SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!
 

岩手大学
教育学部生涯教育課程スポーツ教育コース

平成22年3月T-フレックスコース卒
大沢中出身

毎日書いた『野球ノート』
文章の練習にも役立つ


部活動では、
 
努力を続ける大切さを学びました

 岩手大学教育学部生涯教育課程スポーツ教育コースを希望した理由は、将来、体育教師になりたいという目標があるからです。実際に様々なスポーツを体験しながら専門知識や実践的技能を身に付けられるところにとても魅力を感じました。そして、国立大学の中では高い実力を誇る硬式野球部で野球がしたかったため、この大学を選びました。  
  入試方法は、国立大学では珍しく、面接と実技のみです。志望理由書や、調査書などを総合的に判断して決めます。筆記試験が無いため、日頃の学校生活からしっかりとした姿勢で取り組むことが大切だと思います。受験前になってから急に頑張ったとしても、日頃の生活態度が評価されるので、普段から気を引き締めて生活していました。部活動にも毎日真剣に取り組み、努力を継続することの大変さ、大切さを学びました。部活動での経験は普段の生活でも役に立ちました。毎日書き続けた『野球ノート』では、文章の構成を考えたり、字を丁寧に書く練習をしました。そういった毎日の積み重ねがあったから、自分に自信を持って試験に臨むことが出来ました。小さなことでも、毎日続けていけば、必ず自分のプラスになると思います。最後の夏は甲子園に出場することは出来ませんでしたが、負けて学ぶことも多かったので、今後の人生に生かしていきたいです。この硬式野球部での2年半は一生の宝となりました。


面接では「平常心」が
 最も大切です


 学業面では、当たり前のことを当たり前に行うように努めました。普段の授業では、先生の話を真剣に聞き、ノートもしっかり取りました。定期テストでは、早めに復習を繰り返したので、高得点を取ることが出来ました。学業面でも、毎日の小さな積み重ねが大切だと思います。  
 大学の試験が近くなってくると様々な先生方に面接練習をしていただけます。面接をする上で最も大切なことは、「平常心」だと思います。いくら練習しても本番では緊張してしまい、頭が真っ白になってしまうかもしれません。何を質問されても平常心で自分の考えを話すことが出来れば大丈夫だと思います。  
 在校生のみなさんは、高校生活を思いきり楽しんで下さい。一瞬一瞬に一生懸命取り組んでいけば、必ず何らかの形でプラスになります。先のことを考えるのも大切ですが、「今」を大切に、何事も頑張って下さい。



秋田大学
医学部医学科

平成22年3月特別進学コース卒
いわき平第二中出身

仙台育英の授業や補講は
「日本一!」だと思います!


図書室や学習室で
 必ず朝勉強をしました


 長かった受験勉強を終え、目標であった医学部現役合格を果たすことができました。これもひとえに休日も補講をしてくださった先生方や共に毎日を過ごした友人達、そしていつも支えてくれた家族のおかげです。本当にありがとうございました。私の仙台育英での高校生活について以下に話しますが、後輩の皆さんの参考になれば幸いです。  
 まず勉強について話そうと思います。仙台育英の授業や補講は大変濃密です。特に数学や英語は日本一と言っても過言ではありません。私は、授業の予習と復習を中心にして毎日の勉強の予定を組んでいました。また、私は毎朝7時半からホームルーム前までの時間は図書館や学習室で必ず勉強すると決め、3年間続けてきました。このように必ず勉強する時間を設ける、ということは大事だと思います。日々の積み重ねが成功への第一歩となるのです。


休日に補講をしてくださる先生!
 
最高の学習環境です

 次に生活面についてですが、後輩の皆さんには、小中学校でもよく言われたことを守ってほしいと思います。つまり、三食しっかり食べることや早寝早起きをするなど当たり前のことです。勉強は体力勝負です。私は朝5時には起き、最低6時間は睡眠をとれるように心がけていました。特に仙台育英の場合、1日でも休むと取り返すのが、大変なので、学校を休まないよう、体調管理には気をつけてください。  
 また、精神状態の管理にも気を配ってほしいと思います。高校3年間、模試などで点数や判定が悪かったり、成績が伸び悩んで落ち込むことも多々あるはずです。ただただ悩んでいても、勉強に集中できず、悪循環になってしまいます。そんな時に気持ちの切り換えができる何か気晴らしとなるものを見つけておいた方がいいと思います。私は中学生のとき吹奏楽部に入っていたので、大会で吹いた曲を聞いて頑張ろうというヤル気を取り戻していました。  
 最後になりますが、仙台育英は勉強する上で最高の環境が整えられています。朝から晩まで図書室や学習室で自習でき、放課後や休日にも補講をしてくださる先生方がいる学校なんて滅多にありません。後輩の皆さんにはこうした環境を十分に生かし、自分の夢や目標に向かって頑張ってほしいと思います。



