SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!

東北薬科大学
薬学部薬学科

平成20年3月特別進学コース卒
しらかし台中出身

長期休暇は今までの学習を基に
応用力をつける良い機会


6年制の私立大学への進学に
 最初はためらった


 この大学を志望した理由は、薬から医療に関わっていきたいと考えたからです。しかし、私が本当にこの大学に決めるまでには大きな迷いがありました。それは、大学が私立であり、学科が6年生であることから、両親に迷惑をかけてしまうのではないかということです。その迷いを解消した言葉がありました。それは「自分のやりたいことがあるなら、その大学に進むべきだ。学費がかかるのならば、アルバイトなどで自分で補えるところは自分で補おう」というものでした。この言葉で私は、この大学に進学し本気で学んでいこうという決心がつきました。
 推薦受験を考え始めたのが3年生になってからだったため、高校生活の中で「推薦のために」として心がけたことは何もありませんでした。しかし、高校生活を有意義なものにしていきたいという気持ちはありました。勉強ならば、自分の持つ能力を活かしていこうと考えていました。私自身は数学が好きだったので、数検を受験したり、分からない所は先生に質問しました。他の教科でも同じような努力をすることで成績を少しずつ上げてきました。行事などにも積極的に参加し活動してきました。行事への参加から学校にどのくらい貢献し有意義に過ごしてきたかが伝わるので、推薦では大いに役立ちます。

普段の生活や学習での努力は
 必ず受験の役に立つ


 普段の学習で私は、毎日の授業の予習・復習を欠かさず行ってきました。定期考査においても受験においても、普段の授業の内容が最も大切です。毎日の積み重ねが後の受験勉強で役立つようになりました。長期休暇は、今までの学習を基に応用力をつける良い機会です。私は、自分の生活リズムに合わせて学習時間を決めて取り組んできました。内容は、自分の能力に合わせた応用問題に挑戦すると良いでしょう。
 1年生や2年生で進路が決まらず推薦などを考えていない人でも、普段の生活や学習で努力を続ければ、受験の時には必ず役に立ちます。大学は、自分の将来の夢を実現するために学ぶ場です。大学で何をしたいか、将来どのようになりたいかなどを高校生活の中で見つけて、大学を決めることが大切です。



宮城学院女子大学
学芸学部英文科

平成20年3月英進進学コース卒
宮教大付属中出身

1年次から卒業後を見据え
良い評定を保ち続けた


自己推薦文に自分の3年間と
 大学での抱負を全て詰め込んだ


 大学進学を決意したのは2年生の時です。1年生の時から、進学でも就職でもいいように、定期考査ではできるだけ評定を高く取ることを心がけていました。3年生の夏ごろに志望大学を決めました。大学のオープンキャンパスや資料をもとに、自分に合った大学を決めました。指定校推薦を希望していたので、自己推薦文を何枚も書いて短い文に自分の3年間と大学での抱負を全て詰め込みました。先生方にも見ていただき添削していただいたおかげで、指定校推薦枠に入ることができました。
 指定校で受験できたのは、高い評定を3年間保ち続けてきたことや、英検取得があったからだと思います。2年生の時から英検取得に力を入れてきました。これは自分の自信にもつながることなので、努力してきてよかったと思います。

合格後は『仙台育英』の名前を
 背負うという自覚が芽生えた


 合格して卒業が近づくにつれ、自分が仙台育英の名前を背負って大学に行くのだという意識が強まってきました。合格後も勉強はおこたらず、大学に着いていけるよう努力していました。
 これから大学を決める皆さんは、よく資料を見て授業のカリキュラムや就職先などを考慮し、一番自分に合った大学を見つけてください。すでに決まっている人は、入学までに自分が何をできるかを考え、時間を大切に使ってください。
 あきらめずに何かに取り組むことが大切です。自分を信じて頑張ってください。



