SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!

 

関東学院大学
経済学部経済学科

平成21年3月英進進学コース卒
しらかし台中出身

入学当初から指定校推薦に
向けての対策を明確化


活動で得た礼儀作法は
 面接時にも好印象


 仙台育英に入学した当初から指定校推薦で大学受験することを決めていました。だからこの3年間、どのように生活し、どのように勉強していけばよいのかを明確にすることができ、また、大学を受験するという意識も高まりました。
 まず、指定校推薦で一番大事なのは評定値を上げることだったので、定期考査の時は2週間前から準備を始め、確実に点数が取れるように勉強しました。そのおかげで、1年生から3年生まで1回も評定値を落とさず、逆に上げることができました。
 部活動では、その競技とは他に、礼儀などを学ぶことができ、受験時の面接やあいさつなどで面接官に良い印象を残すことができます。また、部活動に入ると普通では経験できないような行事などに参加でき、そこで体験したことを進路に活かすことができるので、部活動にはできるだけ入部した方がいいと思います。


自己推薦文は夏休み中に書く
 先輩のを参考にするとスムーズ


 指定校推薦で一番大切な自己推薦については、前々から大学の資料をもらっておき、志望理由をはっきりさせておく必要があります。私は、3年生になる前から資料をもらったりインターネットで調べたりして、志望理由を明白にしておき、夏休みを利用して自己推薦文を書きました。また、先輩からいろいろなことを聞いたり、先輩が書いた自己推薦文を参考にして書いたので、スムーズに書くことができました。
 その後にある指定校の面接は、その人の人間性を見られるので、志望理由や大学に入ってからやりたいことなど基礎的な部分を言えるようにしておけば大丈夫です。
 私にとってこの大学受験はとても長い闘いでした。前にも述べたように、1年生から3年生までの定期考査の評定を落とさないこと、また、大学の資料集めや情報収集、そして、自己推薦文を書くことなど、とても長い道のりでしたが最終的に合格できたので本当に嬉しく思います。
 来年受験を考えている人は自己推薦文はすぐに書けるものではないので、前々から準備をしておけば書けると思うので頑張ってください。



関東学院大学
経済学部経営学科

平成21年3月英進進学コース卒
青葉中出身

簿記の授業で経営学に
興味を持ちました


指定校推薦で大切なのは
 “人間性”です


 大学に合格することが出来たのは、担任や学校の支えがあったからだと思いとても感謝しています。
 大学進学を強く希望するようになったのは、高校に入学してからでした。それまでは、兄と姉が大学に通っているので進学したいという軽い気持ちでした。しかし、高校で簿記クラスに入り、3年間、簿記を学んでいるうちに、父が行っている会社経営に興味を持ち、経営とはどのようなものなのかをもっと専門的に修得すべく、大学進学を強く希望しました。
 指定校推薦の指定をとるために努力したことが2つあります。1つ目は、1年生の時から定期テストに力を入れていたことです。指定をとるために定期テストはとても重要になります。今からでも遅くないので評定を少しでも上げる努力をした方が良いと思います。2つ目は、私生活の態度です。指定校推薦に一番大切なのは、人間性に優れている人です。停学や生活態度が著しく悪いと推薦をとることが出来ません。普段からきちんとした生活をしてください。


大学では何を学びたいのか、
 はっきりさせること


 資格取得には力を入れた方が良いでしょう。私は、3年間、簿記クラスに入り、簿記検定に力を入れました。資格を持っていると大学受験には大きな武器になります。今のうちに検定には積極的に挑戦してください。
 私にとって大学とは、自分の学びたい学問を専門的に学び、社会に出るための学力と知識を養う場だと思っています。なので、大学を決める時は、その大学で何を学びたいかをはっきりとさせ、自分に適している大学を選んでほしいです。
 また、私にとっての高校生活はとても充実しており、あっという間の3年間でした。高校では成績を上げるのは当然だけど、思い出に残る高校生活をしてください。3年間は振り返って充実できたと思えるようになってほしいと思います。



東洋英和女学院大学
人間科学部人間科学科

平成21年3月外国語コース卒
川渡中出身

英語は必要不可欠
PLP学習にも力を入れました


10分程度でも
 積み重ねた力は大きい


 私はよく、周りの人々に相談されることが多く、それらに答えていくうちに「何故、人は不安になるんだろうか。何故、人には様々な性格があるのだろうか」といった疑問を持つようになりました。人の本性を学びたい。それと同時に悩みを抱える人を1人でも多く助けたい。と思ったのが、心理学を学ぼうと決めたきっかけでした。
 勉強面では期末・中間考査に力を入れました。評定4から5を目標とし、苦手科目を中心に勉強しました。苦手科目以外で特に頑張ったのが英語です。英語は心理学の中で必要不可欠な科目であり、大学でも今まで以上に難易度が高くなると思われる科目です。分からない英単語があれば、意味はもちろん、発音も充分に把握しようと努力しました。
 そして、朝学習のPLPも頑張りました。1年次は授業やテストに目がいってしまい、PLPの学習に対し、あまり意欲的ではなく、重視していませんでした。しかし、このままではいけないと思い、PLPの学習に力を入れました。PLPで学習する英単語は、英検はもちろんTOEICにも通用するほどで、勉強のしがいがあります。朝のほんの10分程度の時間ですが、やはりそれらを積み重ねた分、身につく力は大きいと感じました。


早く自分の弱点を克服すると
 勉強が楽になる


 生活面では、心理学関連の本をよく読み、より関心を深めようと頑張りました。そのためにも学校の図書館をたくさん活用しました。心理学の中でも自分がその中でどの分野を学びたいのかを明確にしていくことが大事だと感じました。
 そして、もう一つ大事なことは、目標を持つことです。しかし、ただ持ち、目標に向かっていくだけではなく、後ろを振り返って、反省しながら目標に向かうということも、とっても大事だと思います。自分の得意・不得意な科目を把握し、不得意科目を集中的に学習し、なるべく早く自分の弱点を克服していくと楽に勉強出来てくると思います。これからも自分を熟知した上で意欲的に頑張っていきたいです。