山形大学
人文学部人間文化学科

平成22年3月英進進学コース卒
五橋中出身

仙台育英でしか出来ない体験もあり
入学して良かったと思う


1年生の頃から
 大学進学を意識させられた


 私が仙台育英学園高等学校に入学した経緯というのは、公立高校に落ちたからだった。当然、高校生活が始まってすぐのころは、まだ落ちたショックを拭い切れずに生活をしていた。  
 しかし、今、思い返してみると仙台育英に入学して良かったと思う。そのように思わせてくれる点は2つほどある。  
 まず1つ目は、仙台育英に入ったことで、耳にタコができてしまうのではないかと思うぐらい、大学について言われ、意識させられた。実際、自分も1年の時から評定のことをはじめ、指定校推薦といった制度を含めた大学入試のことを週に何回も言われていただけに、大学の存在は意識することができた。それは、1年の時から受験シーズンがおとずれるまで、変わることなく継続され、その中で進路を考えるのにとても役立つこととなった。


先生方5人を前にした
 
面接練習が合格へ繋がった

 2つ目は、仙台育英には様々な人がいて、皆個性的であるということだ。仙台育英といえば、部活が強いというイメージが前へ出ているように思う。実際、部活が強いというイメージは正しいのだが、そんな中にも勉強を頑張っている人などもいる。そのような環境だからこそ学校生活の中で多様な価値観を持った、個性溢れる人たちと会うことができる。自分の友人にも部活に力を入れる者がいれば、生徒会という形で学校へと貢献する者、あるいは、学校外での活動に励む者などがいた。彼らと過ごすことは、自分の今まで持ち合わせていなかった考え方や、価値観など新たな発見をもたらしてくれた。  
 これらの経験というのは、入試の中で活きた。また、自分は公募制推薦という入試方法を利用したのだが、面接の練習で先生方5人を目の前にして何度も練習したことで、大学の教授たちを前にしても気後れすることなく終えることができた。それが、結果として合格に結びついたのだと思う。
 自分の経験から言えることは、仙台育英という環境を十分に活かし、仙台育英生でしかできない体験を重ねれば、必ず自分のためになるのではないかということだ。


札幌市立大学
看護学部看護学科

平成22年3月英進進学コース卒
長町中出身

選抜クラスで仲間と切磋琢磨
大学進学の意識を高めてきました


自分の生活リズムを作り上げ、
 勉強と部活の両立に努めました


 1年次に選抜クラスに入学したことがきっかけで、国公立大学を志望しました。選抜クラスは他クラスより、毎日1時間ずつ多く、また授業内容も演習などが多く、常に大学受験を意識したものでした。このような環境で、3年間過ごした結果 、日々クラスの仲間と刺激しあい、自分自身の大学進学の意識を高め続けることができました。  
 志望大学を絞り込むにあたって、1年次のころから3年間、国公立大学という目標を立て続けました。国公立大学に合格するために毎日のリズムを保つことを心がけました。部活動をしていたことで、帰宅時間が決まっていたので、自分にあったリズムを作り上げ、両立に努めました。

テスト前は放課後の教室で、
 仲間と教え合い


 3年間を振り返って見ると、私は仲間と一緒にいる時間が多かったと感じます。クラスでは、定期テストが近づくと放課後に教室に残って教えあいました。そのおかげで家より教室の方が集中できるため、普段の授業により一層力を入れることができました。  
 また、部活動では、一つの目標に向かって部員全員で練習したことで、絆が生まれ、自分自身も成長できたような気がします。  
 これらのことによって、志望大学合格に向かって走り続けることができたのだと感じています。後輩のみなさんも、いい思い出を作りながら志望大学合格の道に進んでいってください。


宮城大学
事業構想学部事業計画学科

平成22年3月特別進学コース卒
加茂中出身

苦手教科こそ
毎日コツコツ勉強


特別講座などにも
 積極的に参加しました


 高校の勉強は、中学校のときよりも専門的な内容を学ぶので、自分の向き、不向きや興味が何にあるのかがはっきりとわかってきます。進路を決定するヒントになり、また将来への土台づくりになります。大学受験では、ある程度、不得意分野を克服して、オールラウンドに点を取れるようにする必要があります。  
 私は、国語が苦手な教科でした。仙台育英では、駿台予備学校から講師をお招きする現代文の特別講座が設けられています。私はこの講座を3年間受講して現代文に対する苦手意識をなくし、模擬試験などで一定のレベルに達することができるよう懸命に取り組みました。  
 一方、得意だった社会は、授業で習うことについては、できるだけその場で覚えられるようにし、また効率的な学習に努めました。社会では地理と政治・経済を履修しましたが、授業中や問題を解くときに理解できなかったり、内容を忘れてしまった用語についてはすぐに用語集で確認し、用語の脇に意味を書き写したり、知識を確実に定着させるためにふせんを貼って見直せるようにしました。自分である程度調べて、それでもわからないときに先生に質問するようにしました。用語集や辞書は書籍版のものを使用することをおすすめします。分野別の用語集は物事を関連づけて理解するのに効果的であり、参考書として使うことも可能です。こうした学習法は社会に限らず、英語など他の教科でも同様に実施しました。

苦手教科は長期休暇だけで
 
克服するのは難しい

 私の経験では、わからなかった苦手教科について長期休暇等を利用して集中的に勉強するといったことは難しいと感じました。日頃の授業や講習を大事にし、わからないことを後回しにせず、毎日コツコツと取り組むことが大切だと思います。推薦入試は、進路実現の可能性を広げますので、日頃の積み重ねを大事にして積極的に挑戦してほしいと思います。  
 後輩の皆さん、高校の3年間悔いのないように取り組み、ぜひ目標を実現してください。



