SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!

東北学院大学
文学部英文学科

平成20年3月英進進学コース卒
宮床中出身

いろいろな活動に積極的に参加、
自己PRもしっかりと


地域行事や生徒会活動参加などの
 努力を面接官にしっかり伝えて


 大学進学を目指した理由は、主に将来就職する際に高卒では難しいと親に言われ、自分でもそれは一理あるなあと思ったからです。そして私が就きたい職種であれば、大学へ進学してさらに教養を高めておいた方が良いと考えたからです。
  AO入試で受験するにあたって努力したことは、自分が高校3年間でどれだけのことを行ってきたかを、正確に相手の面接官に伝えることです。私は高校生活の中で地域行事に参加したり、地域の小学生に太鼓の指導もしてきました。そして学校行事にも積極的に参加し、生徒会の活動も活発に行いました。

大学入学後はどんな方向性で
 自分の言葉できちんと伝えること


 AO入試で私が一番重要だと思うことは、大学入学後はどんなことをしたいか。どんな生活を送りたいか。どの教授・准教授のどんな講義に興味があって、その講義を受けたいのかということを明確にして、自分の言葉できちんと伝えることだと思います。受験する学部や学科にもよりますが、本を読むことも大切だと思います。そしてその本から得たものを面接の時にうまく織り交ぜて話せれば、ポイントアップにつながると思います。
 資格も取得していると良いでしょう。それも一つだけではなく、自分のプラスになることなので、取れる資格は取っておくのがベターです。

 定期考査で私は特に努力はしませんでしたが、入試ではそれではマイナスになってしまうので、普段の勉強もしっかりやり、基礎を固めておくと良いと思います。
 高校生活3年間で様々な行事や生徒会活動に参加できて、とても充実した日々だったと思います。しかし普段の学習や定期考査への取り組み方が疎かで、苦労したことなどには若干後悔も残っています。



東北学院大学
文学部歴史学科

平成20年3月特別進学コース卒
郡山中出身

指定校推薦の目標が消え
3ヵ月間の短期勝負で頑張る


指定校に歴史学科が
 無くいきなり窮地に


 高校2年までは進路のことを特に考えておらず、ただ定期考査でなるべく良い点数を取るために勉強していました。当初は一般での受験を考えていたので推薦のことは意識していませんでした。ところが3年になって、種々の理由からこの大学が第一志望となり、仙台育英には指定校推薦があるということを知り、去年は東北学院歴史学科の指定校推薦の先輩がいたので、今年も当然あると思い込んでおり、また2年までの評定が十分に足りていたので、今まで通り勉強していれば問題はないと気が緩んでいました。ところが今年の指定校には歴史学科がなく、いきなり窮地に立たされてしまったのです。

オープンキャンパスに3回行き確認
 先生にもあれこれ直接質問し印象づけ


 そこで私は、せっかく評定が良いのを使わないのはもったいないと思い、AO入試を受けることにしました。これを決めたのが6月で入試が9月、AO入試は9、10、11月のいずれかに希望すれば良いので、十分に準備はできるのですが、私はもし落ちた時の事を考えて9月に出したのですが3ヵ月しかなく、それは大変でした。指定校を考えている皆さんは、他の受験方法も頭に入れておいた方がいいと思います。私がその3ヵ月間でやった事は、まずAOの調査書と面接のための情報集めです。私はオープンキャンパスに3回行き、大学の雰囲気、部活やサークル、特色などを自分の目で確かめました。そしてこれが一番重要なのですが、大学の先生にいろいろと直接質問しました。これはかなり有利になれる手段だと考えます。もちろん質問した内容や、先生の名前もしっかりとメモしておきます。
 その次は調査書の作成です。この調査書はかなり詳しく書かないと、面接の時に突っ込まれてしまうので、何度も何度も書いて、担任や信頼を置く先生に見てもらった方が良いでしょう。先生方はこのような調査書などには慣れていらっしゃるので、安心して見てもらってください。