城西大学
経営学部マネジメント総合学科

平成21年3月英進進学コース卒
宮教大附属中出身

仙台育英では“継続”することの
大切さを学びました


「税理士」になるために
 大学進学を決意


 指定校推薦で城西大学を受験し、合格することができました。これも、学校の後押しのおかげだと考えており、とても感謝しています。
 そもそも、私が大学進学を決めた理由は、「税理士」になりたいと考えていたからです。仙台育英に入学が決まり、すぐにクラス決めがありました。その時に、簿記・会計の教科に強い関心を持ち、簿記クラスを選びました。簿記・会計の学習は、計算仕方を覚えることから始まりました。また、専門用語を覚える必要もあり、最初はまったく分かりませんでした。しかし、予習・復習をすることで確実にしていくことができました。簿記クラスは、資格取得を目標に挙げている為、年に2回ある全国商業簿記検定を受検しました。私は、2級まで取得し、現在は1級取得を目標に掲げています。
 2級を取得した時に、この知識を使える職業はないかと考えた結果、税理士という職業を見つけました。それからは、本格的に学習に取り組み、日本商業簿記検定の合格を目標としました。そして、税理士になる為にどうしたらいいか考えた結果、大学進学しかないと考えました。


進学が決定後は
 大学での勉強内容を自主学習


 学校の協力もあり、指定校推薦で城西大学に進学することができ、今は大学の学習に遅れをとらないように、自主学習をしています。
 大学進学を目指す人は、自分が将来どのような職業に就きたいか考えてから大学を決めるといいと思います。学校の成績は、無遅刻・無欠席を目標にし、授業を聞けば大丈夫です。
 私はこの学校で「継続」することの大切さを学びました。後輩の皆さんも中途半端にならないように頑張ってほしいと思います。



城西大学
薬学部薬学科

平成21年3月英進進学コース卒
桃生中出身

大学で自立した生活を送るために
家で炊事・掃除なども行いました


コツコツ続けた勉強が
 自分自身の力になる


 私は指定校推薦で城西大学の薬学部薬学科に合格しました。この結果は3年間の努力の賜物であると考えています。
 勉強面では、自宅学習に力を入れました。私の家は高校から片道1時間半もかかりました。しかし、私は部活動を行っていなかったため土日を利用し、勉学に励みました。毎日、早朝5時に起きていたため、授業時間に寝てしまわないように睡眠時間を充分に取りました。日々、無理をせずにコツコツと続けたことが自分自身の力になったと自負しています。そのため中間・期末テストも良い点を得ることができ、評定平均値4.5を下ることはありませんでした。このおかげで、城西大学の評定値の3.6を上まわることができ、校内選考でも有利に働いたと思います。


通学時は読書
 視野が広がり文章を書くのが楽に


 生活の面では家の手伝いや読書をしておくと良いと思います。私は大学では自立した生活を送りたいと思っていました。そのため、率先して家の掃除や料理を行いました。このことは1人で生活するのに必要な能力であるし、とても役に立つことだと思います。
 それから私は電車内の時間が多くあり、その時間を読書に使いました。いきなり難しい新書本や英文を読むことはなく、毎日続くような自分の興味ある本が良いと思います。これを毎日続けることによって、知識が増え、筆者の様々な考え方に触れることによって、視野が広がり、人とのコミュニケーションにも幅ができました。さらに、いろいろな言葉や書き方の引き出しが増え、文章を書くのも楽になっていきました。
 これが私の3年間行ってきたことです。今の私にとってこれらのことは、努力ではなく習慣になっています。大学を受験する皆さんは、1年の頃からやってきた努力が習慣になるように頑張ってください。



文教大学
情報学部経営情報学科

平成21年3月英進進学コース卒
多賀城二中出身

自己推薦文は大きな壁、
油断は禁物です


無遅刻無欠席は 
 どこの大学入試でも大きな武器に


 指定校推薦というのは合格する確率が最も高いということを聞き、その推薦で受けようと決めました。私が受けた学科の場合、書類審査のみでしたが、他の大学では小論文や面接などもあったようです。
 また、大学の試験を受ける前にやらなくてはならないことがあります。まず校内審査で通らなければなりません。その内容は、自己推薦文と自分自身の成績で決められるものでした。
 自己推薦文を書くということは、私にとって初めての壁でした。2年生の頃に書こうとしましたが、ほとんど書くことができない状態でした。部活に所属していないことの大きさを感じました。なので、私は2年生の時には、書くことを探すことにしました。
 無遅刻無欠席ということは、どの大学でも通用します。私は1年次に1回欠席したきりです。ただ、無遅刻無欠席を達成することはとても大変なことです。毎日学校に通いたいと考える人はほとんどいないと思います。肉体的に大丈夫でも精神的には辛いということが何度もありました。それでも、1年の頃から担任の先生に無遅刻無欠席は大きな武器になることを聞いていたので実行することにしました。そして、結果的に大きな武器になりました。


部活動はしていない
 ならば、資格取得に力を入れるべき


 部活に参加していない人が力を入れるべきことは資格取得です。主に資格といえば、漢字検定や英語検定があります。正直、私は、漢字と英語のどちらも苦手でした。そこで、自分が好きで得意なものを取得しようと考えました。パソコンが好きなので情報関係の資格を取ることにしました。情報という授業があったので、そこではできるだけ上の資格を目標に勉強しました。他の資格では簿記の資格を取得してきました。もともと簿記クラスに入ったということから、簿記自体を知り、簿記を学びました。簿記は専門的なのでとても難しく、学校の毎日ある授業でも足りないというほどのものでした。そこで、自分で復習としてワークをもう1度解き直すということを家でしていました。そのため今は簿記はとても大きな味方です。当然のことですが、これだけでは自己推薦文が埋まるということは無いかもしれません。
 また、校内で内定がとれた場合は次に、大学側へ送る書類を書かなくてはなりません。自己推薦書のような文をまた書くことになります。
 受験を受けた自分にとって心強く感じたのは、さまざまな先生方です。今まで会話をしたことがなかった先生に文章をチェックしていただいたりしました。面接練習の予定など、用事が入っている中でも見ていただきました。受験は思っていたほど簡単ではありません。2年生の時の油断というのは危険だと身をもって知りました。これらを乗り越えて合格したので、今は満足しています。