宮城学院女子大学
学芸学部生活文化学科

平成20年3月英進進学コース卒
門脇中出身

合格までの努力は簡単ではなく
強い意志がなければ続けられなかった


3年生になってもやりたい事が
 見つからずかなり焦った


 大学に合格するために仙台育英での3年間を以下のように過ごしてきました。
 まず、大学進学を目指した理由は、高校では学べない事を学び、もっと色々な事について勉強したいと思ったからです。そして、大学4年間で自分が将来本当にしたいと思えるものを見つけられたらよいと思っています。高校1年生の時に、専門学校か大学に進学するかとても悩みました。小さい頃からの夢を叶えるなら専門学校が適当だったのですが、見学してみて、自分が本当にしたい事ではないと気づきました。高校2年生になって、色々な大学を見学しに行ったものの、自分のしたい事が見つからず、とても焦りました。高校3年生のぎりぎりになって、少しでも興味を持てる学科を見つけることができ、そこに進学し、やりたい事を見つけようと思いました。

看護実習に参加して
 働くことについて考えた


 私は大学に合格するために四つのことを頑張りました。まず一つ目は部活動です。私は弓道部に所属していました。練習が厳しく、調子が悪い時もあり、辞めたいと思うときもありましたが、仲間がいたおかげで最後までやり通す事ができました。そして、忍耐力などたくさんの事を学びました。部活動はなるべく所属していた方が良いと思います。二つ目は、無遅刻・無早退・無欠席です。私は、これを入学当時から気をつけてきました。三つ目は資格取得です。なるべく高校1・2年生のうちに多くの資格を取得した方がよいと思います。私は2年次の夏に、日赤の看護の講習に参加しました。そこで資格を取得すると同時に、職場とはどういうものか、働くとはどういう事かという事について理解することができ、とても良い経験になりました。四つ目は定期考査対策です。毎日の授業をしっかり聞き、テスト範囲を聞き逃さず、自宅での勉強を怠らないことです。そして、授業態度や提出物を期限内にきちんと提出するなど、平常点にも気をつけることが大切です。


一日一日を大切にし後悔のない
 充実した高校生活を送ろう


 この努力のおかげで校内推薦が通り、指定校推薦で受験できました。私が受験した大学は、面接と主論文と書類審査の試験でした。面接は、進路担当の先生、教頭先生と練習しました。小論文は、試験の1ヶ月前くらいから塾で過去問題の指導を受け、一日に二、三問は書いていました。そして、見事合格できました。この3年間の努力はとても簡単な事ではなく、強い意志がなければできなかったと思います。
 どうしても面倒くさくなったり、後からやろうと思ったりするかも知れませんが、後からでは遅いし、絶対後悔してしまいます。ですから、自分の将来のために一日一日を大切にし、後悔のない充実した高校生活を送ってほしいと思います。私は仙台育英に入学して本当に良かったと思っています。



宮城学院女子大学
学芸学部国際文化学科

平成20年3月外国語コース卒
長町中出身

偏差値やブランド志向ではなく
「何をしたいのか」で志望大学を選ぼう


3年生で資格を取得しようとしても
 勉強をしている時間はない


 推薦で大学に合格した時はとても嬉しく思いました。しかし、合格が決まるまでは少しも気が抜けない日々が続きました。
 外国語コースに入学した当初から推薦入試を希望していたので、定期テストでは「今までこんなに勉強したことはない!」と思うくらい、一心不乱にテスト勉強に明け暮れていました。1年次のテストは、他学年に比べて覚える量も少ないと思うので、そこで頑張っておけばかなりの高得点が狙え、その分貯金もたまるので、定期テストは大事な推薦材料の一つとして考えた方がいいです。しかし、成績が良くても授業態度や生活態度が良くないと、校内推薦も通らないので、これらの点を総合して注意しておく必要があります。
 定期テスト以外では、部活や漢検、英検、TOEICなども審査の対象になるので、早い段階から検定を受験することをオススメします。何も資格を持っていなくて、3年生で受けようと思っても、検定試験の勉強をする時間はないので、早めに行動した方がよいです。私は2年次に中国語検定4級を取得できたのがかなりの強みだったので、何か一つ自分の武器になるものを持ってください。
 また、部活動は自分磨きができる素敵な場だと思います。部活動に参加することで、様々な人と出会うことができるからです。