宮城大学
事業構想学部事業計画学科

平成22年3月外国語コース卒
古川北中出身

仙台育英で過ごした3年間は
かけがえのない宝物です


将来は宮城県の活性化に
 貢献したいと思っています


 高校3年生の初めまで志望大学が決まっていませんでしたが、小学校6年生から続けている外部活動を通して、将来は自分の生まれ育った宮城県の活性化に貢献したいと考えていました。その想いから、観光学や地域交流事業などを学ぶことができる宮城大学を受験することに決めました。  
 高校生活ではチアリーダー部に所属し、副部長を務めました。外部活動との両立でほとんど休みはありませんでしたが、精神的にも体力的にも成長することができ、充実した日々を送ることができました。  
 また、学習面においては、課外授業への参加や通学時間を使っての自主学習を積極的に行うことで、高校2年生までに英検2級と漢検準2級を取得することができました。  
 さらに、オープンスクールでの模擬授業参加や、入試補助員を務めるなどして、学校行事へも貢献してきました。


面接練習は、他のコースの先生にも
 
ご協力いただきました

 このような活動や将来の夢を是非直接伝えたいと思い、推薦の試験を受けることを決めました。試験内容である日本語、英語の小論文については、普段授業を受けている先生にご協力していただき、過去問や時事問題を中心に練習しました。面接については、外国語コースの先生方だけではなく、他のコースの先生にもご指導していただきました。このように、たくさんの先生のサポートのおかげで合格することができました。  
 私にとって、仙台育英で過ごした3年間はかけがえのない宝物です。高校生活での数多くの貴重な経験や、私を支えてくれたたくさんの方への感謝の気持ちを忘れず、一歩一歩前進していきたいと思います。



宮城大学
食産業学部フードビジネス学科

平成22年3月特別進学コース卒
宮教大附属中出身

先生方のおかげで
知識が深まりました


授業内容は濃く深いので、

 予習・復習を精一杯やりました


 仙台育英で過ごした3年間はとても勉強に打ち込んだ日々でした。朝7時半からの講習で1日が始まり、放課後も講習を受け、くたくたになって家に帰りました。授業時間も90分と大学の授業並みの長さで、最初は慣れるのに必死でした。授業内容は理解するまで何回も教科書を読み直したり、問題を解きました。家に帰ってからも、予習と復習で一杯でした。それぐらい授業内容は濃く、深かったです。  
 私の普段の勉強は、予習・復習が中心でした。授業でもらったプリントや問題集をやるだけで精一杯だったし、毎日やることで、力がつきました。また、勉強していて分からないところは、執務室にすぐ行き、質問しました。先生方は分かるまで懇切丁寧に教えてくださり、質問した事柄以外にも、そのことに繋がる他のことも教えてくれ、自分の知識もより深まりました。


月1回のテストでは、
 月ごとの学力がわかりました


 大変だったことは、毎月1回は必ず模試や定期考査といったテストがあったことです。毎月、これらのテストをこなすことはとても大変でしたが、テストがあることによって、それに向かって勉強し続けるし、その月の自分の学力も分かります。また、どこをもっと勉強すべきかということも知ることができるので、今、振り返ってみると、月に1回テストがあって良かったと思います。  
 勉強していても、自分が思うように進まない時もありました。しかし、諦めずにやり続けることによって、良い結果につながり、もっと頑張ろうと、勉強に対する意欲がさらに高まりました。これから大学生、社会人になって壁にぶつかった時でも、諦めず、最後までやり通したいと思います。
 勉強がなかなか進まず、悩んだ時や不安になった時に相談にのってくれ、叱咤激励してくださった先生方、両親、友達にはとても感謝しています。  
 3年間、ありがとうございました。



会津大学
コンピューター理工学部コンピューター理工学科

平成22年3月英進進学コース卒
岩切中出身

自分の実力に見合った大学を
見つけることも大切です


試験傾向をつかむのに
 役立つ過去問


 私はもともと会津大学ではなく、違う大学を志望していたのですが、学力的に厳しかったので3年の秋ごろまで進路を決めかねていました。そんなとき担任の先生から会津大学を勧められ、この大学でもやりたいことができそうだと思い、公募制推薦で受かる見込みもあったので受験することに決めました。高すぎる目標を持とうとせず、自分の実力に見合った大学を見つけることも大切だと思いました。  
 入試内容は数学及び英語の基礎的なテストと小論文でした。試験対策は教科書や参考書で基礎的な勉強をしたほかに、過去問を取り寄せて、先生に添削していただき勉強しました。過去問は試験の傾向をつかむのにおおいに役に立ったので重要だと思います。  
 また、推薦入試では内申点が重要になってくるので、日ごろから授業を真面目に受けテストでもいい点数を取っていくことが大切です。



東京農業大学
地域環境科学部造園科学科

平成22年3月英進進学コース卒
川崎中出身

自分の考えを大切にしながら
将来のことをじっくり考える


部活入部を迷っているなら、
 
まず見学

 私は高校3年間、続けてきたことが2つあります。1つはバスケットボール部に所属し活動したことです。私の家は学校からシャトルバスで1時間半かかる場所にあり、毎日の通学だけでも体力が要りました。無理な生活によって体を壊し辛い時期もありましたが、その時に支えてくれたのが、家族や友人たちでした。改めて3年間の活動を振り返ってみると本当に貴重な時間を過ごせたと感じています。部活動に入るのを迷っている場合は、とにかく見学だけでもしたほうがいいと思います。