調査書は詳しく、面接は言いたい事を
 紙にまとめて、完璧になるまで練習を


 これと平行して私は面接の練習をしました。歴史学科なので、まず歴史関連のネタの収集をしました。本を読んでいる時間的余裕がなかったので情報だけを取り入れました。面接の練習も先生方にお願いした方が良いのですが、まずは自分の言いたい事を紙に書いてまとめる事をお奨めします。学院大のAOは1次の面接が勝負なので、完璧になるまで練習してください。2次の小論文は一つの題をより良くする練習より、いろいろな題で時間内にできるようにする練習の方が良いと思います。 
 最後になりますが、推薦を狙っている皆さんはまず普通の授業をしっかり受け、定期考査で点を取り、何よりも学校を休まないことを実践していけば、必ずうまくいくと思います。後輩の皆さん頑張ってください。



東北学院大学
経済学部経済学科

平成20年3月英進進学コース卒
高森中出身

志望先をしっかりレポートすれば
面接や小論文対策にもなります


新聞の社説や志望先の学科で
 興味あるものはレポートにしよう


 東北学院大学経済学部経済学科を目指したきっかけは、家から通いやすいことと、東北の私学の雄とされている歴史ある大学でもあるので、ここを目指しAO入試で受験しようと決めました。
 まず最初に始めた事は、エントリーシートを書く事でした。初めて書く時はとりあえず全ての項目を埋めるようにしました。そして先生に添削してもらい、返却されたら添削された箇所を中心に書いていきました。最初はこれの繰り返しですが、エントリーシートを書き上げなければ次に進めないので、シートを見なくともしっかりと自分の意見を言えるようになるまで努力が必要です。これができたら次は知識を深めるために新聞の社説を読んだり、自分が進学したい学科の専門分野で興味を持った事などをレポートにまとめます。そうすれば面接や小論文対策になるので、やっておけばかなり自信もつきます。

一次でC判定だったのが
 小論文と面接で逆転合格 !


 部活動に所属していなかったので、その分学校を無遅刻無欠席で過ごすようにしていました。また英検などの資格も積極的に取りました。また定期考査でも成績を上げるように努め、少しなりでも良い成績を残すことができました。
 私はAO入試の一次試験でC判定を取ってしまい、半分は諦めかけていました。そして頭を切り替えて一般入試への対策に重点を置いていました。それでも二次試験は一応受けてみようと思い受験したところ、AOで合格したのです。この時の小論文は、学校の小論文の授業を集中して受けて、書き方を定着させていたので迷わずに書く事ができました。また面接でも自分の考えをしっかり言う事ができました。これも新聞の社説などを根気よく読んでいたおかげだと思います。
 皆さんの中でAO入試で受けるから一般入試の勉強はしなくともいいと考えている人がいたなら、それは大きな間違いです。どちらも両立させて頑張る事がとても大切だと私は思っています。


東北学院大学
経済学部経済学科

平成20年3月英進進学コース卒
高崎中出身

面接の内容はエントリーシートで
決まるから妥協せずに何度でも


なぜその大学でなければならないか
 綿密に調べてアピールを


 合格を目指して夏から事前準備にかかっていましたが、私はまず東北学院大学についてシラバスやパンフレットを使って調べる事から始めました。そして自分の興味と一致する講義や、東北学院大学ならではの特徴を見つけ、それに沿ってエントリーシートを書き進めました。エントリーシートを書く上での重要な事の一つに、なぜ東北学院大学でなければならないのか、というものがあります。例えば私のように東北学院大学の経済学部に入学を希望した場合、なぜ他大学の経済学部ではなく、東北学院大学なのか、ということをアピールしなければなりません。

早い段階から準備しオープン
 キャンパスでの情報収集も大切


 それをアピールするためには、やはり早い段階から準備を進めておかなくてはなりません。私は夏休みという長期の休みを利用して、資料を探したり、ホームページを見たりして準備を進めました。東北学院大学について調べるためには、オープンキャンパスに参加することも欠かせません。ただ参加するだけではなく、在学生から話を聞いたりすると、そこでしか聞けない情報が手に入ったりするので、有効に活用することができると思います。
 東北学院大学のAO入試は、一次試験の面接が大きな比重を占め、その面接の内容を決めるのがエントリーシートなので、そこで妥協せず、何度でも下書きし、いろいろな先生に見ていただくことで合格にぐっと近づけるかと思います。



