■『就職部』が誕生 |
I―LOVEワーク受講生の 社会人としての心構えとは この 春、就職等の進路指導にあたってきた進路指導室が 生まれ変わり、『就職部』としてスタートしました。 その活動の一環とし て、先日、第1回就職対策特別 講座を開催。 その報告です。 |
6月13日
(木)に仙台サンプラザで第一回就職対策特別
講話がPTA主催、就職部の共催で「I―LOVEワーク」受講生(152名)と
その保護者の参加で開催されました。
「I―LOVEワーク」とは、I-Lion membership of Vocational Educationの 略で仙台育英生として、建学の精神を体現したもの。若獅子魂を持つ就職希望者に対 して職業教育をし、仙台育英学園が就職指導活動するという意味です。 将来、職業人として真剣に自らの仕事を愛し、一生貫くことのできる仕事に つくための就職対策活動(講座)を毎週木・金曜日に開講しています 。 講話は、PTA会長の大学幹男先生。あいさつとI―LOVEワーク受講生 に対し、就職戦線での戦いに臨む姿勢について激励の言葉を熱く かけられました。 その後、講師の仙台職業安定所の職業相談部長、小野寺雄一先生から、「日 本企業が抱える諸問題と高校生の就職」と題した講話が展開されました。内容は、I ―LOVEワーク生として、就職にあたっての心構えについて。主に下記の講話概要をレ ジメに沿って話されました。 (a)高卒就職の全国や県内状況 (b)高卒者を巡る雇用環境 の変化 (c)就職にあたって ・企業の動向 ・企業が求める職業人 ・就職先を選ぶにあたって (d)多様化する雇用形態に ついて (e)社会に出るということ、企業で働くことの意義 質議応答では、3人の生徒より質問があり講師の小野寺先生から丁寧な答え でわかりやすく教えていただきました。 I―LOVEワーク受講生の反応は、「大変ためになった」と大好評。また、受 講態度もよく、講師の先生方も気持ちよくレクチャーされていたのがとても印象的で した。 |
■那須研修 |
豊かな自然環境の中で集団生活 の基本と、人間性を磨く 那須研修センターでの那須研修、松島研修センターでの松島研修。今回は那 須研修に参加した生徒からの報告を紹介しましょう。 |
那須研修に参加して
教養コー ス1年I1組 小倉 陵司 この仙台育英那須研修を通して、自分の中で何かが変わ ったような気がします。 生活をすることの喜びA楽しさ、活動することの辛さなど那須研修ではいろいろなこと ![]() 自然の厳しさに従順になることや緑と触れ合うことで、人間本来のあるべ き姿がわかったような気がします。 活動では、開墾作業などに取り組みました。最初は嫌気が少しありました が、いざ開始となるとわくわくしてきて、勝手に手が動いてしまうほどでした。 仙台育英学園那須研修…これは自分の忘れていた 何かを呼び覚ましてくれた、そんな研修であったと今思っています。 |
■金賞受賞者
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「私の夢」
特別進 学コース 一年二組 熊谷 友紀 |
新一年生は最初のガイダンスで学 園創立者・加藤利吉先生の生涯を描いたビデオドラマ『北の国から』を鑑賞して、将 来に向けての自分自身の夢、希望・意志を新たにします。ここに紹介するのはその作 文で金賞を受賞したものです。 |
難民の人達を救いたい、自分のこの豊 かさを少しでも分けてあげたい、平和な世界をつくりたい。 私の夢は世界の人々のためになるような国際的な仕事をすることです。この 夢を持つようになったのは昨年の夏のことでした。 昨年の夏、私は国連本部を訪問し、世界のさまざまな問題についてのブリー フを受けたり、討論会で自分の意見を述べたりと大変貴重な体験をしてきました。特 に難民についてのブリーフと少年兵のビデオが今も脳裏に焼きついて離れないので す。なぜ子どもが銃を持ち戦争をする必要があるのか、私は何度も自分に問いかけて みました。すぐにでも自分が行って助けてあげたいくらいでした。しかし、世界を取 り巻いている問題は他にもたくさんあったのです。私は、今まで国連や世界の事象に ついてあまり興味が湧きませんでした。その私が、この体験をとおして世界に目を向 け、自分の将来について考えるようになったのです。 そして、何よりもこの夢を抱くようになったのは、国連で働いている人々の 目の輝き、世界の問題に立ち向かっていくという力強さに感動したからです。私にと ってこれほどやりがいのある仕事はないと実感しました。 このようにしてできた私の夢をまだまだ遠い所にあり、並大抵の努力だけで は叶うものではありません。でも、だからこそ目指しがいがあるのだと思 います。「夢」というのは絶対叶えたいと いう自分の意志と努力さえあれば必ず叶うと私は信じています。 ですから、私は今 から「夢」に向かってコツコツ努力していくことを決意します。いつの日か世界が平 和になることを願いながら。 |
■はじめに ■報告 ■加藤利吉先生物語 |