文京学院大学
経営学部経営学科

平成21年3月英進進学コース卒
東仙台中出身

面接練習・小論文添削
先生方にはお世話になりました


祖父の仕事姿が  
 大学進学のきっかけ


 大学進学を目指したのは、祖父が私が幼い頃に衣料品店を経営していたからです。祖父が品出しをしたり、商品を並べたりしているのを見ていた私は、この商品はどのような流れでここに来るのかという点に興味を持つようになり、商品の流通について深く知りたいと考えるようになりました。経営について学びたいということから、高校進学後は簿記・会計クラスを選択し、簿記について学んでいます。簿記の授業を通して、経済のしくみが少しずつ理解できるようになり、会社がどのように利益をあげるのか等がわかるようになってきました。

毎日、先生に小論文の添削をお願い
 どんどん上達しました


 自己推薦書を書く上で一番お世話になったのが、あずみ先生です。毎日推薦文について添削していただき、どんどん推薦文が良くなっていきました。他にも小論文のご指導もしていただき、大変お世話になりました。その日書いてきた小論文をあずみ先生に持っていき、それを添削していただき、次の日にまた小論文を持っていきどんどん小論文が上手になり、そのおかげで試験の時も小論文を上手く書くことができました。
 面接の練習をする時にも先生方にお世話になりました。仙台育英の先生がいらっしゃらなければ、私は推薦書を書くことが出来ないだけではなく、小論文も書くことは出来なかっただろうと思います。なので、先生方にはとても感謝しています。これから受験をする後輩のみなさんも仙台育英の先生に感謝しながら、推薦書の練習をしたり小論文の練習をしてほしいと思います。



千葉科学大学
薬学部薬学科

平成21年3月英進進学コース卒
村田第一中出身

高齢者に丁寧に説明する
薬剤師の姿で将来を決定


学校の図書館や自習室を
 時間の可能な限り使用


 大学進学を目指した理由は、母が勤めている病院の院内薬局で働く人たちの姿を見て育ったからです。長寿が進むこれからの日本では、病院や薬局が必要になっていくと私は考えます。高齢化が進むということは、簡単な説明だけでは薬について分からない人が多く出てくるということです。現在は薬の袋の中に必ず、1種類ずつの薬の写真・服用方法・効果・副作用になどについて詳しく書いてあります。でも、高齢者には、それだけでは分からないので、薬剤師が丁寧に説明してくれます。私は、このような姿を見て薬剤師になろうと思い、大学進学を目指しました。
 指定校推薦を受けるために努力したことは、1・2年間で無遅刻無欠席という皆勤賞を取ったことです。風邪をひかないように自己管理をしていました。そして、皆勤賞を取ると同時に学習活動では1時間を集中して、授業に取り組み、疑問に思ったところを直接、先生に聞くか、友達に聞くなどし、また、学校の図書館や自習室を可能な限り使い、シャトルバスの時間までのたった1時間や30分間だけでも理解するように努力してきました。そして、評定を常に4.0以上を取り続けました。


少しずつ積み重ねてきたことの
 成果が出ます


 また、高校生活で入試補助委員や研修旅行の班長を経験しました。資格取得については、積極的に挑戦し、ワープロ検定3級・情報処理検定3級・数学検定準2級を取りました。
 私は受験に成功する一番の要因は、この高校生活をどのように過ごしたかで決まると思います。少しずつ積み重ねてきたことが無駄にはならず、必ずその成果が出ます。なので、諦めずに努力してきたことが、大学の合格に繋がったと思います。
 私の高校生活とは、中学生活とは全く違い、自律が求められてくる所で、責任感などが非常に必要になります。また、新たな自分を見つけるスタート地点にもなりました。また、これからの方達にも中学と高校の違いを理解してもらい、新たなスタートをきってほしいと思います。そして、大学進学を目指して1年生から頑張ってください。



千葉科学大学
危機管理学部危機管理システム学科

平成21年3月英進進学コース卒
矢本第一中出身

警察官になるために
勉強はコツコツ部活は本気で


通学電車の中で暗記教科の学習
 1回1回のテストを大切に


 私は、警察官になりたいという願望が強くなり大学進学を目指しました。最初から指定校推薦を希望していたので、部活動も頑張り、テスト勉強も頑張ってきました。
 高校2年生になり、男子バレーボール部の副キャプテンとしてチームをまとめ、さまざなま大会で自分たちの目標とする結果を残すことができました。
 学習面では、毎日部活動があり、勉強をする時間がなかったので電車の中で勉強していました。電車で勉強していたのは、暗記教科です。定期考査が近くなると、電車の中で暗記教科をやり、家では英語、数学、国語などをやっていました。暗記教科は、ひたすら教科書を隅々まで読み、黒い太字や板書+自分が大切だと思った所に線を引き、赤いシートなどで隠しながら勉強をしていました。筆記教科は、ワークやノートを見て、それをまた自分が見やすいようにノートを作っていました。私は読んで、ノートを書いて覚えているので、徹夜をしなくても良いようにテスト1ヶ月前にはやっていました。特に指定校を目指している人は評定平均が大切になってくるので、1回1回のテストを大切にしていました。


