SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!

東京国際大学
国際関係学部国際関係学科

平成20年3月英進進学コース卒
逢隈中出身

レポートの作成時など、大学入学後でも
色々な場面で小論文の力が必要になる


日頃の授業が受験勉強であり
 テストが入試のようなもの


 大学進学を目指した理由は、昔から興味を持っていた世界の紛争や安全保障などを深く学びたかったからです。日頃の授業が受験勉強であり、テストが入試のようなものなので、テストの時は毎回テストの前日になるとほぼ徹夜で一生懸命勉強しました。最初自分は指定校推薦を考えておらず、1年から2年生にかけては定期テストを軽視していたため、3年になってからとても苦労しました。後輩の皆さんは入試の種類を問わず、定期テストには全力で取り組むべきだと思います。どのような入試方法でも最終的に自分にプラスになる事なのでがんばってください。定期テストでの対策は、日頃の授業をマジメに受け、毎日の予習と復習を欠かさずやることがなによりの対策だと思います。そうすればテスト勉強の時にとても楽になり、実力もつきます。
 また、自分の大学の入試には小論文はなかったのですが、大学に入学した後はレポートの作成時など、色々な場面で小論文の力が必要とされると、たくさんの人から教えられていたため、小論文の授業はとても真剣に受けて、自分でも小論文に関する本を読むようにしたり、様々な人の論文などの本を読むように努力しました。

友達と合わせて大学を選ぶなんて
 絶対にやめた方がいい


 休日や長期の休みの時は、これまでの勉強を再び見直したり、様々な本を読む良い機会なので、ダラダラと無駄に過ごさないことが大切です。また、大学の情報などを集める良い時間でもあります。大学は今までの学生生活で、興味を持った事や好きな事をピンポイントで勉強できるところなので、多少レベルが高かったり難易度が高くとも、あきらめずにがんばるべきです。もちろん、友達と合わせて大学を選ぶようなことは絶対やめた方がいいと思います。そのような事をすれば、何のために大学に行くのかわからなくなり、せっかくの大学生活も無駄な目標のないようなことになってしまいます。確かに、県外などの大学で自分たった一人ということがあったりすると不安になるでしょうが、自分の好きな事を勉強するためにもがんばるべきでしょう。
 後輩の皆さんも自分の夢などを実現するためにもこれからの学生生活を無駄に過ごさずがんばってください。



東京国際大学
国際関係学部国際関係学科

平成20年3月外国語コース卒
亘理中出身

現地ボランティアに参加できる大学で
海外の困っている人々を助けたい


留学で得た知識や考えを生かすべく
 帰国後に志望大学を再検討


 2年生の夏から10ヶ月間、本校の姉妹提携校であるニュージーランドの高校に留学しました。高校1年の時、英語の成績があまり好ましくなかったこともあり、それを克服しようと留学を決意しました。帰国後語学、異文化にも関心がでてきました。
 将来は、世界中の飢餓に苦しむ人達の支援、治安が悪い国々へ何らかの形で援助ができる仕事につきたいと思い外国語コースへ入学し、それを目標に3年間頑張ってきました。そこで、福祉の分野だけにとどまらず留学で得た知識や考えを生かしたいと考え、自分に合っていると思う大学を新たに探し直しました。そこで何校か自分が目指すものに合っている大学を見つけました。たどり着いたのは“国際関係”という分野でした。福祉とはかけ離れているように見えますが、奉仕の心というものの大切さを留学先で得た今、どのような形であっても誰かのために何かをしたい、させていただくという面でも一緒だと私は考えます。

1年次の英語の成績が良くなくて
 推薦の受験資格を得るのに苦労した


 本当のことを言うと、ここからが大変でした。何校か見つけることができたものの、その中で各大学の特長を見つけだし、自分に合っている大学という物を決めるということが非常に困難でした。国際関連を取り扱っている大学の授業内容はほぼ似ていて、帰国が7月の終わり頃だったので、ほとんどの大学のオープンキャンパスがすでに終了していて雰囲気を知るということはできませんでした。悩んだあげく、遂に入試が始まる9月になってしまいました。そこで帰国後大学のことで相談にのっていただいた先生に東京国際大学のお話を聞きました。それが大学選択のきっかけになりました。急遽、資料請求したところ私が一番してみたかった、現地へ赴いてのボランティアがプログラムの中にありました。語学留学ではなく、ボランティアを目的としたプログラムに興味を示したので、オープンキャンパスへ行き教授の方々先輩方達とたくさんお話ししてきました。
 東京国際大学に進学した先輩のお陰で指定校の枠があったので、指定校推薦を受けることになりました。ただ正直なところ、私は甘く見ていました。1年生の時の成績で英語が良くなかったので、国際関連の大学の推薦の受験資格を得るのは困難だと言われたのです。本当にその時1年次の成績を見て後悔しました。受験資格を最終的に得ることができましたが、それまでにたくさんの先生方に迷惑をかけてしまいました。
 私はこれからの大学生活は、お世話になった先生方にいただいたチャンスを無駄にしないように、勉学に励みたいと思います。