早めに読書のくせをつけ
 たくさんの本を読もう


 そして何より大切なことは大学選びです。「私はこれくらいの偏差値だからこの大学」とか「この学校に行けば箔が付く」という名前だけのブランド志向で学校を選ばないでください。「自分が何をしたいか」で選ぶことがベストな考え方だと思います。
 そして志望大学が決定したら、その大学の傾向に合わせて小論文や面接の対策が必要となってきます。小論文は、その場で書けと言われてすぐ書けるものではないので、私は国語科の小山先生に何度も添削していただきながら、小論文の書き方を覚えました。小論文は数をこなせば成果に表れてくるので、努力あるのみです。文字数に到達していても、内容が分からないとだめなので、読書も必須です。小論文に限らず、面接でも読書についての質問もされるので、たくさん本を読みましょう! 実際、私はあまり読書をしないで苦労したので、早めに読書のくせをつけておきましょう。また、新聞の社説や『天声人語』も入試で問われる題材が多いので、新聞を読むくせもつけるといいと思います。
 このように、一口に推薦と言っても、かなりの時間と量を必要とするので、推薦入試を考えている人はこれから大変な思いをするかも知れませんが、それを乗りこえた分だけ自分に返ってくるので頑張ってください!!



仙台白百合女子大学
人間学部国際教養学科

平成20年3月英進進学コース卒
多賀城中出身

たとえ結果が良くなくても
努力は絶対次に繋がる


3年生の春から少しずつ
 自己推薦書の内容を考えていた


 高校生活の3年間は本当にあっという間で、思った以上に早く進路を決めなければならない時期が訪れました。高校2年生の時は、自分がこれから何をしたいのかをはっきり決められず、授業で進路調査をするたびに焦っていたのを覚えています。高校3年生になり、私は英語が好きなので、将来は英語を使った職業に就きたいと思い始めました。そして、気になる大学があればその大学のオープンキャンパスに積極的に参加し、その中で何回か通っているうちに仙台白百合女子大学に入学したいという気持ちが強くなりました。
 私は指定校推薦を希望していましたが、正直1年生の時の成績はあまり良くありませんでした。2年生へ進級し、1年生の頃の成績よりは良くなりましたが、満足するような成績ではなく、私は緊張感が足りなかったと思いました。3年生では、満足できる成績を残したいという気持ちを持ち、特に定期考査を頑張りました。“頑張れば結果はついてくる”と実際に感じることができました。
 私は、3年生の春から少しずつ自己推薦書の内容を考えてきました。何度も書き直して、先生にチェックをしていただきました。夏休み中も、書いた自己推薦書を学校に持って行きました。自己推薦書の内容は、前々から考えていた方が完成度が高いと思います。

生徒会での活動を通して
 学校に貢献できた


 部活動では、3年間生徒会役員として頑張ってきました。生徒会に入り、私は今まで体験したことがない署名活動、交通安全運動に挑戦することができました。5月22日に起こったRV車飲酒運転の事故の署名活動として、他校へ署名を集めに行きました。そして、宮城県警の方や市役所の方と安全運転を呼びかけました。このような活動を通して、初めて人のために何かをして、みんなで協力すると結果を残すことができるということを感じることができました。そして生徒会に入り、学校に少しでも貢献できたことに喜びを感じています。生徒会に入って良かったと思います。
 私は後輩に一番伝えたいことは、諦めずに努力するということです。もし良い結果が残せないとしても、頑張って努力したことは絶対次に繋がる力となると思います。



尚絅学院大学
総合人間科学部人間心理学科

平成20年3月英進進学コース卒
中野中出身

過去にとった自分の行動を
思い起こしながら進路を決定


慎重に考えすぎて
 ギリギリで志望大学決定


 この学校では、比較的静かな生徒だった。事実、趣味は読書であり、休み時間は席で頬杖をつき中古本を読んでいた。友達との会話と読書を両立するのは、授業よりも難しかったような気がする。そんな私も早いもので受験生になった。結果から言うと、私はやってしまった。「慎重に考えよう」と自分に言い聞かせ、決断を渋っていたのだ。時間は限りなく少なくなってしまっていたので、私は自分の興味のあることから進路を考えてみることにした。そして自分が、かつて他人にいちいち行動の理由を尋ねていた事を思い出した。最後に思い出したのは、昔図書館で人の心に関する本を借りていた事だった。そしてたどり着いたのが心理学である。さらに県内にそれを学べる尚絅学院大学を見つけ、指定校推薦に挑戦できたのは、幸運と言うより他はない。