大学は夢に近づく勉強の場
 高校は青春の場


 受験シーズンになり、自己推薦書をひたすら書いて担任に提出しました。何回提出しても直されていたので、嫌になったこともあったけれど、そこを乗り切り、校内選考を通りました。何回も自己推薦書を書いたことにより、面接もスムーズに答えられたと思います。
 私にとって大学とは、夢に近づくために勉強しに行く場所だと思っています。私も夢が見つかっていなければ、就職を希望していたと思います。
 私にとって高校とは、青春をする場所だと思います。本気で部活ができて、友達がたくさんできて、いろんな人に出会える場所だと思っています。
 後輩のみなさんへ。いま自分が何をしたいのかわからない、夢がないという人もいると思います。そういう人たちは、少しでも興味があることに取り組んでみたり、叶わないと思っている夢でも努力だけはするべきだと思います。同じ人間なのだからできないことはないと思うので。夢がある人は頑張ってください。



城西国際大学
福祉総合学部福祉総合学科

平成21年3月フレックスコース卒
石巻中出身

学校を休まずに、
悔いのない3年間を!


漢字検定は
 将来の仕事にも役立つ


 大学進学を目指した理由は、大学に行って自分の決めた進路について詳しく学びたいからです。自分は指定校推薦で大学に行くためにいろいろと努力をしました。
 まず、指定校推薦をもらうためには、自分の行きたい大学の偏差値以上の学力がなければ、学校から選考されないので、授業では先生のお話をよく聞いて、きちんとノートを書いて提出するなどの努力をしました。そして、テストで優秀な成績を残しました。
 次に大事なことは、授業の出席日数です。欠席日数がオーバーしていると指定校推薦がもらえなくなるので、毎日休まず授業に出席した方がいいと思います。
 最後に資格をたくさん持っていた方が有利になります。資格といっても、漢字検定や英語検定などいろいろな検定があるので取っておけば大学進学に有利になります。特に漢字検定2級がオススメです。なぜなら、漢字は将来どの仕事でも使うので取っても損はないと思います。


高校生活3年間で、
 様々な楽しい行事を体験


 仙台育英の3年間でいろいろなことを経験しました。1年生では、荒浜海岸公園での清掃活動をしました。海岸にはたくさんのゴミが落ちていましたが、皆が協力し合って、たくさんゴミを拾ったことで海岸がきれいになりました。とても貴重な体験をしました。2年生では、育英祭や体育祭などがあり、3年生では、皆が楽しみにしていた北海道学研修旅行がありました。北海道ではいろいろと楽しい体験をしました。まず、北海道ならではの新巻鮭作り、芋掘り体験や牛の乳搾りなどをやり、とても楽しかったです。
 このように3年間で新しい友達を作ったり、いろいろな体験ができたので、とても楽しかった3年間でした。なので、後輩達も悔いの残らないように3年間、学校を休まず頑張ってください。



千葉工業大学
工学部建築都市環境学科

平成21年3月英進進学コース卒
石巻中出身

3年生になって分かったことは
「授業をしっかり受けること」


工学部志望なら物理クラスへ
 評定2以下は取らないように


 将来、建築士やインテリアデザイナーなどの建築関係の仕事に携わりたいと思っていたため、千葉工業大学工学部建築都市環境学科を志望し、指定校推薦で合格しました。
 なぜ指定校推薦を選んだのかというと、本校は工業高校ではないため、建築の知識が全くないままAO入試で建築についてのプレゼンテーションをすることは、とても難しいと考えたためです。
 指定校の内定をもらうにあたって、一番苦労したことは、私は生物クラスであったため物理を取っていないことです。なので、建築関係の道に進もうと考えている人は、物理クラスに入っておくことをオススメします。もし、すでに生物クラスである人がいるならば、通信制に通って物理の単位を取得すれば大丈夫でしょう。
 しかし、それ以前に評定をしっかり高く取っていることが大切だと思います。4.5あれば安心ですが、少なくとも3.5以上は取っていた方が良いと思います。また、評定2以下を何個か取ってしまうと、指定校推薦を受けることができなくなってしまうので、それだけは避けた方が良いと思います。


教頭先生に面接練習をしていただくと
 本番で困りません


 高校生活を送る中で頑張ったことは、部活動を一生懸命取り組みました。1年次から主将を務めて、部活の指揮を取り、まとめてきました。また、部活単位で行事やボランティアに参加して、学校や社会に貢献することができるので、指定校の内定をもらう際、有利になり、自己推薦書も書きやすくなると思います。それに、顧問の先生も進路について色々と相談、手助けをしてくださるので、とても自分のためになると思います。
 その他にも、私は部活動を集中して取り組んでいたため、毎日勉強するなどということはありませんでしたが、テスト1〜2週間前からは、テスト勉強を始めるようにしていました。
 それと、私が3年生になって、やっと分かったことは、授業はしっかりと受けることが大切だと思います。それができれば、テスト前に焦ることなく、良い点数を取ることができると思います。
 最後に、指定校推薦とAO入試、両方に言えることは、面接練習はしっかりと行った方が良いです。また、慣れてきたら教頭先生などに面接練習をしていただくと、本番に困ることはなくなると思います。これらのことを参考にしていただいて、後輩たちが志望大学に合格してくれれば嬉しく思います。



流通経済大学
経済学部経済学科

平成21年3月フレックスコース卒
小高中出身

通学時間が長く大変でしたが
高校生活は充実していました


他県からの通学
 休まないよう健康管理に注意


 大学進学を目指したきっかけは、まだ将来やりたいことが決まっていなかったので、大学でじっくり決めようと思ったからです。
 指定校推薦の資格をもらうために努力したことは、授業を真面目に受け、私は他県から通っているので、出来るだけ休まないように、健康管理に心掛けることを第一にやっていました。
 普段の学習では、家に帰っても集中できないので、予備校に通っていました。予備校では授業の予習復習や学校ではやらないことをやっていました。けれども、難しい問題は1度覚えても時間が経つと忘れてしまいました。定期考査対策は範囲が発表されてからは、その教科の日程から考え計画を立てました。1日の勉強時間については、大体2時間くらいでした。