東京国際大学
言語コミュニケーション学部英語コミュニケーション学科

平成20年3月英進進学コース卒
将監中出身

ライバルに推薦枠を奪われないよう
1年次からしっかり頑張ろう


英検は自分の英語能力を知る
 良い機会でもある


 まず、僕が大学進学を選んだ理由は、特にありませんでした。ただ、その4年間で自分の力を向上させていきたいということは、最近思い始めました。でも大学に行くからには、途中で苦しいことがあっても投げ出さないように、毎日頑張ることだと思います。
 私は指定校推薦で行きましたが、推薦枠に選ばれるために努力したことは、定期テストをとにかく1年生の頃から頑張ったことです。1年生のうちにしっかりとやっておかないと、もし自分が行きたい大学の推薦枠が、他の生徒に取られてしまう場合があるからです。他に3年間でしておくべきことは、資格を取得することだと思います。私は英語系のクラスなので英検を頑張りました。英検と言っても書類などに書けるのは準2級からだそうなので頑張ってほしいです。英検は自分の英語の力を知る良い機会なので、ぜひ受けてもらいたいです。

黒板に書いてある赤字は
 定期テストに必ず出題される


 勉強時間に関しては特に設定はしていませんでしたが、勉強内容は自分が行く学科によって異なると思いますが、英語はある程度勉強をしておいた方がいいと思います。
 また、長期休暇期間の勉強法はまず最初に学校から出された宿題を第一にすることです。そして、次に自分の勉強をするみたいな流れで進めていくのがよいでしょう。学校の宿題は必ず提出してください。努力点に影響するからです。そして定期テストの対策としては、黒板に書いてある赤字は絶対出ると考えていいです。また教科書と照らし合わせるのもいい方法だと思います。
 後はやる気だけです。頑張って最後まで努力してください。


日本薬科大学
薬学部漢方薬学科

平成20年3月英進進学コース卒
みどり台中出身

高校生活は進学や就職への「千里の道」
気の合う仲間と楽しく歩んでいこう


実際に服用したことを機に
 漢方薬を学ぼうと思った


 日本薬科大学へ進学を決めた理由は、自分の病気からです。高校2年生の時に口の周りにヘルペスができてしまい、病院へ行くことになりました。そこで医師が出してくれた薬が漢方でした。ちょうどそのころ、北海道への修学旅行があり「果たして漢方は間に合うのか」という心配がありました。というのも漢方は、効き目が遅くて美味しくない、という印象が私の中ではあったからです。そんな私の心配をよそに、旅行前にはほぼ完治に近い状態になっていました。このような経験やインターネット、本等で調べていくたびに興味が湧いてきたのです。そして大学へ行き、学びたい事へと変わっていったのです。

表計算検定やワード検定など
 本校だから取得できる資格も有利


 高校生活の前2年は、1年生の時に1組に入れた事や2年生(3年生も)理系選抜に入れた事、そして友人が資格取得に積極的であった事等が絡んでいて、勉強に打ち込みやすい環境にありました。また、定期考査前には何人かで図書館や会議室に集まり、分からない所を教えあったりしました。教える側も教えられる側も充実した時間だったと思います。それらのお陰で、3年生の時点で自分でも驚く成績でした。この結果を受けて、茫漠と指定校推薦を受験しようと決めかけていたときに、友人から漢検の誘いがあり、飛びつくように受験しました。もともと本が好きな私は、文章を書くことも字を書くことも好きだったので、一週間勉強し、無事に準2級を取得しました。他に、情報の授業を活用して表計算3級、ワード検定準2級も取得することができました。他校ではあまり聞かないこの検定の取得は、大学の先生方にも良い印象だったのではないかと思います。
 最後に、受験に合格した一番の要因は、私の周りの環境作り等で尽力してくださった先生方、クラス、家族のお陰です。結果が来るまでに心配で心配で仕方なかった時に、話を聞いてくれた友人の優しさもあります。決して自分一人で受験に打ち込んだ訳ではない事は確かです。本当に有り難う御座いました。
 高校生活はきっと『類は友を呼ぶ』で出会った人達と送るもので、進学や就職等への「千里の道」を歩くものだと思います。そんな長い千里も、気の合う人と行ける事程嬉しい事はないと思うのです。1・2年生の皆さんも楽しい千里を歩いてください。