面接で失敗していたので
 合格の一報に涙が出た


 夏休み中盤から自己推薦文を書き始めたのだが、遠くの本屋で教本を探したのが正解だった。私が買ったのはAOと推薦の両方をカバーし、書き方を説明してくれる本だった。この教本と友人から見てもらった自分、そして思い出せる限りの過去の自分を総動員し、自己推薦文は完成した。むろん、完璧なはずはなく、四度の書き直しを経て提出した。
 推薦枠には入れたものの、思ったよりも早く面接試験日になってしまった。これは失敗に等しかった。面接に不適切な言葉を使ってしまったので、受験後は胃の痛む日々が続いた。担任の先生から電話で合格の連絡をいただいた後、涙が出ていた。
 こうして私の大学受験は、対策開始時の慌てぶりに比べ、意外とあっさりと終わり、後はまた本を読む日常に戻った。しかし、私は例えようのない不安に襲われるようになっていった。卒業が怖かったのだ。この学校とクラス、友達と別れるのが辛かった。頭が理解しても、心が納得しない。だから私は、残りの少ない時間を存分に使った。最後の瞬間に、大笑いをしながらさよならが言えるようにと。



尚絅学院大学
総合人間科学部現代社会学科

平成20年3月特別進学コース卒
将監中出身

失敗し落ち込むか、糧にするかで
今後の人生に大きな差がでる


面接の練習であがってしまい
 悔しくて先生方と特訓


 尚絅学院大学を受験した理由は、自宅から通うことができ、なおかつ今まで行ったことのない場所で勉学に励もうと思ったからです。私は人一倍緊張しやすいので、面接の練習は大変でした。当初は練習だというのに、手足が震え、面接官の目を見て話すという簡単な動作ができず、片言混じりの会話しかできず、冷や汗をかきました。悔しかったです。ですから、毎日のように先生方に面接の練習を頼みました。その積み重ねもあって、推薦入試では緊張をせずに面接官に向かって堂々と話をすることができました。先生方には本当に感謝しています。
 私の学業成績は悪かったのに推薦入試を受験できたのは、おそらく日頃からできるだけ休まないよう努力していたことが評価されたからだと思います。日々の積み重ねが大事だと言うことを改めて実感しました。
 先生方はどんなに成績が悪かったとしても消して見放さず、最後まで面倒を見てくださり、ありがく感じました。私は仙台育英に入学して良かったと心から思っています。

高校受験の失敗を引きずり
 勉強に身を入れたのが遅かった


 特別進学コースは勉強をするための環境は最適です。なぜなら冷暖房完備なので、季節の変化にも対応できるからです。また図書室にはたくさんの本があるので、3年間しっかり活用させていただきました。
 新入生の中には、第一志望でこの仙台育英に入学した人、志望していた高校が不合格だったので入学したという人もいるでしょう。私は後者の方で、長い間そのことを引きずってしまい、なかなか勉強に精を出すことができませんでした。今となってはそのことを後悔しています。
 同じ経験を持つ皆さんに覚えておいてほしいことがあります。それは、「失敗したことにより、心が折れ途方に暮れる人と、失敗したということを自らの糧とした人とでは、今後の人生に大きな差ができる」ということです。あなたはどちらの側につくのでしょうか。今後の学校生活を応援しています。



尚絅学院大学
総合人間科学部現代社会学科

平成20年3月英進進学コース卒
七ヶ浜中出身

部活動で勉強時間が限られた分
家庭学習の習慣を身に付けた


入学後の実力テストで
 高成績を取り自信がついた


 指定校推薦を受けるにあたり、特に私が力を入れてきたのが平日の家庭学習でした。私は硬式テニス部に所属していたため、大会なども多く練習が厳しく、帰宅してからの勉強時間が余りなく、限られた少しの時間でしか勉強する事が出来ませんでした。その限られた時間での家庭学習の積み重ねが2・3年生になり、勉強が難しくなっていく中でとても役に立ちました。まずは短時間だけでもいいので、日頃の家庭学習の習慣を身に付けておけば、部活動をやっている、いないに関わらず、とても必要なことだと思います。また指定校推薦の受験資格を得るために、成績を1〜3年生まで維持してきたことです。1年生の時は、入学したばかりだったこともあり、勉強にあまり集中できず苦労しました。しかしゴールデンウィークの後に行われた実力テストで良い点数・順位だったことがとても自信につながり、勉強を続ける意欲になりました。成績にあまり関係ないと言う人もいますが、実力テストは真面目に取り組んだ方がいいと思います。私のように小さな自信にも繋がるからです。