高校卒業後も英語は使います
 英検は取得した方が良い


 2つ目は英語能力技能検定の資格取得に力を入れたことです。私はもともと英語が苦手でしたが高校を出た後でも、英語は必要だと知り、検定取得を通して、その苦手意識を克服しようと考えました。通学時間は単語帳を開く癖をつけていました。そのかいあって検定準2級を取ることができました。資格は一生消えないものなので、これからの人たちは3年間のうちに英語能力検定に限らず、様々な資格を取ってほしいと思います。  
 高校3年間は短いです。あっという間に終わってしまいます。ですが、将来のことについて決める時は、じっくり妥協しないで考えた方がいいです。周りの意見も大切ですが、一番大切なのは自分の考えです。



東京農業大学
生物産業学部食品香粧学科

平成22年3月英進進学コース卒
郡山中出身

日々の授業の積み重ねが大事
疑問を残さないようにする


1度目は殴り書き、2度目はまとめ

 ノート作成に工夫しました


 私は高校入学時には将来の夢や目標がなく、目指している大学どころか学部や学科すら決まっていませんでした。しかし、1年生の後半に過去の指定校推薦の一覧表を見た時に東京農業大学生物産業学部食品科学科(現在、食品香粧学科)があり、資料等を見て、興味をもつようになり、平成21年11月下旬に受験をしました。  
 推薦は、テスト等での成績が大きく左右します。そのため、日々の授業の積み重ねが必要です。だから、私はノートの取り方に工夫をしました。具体的には、ノートを2度取るようにしていました。1度目は授業中にポイントとなるものを殴り書きして、2度目は放課後、授業中に殴り書きしたものを教科書を使い、自分の言葉で書き、ノートを作成しました。この結果、分からない所や疑問点があったら、友達に聞き、それでも分からない場合は先生に聞いたりして、自分の疑問点等を解決することができました。実際にこの方法を使った後では、成績を上げることに成功しました。



麻布大学
生命・環境科学部臨床検査技術学科

平成22年3月特別進学コース卒
鳴瀬二中出身

人前で話すのが大の苦手
先生との練習で克服しました


チャンスは1回でも
 多い方がいい


 推薦入試は、小論、面接、筆記試験と各大学で行われることはさまざまですが、人前で話すことが苦手な自分にとって面接は一番の“天敵”でした。自分の志望大学には指定校推薦がなく関係ないと推薦入試を受けることを考えることもありませんでした。
 そんな自分がなぜ、推薦入試を受ける気になったのか。きっかけとなったのは母でした。面接は嫌だと駄々をこねる自分に「チャンスは1回でも多い方が良いでしょう?」と、どうしても嫌だと愚図る自分への苛立ちから引きつった笑顔で説得してくれました。そんなこんなで、推薦入試を受けようと決心した自分ですが、1、2年生の頃から自分は推薦を受けないとふんぞり返って生活してきたので、定期考査はそれなり、実力テストはそこそこで、漢検・英検などの資格は一切なし、唯一まともなのは出席日数のみという危機的状況でした。


どのような受験方法にも
 対応できるよう定期考査を大切に!


  また、この危機的状況に辿り着く過程も危なっかしいものでした。自分が志望大学を決めたのは2年生の夏。担任の先生との面談で志望大学を決めていないのは自分だけだと知らされ、非常に焦ったのを覚えています。自分は何の職業に就きたいのか、そのためにはどんな資格が必要なのか、その資格を取れる大学はどこかと逆算していき、地理的、経済的なことも考え、関東の大学を5つほど志望大学に決めました。大学資料と睨めっこして選んだ第一志望の大学に公募制推薦があり、その後は前述の通りです。第1ラウンドで自己推薦文を書き終え、第2ラウンドは苦手な面接。先生と何度かの練習を繰り返し、なんとか形になりました。
 今まで書いてきたことを読み返すと、自分でも推薦がいただけたこと、合格できたことが信じられません。合格できたのは、なぜかと考えたときに思いあたるのは、定期考査をそれなりに頑張ったこと、無遅刻無欠席だったことです。
 3年生になった時、どのような方法で受験するか、どのような方法でも対応できるように定期考査を大切に、そして、毎日、学校に来ることだと思います



宝塚造形芸術大学
東京メディア・コンテンツ学部メディア・コンテンツ学科

平成22年3月英進進学コース卒
加茂中出身

課題制作の絵画に込める思いは
「合格してやる」ではなく「自分らしさ」


一つ目の大学不合格から
 
得たことを生かしました

 幼い頃からイラストを描くのが好きで高校に入学した時にすでに美術系の大学へ進もうと考えていました。そして、3年間で自分の行きたい大学、その中でいける大学を探し、決めました。1年生ですでに大学を探し始めるのは普通に考えれば早いとは思いますが、3年生になってから慌てて考えるよりも有余があるので、落ち着いて行きたい大学を考えられるメリットがあります。  
 次に合格するために頑張ったことは、美術系大学ということで「絵」です。ただしここで私が気を付けたことは、どのような考えでイラストを書くかです。私は最初に受験した大学の課題を制作する際に、「合格してやる」という気持ちで課題を作成しました。たしかに合格してやるという気持ちは大事ですが、こと美術に関しては、作品に自分の気持ちが色濃く反映されてしまいます。そして学校側は合格したいという気持ちよりも、自分らしい作品、つまり普段の自分が作っている作品を望んでいます。そのために私は一つ目の大学に落ちてしまったんだと思います。しかし、その反省を生かして作った二つ目の大学、つまり宝塚造形芸術大学の方は無事に合格しました。