城西国際大学
福祉総合学部福祉総合学科

平成20年3月英進進学コース卒
南小泉中出身

今やっていることは全て正しいと思うこと、
それが合格に近づく第一歩


野球部を第一に考えていて
 勉強が全然手につかなかった


 入学した当初は大学進学のことは一切考えず、部活のことしか頭にありませんでした。勉強より部活、遊ぶことより部活という感じで、第一番目が部活でした。野球部に入って勉強する時間より部活に取り組んでいる時間が長くなり、次第に勉強をしなくなってしまったのです。学校に行っても野球の事、甲子園の事を考えていて勉強が全然手につかなくなってしまいました。部活では、1年生の夏2年の春こそ甲子園を逃しましたが、2年生の夏から3季連続甲子園に出場しました。甲子園に出場してからは勉強に危機を感じ始め、大学の事も意識し始めました。

面接では提出した書類から
 主に質問されました


 実際、どの大学に行こうと決めたのは部活動が終わって1ヶ月後くらいでした。指定校推薦での入試がある学校、そして自分に合った職業に就ける学力がつく学校を探すのは大変でした。最初何校か挙げたのですが、上手くいきませんでした。最終的に福祉学科があり、スポーツも盛んな学校に決めました。そして校内選考枠を得る為に自分の良い所、大学の特徴やカリキュラムについて調べ、自分の高校時代の生活などを書きました。結果は内定でした。
 定期試験も重要でした。評定平均値を落とさないようにしなければなりません。そのために定期試験はしっかり勉強して臨みました。しかし、1年、2年次の評定平均値が低いと3年になってから苦しみます。1年、2年の時に良い成績を残しておいた方が良いと思います。
 大学の面接では、練習した質問は一、二問で、大学に提出した書類の質問をされました。はっきり話せてしっかり答えることができたと思います。結果は合格でした。合格に至るまでは先生や身の回りの人、友達のおかげだと思っています。
 先走りせず目の前のことをしっかりやって、一つひとつ積み重ねていけば最後に良い結果となってついてくると思います。今やっていることは全て正しいと思うことが合格に近づく第一歩なのです。



城西国際大学
福祉総合学部福祉総合学科

平成20年3月フレックスコース卒
名取第二中出身

大学では学びたいことを中心に勉強し
楽しく過ごしていきたい


プリントで間違った箇所を
 何度も書くと早く覚えられる


 城西国際大学を志望した理由は、自分の学びたい学部があり、その中に興味を持ったカリキュラムがあったので志望しました。私は指定校推薦を先生方に薦められ、受けることに決めました。指定校推薦を受けるため努力したことは面接練習です。言葉遣いや姿勢など細かく練習をし、自分の言いたいことをまとめ、本番に臨みました。
 2年生から女子バレーボール部のマネージャーをしていて心がけていたことは、体調管理をしっかり行い休まないことです。風邪をひいたり休んだりすると部員に迷惑がかかるので気をつけていました。ただ、女子バレー部は部員が10人と少なく、後輩がいなかったので私達の代で廃部になってしまいました。
 定期考査の時にも部活があったので、練習前に部室で勉強していました。勉強内容は配布されたプリントなど一回解いてみて、間違ったところを何回も書くと、結構早く覚えることができます。休日・長期休暇期間はほとんど部活で、休みになった日は体を休めるようにしていました。大学に入ってからも何かのマネージャーをしたいと思っています。

多くの友達や仲間と出会えて
 仙台育英に入学して良かった


 まだたくさん知らないことがあるので、大学では自分の学びたいことを中心に勉強し、楽しく過ごしていけたらと思っています。
 私が仙台育英で過ごしてきた3年間、良いことも嫌なこともたくさんありました。しかし大切に思える友達や同じ目標に向かって頑張った仲間ができたので、仙台育英に入学して良かったと思いました。
 後輩の皆さん、高校生活一日一日を大切に過ごしてください。部活をしている人は休まず目標に向かって頑張ってください。高校生活で得たことは必ずこれからずっと役に立つと思います。