東北学院大学
経済学部経営学科

平成20年3月英進進学コース卒
宮教大附属中出身

たった一つでも自分にしかできないこと、
自分を信じられる力を付けることが大切


数えきれないほどの思い出が多い、
 充実した3年間でした


 この3年間、自分がやりたいと思った事だけをしてきました。部活は水泳部でしたが、主に大会の時だけの活動だったので、大会の期間外は自分の好きな事をしてきました。今まで生きてきた中で、今のところは「高校3年間」は結構充実していたと思っています。アルバイトや芸能活動も経験できたしクラスの皆と騒いだり、楽しい修学旅行にも行き、数えきれないほどの思い出を作る事ができて本当に楽しかったです。
 私は初め大学には進学しなくてもいいと考えていました。お金だって相当かかるし、働いた方がよっぽどいいのではないかとも常に思っていました。でも現実にはいろいろな職種に就けたりするのは大学卒業者です。私はその点幸せ者で、親に大学へ進学してもいいと言われ、考え抜いたあげく大学に進学することに決めました。そして私はチャンスは少しでも多い方がいいと思いAO入試で受験しました。

面接官を巻き込んでこちらの雰囲気に、
 ただし調子に乗らず礼儀正しく


 AO入試で受験するには多少の表現力や演技力が必要ではないかと私は思いました。でも一番の決め手はやっぱり自分ぐらいしかやってこなかったと思える事をアピールしたことです。特に芸能面での活動が私の持ち味で、面接官にも大きなインパクトを与えられたと思っています。例えば少しでもどこかの芸能事務所のオーディションを受けるなどの話題づくりなどもそうです。
  私の担当の面接官はすぐにそんな話題に乗ってくれ、その場の雰囲気もいい感じで変えることができました。しかし注意事項としては、あまり調子に乗らず、受験生として礼儀正しく、自分はこの大学に入りたいという意志を強く訴えることを忘れてはいけません。2回目の面接でも「ああ、君の事は覚えているよ」と言われたのも、そんな私の印象が強かったからなのではと思っています。 
 これから受験する皆さんは“たった一つでも、自分にしかできないことなんだ”ということを見つけてみてください。例えどんな状況でも自分を信じられる力を付けることが大切なのです。



東北学院大学
経済学部経営学科

平成20年3月英進進学コース卒
塩竈第三中出身

努力の分だけ結果はついてくる
最後まで合格を信じて頑張れ !


エントリーシートに留意して
 資格の取得にも励みました


 AO入試を選んだ理由は、ただ知識があり成績が良いだけではなく、将来の夢やその学部に対する意欲、自分の人間性を認めてもらった上で入学したいと考えたためです。
 学院のAO入試は一次試験でエントリーシートの提出および面接、二次試験では小論文と軽い面接があります。その中で特に気をつけて取り組まなくてはいけないのはエントリーシートです。エントリーシートでは自分の人間性や学部に対する意欲、時事問題について自ら表現しなくてはなりません。そのためには日常生活の中で常にニュースに目を通し、そのニュースから自分で何を考え 何を学んだのかを確認しながら、勉強していかなければいけません。そうすれば面接で深い点まで質問されても自らの考えについてスムーズに答える事ができます。
 またAO入試においては資格の取得も有利に働きます。私の場合、 2年生から入試までの間にかけて英検準2級と漢検準2級を取得しました。その他に仙台育英の授業の中でワープロ検定と情報処理検定を取得しました。AO入試は一般入試に比べて簡単だと思われがちですが、一般入試と同じくらい努力をする必要があります。また指定校推薦ほど評定平均値が重視されない傾向がありますが、学校の定期テストや実力テストにも力を抜かずに頑張ってください。