授業を受けたい教授の
 
名前まで言えればなお良い

 次に面接についてですが、これは自分がその学校に入って何がしたいか、そのために今まで何をしてきたか、これらをしっかり述べることが重要です。そして、これは、言えると面接官からの評価があがることなのですが、その大学にいらっしゃる、自分が入学後に授業を受けたい教授の名前を具体的に言うことです。現に私はそのことが言えたので合格できたようなものです。  
 最後に後輩達への激励の言葉ですが、自分がしたいことを明確にして、そのことを忘れずに受験にのぞんでください。



北海道薬科大学
薬学部薬学科

平成22年3月特別進学コース卒
仙台一中出身

大学合格の鍵は
情報収集です


推薦制度は
 利用した方が良い


 北海道薬科大学を目指した理由は、北海道に行きたかったからです。推薦入試を目指した理由は私の人間性を大学側にアピールするためです。推薦入試のために私は日々勉学に励み、友人にグループディスカッションの練習を付き合ってもらい、先生には一日一題作文の添削をしていただきました。  大学側の面接はディスカッションが主だったので、ディスカッションの練習を中心に行いました。作文や面接は特に問題はありませんでした。
 定期考査に関しては、今まで通り勉強しましたが、赤点だけはとらないように苦手な教科を重点的に勉強するようにしました。休日はメディアテークで勉強しました。受験大学は自分で探すのが一番です。受験に成功した一番の要因は情報量だと思います。
 最後に一つ、仙台育英に入ったからには、定期テストを死にものぐるいで頑張り、評定を高く保ちながら、指定校推薦や提携校推薦を狙うべきです。学校内の推薦さえいただければ、有名な大学に入れる可能性もあります。仙台育英は指定校推薦の枠が多いので、絶対に利用した方が良いと思います。私は絶対に推薦入試をお薦めします。



八戸大学
ビジネス学部ビジネス学科

平成22年3月通信制課程卒
田子中出身

本気で取り組んだことがあれば
自信をもってアピールできる


面接の最初で
 
小さな失敗をしてしまい…

 私の志望した大学の推薦入試は書類審査と面接でしたので、推薦の条件である評定平均3.0以上を取るため、期末考査では絶対に落とさないように心がけました。苦手な科目でも評定3以上、他は4以上を目標に毎回試験に臨みました。その甲斐あって推薦条件をクリアすることができ、もう一つの審査、面接の対策に取りかかりました。ここでは、私の面接への取り組みを紹介したいと思います。  まずは、担当の先生に何度もご指導いただき、質疑応答の仕方や、入退室時の挨拶の仕方などを教わり、自宅でも繰り返し練習をしました。が、やはり緊張というのは怖いもので、練習を繰り返したにも関わらず、本番の入室時に声が小さくなってしまったことを覚えています。最初に小さな失敗をしたことで、着席してからも動揺が続いてしまいましたが、担当者の質問で自分のペースを取り戻すことができました。その質問とは「在学中に力を入れて取り組んだこと」です。どの大学でも聞かれるようなありふれた質問だと思いますが、だからこそ私はこの質問に対する明確な答えを持ち、自信を持って答えることを練習しました。

何かに自信があれば、
 ありのままの自分で面接ができます


 私は通信制高校という、少し特殊な高校生活を送りました。毎日高校に通い、勉強や部活動に取り組んできた生徒とはアピールポイントが変わってきます。そうした中で私がアピールポイントとしたのは、在学中を通して続けてきたアルバイトでした。自信を持って答えられる在学中の取り組み。そうして出た答えがアルバイトなら、私らしいアピールポイントになると思い、アルバイトの内容、嬉しかったこと、大変だったこと等を簡潔に話す練習をしました。その際に気を付けたことは、虚飾や美辞麗句で飾るのではなく、ありのままの自分を説明する手段として自信を持って質問に答えることです。  
 担当者がこの質問をしたとき、今までの動揺がウソのように、自分のペースで話をすることができました。その後は、取り戻した自分のペースで話をすることができ、様々な質問にも力強い返答をすることができました。自信を持って答えることができる質問をいくつか想定しておくと、本番の緊張の中でも自分のペースを取り戻すキッカケになるのではないでしょうか。また、どんなことでも在学中に本気で取り組んだことなら立派なアピールポイントになるので、自分が一番誇りに思っていることや頑張ったことをそのまま説明してみてはどうでしょうか。きっと自分らしいアピールができると思います。  
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この文があなたの志望大学の合格の一助になれば幸いです。



東北福祉大学
総合福祉学部社会教育学科

平成22年3月英進進学コース卒
女川一中出身

髪を切り新しいワイシャツで
面接に備えました


家の跡継ぎなので、
 土日は家の手伝い


 私は、自分の視野を広げ、一般常識を身につけた大人に成長し、大学で学んだことを生かして社会に貢献したいと思い、大学に進学しようと考えました。  
 家の跡継ぎという立場から、高校時代は部活をせず、土・日は家を手伝いました。進学も県内の大学にし、やはり休みの日は家業を手伝いたいと思っていました。  高校に入学した時に、無遅刻、無欠席で生活すると皆勤賞がもらえ、大学進学の時に有利になるという話を聞き、実行しました。インフルエンザで休んだ以外は皆勤です。  
 高校3年生になると、東北福祉大学に関心を持ち、毎月のオープンキャンパスに参加し、大学のアンケートに積極的に答えてきました。また、希望者対象のキャンパスツアーにも参加し、施設をよく見て来ました。