城西国際大学
経営情報学部総合経営学科

平成20年3月英進進学コース卒
利府中出身

生活の中に目標を見つけることで
経験豊かになり進学の幅も広がる


チアリーダー部では
 普段経験できないことができた


 テストでも部活動でも何か一つでも目標を決めて生活をしてきました。テストでは、評定を上げることと評定を下げないように努力しました。また、授業で出された課題なども必ず出すように心がけました。部活動では、勉強とは違い仲間と目標に向けて活動してきました。
 チアリーダー部に所属し、自分達の目標を中心に、他の部活動応援や地域のイベントや学校行事に参加し、普段の学校生活では経験できないことに取り組むことができました。親の支えや地域の人々との交流、また他の部活動の応援をすることで感動し、自分達にも良い刺激となりました。
 また、学校生活では学校行事に積極的に取り組みました。高校入試の補助員や卒業式の補助員を務めるなど、学園生活に多く貢献することによって、先生方にアピールをしてきました。また、常日頃の生活では学校に遅刻・欠席をしないよう気を付けました。

これからの学校生活を
 どう過ごすかは自分次第


 このように何気ない生活の中に目標を見つけることで、たくさんのものが見えてくるうえに、多くの人々と触れ合い、色々な経験ができると思います。
 また、部活動をしている人は是非頑張ってください。部活動を通して経験したことは絶対に役に立つと思います。今からでも努力をすれば進学の幅は広がり、自分が努力した分周りの人は評価し信頼感なども得られますので、自分にとって良い影響になると思います。
 これからの学校生活をどう過ごすかは自分次第です。頑張ってください。



敬愛大学
経済学部経済学科

平成20年3月英進進学コース卒
松陵中出身

仙台育英の先生方を信じて頑張れば
きっと良い結果が見えてくる


県外の大学への進学で
 人間的に成長したい


 高校を卒業したら専門学校への進学を考えていました。しかし、親に相談したところ自分が持っていた考え方が変わり、専門学校から大学進学へと進路を変えました。気持ちも入れ替わり、毎日少しずつ勉強をし、定期テストでは一問一問を大切にしながら頑張りました。
 敬愛大学経済学部経済学科を志望した理由は、多彩なカリキュラムがあり、自分の将来の夢をより深いものにできるからです。また、県外の大学に進学することにより、他県のたくさんの人と出会い、たくさんの経験をし、人間的にも精神的にも大きくなれるうえに、親元を離れて一人暮らしをすることにより、親の有り難さなど今まで一緒に生活してきてわからなかったことをたくさん感じることによって、社会に出た時にとても役立つと考えたからです。

とてもよい先生方ばかりなので
 分からないことはすぐに質問しよう


 高校生活で頑張ったことは、学校生活の基本である、遅刻・早退・欠席をなるべくしないことです。後は、定期テストでは1点でも多く点数を取るように心がけました。わからないところはそのままにしないで、先生に質問するとよいと思います。とてもよい先生方ばかりです。
 大学の面接試験では第一印象がとても大切です。髪型やネクタイなどをしっかりとし、質問に対しては面接官の目を見ながらゆっくり落ちついて話しましょう。
 後輩の皆さんの中には、この仙台育英に悔しい思いをして入学した人もいるかもしれません。それでも先生を信じて頑張れば、きっと良い結果が見えてくると思うので、頑張ってください。



聖徳大学
児童学部児童学科

平成20年3月英進進学コース卒
矢本第二中出身

両親や先生方、部活の監督への
感謝の気持ちを忘れないで


面接で自分の気持ちを伝えたくて
 指定校推薦入試を選んだ


 私は将来「保育士」という職に就きたいと思っています。そのため、高校に入学した当初から大学進学のことを視野に入れてきました。そして数多くの資料を見て悩みました。その結果、聖徳大学という一番自分に合った大学を見つけることができました。しかし、大学を見極めるには思っている以上に時間を費やしました。志望大学を決める際は、余裕を持って計画的に物事を進めていった方が良いと思います。
 大学入試には様々な受験スタイルがあり、私は指定校推薦を選びました。なぜなら一般入試などでは伝えることのできない自分の気持ちなどを面接を通して伝えることができるからです。

