*“STAND”LIVE-1
*トークライブ【高石洋子さん】
   

 
   
 トークライブのゲストは、「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」共同代表の高石洋子さん。Date fmの野口あきこさんのMCで、インタビューが行われました。
 高石さんは平成15年2月、飲酒運転のRV車のひき逃げにより、当時まだ16歳の息子さんの命を奪われました。加害者の量刑の軽さに疑問を感じた高石さんご夫妻は、同じように飲酒運転による交通事故によって家族の命を奪われた被害者遺族の方々とともに、飲酒運転根絶の署名活動を現在もされています。


■事故は決して他人事ではないことを
 真剣に受け止めてください


 高石さんはお話の中で、飲酒運転によって引き起こされた事故でも、飲酒の事実を隠す目的で現場からドライバーが逃げるケースが相次いでいる現状を詳しく説明されました。ひき逃げ犯に厳罰を求める署名活動を開始したのも、この“逃げ得”を許してはならないという強い思いからでした。この活動について高石さんは「事故は他人事じゃない。いつ自分に起こるか、家族や友達に起こるか分からない、このことを真剣に受け止めてください。それでなかったら、この活動の意味がないんです」と生徒たちに強く訴えました。

■音楽の躍動感の中で
 “生きていること”を実感してほしい


  『STAND』というライブパフォーマンスによる飲酒運転根絶活動について高石さんのご意見をうかがうと、「大変嬉しく思っています。若い人たちが音楽の躍動感の中で、生きている喜びを分かち合うことで、命の大切さを訴えている。生きていることって、嬉しい、楽しい、だから大事にしたいんだというのが伝われば、みんな家族や友達を大事にしてくれる。そうしたら、飲酒運転をしようとしている人を止めることも出来るよね」。生徒たちの活動の励みになる嬉しいお言葉をいただきました。

■運転免許証には重い責任が伴う、
 このことを絶対に忘れないで


 最後に、高石さんから生徒たちへメッセージ。
  「大事な大事な子どもを亡くした親代表で言わせていただきます。これから免許を取る皆さん、運転免許証というものには、たくさんの重い責任があるんです。そのことを、きちんと理解して免許を取ってください。そして、絶対、加害者にならないでください。加害者にならないということは、被害者を生まないということです。そのことを絶対、忘れないでください。そして楽しい人生を送ってほしいと、心からそう思っています」