他の人より多く書き、努力した分だけ
 合格の可能性も高まります


 最後にAO入試で合格するためには、エントリーシートと小論文を人より多く何十枚も書くことです。他の人より多く書いた分だけ合格の可能性が高まります。受験の時期は体力的にも精神的にも大変ですが、最後まで諦めずに合格することを信じて勉強に励んでください。悔いの残らないように頑張ってほしいものです。


東北学院大学
法学部法律学科

平成20年3月英進進学コース卒
白石中出身

付け焼き刃ではない勉強をしっかり!
三年分の添削を受けるくらいの覚悟で


自分をアピールしなければいけない
 AO入試は、一年生から準備を


 最初は指定校推薦での進学を考えていました。しかし法学部への推薦人数は一人というとても難しいもので、指定校推薦はだめでした。それでもAO入試や一般入試があるので、まずAO入試に出願しました。AO入試は推薦や一般入試とは全く異なった方式で、自分をアピールできなければ落とされるものです。一次試験は面接で様々な社会の動き、自分の知っている事件等を挙げられるだけ挙げ、それに対してどのように考えているのかを深く聞かれるので、最低限一年生のうちから新聞やニュースは欠かさず目を通しておくことが大事で す。二次試験は小論文と5分程度の面接です。小論文に関しては、文章を読んで要約し、小論文を書くという特殊な傾向があります。
 一次試験はC判定でした。担任の先生には、C判定の場合は二次試験の合格率は2割から3割だと聞いており、一般入試にしようかと考え ました。なぜなら、東北学院大学のAO入試では一次試験で合否が殆ど決まるからです。C判定とはいえ落ちた訳ではない、わずかでも可能性があるのなら、 受けてみようと、夢を諦めなかったのが、合格という良い結果に繋がったのだと思います。また担任の先生の「“逆転の仙台育英”を目指しますか?」という言葉も励みに なりました。

オープンキャンパスや模擬授業には
 3年連続参加、二次にはレポートも持参


 私は一年次から簿記クラスに所属していました。なぜなら簿記クラスなら東北学院大学の経営学科への進学が有利になるという事で、学院大への進学だけを考えていたからです。しかし大学では何を学びたいのかと考えていた時に、 経営関係ではなく法律を学びたいと考えている自分がいました。またなぜこのような事を書いたのかというと、AO入試では、ただ入学したいという考えではだめだからです。
 もし経営学科をAO入試で受験していたならおそらくダメだったでしょ う。なぜならそこで何を学びたいのかという明解さがないからです。それに対して、法学部へはオープンキャンパスや模擬授業に3年間毎年参加したり、今話題になっている裁判員制度や事件に関して自ら調べたり等、興味や関心が高かったという理由があります。それに二次試験の際に私はレポートを持参しました。レポートがあればC判定でも少しは合格率も上がるでしょう。実際、私が合格していますから…。レポートに関しては付け焼き刃ではいけません。前述の模擬授業や、自分で調べた一般では知られていない深い内容、自分の考え等をまとめる。小論文対策としては、オープンキャンパスの際に貰える受験ガイドに、過去の小論文の課題が記載されているので、A日程、B日程関係なく三年分を全て書いて添削していただいて、慣れておくと良いでしょう。
 本当にそこで学びたければ、それくらいは苦ではないはずです。また東北学院大学をAO入試で受験するのであれば、評定は4.5以上はあった方が良いと思います。
 それでは皆さんも自分の夢実現のために頑張ってください。