3年間部活動をやり遂げて
 責任感や忍耐力が身についた


 私は高校3年間ラグビー部のマネージャーとして活動してきました。充実した日々を送る反面、失敗したときや迷惑をかけてしまったときなど途中何度も辞めたいと思ったことがあります。しかしそこで辞めてしまったら、今までの努力も水の泡になってしまい、その前に私はそんな中途半端なことを一番したくありませんでした。自分がやると決めたことなら責任を持ち、最後までやり通したいと思う気持ちが強かったからです。そのような責任感や強い忍耐力を得ることができたのも、仙台育英ラグビー部に所属していたからだと私は思います。
 普段の高校生活では、なるべく学校を休まず、当たり前のことですが、すれ違う先生などにあいさつを欠かさずしました。そうするとなぜか気持ちよくなります。
 これから受験に挑む後輩たちへアドバイスできることは、まず進学先を慎重に選ぶこと、毎日を充実させること、そして両親や先生方、部活をやっている人は監督や部長に感謝の気持ちを常に持つことを大切にしてください。
 私は仙台育英学園生で良かったと思います。



千葉工業大学
工学部建築都市環境学科

平成20年3月英進進学コース卒
玉浦中出身

部活動で多くを学んだことが
自己推薦書作成や将来に役立つ


部活動で多くを学んだことが
 自己推薦書作成や将来に役立つ


 私は千葉工業大学に合格しましたが、最初は東北工業大学を希望していました。しかし校内選考で落ちてしまい、第二希望であった千葉工業大学の指定校推薦を出しました。
 指定校推薦を出すにあたって自己推薦書を書かなくてはならないのですが、書くのにとても苦労しました。志望理由や大学へ行って何を学びたいかなど、自分の頭の中では考えることができても、それを文章に書くのは難しかったのです。内容の濃い文章を書かなくてはならないので、大学の資料を何回も読んだり、大学のホームページを見たりと大変でしたが、先生方のアドバイスなどもあり上手に書くことができました。
 高校生活で頑張ってきたことなどを書くとき、部活動をやっているととても書きやすくなります。私は軟式野球部に3年間所属してきました。軟式野球部は硬式野球部とは違いテレビで中継するような有名な部ではありませんでしたが、一つ上の先輩の代では全国大会出場と国民体育大会出場というすばらしい結果を出すことができました。私の代でも全国大会には及びませんでしたが、新人戦、高校総合体育大会ともに東北大会出場することができました。部活動は毎日毎日がとても辛かったですが、その分学んだことはとても大きく、これから生きていく中でとても重要となっていくことでしょう。

部活動と勉強を両立できずに
 第一志望大学の校内選考に落選


 勉強の面では、部活動をやっていたからかおろそかになることが多くなりがちでした。指定校推薦では評定は最も重要とされています。しかし私は2年生の後半で評定を下げてしまったために、東北工業大学の指定校推薦の校内選考に通らなかったのでしょう。
 千葉工業大学の校内選考で私は選ばれましたが、私とさほど変わらない学力を持つ友人は校内選考を通りませんでした。その原因は多分遅刻です。その友人は遅刻がとても多かったのです。しかし私は遅刻は一回もしたことがなかったため、校内選考を通ることができたのです。遅刻を甘く考えている後輩も多いでしょうが、遅刻というのは最後の最後で自分に返ってきます。そのことだけは覚えておいた方がいいでしょう。
 私にとって高校生活とは、心も体も成長するにあたってなくてはならないものでした。



同志社大学
政策学部政策学科

平成20年3月特別進学コース卒
五橋中出身

予習・復習を中心に勉強、
その成果が実りました


指定校推薦を考えている人は
 校内模試も気を抜かず勉強しよう


 指定校推薦を取るにあたって努力したことは日々の勉強です。指定校推薦で大事なのは、評定や出欠日数が査定に入るということを忘れないことです。中でもやはり評定が大事だと思ったので、定期テストではオール5を取ってやろうという気持ちで頑張りました。そのためにはやはり日々の予習・復習が大切だと思い、その日に学習した教科の勉強に努めました。その努力が実り、3年間の評定平均値は4.9ありました。評定平均値が4.5以上を取得できれば、指定校であればどの大学へも推薦で狙えると思います。しかし、3学年次に行われる第1回校内模試も査定に含まれます。「自分は評定がいいから通るだろう」と思っていても、模試で成績が奮わず、校内選考で落とされるという場合があります。だからぜひとも指定校推薦を狙っている人は、校内模試も対策を練って勉強したほうが良いと思います。