個人面接ではなく
 3人で40分の“討論”


 指定校推薦では、試験日に小論文を書くのではなく、あらかじめ小論の題が出されていて前もって書き、それを直接、大学に送りました。
 小論の題材は、コンビニエンスストアの夜間営業を取りやめるかに賛成か反対かであって、それについては、二酸化炭素により地球温暖化が進んでいるという問題から考えるということでした。私の場合は、それの資料はパソコンで調べました。
 実際の面接では、個人面接などではなく討論でした。内容は大学側に提出した小論文と同じ題で、私の討論した人数は教育提携校だったので3人しかいませんでしたが、40分も討論の時間があったので、1人1人が多く話さなければいけませんでした。
 私にとっての高校生活は、充実したものだったといえます。仙台育英は第一志望の高校ではなかったのですが、入ってからは、やはりこちらの高校の方が楽しいとも思いました。通学時間が長いので大変ですが、学校に来ると友達がいて楽しい生活を送ることができました。大学に行っても楽しい学校生活を送りたいと思っています。



上武大学
ビジネス情報学部スポーツマネジメント学科

平成21年3月英進進学コース卒
米沢第七中出身

陸上競技部は
“文武両道”が目標です


部活動で健康管理
 学校は無遅刻無欠席でした


 陸上競技部に所属して3年間、毎日努力してきました。出身が山形県なので1年生の時から寮生活でした。仙台育英陸上競技部は、全国トップであり、ここで陸上をやりたいと思い入学しました。
 陸上競技部は「高校スポーツの原点である学業・競技力・人間性の追求」をスローガンに掲げています。部活動だけはなく勉強もしっかりするということです。部活動をしていて体の健康管理や生活リズムが規則正しくできていたので無遅刻無欠席です。
 また、1年生の時から前期・後期の定期テストは真面目に取り組んできました。評定値を5.0に近づけるように頑張りました。大会や練習でテストが大変になることもありましたが、毎日の授業をしっかり受けることにより自信を持って臨むことができました。


自分の好きなことが分かれば
 道は見えてきます


 大学進学を決めたのは3年生の春でした。それまでは漠然とした考えしかなく、自分が本当に将来、何をやりたいのかがよく分からなくなっていました。しかし、真剣に考えてみた時に、小学校からやってきたスポーツに関わりたいと深く考えるようになりました。そこで、スポーツを学べる大学を調べた時に、上武大学を見つけました。上武大学ではスポーツをマネジメントとして勉強できるので自分に適していると思いました。
 スポーツ推薦、自己推薦の方法はありましたが、3年間、努力してきて評定値が高かったので、指定校推薦で受験することに決めました。無事に合格することができ、早い段階で決まったので部活動にも集中できました。
 大学進学で指定校を目指している人は、定期テストで5.0に近い方が有利なので、諦めないで頑張ってください。また、自分が好きなことは何か、何の職に就きたいのかが決まれば道は見えてきます。私はそれが一番大事だと感じます。進路は妥協しないようにしましょう。



中部大学
国際関係学部国際文化学科

平成21年3月フレックスコース卒
小牛田中出身

仙台育英は
インターナショナルな高校です


フレックスコースも
 大学進学に非常に有利


 中学生の時には大学生になることが、漠然とし過ぎたため、まったく想像できませんでした。しかし、今はその言葉に非常に現実味を感じています。
 中学生の時から英語が好きだったこと、長期留学で身に付けた英会話力を更に向上させたいと思ったことが私がこの大学を選んだ理由です。
 フレックスコースは、基礎的な学力を身につけ、努力をすればテストでも高得点がマークできるため、好成績が取りやすいコースです。成績が良ければ、大学進学の際、指定校推薦も取りやすくなるため、フレックスコースは大学進学に非常に有利なコースだと思います。また、これと同様に海外姉妹校に留学できるチャンスも得ることができます。私はこのコースの特色を活かし、10カ月間、カナダに留学することができました。


長期留学が
 進路に大きく影響


 1年次に真面目に授業に出席し、定期テストでも常に高得点をマークしました。その後2年生に進級し、海外留学の情報を手に入れました。姉も海外留学の経験があり、その影響で私も英語に関心を持つようになり、いつの間にか留学を夢見るようになっていました。そして、私は長期姉妹校留学を志願し、2年生の夏から10ヶ月間、カナダに行き、英会話を学びました。
 姉妹校留学を希望する場合、多賀城校舎にある国際交流センターに自分の成績表が送られます。そこで1年生から2年生の春頃までの成績が見られ、簡単な面接があります。これが適性検査です。その後、それをパスすれば、定期的にセンターに通い、説明を聞き、書類を揃え、留学の準備が完了します。
 この留学経験は、帰国後、非常に役に立ちました。大学で何を学びたいのか、そのヒントを私にくれ、志望大学を短期間で絞り込むことができました。
 仙台育英は、たくさんの生徒が留学をしています。同時に、様々な国から留学生が来ているインターナショナルな学校です。フレックスコースからも留学できるチャンスは充分にあります。興味のある人は、大学進学や人生のヒントのために、挑戦してみるのも良いかもしれません。



同志社大学
経済学部経済学科

平成21年3月特別進学コース卒
名取第一中出身

受験対策室は私にとって
貴重な空間でした


“有言不実行”の自分から
 “不言実行”へ


 入学当初、私は全く優良な生徒ではなく、大学受験への焦燥を抱えながらもレベルの高い授業への不安や成績不振の情けなさに背を向けて「そのうちなんとかなるだろう」という矛盾した考えと、際限の無い理想を振り払うことが出来ていませんでした。
 そして進級し、特別進学コースとだけあって、いよいよ皆が受験に向かって猛進しているように思え「あ、これはまずい」と今までへらへらしていた自分がこの上なく馬鹿に思えました。「そのうち」ではなく「今から」ではないと駄目だ、と。有言不実行型の自分は棄て、不言実行型になろうと決意しました。
 それから3年生となるまでに、底辺だった成績は地味ながらも変化していったように思えます。何よりも自分の勉強への姿勢や情思が変わりました。「建学の精神」の意味を考えるようにもなりました。