東北学院大学
教養学部言語文化学科

平成20年3月外国語コース卒
槻木中出身

ニュージーランドへの留学で
日本のことを深く知る必要を痛感


海外留学での経験を生かそうと
 AO入試での受験を選択


 東北学院大学の言語文化学科を志した理由は、様々な文化と言語の仕組みや関係に対して幅広い関心を持っていたからです。また各言語にネイティブの教師がいるので、言語表現も文化の違いなども直接学べるということが魅力的でした。こうした私の向学心に対応できるカリキュラムが組めるということで志望しました。 
 高校2年の時に3ヵ月間ニュージーランドへ留学しました。この期間にホームステイや現地での学校生活を通して実際に異文化に触れる体験をしまし た。この時に私は、世界には日本に対して誤った知識を持っている人がまだまだ沢山いることを知りました。そして私なりに日本のことを説明しているうちに、自分自身よく日本のことを理解していないということにも気がつきまし た。このことから英語に限らず、日本と日本語をもっと勉強したいと思いました。
 これらの体験を生かすために、私はAO入試で受験しました。まず私は面接の練習をしました。面接の練習は、あらかじめ自分で面接で聞かれる質問を予想して、自分の考えなどをまとめました。面接は早い段階から数をこなしておけば、本番でもあまり緊張しないで受け答えができると思います。

入学への意気込みや資質、学部学科への
 理解力を直接アピールできるチャンス!


 小論文は、自分でテーマを決めて書いて、その度に先生に見てもらっていました。小論文は何度も書く事によって、文章の構成方法などが分ってくるので、数をこなした方が良いと思います。
 AO入試を受験する際、私はあまり良い資格を持っていませんでした。しかしAO入試は、一般入試でははかりきれない自分自身の入学への意気込みや資質、学部学科への理解力を直接アピールできます。ですから成績や資格が良くなくても、自分の力次第で合格を決める事ができると思います。皆さんも頑張ってください。


東北学院大学
教養学部言語文化学科

平成20年3月外国語コース卒
塩竈 第一中出身

外国語コースで学んだことが
将来の目標の土台になって


留学体験や大学への熱意を
 伝えるためAO入試を希望

 大学進学を志望した理由は、高校で学び始めた中国語を、より深く多様な角度から習得したいと思ったからです。その際に、なぜ専門学校ではなく大学進学を選んだかというと、専門学校では学ぶことの出来ない中国語の背景についても学ぶ必要があると思ったからです。私は、中国語に限らず異なった言語を話す際には、言語能力だけではなく、その言語の使われている国の文化や情勢などを理解する力も必要だと思います。したがって、そういった理解力を養いながら中国語を習得することが出来るのは大学だと思い大学進学を志望しました。
 そして私は大学入試の方法としてAO入試を希望しました。AO入試では本来の一般入試では伝えることの出来ないニュージーランドでの留学体験や、東北学院大学の教養学部言語文化学科で学びたいという熱意を直に伝えることが出来ると思ったからです。
 実際に、試験本番では緊張のせいで名前を間違ったりしてしまいましたが、しっかりと自分の意見を伝えることが出来ました。

中国語と出会い、海外留学も
 体験できた貴重な3年間でした


 AO入試を受ける際に先生方には大変お世話になりました。願書の書き方から面接練習そして小論文対策まで丁寧にご指導していただいたので、今こうして大学に合格することが出来ました。
 また、ニュージーランドで10ヶ月間留学をしていたので、英語で留学生活や大学生活への抱負について答える機会がありました。この時に私は自分の意見をまとめていたので、咄嗟のことにも焦らず答えることが出来ました。自分の意見をまとめるためにも、オープンキャンパスには積極的に参加することをお勧めします。その大学でどういったことを学びたいのかなど、具体的な目標を持つことが出来ると思います。
 私にとって仙台育英外国語コースでの高校生活は、実にかけがえのないものでした。外国語コースの入らなければ中国語を学ぶことも留学を体験することも出来ませんでした。この3年間の高校生活で得たことを土台に、大学に進学した後も新たな目標に向かって一生懸命取り組んでいきたいと思います。
 ご指導してくださった先生方、両親に心から感謝しています。



東北学院大学
教養学部情報科学科

平成20年3月英進進学コース卒
塩竃 第三中出身

エントリーシートは
面接を意識しながら書こう


早く合格が決まると選んだが
 AO入試は甘くなかった


 早く合格が決まるという理由で東北学院大学にAO入試で出願しましたが、AO入試もそんなに甘いものではありませんでした。東北学院大学のAO入試は、一次試験の面接が大きな比重を占めます。良い面接を行うためには、面接を意識しながらエントリーシートを書く必要があります。私の場合は何十回と担任の先生に確認していただき、自分で納得できるエントリーシートを書くことが出来ました。エントリーシートが出来上がったら、その内容をしっかりと理解することが大事です。面接の質問の殆どが、エントリーシートに書いたことから聞かれるので、ある程度は自分で質問事項を予測しておくと楽です。