一生懸命勉強に励む
 クラスメートに触発されて…


 高校3年間はあっという間に過ぎてしまいます。私が高校に入学した当初は全く何のやる気も出ず、だらだらとした生活を送っていましたが、クラスメートの勉強に努める姿に自分も触発され、いつしか勉強をするようになっていました。大学へも進学することができて仙台育英で過ごした日々は大切な思い出になりました。みなさんもぜひ頑張ってください。



同志社大学
経済学部経済学科

平成20年3月特別進学コース卒
寺岡中出身

先生方を信じて努力すれば
必ず道はひらけます


授業での疑問は放課後に質問、  
 その日のうちに解決しました


 仙台育英に入学したのは、第1志望の高校に落ちたためでした。しかし、兄が仙台育英に通っていたため、仙台育英の良さについては知っていたので、不安はありませんでした。そして、「3年後は必ず逆転して、結果を出そう!!」と心に誓いました。
 入学後は、とにかく授業が基本だと思い、予習・復習を中心に勉強しました。授業で分からないところがあれば授業終了後、放課後に先生に質問しに行き、なるべくその日のうちに解決するようにしました。私は特に数学が苦手だったので、数学についてはほぼ毎日教わりに行きました。また、放課後は学校の図書館を利用し、閉館時間まで勉強しました。図書館では皆が熱心に勉強しているので、気持ちも引き締まり、集中して取り組むことができます。

大内先生の小論文講座は
 厳しいですが効果絶大です


 指定校推薦を考え始めたのは1年の時です。指定校推薦は、より確実な道だと考えたからです。受験資格を取得するためには校内選抜を通る必要があります。校内選抜で重視されるのは3年間の評定、3年生の7月に行われる校内模試、できるだけ遅刻・欠席をしていないことなどです。私はまず評定を良いものにするため、定期考査の勉強に力を入れました。また、3年間皆勤でした。オープンキャンパスへの参加も自己推薦書を書く上で助けになると思います。
 自己推薦書を書く上で、また今後のためにも論述力は不可欠だと考え、大内先生の小論文講座を受講しました。先生の小論文講座の効果は絶大です!講座では小論文を書く上での重要ポイントを教わりました。大内先生の指導は非常に厳しいものですが、信じて最後までついていけば必ず結果が出ます。初めは書き出しに非常に時間がかかっていましたが、本番では制限時間内に指定字数をおさめることができました。
 大学に無事合格することができたのは、多くの先生方、大切な仲間、両親の支えのおかげです。仙台育英の先生方を信じ、目標に向かって最後まであきらめずに努力を続ければ必ず道はひらけます。



同志社大学
商学部商学科

平成20年3月特別進学コース卒
柳生中出身

中だるみと言われる時期が
勝負の分かれ目です


 何も初めから勉強が出来たり、3年間成績が優秀だったわけではありません。今、皆が栄光への軌跡を読んでいるように、私もかつてこれを読みましたが、その頃はとても縁遠いものだと思いました。なぜ、今私がこの様なところに載ることが出来たのか、合格の過程とその実現に必要なアドバイスをしていきたいと思います。そして推薦を受けようと思っている人、また少しでも受けたいと思う人たちの役に立てたらと思います。

早いうちから私立志望に切り替えて
 勉強に取り組んだことが決め手に


 1年生の時の成績はあまり芳しくなく、定期テストでも赤点を取ることもありました。今振り返ってみると、この時の成績では推薦は難しかったでしょう。指定校推薦は3年間の平均評定の平均と3年生の7月に行う校内模試の結果が重要視されるからです。私は2年生の中だるみと呼ばれる時期がカギだと思います。2年生になると成績が下がってくる人がどんどん出てきます。その為、自分の努力次第では、学年の上位に立つことも可能となります。この時期に学力を上げることが出来たから、今とても充実した生活を送れているのだと思います。具体的には何をやったかというと、まず休まず登校したことです。また、私は私立志望に早くから切り替え、受験教科を決め、勉強に取り組んだのも決め手となりました。これは受験する上でとても重要なので早急に決めるべきです。あと、周りの友人は皆勉強を積極的に頑張るという姿勢だったので、勉強していない私が恥ずかしく思え、必死で皆に追いつこうと思うようになりました。
 勉強法については一人一人自分にあったやり方があるので、敢えてアドバイスはしません。ただ、この2つは意識した方が良いと思うものがあります。まず勉強は時間より内容を重要視することです。ある程度の時間のボーダーラインはありますが、中身の少ない勉強はする意味がありません。また、受験が近くなるとなかなか実行するのは難しいのですが、ちゃんと睡眠をとることです。出来るだけ頭の働きを良くし、勉強に臨むと暗記率も格段に上がります。私は6時間寝るように心掛けていました。