最初のAO入試は不合格
 再チャレンジで合格しました


 まずAO入試に挑戦しようと思い、願書を取り寄せ、自己推薦文作成にとりかかりました。夏休み中、何度も担任の先生に添削していただき、同時に面接の練習もしていただきました。入試当日の面接は、2人の先生が優しく、志望の動機や大学生活に望むこと、自己アピールなどを質問してくださいましたが、私の答えは短く夢がなかったようで、私が答えた後にそういったアドバイスをいただきました。そして残念ながら不合格でした。  
 それから、公募制推薦Bに応募することにしました。再挑戦に備えて、小論文の練習をしました。過去に出題された問題(テーマ)について、時間を計りながら書いてみました。当日は「生きるということ」というテーマでの出題で与えられた原稿用紙の最後の行まで書きました。面接に備え、髪も短く切り、新しいYシャツを中に着て、ハキハキ答えるようにしました。合格の知らせを受け取り、本当に嬉しく思います。



東北福祉大学
総合福祉学部社会教育学科

平成22年3月英進進学コース卒
しらかし台中出身

高校の生徒会活動で
“福祉”の深さを学びました


小論文は構成パターンを
 しっかり決めておくと楽


 東北福祉大学を目指したきっかけは、私が高校3年間所属していた生徒会で、様々なボランティア活動を経験し、自分自身も人の役に立てる職業に就きたいと考えるようになったことです。  
 私が公募制推薦で受験するにあたって、最も気を付けたことは、日々、勉強することです。公募制推薦では、評定平均値の役割が大きくなるため、テストでは評定が落ちないようにバスを待つ時間を利用して、図書室で勉強をしたり、受ける学科に関連する本を読んで、学科に対する理解を深めることを心掛けていました。  
 また、東北福祉大学の公募制推薦では、面接、小論文、書類審査の内、小論文が配点の約半分を占めているため、特に小論文の練習を多くしていました、時間配分と自分なりの構成パターンをしっかりと決めることで、小論文を書く上で大分、楽になりました。本番では、残り時間に余裕を持って、誤字脱字などの見直しをすることが出来たことが大きかったのではないかと考えています。

高校生活で最も成長したのは
 「人を思いやる心」です


 高校生活で最も進歩したと感じるのは、生徒会の活動を通して学んだ、人に対する思いやりを持つ心です。相手がしてもらって喜ぶことをするのは、一見簡単そうに見えても迷惑になることもあるため、本当に相手を考えた気配りというのは、中々難しいことだと感じました。福祉という分野の深さを知ったのも、高校に入って、生徒会での活動を続けていたおかげです。  
 自分が望む第一歩を踏み出したことはとても嬉しいですが、まだまだ人生は長いです。焦らずに一歩一歩を確実に、自分にとっての最高の道を選び出すことが重要なのではないかと思います。



東北福祉大学
総合マネジメント学部産業福祉マネジメント学科

平成22年3月英進進学コース卒
高崎中出身

軟式野球部に所属
東北大会での結果に大満足です


キャプテンとして、

 充実した高校生活でした


 合格した一番の理由としては部活動を頑張ってきたことだと思っています。私は、仙台育英での3年間は部活に一番力を入れてきました。私は、軟式野球部に所属していたのですが、練習がとても厳しく、何度もやめようと思いました。そんな時に助けてくれたのは先輩や同じ学年の友達でした。その結果、やめずに野球を続けることができ、1年生の秋からレギュラーになることができました。3年生が引退したあとでキャプテンに指名され、練習メニューなどを監督と話し合ったりしていました。なかなかチームがまとまらず悩んだ日々もありましたが、最終的にはチームがまとまり、みんなと楽しく野球をすることができ、春の大会では東北大会準優勝という結果を残すことができたので、学校生活はとても充実していました。

面接がしっかりできれば、
 小論文のカバーができると思います


 私が東北福祉大学に興味を持ったのは、3年生の春くらいでした。それは、東北福祉大学の軟式野球部と練習試合や合同練習をする機会があったからです。仙台育英の軟式野球部だった先輩が東北福祉大学に進学し、軟式野球部に所属していたので練習の雰囲気、大学生活など、いろいろ教えていただき、野球を続けながら東北福祉大学に通いたいと思うようになりました。  
 公募制推薦の対策としては、緊張せずに自分がなぜこの大学に入学したいのかをしっかり伝えることだと思います。
 私は、野球をやっていたこともあり、試験の時は緊張せず、しっかりと自分の意見を伝えることができました。面接がしっかりできていれば、小論文やテストが少し悪くてもカバーできると思うので、面接練習は何回もした方がいいと思います。  
 志望大学に入学できるように今のうちから準備することが大切だと思います。頑張ってください。