高校受験の失敗
 また同じ結果になるのでは…と不安な時期も


 私を支えてくれたのは、やはり仙台育英の環境であるように思います。家で集中できないタイプである私にとって受験対策室は本当に貴重な空間でした。また、授業や課外講習を含めた先生方の熱心なご指導を仰げ、また、尊敬できる人とも出逢えたのは、本当に幸せなことです。
 それでも指定校推薦なんて、やはり自分には無関係だと思っていました。しかし、3年生の7月に行われる校内模試の結果、評定平均値、皆勤の記録から出願資格は持ち合わせていることを知り、評価を受けることに決め、幸いにして今に至ります。
 過去の挫折があって、現在の自分が在る、今はそう思えます。高校受験に失敗した経験から、先にも同じ結果が待っているような気がして、不安に震えた時もありました。誰もが人知れず苦悩を抱えていると思います。しかし、何かに向かって進むその姿勢は、例え一度一度の結果が微々たるものだとしても、いつかきっと評価されます。事実、私がそうでした。仙台育英で学び得た精神は、大学生活でも私の志の礎となると思います。
 3年間は本当に瞬く間です。どうか、信じて最後まで進んでください。



同志社大学
商学部商学科

平成21年3月英進進学コース卒
宮教大附属中出身

指定校推薦枠を取るために
努力してきたことが4つあります


志望大学が決まっていなくても
 評定平均値は高く保っておくこと


 2年間続けたアルバイトをきっかけに商学に興味を持ち、大学への進学を目指す様になりました。私の場合は、1年生の頃に指定校推薦のことを知って以来、推薦枠を取るために努力してきた結果、無事に大学合格の夢を果たすことが出来ました。
 指定校推薦の枠を取るために、私は4つのことに力を入れて取り組んできました。まず1つは、定期考査です。テストでは全教科の評定を5か4に出来るように、毎回徹夜で勉強に取り組みました。私は3年の夏まで志望校が決まっていませんでしたが、評定平均値を高く維持出来ていたので、大学選択の幅を広げることが出来ました。
 次に、資格の取得です。学校で必ず英検、漢検等を受ける機会が設けられているので、その様な機会を逃さないことが大切です。資格はきちんと勉強すれば取れるものだし、自信にもつながるので、絶対に受けた方が良いと思います。また、情報の授業でいくつか検定を受けることになります。全員受けるので、他の人と差をつけるためにもなるべく上の級を目指した方が良いと思います。


何が自分を成長させるのかを考えて
 高校生活を有意義に過ごすこと


 3つめは、公文学習です。公文は1校1校丁寧に理解していけば、構文などの知識が予想以上に身に付きます。私はとにかく先に進むことを目標に枚数をこなしていきました。他の人よりも進度が進んでいたため、何回か表彰され、賞品をいただくことも出来ました。公文はやらなければならないものなので、どうせやるなら高い目標を持って取り組んだ方が自分の為になると思います。
 最後に、高校生の内に色々な体験をしておくことです。私にとってアルバイトがそうであった様に、何が大学進学への志望理由のきっかけになるか分かりません。部活であれボランティアであれ、そこできっかけを得ることが出来れば、志望動機として強い武器になると思います。ただ、それと学業を両立させてこそ意義があるものだということが一番大事なことです。
 何を言い訳に自分を甘やかすかより、何を以て自分を成長させるかを考え、仙台育英での3年間を誰よりも有意義に過ごせるよう頑張ってください。



立命館大学
産業社会学部現代社会学科

平成21年3月特別進学コース卒
新地尚英中出身

大学受験には勉強以外にも
大切なことがあります


“キャンパスを歩く自分”をイメージして
 モチベーションを高める


 特進での3年間を通して感じたことは、やはり受験において大切なのはモチベーションとイメージトレーニングだということです。もちろん、イメージトレーニングだけでは栄光を勝ち取ることはできません。「勉強もしてください」。このことを頭に入れてこの文章を読んでいただけたら幸いです。
 私の3年間を一言でいうと「スパイラル」。仙台育英に進学するとき決意したのは「第1志望大学に現役合格する」というものでした。
 特進のレベルの高さは覚悟していましたが、予想以上に授業内容が難しく、そして進路も早いので、予習復習をしっかりしなければついていけません。しかし私は、なかなか自分のペースをつかむことができず、そんな自分に焦り、嫌気がさし、「やっても出来ないんだからやらない、やりたくない」というスパイラルに陥ってしまいました。その時の私は初心を忘れていました。
 そんな私がスパイラルを脱出できたのは3年生になってからでした。自分は何がしたいのか、何のために特進に進学したのか、自分の夢や目標、そんな風に自分と向き合うことで私の受験のモチベーションは確かに高まっていったのです。それからようやく受験勉強に取り組むようになりました。
 もちろん私も人間です。当たり前に悩むし、苦しむし、落ち込みます。そんな時はイメージトレーニング。これが意外と効果大。そして、大事なことだとも思っています。自分が第1志望大学に合格し、キャンパスを歩く自分、サークル活動をしている自分などをイメージします。そうすることによりモチベーションが高まっている状態を保つことも出来るし、受験勉強への意欲がわいてくるのです。