面接で質問されてもいいように
 カリキュラムを確認しておこう


 本番の面接は、学校で行った練習よりも緊張するのでなかなか言いたいことを言えませんが、面接官もこちらが緊張していることを理解してくださり、こちらが言いたいことを引き出そうとしてくれます。面接ではエントリーシートに書いたこと以外にも「楽しみにしている講義はありますか」などと聞かれることがあるので、自分の受ける学科のカリキュラムについてシラバスなどで理解しておけば、大学についてしっかり調べてきていることをアピールするできます。私は面接が終わった後、自分の言いたかったことが言えなかった気がしてとても不安になりましたが、何とかA判定をもらうことが出来ました。
 二次試験では小論文があります。東北学院大学では毎年要約100字、意見700字の形で出題されているので、小論文の練習はこの形式で練習すると良いです。二次試験の面接については礼拝などについて聞かれることが多いようですが、私の場合は高校でどんなことをしてきたかを話して終わりました。
 東北学院大学のAO入試で受ける場合はとにかくエントリーシートが大事なので、その時点で妥協せずに頑張れば合格に近づけると思います。


東北福祉大学
総合福祉学部社会福祉学科

平成20年3月特別進学コース卒
鳴瀬第二中出身

「絶対夢を叶えてみせる!」という
強い思いが合格に繋がった


一般受験に必要な教科は
 2年の秋から継続して勉強


 大学進学を目指した一番の理由は、自分の将来の夢を実現するにあたって必要な知識や教養を身に付けるためでした。もともと福祉にまつわる勉強や取り組みに興味があったので、志望大学を決定するのにそう時間はかかりませんでした。AO入試を目指したのはこの受験方法が私の性格に合っていると思ったのと、自己推薦というのは他の勉強方法に比べて自分の思いが伝わりやすいのではと考えたからです。
 高校の3年間はソフトボール部に所属し、毎日部活動に励みました。そのため放課後は時間がとれなくて、勉強量は少なくなってしまいがちでしたが、定期考査の1週間前からは毎日学校に残り勉強しました。また、それ以外にも一般受験に必要な教科については2年生の秋から継続して勉強してきました。長期休業を利用して予備校の講習にも参加し、一日何もせずに過ごすという日のないように努めました。

充実した高校3年間を
 送れるかは自分次第


 自分の最も望んでいた形で大学受験を成功させることが出来た一番の理由に、自分の夢が明確であったことにあると思います。「これだけは諦めない、絶対叶えてみせる!」という強い確立した思いがあったからこそ、面接でも緊張することなく自分の考えや意思をしっかり伝えることができたのだと思います。
 今は、“とりあえず進学”という形で大学受験を目指す人も正直たくさんいると思います。けれども何も目標や夢を持たないで漠然としたまま、その後の大学生活を送っても、それは有意義とは言い難いですし、何よりも目標があるのとないのでは大学生活に行き着くまでの過程で、どれだけ頑張って行けるかに大きな差が出てくると思います。是非目標や夢を持ってください。
 高校の3年間は自分次第で充実した実り多いものになります。現に私は環境や周りの人達に恵まれ自分から色々なことにも挑戦し、とても有意義に過ごすことが出来ました。皆さんもたった一度の高校生活を後悔することのないよう一日一日大切に過ごしてください。