東北文化学園大学
医療福祉学部リハビリテーション学科

平成22年3月英進進学コース卒
高崎中出身

チャンスが何度もある場合は
全部挑戦する


仲間の存在は
 必要不可欠


 私は高1の秋頃には大学を決めていました。人とかかわる職業というのは沢山ありますが、リハビリ関係に最も興味があり、その道を選びました。典型的な文系の私が、理系の道に進むというのは大変なことでした。人より知識が劣っているし、人一倍努力しないとだめなくらい要領が悪かったのです。そんな私を支えてくれたのは、3年間同じAJ(英進選抜クラス)として日々頑張ってきたクラスメートの存在です。AJは学習時間と内容がとても多いため毎日の積み重ねが非常に重要で、2年次には文理別々の授業となり、互いの苦手科目を教え合い、共に高め合うことで成長することができました。仲間の存在というのは必要不可欠です。私はクラスメートに沢山助けてもらいました。迷ったり、悩んだりした時にアドバイスをくれたのもクラスメートです。AJの皆のおかげで、私は進むべき道を真っすぐ進むことができ、進路を決めることができたのです。  
 大学入試の種類は沢山あります。ただ一つに賭けるのも有りですが、チャンスが何度もある場合は全部使うことも必要です。その中で、自分を見つめ直すことができたり、経験を多く積めるので、自分にとって有利になります。私はこの大学には公募制推薦で合格しましたが、別の大学をAO入試で受け不合格になっています。失敗をバネに変え、絶対に諦めないことが大切です。


先生方の厳しいご指導で
 力がつきます


 公募制推薦で受験する時に必要だったのは、小論文と面接と調査書です。小論文は数をこなすしかありません。また、日常生活のあらゆる物事に目を向け、新聞やTVで知識を増やすことが鍵です。面接は先生方が面接練習をしてくださり、厳しくご指導してくださいます。本番で同じことを聞かれるとは限りませんが、回数が多い程、身に付きます。調査書は、生活態度や学習態度、成績を見られるので、毎日、真面目に努力していれば、問題はありません。時には力を抜いて、友人との楽しい時間を過ごすことも大切です。  
 勉強に部活動に行事等に一生懸命取り組むことは、自分にとってプラスになるだけでなく一生の思い出となるので、ぜひ高校生活を楽しんでください。  
 そして、自分の将来に繋がる努力をし続けてください。努力は必ず報われます。


東北文化学園大学
医療福祉学部看護学科

平成22年3月英進進学コース卒
塩竃二中出身

仙台育英での生活は
消極的な私を変えてくれました


同じ課題でも、

 賛成・反対意見の両方を書きました

 私が推薦入試を目指したきっかけは、3年間生徒会執行部を続けたことでした。生徒会の一員として、壮行式や文化祭、飲酒運転撲滅運動、オープンスクールなど普段、体験できないようなことを多く体験してきました。自分自身が3年間生徒会を通して学んだこと、頑張ってきたことを評価してもらえるので、推薦入試を目指しました。  
 推薦入試を受験するにあたって、私が努力したことは、試験科目である小論文と面接練習を多くやったことです。私は小論文が苦手だったので、夏休み明け位から少しずつ練習を始めました。また、小論文の先生に書き方が詳しく載っている本を借りて読んだり、過去問をやるなどして注意された所を気をつけながら書き直すことを何度もやりました。同じ小論文を繰り返し行い、同じ課題でも賛成と反対の両方を書き、自分がどちらの意見が主張が強いか、を見ていただくなど小論文を中心に努力しました。  
 面接では、自分がなぜその大学を目指しているか、高校で頑張ったこと、自分の性格、なぜその職業になりたいのか、自己PRを明確にし、自分の思いを素直に伝えるような練習を行いました。


自分のすべき行動を整理し、
 少しずつ確実にこなす


 学習面では、全教科のノート以外に「なんでもノート」というのを1冊用意し、単語や熟語、語句の意味、公式を書き、どういう時に使うのか、を細かく書き込みました。そして、夏休みや冬休みの講習に参加し勉強をしました。また、漢字が得意なので、漢字検定を積極的に受け資格取得を心がけてきました。  
 私にとって仙台育英での高校生活と生徒会での活動は、消極的だった私を積極的に変えてくれました。高校生活と生徒会で学んだ「人に物事を伝える難しさ」と「人の命の大切さと尊さ」を忘れずに、これからの大学生活や将来の夢に向かって頑張りたいと思います。  
 何事にも積極的に取り組み、他の人よりも貴重な体験をし、どんなに難しくても自分の意志をまげずに常に努力をすることが大切だと思います。入試が近づくにつれ、クラスの雰囲気が違ってくるので、焦りを感じるかもしれません。しかし、自分がやらなきゃいけないことを紙に書き、頭の中を整理してちょっとずつ確実にこなすということも大切だと思います。  自分の意志をしっかりと持ち、早めに行動すること、そして実際に大学に行ってみるのも意志が強くなるのでいいと思います。



東北文化学園大学
医療福祉学部看護学科

平成22年3月英進進学コース卒
富沢中出身

高校生活の様々な経験の中で
人間的にも成長できました


小さな疑問も放置せず、
 理解するまで勉強


 私が東北文化学園大学を推薦入試で受験しようと思ったのは、一般入試では東北文化学園大学を志望した理由を伝えられないことや学力だけではなく、私自身の個性を見て欲しいという理由があったからです。  
 私は仙台育英学園高等学校に入学してから日々の生活の中で努力したことがあります。第一に高校3年間を無遅刻無欠席で卒業することです。私は中学校では少しでも体調が悪いと学校を欠席していたため、高校では普段の生活を規則正しくするために努力していました。それに伴って私は授業一つ一つに集中して学び、また小さな分からないこともただ放置せず理解するまで勉強するように努力しました。