「いかにして社会を攻略するか」
 これが、受験勉強のカギです


 少し突っ込んだアドバイスをしようと思います。政経で受験する人についてです。私の経験上、政経は3年生からでも十分間に合います。しかし、政経の成績を確固たるものにするには膨大な時間を必要とします。3年生は主要教科を中心に勉強しなくてはいけません。文系ならば英語です。私立大学では150点から200点と英語に重点を置くので、そこが勝負の決め手となります。では、どのようにしたら英語に力を入れられるのか。私は、いかにして社会を攻略するかがカギとなってくると思います。私は1年生の現代社会を真面目に取り組むことが重要だと思います(既に履修済みの人は暇なときに読む程度でも良いです)。政経の重要単語や中堅から難関私立大の問題をやっていると、しばしば現社に出てくる単語があります。丁寧にやればもしかすると政経の半分くらい覚えたことになるかもしれません。
 推薦の人は時事をやると良いでしょう。ニュースを見たりするだけでもいいです。これは実際の小論文や面接の対策にもなりますし、センター政経にもとても役立ちます。
 ありきたりなアドバイスが多かったのですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。重要なのは絶対諦めないということです。頑張れば必ず結果がついてきます。私の文章を読んで、このことを知ってくれた人はぜひ早めに対処してほしい。努力して出来ないことはありません。常に志は高く、現状に満足せず前進していってください。



龍谷大学
経済学部現代経済学科

平成20年3月英進進学コース卒
五橋中出身

『天声人語』や参考書を利用しながら
色々な題材の小論文を書いてみよう


資料に自分の意見を取り入れ
 自己推薦書を作成


 龍谷大学経済学部への進学を希望した理由は、将来したいことを為すためにはこの大学のこの学部がふさわしいと考えたからである。私の場合は将来地域経済の発展と環境保全に取り組みたいので、その目標を実現させるのに適した大学を選んだ。
 私が大学合格のためにまず始めたのは、大学の資料集めだった。私は指定校推薦で志望大学に入学しようと考えていたので、自己推薦書を書く上で必要な資料をインターネットなどを使い収集した。指定校推薦ではまず校内選考を通過しないことには進まないのだが、大学の資料を基にいくら書いても良い文章が出来なかった。そこで私は自分の意見を持った上で資料を抜き出して書くことを心がけ、良い文章が書けるようになった。
 また、指定校推薦で大学に入学しようと決めてから、小論文により一層力を入れて取り組んだ。もちろんそれまでも真面目に授業を受けていたのだが、きちんと事例を満たしているかなど、細かい点にもしっかりと目を配り書くようになった。学校の授業以外でも『天声人語』や小論文の参考書を利用したりして、とにかく小論文に慣れるために色々な題材に取り組むことを心がけた。そのため試験本番では規定の条件を守り、納得のいく文章を書くことができた。

尽力して下さる先生の
 期待に応えよう


 高校生活は気付いたら過ぎていったという感覚だった。もちろん楽しかったこと、悲しかったこと、嬉しかったこと、苦しかったこと、様々なことがあったが、とても短く感じてしまった。それは私が波風を立てないように過ごしていたからなので、後輩には後悔しないように自分の思うように過ごしてもらいたいと思う。
 また、受験生として後輩に言えることは、志望大学を早めに決定することと、指定校推薦の校内選考が通過したからといって対策を怠らないようにすることである。特に面接は複数の先生方と練習して慣れていくとよい。最後に担任の先生は生徒のために尽力してくださるので、その期待に応えられるように頑張ってほしい。



鈴鹿医療科学大学
鍼灸学部鍼灸学科

平成20年3月英進進学コース卒
松陵中出身

サッカー部の厳しい練習をやり通し
フィジカル面や体力面が鍛えられた


 幼い頃から今までサッカーを続けてきました。怪我をした時に接骨院の方々に治療をしていただいて、治る事が出来たので、将来はこのような仕事に就けるように頑張ろうと、この大学で学ぶことを決めました。また、私は夏休みにオープンキャンパスに行って来ました。鍼の刺し方など色々体験出来ました。私はスポーツ鍼灸学についてより詳しく学び、国家試験を受けて鍼灸師になれるよう、この大学で頑張りたいです。また、マッサージの資格も取りたいと考えています。将来は接骨院の仕事に就けるよう、努力していきたいです。
 サッカー部では厳しい練習に耐えて最後まで頑張る事が出来たので良かったです。フィジカル面や体力面を鍛えることが出来、プラスになりました。
 最後まで諦めないでやり通すことが次に繋がると思うので、皆さん頑張ってください。