仙台育英の先生方を
 信じてついていく


 それから、実際に大学へ行くことをおすすめします。大学の雰囲気や校風を知るだけでなく、これからの自分や今すべきこと、自分を見直す良い機会になると思います。モチベーションがさらに高まりますし。
 あとは仙台育英の先生方を信じてついていってください。仙台育英の先生方は大学受験のスペシャリストです。私たちとは比べものにならないくらい大学受験に長く関わっていらっしゃるので、的確なご指導をしてくださいます。
 私がスパイラルを抜け出し、こうして合格体験記を書くことができたのは仙台育英の先生方のお陰です。仙台育英には素晴らしい先生方がいらっしゃいます。後輩の皆さんも先生をいっぱい頼って、栄光を勝ち取ってください。
 最後になってしまいましたが、倉橋先生、菅原先生、小井土先生、斎川先生、池田先生、島倉先生、私を励まし続けてくださったたくさんの先生方に心から感謝しています。本当にありがとうございました。



立命館大学
経済学部国際経済学科

平成21年3月外国語コース卒
鹿島台中出身

事前に目標設定
少しずつ努力すれば辛くない


不得意教科→得意教科の順で勉強
 自信を持って試験に挑める


 約3年前の4月、私は本学園に「長期留学を体験すること」と「推薦で大学へ行くこと」、この2つの目標を持って入学しました。そして現在、無事ニュージーランドでの長期留学を終え帰国し、1年生の時から希望していた大学へ推薦で合格することができました。
 合格通知を手にできた今言えることは、目標を事前に持って、それに向けて少しずつ努力していけば大学受験は辛いものではないということです。しかし、これは逆に、今、頑張っておかなくては成功をつかめないということでもあります。
 私は特に定期考査で、毎回ある程度の点数をキープできるよう努めました。私の定期考査対策は、まず始めに不得意教科から勉強し、苦手を克服してから得意教科に手をつけていきました。こうすることで自信を持ったまま本番に臨むことができます。さらに、暗記が重要な歴史系の教科は事前に重要項目をオレンジ色のペンで書いておき、暇を見つけては、赤シートを使ってくり返し暗記しました。考査終了後は、間違えた問題となぜそれを間違えたのかを書き留める専用のノートを用意して活用しました。また、友達や先生に直接学習方法を聞いてみるのも良いかもしれません。色々と実践して、自分に合った学習方法を見つけてください。


資格取得は1年生から
 始めることがお勧めです


 さらに推薦入試は内申を見られる為、生活態度や資格取得にもできるだけ良い結果を得られるよう、努力しました。中でも資格は、2年生になってから自分はあまり検定試験を受けていないことに気付き、慌てて勉強を始めたので、1年生の頃から検定を受けることを強くお勧めします。資格は持っていて損はしません。進んでチャレンジしてください。
 最後に、私が仙台育英での3年間、常に意識していた言葉を紹介したいと思います。「周りの環境や人間に流されずに、自分自身の意見を持って物事に取り組むこと」。何事に対しても、周囲の人々の意見も大事ですが、最終的に判断し、行動するのは自分自身です。始めにも述べましたが、自分の理想の将来像や大学生活を想像し、今はその為に努力しているのだと思えば受験勉強は辛くありません。後輩の皆さんにも、ぜひ自分自身を信じて第1志望の大学に合格してほしいと思います。頑張ってください。



立命館大学
経済学部経済学科

平成21年3月英進進学コース卒
南光台中出身

先生や先輩方のお話を聞いて
抽象的だった大学が具体的に


指定校推薦の内定をもらうには
 7月の校内模試は重要


 大学受験を最初に意識したのは、1学年の終わりに近い時期でした。今まで定期テストの対策としてしか勉強していなかった私は、地元の私立大学の入試問題を見ていて、とても教科書レベルの学力では太刀打ちできないものだと思いました。
 指定校推薦で内定をいただくには、3年7月の校内模試で良い点数を取っておくと良い、ということを私は知っていたので、その点を考え合わせても、普段から勉強をしておくことは、後になって良い影響をもたらすのではないか、と思いました。そして事実、校内模試である程度の点数は取れ、推薦していただくことが出来ました。
 指定校推薦で内定をいただくためには、興味・関心がある分野について調べておくこともまた、大変重要な要素であると思います。なぜなら、自己推薦書という書類を書く必要があり、それには、その大学を目指した動機や、興味のあること等を書く必要があり、興味のあることを何も調べていなければ、自己推薦書を書くことは出来ないからです。私は興味のある社会問題については、出来るだけ早くから調べていました。


ほとんどの大学で
 推薦基準は評定4.0以上


 定期テストで、一定の成績を残すことも、推薦していただくためには、重要なことです。当然ですが、指定校推薦には、推薦基準があり、ほとんどの大学の推薦基準は評定4.0以上ですが、その基準を満たしていなければ、選考の対象外となるので、私は、テスト1週間ほど前から、睡眠時間をけずりながら、テスト勉強に力を入れてきました。そして、結果的に4.0以上を保つことが出来て、選考の対象にしていただくことが出来ました。
 最後に、私にとって高校生活とは、どのような意義があったかについて書きたいと思います。私はこの3年間、多くの素晴らしい諸先生方やクラスメートとの出会いを通して、より世界観を広げることが出来、人間としても成長できたと思います。さらに、東北学院大学の学生や先生の話を聞かせていただけるという貴重な機会を通して、今まで抽象的であった大学のイメージが具体化され、大学へ入学するまでに何をすればよいか、という点が明確になり、積極的に目標に向かって行動出来るようになったと思います。そして、後輩の皆さんにも、こういったことを意識して、目標を実現していただけたら私としては嬉しく思います。



立命館大学
理工学部マイクロ機械システム学科

平成21年3月英進進学コース卒
高崎中出身

高校受験の失敗をバネに
大学受験を決意


「何事にも果敢に挑戦する」を
 モットーに生活


 高校受験で失敗したことが非常に悔しくて、その当時から、私が通うことの出来なかった、第1志望高校の生徒が合格するのは難しい、レベルの高い大学に入学しようと心に決めました。それからは、目標に向かって、定期テストで高い点数をとること、学年で良い順位につくことなど、出来る限りの努力をしました。また、何事にも果敢に挑戦することをモットーにして、高校生活をスタートしたことも私を成長させました。
 立命館大学に行きたいと考えたのは、2年次から行われている高大連携アドバンストプログラムに参加し、そこでやりたいことをみつけられたからでした。それからは、そのプログラムに毎回提出するレポートのためにインターネットで様々な分野の研究を調べたり、専門書を読み漁りました。また、文章力を鍛えるため多くの先生にアドバイスをいただいたのも力になりました。その甲斐あって、高大連携特別推薦で第1志望の学科に合格することが出来ました。その時、仙台育英で、悔しい・見返したいという気持ちを忘れずに努力して良かったなと思いました。


