第4回 メディカル・コ・ラボ
身近な存在になりつつある人工知能と
人間の脳の違いを改めて学ぶ
本校では医歯薬系大学を志望する仙台育英学園高等学校 特別進学コースを対象にした『MAP(Medical Academic Programme)』クラスが設置されています。MAPでは医歯薬系国内大学への進学を目指した指導が行われており医歯薬系(国公立大学医療・医科学系を含む)の講義だけでなく、体験も重視した特別講座「メディカル・コ・ラボ」を高大連携・医療機関連携で実施しています。
第4回メディカル・コ・ラボは、11月4日(土)に宮城野校舎 南冥ミーティングルームで行われました。東北大学大学院医学研究科 生体システム生理学分野の虫明 元教授に来校していただき「人工知能時代の学びと脳科学」をテーマに、専門的な講義が繰り広げられました。
グループワーク“リテル”で
予想外の話の展開も
虫明先生の講義は、次回のメディカル・コ・ラボに続く2部構成になっています。今回は脳と人工知能についてを学習します。
講義の中で、新生児が生後直後に大人の表情を真似ようとするミラーリングを行うほどの知能を持っていることや、母親と1歳児のコミュニケーションの様子などを動画で見ました。ほかにも、霊長類学者ハーローの子ザルでの実験などをもとに乳幼児期にしめす共感性があること、そして人間の脳がいかに高度で複雑であるかを学びました。
講義の中で、新生児が生後直後に大人の表情を真似ようとするミラーリングを行うほどの知能を持っていることや、母親と1歳児のコミュニケーションの様子などを動画で見ました。ほかにも、霊長類学者ハーローの子ザルでの実験などをもとに乳幼児期にしめす共感性があること、そして人間の脳がいかに高度で複雑であるかを学びました。
講義で脳の仕組みを理解したあとは、2つの班に分かれてグループワークをしました。「カタルタ」という接続詞が書かれた54枚のカードを引き、その接続詞を使ってエピソードを披露。さらに、もう一つ「リテル(retell・語り直し)」にも挑戦しました。1人が秋がテーマのエピソードを話し、他の人がもう一度彼・彼女の物語として再現し、説明しました。時には思ってもみなかった話の展開になり、各グループは大盛り上がり。脳の仕組みとコミュニケーションについて学びながら、楽しい時間を過ごしました。