生徒会執行部では、
 命の尊さを学びました


 二つ目は部活動を熱心に取り組んだことです。私は生徒会執行部に所属していました。生徒会執行部は仙台育英の行事主催やボランティア活動として飲酒運転根絶運動に参加したりします。私は生徒会執行部の活動を通して、私自身の意見を言えるようになったり、また飲酒運転根絶運動では、様々な人と交流し命の尊さを学びました。  
 私は高校生活を通して成功したことや失敗したこともありましたが、その経験や知識を生かして人間的にも成長することができました。このことが大学受験で生かされ、結果として残すことができました。私はこの高校で得たことを大学で生かすと共に、今現在の生活を維持したいと思います。



東北文化学園大学
医療福祉学部看護学科

平成22年3月英進進学コース卒
原町第二中出身

中学生の時より
ずっと成績が上がりました


仙台育英への入学をきっかけに

 「変わろう」と決意


 今年の1月、私の合格が決まりました。東北文化学園大学の医療福祉学部看護学科に4月から通うことになります。合格が決まった時には本当に嬉しかったです。  
 実家の福島から仙台育英に3年間通い続け、大学合格に向けて1年生の頃から予備校に通った努力が報われたような気がしました。  
 私は中学生の時は成績が悪く、高校なら留年しかねないようなテストの点ばかりとっていました。しかし、地元の高校入試で失敗して、併願校だった仙台育英に入学したのをきっかけに「変わろう」と思いました。自分にも周囲にも甘えていた自分を戒めて、自分自身にまじめに取り組もうと思いました。結果、成績も中学時代とは比べものにならない程に上がり、毎日に充実感を感じるようになりました。  
 3年生になり、進路について真剣に考えるようになると3年間の努力が実を結びました。推薦入試を利用できる充分な成績だったのです。幸い、出席率も問題がなかったので、私はそれを利用することにしました。


先輩方の「合格体験記」が
 とても役に立ちました

 しかし、一般入試の準備しかしてこなかった私は、小論文や面接には慣れていなかったので、ずいぶん戸惑いました。その時には、予備校や仙台育英の先生方にとてもお世話になりました。模擬面接や小論文などの添削、数々のご指導をいただきました。また、先輩達の合格体験記も大いに役に立ちました。そのおかげで、こうして合格することができました。  
 推薦入試は一般入試とは違い、希望する大学と進路に明確な理由を持っていなければいけません。私自身も今回の受験で、将来について真剣に考えさせられる機会をいただきました。このように、推薦入試は自分を思い返すことが出来る良いきっかけになると私は思います。  
 やはり、中途半端な気持ちのままでは小論文や面接で自信や積極性、アピールポイントなどが発揮できず、とても苦労します。そんな時に私は希望する職業について書かれた本などを読み、将来の具体的な自分像などを思い浮かべ、気持ちを整理しました。推薦入試を視野に入れてる場合はこうした日頃からの将来に向けての姿勢が大切なのだと知りました。  
 受験とはどんなものであっても、結局は自分自身との戦いです。努力した分だけの結果が必ず返ってきます。自分にとっての最高の結果につながるように、後輩たちにも頑張ってほしいと思います。


 

東北文化学園大学
科学技術学部知能情報システム学科

平成22年3月英進進学コース卒
蒲町中出身

オープンキャンパス時
AOゼミに参加すれば有利に


情報系の資格を

 取っておくと良い


 私は、初めから推薦入試を狙っていた。最初は指定校推薦で出したが、校内選考の時点で落ちた。その後はAO入試を受けるつもりで準備を進めていたが、10月末になって、成績がギリギリ公募制推薦を受けられる基準を満たしていた為に急遽予定を変更し、小論文と面接の試験を受け、そして合格した。  
 大学を受ける際のアドバイスを記しておく。まず、事前準備として、オープンキャンパスには極力参加すること。多分、既に何度も言われているとは思うが、オープンキャンパスに参加することによって、顔を覚えて貰うと、それだけでも有利になる。また、この大学のAO入試システムは他と少し異なり、オープンキャンパスの時にAOゼミというものに参加すれば、AO入試が有利になるという制度がある。このゼミを受けた後、必ずしもAO入試を受ける必要はないので、このゼミを受けて自分の存在をアピールしておくと良い。後は、情報に関する資格を何か取っておくこと。学科名から分かるように、これは情報系の学科である。何かしらの資格を取得して損はないはずだ。


試験官の1人がAOゼミの担当者で
 緊張がほぐれた


 試験当日の流れとしては、情報に関する小論文60分の後、面接が15分程度だ。小論文に関してだが、きちんと字数(600字以内)を埋め、お題から脱線していなければ大丈夫である。自分の経験等で意外と簡単に埋まる。  
 面接については、特に難しい質問はなかった。試験官の質問に詰まらずに答えられれば大丈夫である。私の場合、試験官2人のうち1人がAOゼミ担当者だった為、面接中に緊張が幾分ほぐれた。割と定番の質問しかなかったので、それに対する回答を用意し、暗記しておくこと。きちんと文章を書き、面接での礼儀を守れば大丈夫だと思う。


 
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