小論文の内容を深めるために
 授業をとても大切にした


 2年次は成績が伸びなかった時期でした。1年生の時よりも教科数は減りましたが、苦手教科があり、他の得意教科で苦手教科の評定平均値の分をカバーしました。私は英語また数学Iの教科が得意で、古典がとても苦手でした。それでも、得意教科があったため全体の評定平均値を下げることなくできたと思います。やはり得意教科はあった方がよいと思います。
 3年生になり特に頑張ったのは自己推薦文です。私は長文を書くのが得意な方だったので書くことが出来ました。また、1年次と3年次の小論文の担当であった渡辺先生の厳しいご指導のおかげでした。内容をより深く書くために、小論文の授業の1時間1時間をとても大切にしました、とても重要な教科であるので頑張ってください。
 このように私は仙台育英で多くの事を学んできました。今まで行ってきたことは、かけがえのない大切なものであり、これからもその心得を大切にしていきたいと思います。みなさんも何か熱中できる事を見つけてください。私は硬式テニス部で仲間達と一生懸命取り組んできました。何か熱中することがあれば、私たちのようにこの高校生活3年間は充実したものになると思います。
 後輩のみなさんへ。何事にも一生懸命取り組むという気持ちで頑張ってください。私も常に一生懸命という言葉を忘れずに色々な事に挑んでいきたいと思います。



尚絅学院大学
総合人間科学部現代社会学科

平成20年3月英進進学コース卒
塩竃第三中出身

年に数回受けられるので
あらゆる資格にチャレンジしよう


不得意科目を得意にするより
 得意な科目を伸ばした


 大学進学を目指したのは、自分の目標を達成するために必要な専門知識を得たいと思っていたからです。そして仙台育英に入学した当初から指定校推薦を狙っていました。自分は入学してすぐには志望大学は決めてなかったのですが、まず指定枠を得るために良い評定が必要だと思っていたので、とにかく評定平均値を4以上でキープしようと決めて努力することにしました。
 定期考査は頑張りました。ノートをしっかり取ることももちろん大事ですが、授業中の先生の話を聞くことも定期考査で力になると思います。人それぞれ得意な科目と不得意な科目があると思いますが、自分は不得意な科目を得意にするための努力よりも、得意な科目をさらに伸ばす努力をしていたと思います。もちろん、不得意な科目を苦手な科目にしないようにも努力しました。こういう意識で定期考査を乗りこえて、評定平均値をキープしていけたと思います。

友達でも親でもなく
 志望大学は自分が決めよう


 指定枠争いで有利になるためには、もちろん評定平均値だけではないと思います。同じ評定平均値の人同士では、出席日数で違いが出てくると聞き、自分はできるだけ欠席がないようにしました。特別体調管理に気を遣ったわけではないものの、ほとんど欠席なく過ごすことができたので、これも一つの武器になったのではないかと思います。
 そしてもう一つ、資格取得も指定枠争いで武器になると思います。自分は最終的に英語検定3級、漢字検定3級、情報処理検定3級を取得でき、全く資格を持っていない人よりは明らかに有利になったと思います。資格はさまざまなものがあり、検定試験も年に何回かあるので、たくさんいろいろな資格取得にチャレンジしてみてください。
 受験する大学を絞り込むのは、誰かに相談して意見を聞くことも大切ですが、友達でも親でもなく、後悔しないように必ず自分で決めるべきです。大学を決める際に、人の話や資料などでは分かりにくいことが色々出てくると思うので、それを解決するためには、仙台で行われる大学案内や、それぞれの大学で行われるオープンキャンパスに積極的に参加することも大事です。学びたい学問や自分に最も合った大学を見つけてほしいと思います。



