。
メンタルストレスによって
人間が受ける影響について
まずは松沢先生から、ストレスとは“生命以外の環境から受ける圧力”なのだと解説をしていただきました。本来大学生が受ける講義を、高校生向けにアレンジした内容です。人間はストレスを受けることで細胞の機能が低下し、内分泌ホルモン分泌の異常などで抵抗力が下がるため、“生きることはストレスに適応することである”ことについて分かりやすい説明がありました。また、満腹になるまで餌を食べるサルと腹八分目まで与えたサルでは、寿命に違いが生まれました。その老化は活性酸素に関係しているのでは、という興味深い研究の結果についても話していただきました。
松沢先生のお話の中で、「がんの原因はシグナル伝達の異常が原因です。シグナル伝達の仕組みを明らかにすることは、がんやアレルギー(自己免疫疾患)、糖尿病などのさまざまな疾患の原因の解明にもつながっていきます」とストレスへの適切な応答ができる状態が健康である、という薬とストレスの関係について研究の説明があり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
さらに、東北大学の薬学部の教育目的やカリキュラムを映像と一緒に話していただく場面もあり、将来薬学を目指す生徒にとって大変参考になるお話を聞くことができました。
松沢先生のお話の中で、「がんの原因はシグナル伝達の異常が原因です。シグナル伝達の仕組みを明らかにすることは、がんやアレルギー(自己免疫疾患)、糖尿病などのさまざまな疾患の原因の解明にもつながっていきます」とストレスへの適切な応答ができる状態が健康である、という薬とストレスの関係について研究の説明があり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
さらに、東北大学の薬学部の教育目的やカリキュラムを映像と一緒に話していただく場面もあり、将来薬学を目指す生徒にとって大変参考になるお話を聞くことができました。