岩手医科大学
薬学部薬学科

平成20年3月特別進学コース卒
閖上中出身

先生方の熱心な指導のもと
小論文と面接をしっかり練習


勉強ばかりでくじけそうになったが
 友達や家族の支えで頑張った


 指定校推薦が決まって、3年間を振り返ってみると、サマースクール、ウインタースクールとあまり休みがない上、休み明けは実力テストと、のんびりする間もなく他の高校の友人をうらやましく思うこともありました。また、途中私は勉強ばかりの生活に嫌気が差し、だらけた生活をしてしまった時期もありました。何度も「高校はつまらない」と思いましたが、寮で一生懸命がんばっている友達がいたり、高校を中退した友達の話を聞いたり、家族に説得されたりして、何とか3年生になりました。

過去に面接で出された項目を
 ノートにまとめ声に出して練習


 受験に際して私は、自分の性格を考えて、
1.浪人はしない  
2.推薦入試を選択する  
 この2点を決めていました。そしてオープンキャンパスに出かけ、岩手医大の薬学部に行きたいと思いました。担任の先生に相談したところ、指定校の枠が1名あることと評定も大丈夫だとわかってから、自己推薦文と約3週間闘いました。考えに考え、指導していただきながら何度も書き直し、やっと完成して提出、推薦していただく事ができました。
 その後、小論文と面接の指導をしていただきました。実際に面接をしていただいて感じた事は、頭で考えている事も口に出してみるとすらすら言えないものだということです。また、大学のパンフレットに書いてある文章そのままでは、志望理由としては使えないので再考して来るようにと指摘を受けました。私は過去に面接で出された項目をノートに作り、何度も声に出して練習しました。また理系用の小論文の本も実際に役に立ちました。
 結局今思うことは、3年間努力してきて良かったということです。今まで熱心に指導してくださった先生方にとても感謝しています。



いわき明星大学
人文学部現代社会学科

平成20年3月英進進学コース卒
亘理 山下中出身

部活動に所属していなかったため
自分の強みとして資格を取得


世の中を修繕していくことが
 自分たちの課題だと考えた


 いわき明星大学人文学部現代社会学科を志望するにあたっては、世の中や政治が荒れていた事や、国政への不信感が強まっていたことが大きなきっかけになりました。私達にとっての課題は、これらの荒廃した世の中を少しずつ修繕していくこと。それが自分に課せられた問題であると考えるようになったと同時に、現代社会について学ぼうという決心を持つようになりました。
 私は合格するために、勉強など様々な事において頑張ってきました。特に、現代における政治や社会問題については、率先してニュースや新聞を見聞きして感想をまとめたりしながら、自分だけの知識にしていきました。これらは指定校推薦もしくはAO入試での面接で必ず質問されるので、念を入れて調べておきました。
 また、私は3年間部活には所属していませんでしたが、そのかわりに勉強に力を入れました。また、「部活なしで受けるなら何か資格を取っておいた方がいい」とある先生からアドバイスを受け、何か自分も一つ取っておいた方が良さそうだと考えるようになり、漢字検定を受けてみました。そして3年生の時に2級に合格する事ができました。漢検や英検は合格すれば推薦入試やAO入試での資格欄に書けるだけでなく、その先の就職においても大いにプラスになります。

家族や諸先生方の協力が
 良い結果を導いてくれた


 こうして私はいわき明星大学を受けることにしました。ただ、指定校推薦やAO入試を受験する場合、どこの大学でも同じように自己推薦書といった必要な書類を書くことになります。最初はどのような内容にするか、また、どのような事をアピールするのかという事で悩みました。特に私は部活動の代わりに、自分についての特徴や体験を多く書きました。担当の先生の指導を受けながら何度も書き直したことで、良い文章を書く力が大いに身に付きました。
 推薦やAOで実施される面接は、私にとってとても大変でした。極度にあがる性格であるため、練習中は所々詰まりました。でも、回を重ねるうちに詰まることなく話せるようになりました。
 受験は、自分一人だけの努力でどうにかなるものではありません。本人の努力以上に、支えてくれた家族や諸先生方の協力があったからこそ、良い結果につながったと実感しています。


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