仙台育英では現代社会に必要な人材の
 基礎固めができる


 生活面においては、選抜クラスの仲間と切磋琢磨することが良い刺激となり、常に高いモチベーションを保つことが出来ました。また、クラスの副室長や合唱コンクールのパートリーダーなどを務めることによって、責任感を養うことが出来たのも良い経験となりました。
 現在、社会では、様々なひらめきとアグレッシブな性格を持ち、安易な目標に満足せず、かつ、先進的に行動を起こし様々な情報を収集することが出来る人材を求めています。私はその基礎をこの仙台育英で学ぶことが出来ました。後輩の皆さんも自分自身に限界をつくらず、失敗を恐れず、高い目標を持って努力し、自分の夢を叶えてください。
 最後に、私は3年間で多くのことを学び、様々な貴重な体験を通して、大きく成長することが出来ました。このような充実した3年間をバックアップしていただいた仙台育英と切磋琢磨し毎日楽しく共に過ごした選抜クラスの仲間、熱心にご指導してくださった先生方、そして、支えてくれた家族に感謝しています。この3年間で学び得たことを活かし、充実した大学生活を送ろうと思います。



立命館大学
理工学部環境システム工学科

平成21年3月特別進学コース卒
古川東中出身

学校の授業だけで
自信が持てる模試結果


高大連携プログラム
 2年生からレポート作成


 地球環境問題に関心があり、大学で専門的に学びたいと考えており、立命館大学理工学部環境システム工学科を志望大学に選びました。立命館大学は「京都議定書」を議決した京都にあり、また理工学部は生態系保全の取り組みが進む琵琶湖に近接したキャンパスにあるので、環境について学ぶにはとても恵まれていると考えたからです。
 2年生の時に、仙台育英には立命館大学の「高大連携協定高プログラム」が開設されていることを知り、「これは逃してはならない」と思って参加しました。Web講義には欠かさず出席し、毎回のレポート作成に一生懸命に取り組みました。3年生になっても継続し、レポートを作成するとともに、夏休みにはスクーリングにも参加して、大学のキャンパスでの講義を受講しました。そのすべてのプログラムを終えて、無事に立命館大学に合格することができました。


予習・復習をしっかりすれば
 授業は楽しく受けられます


 私が仙台育英で過ごした3年間で一番頑張ったのが数学です。数学の授業は進度がとても早く、また予習、復習も大変で最初の頃はついていくだけで精一杯でしたが、慣れてくると予習・復習もしっかりできるようになり、授業も楽しくなってきました。
 また、参考書などには手を出さずに、先生から授業で与えられたものだけを必死に取り組みました。その結果、模試である程度の得点が取れるようになり、自信が持てました。
 私は、大崎市古川に住んでいるため、毎日登校時間が片道1時間強かかりますが、その往復2時間を有効に利用して予習・復習をするよう努めてきました。高校3年間は限られた時間なので、時間をいかに有効に利用して勉強するかが大切だと思います。
 また、推薦で合格するには、まず評定平均を満たしていなければ、推薦入試に出願することすらできなくなってしまうので、普段の授業態度や、定期考査がとても大切になってくると思います。



立命館大学
情報理工学部

平成21年3月特別進学コース卒
寒河江陵西中出身

自分に合う入試方法を
早めに見つけることがポイント


高大連携プログラムに参加
 受験対策は2年生から始めました


 2年生の時から立命館大学の高大連携プログラムに参加しました。早い段階から行きたい大学を決め、様々な準備をしてきました。実質、私の受験に対する具体的な対策は2年生から始めたことになります。
 高大連携プログラムは、高2プログラムと高3プログラムではレベルが違います。高2プログラムは興味関心があれば修了することができますが、高3プログラムは専門的な分野の知識がないと辛いです。分からないことが沢山あり、情報系を勉強している大学生に聞いたり、インターネットで調べたりして毎回レポートを書き上げました。
 提携校推薦枠を貰うためにしなければならないことは、プログラムを履修するだけでなく、7月に行われる第1回校内模試で点数を取ることでした。1回授業で習った数IA・IIBの復習をし、春あたりからはセンター型の実践的な演習を始めました。校内模試の過去問を貰って解いたり、数学の先生に傾向を聞いたりして、対策を進めてきました。


人よりも早く入試モードに突入
 気を緩めず勉強に集中


 高校生活で身に付けることができてよかったと思っていることは、予習をする習慣です。毎回の高大連携プログラムのWeb講義においても、8月に行われたスクーリングにおいても、予習が大切だと感じる部分が多々ありました。先生方が予習をするようにと助言してくださったことは、私にとってとても大きなものとなって返ってきたのではないかと思います。
 受験するにあたって大変だったことは、人よりも早く受験モードにしなければならないということでした。一般の人は7月の校内模試に照準を合わせていない人がほとんどです。その中で、いかに気を緩めず、誘惑に負けずに勉強に集中するかがとても大切だと思います。
 私の性格上、具体的な目的が目の前になければ全力を尽くせないという癖があります。それを短所と考える人もいますが、私はその性格を活かして、早い段階から具体的な目標を立てることにしました。その判断は間違っていなかったと思います。様々な入試方法がある今、自分自身に合うものがあるはずです。直前になって焦らずに、自分に合う入試を早く見つけるのも大切だと感じました。


 
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