東北福祉大学
総合福祉学部社会教育学科

平成20年3月特別進学コース卒
仙台 第一中出身

先生方の熱心な指導を受け
AO入試で一発合格しようと奮起


障害児を取り巻く状況を学ぶため
 福祉を詳しく学べる大学を志望


 私には小学校の頃から特別支援学校の教員になりたいという夢がありました。そのためにずっと宮城教育大学を目指して勉強していました。仙台育英に入学してからは毎日の勉強を大切にしていました。2年生になってからは学校の勉強に加え、受験に向けた勉強もする余裕も出来ました。
 順調に勉強していたものの、ふと疑問が浮かびました。「障害児教育に携わるために必要なのは教員免許を取得することだけなのか。障害児を取り巻く状況に目を向けることも必要ではないか」と。そこで私は、特別支援学校の教員免許を取得でき、「福祉」についても学べる東北福祉大学への入学を目指しました。そして3年になり入学のチャンスを増やすためAOI期を受験することに決めました。

「AOで失敗しても公募がある」と
 いう気持ちでは合格できない


 「そんな気持ちなら、君はAO入試でも公募制推薦でも一般でも合格できないよ。」
 これは志望理由書を何度書き直しても良くならない私に、添削していただいた大内先生が言った言葉です。それまで私は「AO入試が駄目でも公募制推薦、一般入試と3回もチャンスがある」と、自分に甘かったと思います。この言葉を機に私はAO入試で一発合格すると覚悟を決め、一次審査までの1ヶ月に私の全てを捧げました。朝方まで志望理由書を書いて寝不足が続き辛いこともありました。しかし一生懸命書いた原稿を朝に提出すると、夕方には大内先生の赤ペンで埋まって返されて、「先生も私のために頑張ってくださっている」と自分も頑張ろうという気になれました。
 私がAO入試で合格できたのは、ボランティア活動等の経験があったからだと思います。そして東北福祉大学に入学したいという強い気持ちがあったからだと思います。
 AO入試は一般入試より楽だと思われがちです。しかし、学校の勉強をしながらAO対策をするのはとても大変です。合格が決まってからも大学から毎月課題が出されます。
 合格するまで志を保ち続け、一生懸命頑張ってください。


東北福祉大学
子ども科学部子ども教育学科

平成20年3月英進進学コース卒
日吉台中出身

誰にも負けないアピールポイントを
持つことがAO入試突破の条件


1年から小論文の授業を
 しっかり受けておこう


 高校1年の時から大学進学を希望していました。大学では指定校推薦で入りたいと思っていたので、定期考査では評定をなるべく高く取れるよう頑張りました。そして欠席を少なくした方が良いということだったので、欠席がないように健康管理に気を付けました。大学によっては小論文が入試であるところもあります。どんな論題でもかけるように、1年生からの小論文の授業をしっかり受けることも大切です。小論文の資料は2年生、3年生になっても役立つので保存しておきました。
 2年生になり行きたい大学を探したところ、私の行きたい学部がある大学は少なく、その中で決めた大学は指定校がありませんでした。入試方法を調べるとAO入試、公募制推薦という方法があり、それを受けることにしました。

幼稚園や小学校の現場体験が
 進路選択の参考になった


 AO入試は、自分をアピールすることが出来る面接と講義を受けてレポートにまとめて提出するという入試方法でした。自分がアピール出来ることは、部活の書道で3年間続けてきたこと、諦めなければ結果が出るということでした。自分が頑張って来たことを伝えるということが一番の課題です。将来就きたい仕事を分かっておくためにも、幼稚園や小学校に行き子供達の活動に参加させてもらいました。現場でしか分からないことがたくさんあったので、とても参考になりました。高校3年間をどう過ごすかによって、今後の進路に大きく影響してくると思います。早いうちから自分のやりたいこと将来について考えておけば、今自分に出来ることを考え行動に移せるので、自分のことをしっかりと考えておくことが大切だと思います。
 大学合格を推薦やAO入試で目指すにあたって必要なことは、自分を良く知ることだと思います。そして誰にも負けないアピールポイントを持つことです。3年間を無駄にしないためにも、一日一日を大切にすることが合格への第一歩だと感じました。