尚絅学院大学
総合人間科学部現代社会学科

平成20年3月英進進学コース卒
多賀城中出身

先生のサポートも借りて
自己推薦書を何度も書こう


進級時の理系・文系の選択は
 じっくり考えて決めよう


 進路を決めるまでに大変時間がかかりました。しかし、入学したときから大学に進学したいと考えていたので、定期テストの時は特に頑張って勉強していました。1・2年生の頃はまだ、進路を決めるのはまだまだ先のことだから大丈夫と思っていて、具体的には何も決めていませんでした。今思うと1年生の頃、理系か文系に分かれることはとても重大な選択だったと思います。みなさんもこの選択はじっくり考えた方が良いでしょう。
 指定校推薦で合格するには、勉強を頑張ることだけではなく、遅刻や欠席をしないこともとても大切です。遅刻と欠席は一回だけでは小さいことですが、たくさんしてしまうと内申書に響いてしまいます。そして、英検や漢検の資格を取っていた方が、推薦されるにしてもAO入試で受けるにしても役に立ちます。毎日の生活は普通通りにしていれば大丈夫です。

3年生になってから
 大学を決めるのは大変


 自己推薦書はたくさん頑張って書きましょう。私は先生に何度も添削していただきながら書きました。ボランティアなどもしていた方が、自分のためになると思います。
 将来の夢や興味のあることも少しずつでよいので考えておくべきです。大学を3年生になってから急に決めるのはなかなか大変なので、1・2年生のうちに考えておいた方が良いでしょう。



尚絅学院大学
総合人間科学部生活環境学科

平成20年3月英進進学コース卒
郡山中出身

指定校推薦で3年間の自分を
認めてもらいたかった


部活を3年間続けていたことが
 面接で強い武器になった


 大学を目指した理由は、将来の夢を現実のものにするために、必要な資格などの取得体制が整っていたからです。また、オープンスクールなどに参加し、実際に大学を見てきて魅力を感じたからです。指定校推薦を受けたのは、私が3年間やってきたことを学校側に認めてもらいたかったからです。その中で最も苦労したことは、自己推薦書の作成です。考えていた以上に文の構成は難しく、多くの先生方からアドバイスをいただきました。
 受験当日は、丁寧な言葉遣いを心がけ、志望動機や高校生活で力を入れてきたことを面接官に伝えることが出来ました。
 部活を3年間続けていたことも面接で強い武器になりました。部活動で日々心がけていたことは、自分に負けず、限界に挑み続けることでした。仲間と共に同じ目標を目指し、切磋琢磨し合った毎日は、私の将来の財産となりました。

3年間の高校生活を通して
 自分の社会的視野が広がった


 定期考査の対策は、毎日の授業に集中し、復習しやすいノート作りを心がけました。また、テスト期間に入ってからは夜遅くまで勉強するのではなく、その分朝早起きし、朝の勉強をすることを心がけました。勉強時間は短期集中をお勧めします。
 私にとっての高校生活とは、自分の社会的視野を広げる良い時間でした。部活を通して、様々な人と出会うことが出来ました。
 最後に、3年間を無駄にせず、なるべく部活動はしておいた方が良いと思います。



尚絅学院大学
総合人間科学部健康栄養学科

平成20年3月英進進学コース卒
郡山中出身

部活で勉強時間が足りない分、
課外講習や休み時間を活用して


 仙台育英は、勉強する環境がどこの高校よりも整っているでしょう。また、夏季休業や冬期休業の課外講習で、基礎をしっかり身に付けることができます。私は部活をしていたため、なかなか勉強する時間がありませんでしたが、課外講習はもちろん、休み時間などを上手く利用して自分が理解できなかったところを、先生や友達に教えてもらいました。この恵まれた環境のおかげで私は、この3年間でかなり強くなれました。周りに流されることなく、充実した学校生活を送ることができました。
 勉強も大切ですが、体を鍛えることも同じように大切です。文武両道、やればできます! 人生で一番勉強できるのは、今です。後輩のみなさんも是非、目標を持って学校生活を送ってください。


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