東北工業大学
ライフデザイン学部クリエイティブデザイン学科

平成20年3月英進進学コース卒
中山中出身

一般入試で受験するつもりで
1年次から本気で勉強しよう


テストの点数に焦って勉強
 学ぶ楽しさを知った


 大学に向けて本気で勉強しだしたのは2年生の時だった。私は1年生の時からずっと部活で忙しいということを理由に、勉強から逃げてきた。テストでは、重要なところだけ暗記して赤点にならなければ良いと思っていました。しかしそんな生活を続けていたせいで、2年生になったときには授業についていけない教科が出てしまった。一番苦労したのが数学で、授業中も何も分からないまま受けていた。そしてついに私は、2年の前期期末テストでひどい点数を取ってしまった。「このままだ行きたい大学に行けなくなってしまう」と思い、これをきっかけに勉強をし出した。初めは慣れていないことを無理にやっていたので苦労したが、頑張るうちに勉強の内容が分かるようになり、私は初めて勉強が楽しいと思った。

部活動で副部長を務めるなど
 勉強以外にも色々頑張った


 大学進学のために他にも色々やってきた。部活動では自ら進んで副部長に立候補、部員全体をまとめ、委員会も校内合唱コンクール委員を務めた。
 大学入試ではAO入試で受験しようと決めていたので小論文は特に力を入れて勉強した。大学のオープンキャンパスに行ったり、その大学の資料を取り寄せ私が行きたい学科について詳しく調べた。こういうことをやってきたおかげで無事大学に合格することが出来た。
 この3年間を振り返ると、まず学校の授業は必ず最後までしっかり受け、初めから一般入試で大学受験をするつもりで本気で勉強するのが良いと私は思った。


東北工業大学
工学部環境情報工学科

平成20年3月英進進学コース卒
明星中出身

周りの人達のおかげで
失敗から立ち直ることができた


第一志望大学の面接で失敗し
 先生方と友人に申し訳ないと感じて


 私が合格した大学は、正直私の第一志望大学ではなかった。思い起こせば、第一志望大学のAO入試の結果が、事の発端だったのかも知れない。
 第一志望、私は東北学院大学がそれだった。勉強面は決して誇れるほどのものでもなかったので、指定校推薦は諦めていた。初めから、AO入試を受けるつもりだった。ここの入試は複数回行われており、私はその2期目に出願した。同じクラスに1期目を受けた人がいたので、私はその人からできる限りのアドバイスをもらい、学校で何度も面接練習を行った。時に厳しく、時に優しく、時に励ましてくださった先生方のおかげで、自信のようなものを感じていた。私はその心意気のまま、面接に挑んだ。ところが、私は自分の意見をはっきりと述べることができず、エントリーシートに書いたものが自分の答えとたびたび食い違い、面接官に弁解ばかりの面接になってしまいました。当然結果は悪く、私は後悔した。何故資料を集めなかったのだろう。何故あの時エントリーシートをあんな風に書いてしまったのだろう。とにかく自分を責めた。そして、応援してくださった先生方や友人に顔向けできなかった。私は期待を裏切ってしまった。

前回の失敗を乗り越え
 面接で意見をはっきり伝えた


 そのように絶望していた私に対し、担任の先生が一つの提案をしてくださった。東北工業大学のAO入試を受けてみてはどうだろうかというものだった。ここからまた、私はAO入試のために準備を始めた。以前とは学部や学科が全く別のものだったので、実質ゼロからのスタートだった。前回と同じ過ちを繰り返したくない。これ以上皆の期待を裏切るわけにはいかない。そして何より、私自身のために以前とは比べものにならないほど、力を入れた。締切がすぐだったため、やることは限られていたが、とにかく全力を尽くした。一度失敗したおかげで、私には油断やおごりは毛頭なく、以前とは全く違う態勢で面接、小論文に挑んだ。この時の私の面接での態度は前回とは一変し、自分の意見をはっきりと伝えることができた。私はこの時、今までの面接練習で言われた「相手を圧倒させる勢いで行け」の指導通り、相手を圧倒させることができたと思う。面接官の方々も評価してくださり、「合格」の二文字を与えてくださった。
 私は心の中で泣いた。この二文字はこの仙台育英だからこそ得たもの。私に力を貸してくださった先生方、友人、家族。今だからこそ言えるこの言葉。心の底から感謝してもしきれない。
 「ありがとうございました」。


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