SENDAI IKUEI I-LION'S GLORY!!
栄光への軌跡2013 現役大学進学者による大学合格体験記
 
指定校推薦

早稲田大学
法学部

平成25年3月特別進学コース卒
石巻中出身

同じ志を持つ仲間と切磋琢磨することで
勉強のモチベーションが上がりました


“今まで頑張ってきて良かった”と
 心から思っています


 大学進学を考え、大学受験に強い仙台育英に自分の意志で入学しました。そして、実際に受験に詳しく、幅広い知識を持つ先生方が熱心に教えてくださる授業はとても中身が濃く、充実していました。また、通常授業の他にも自らの意志で選択して受けることができる朝・放課後講習などもあり、大学進学を志す生徒にとって仙台育英はとても恵まれた環境にありました。
 しかし、時には授業のレベルの高さや進度の速さに戸惑うこともありました。でも、そんなときには「志望の大学に合格する」という同じ志を持つ仲間に励まされ、そんな仲間たちと切磋琢磨しあうことで互いに良い刺激を受け、再び勉強に対する意欲をかき立てることができました。
 そして、今日までは私は一日も休まず、学校に通い、毎日真面目に授業に取り組み、一生懸命頑張ってきました。ハイレベルな授業のため、予習・復習や課題をかかさず行うことは大変でしたが、毎日続けたこと、そんな努力の積み重ねによって徐々に力をつけることができました。その結果、早稲田大学の指定校推薦をいただくことができたのだと思います。私は、今まで頑張ってきてよかったと心から思っています。何事もコツコツと頑張れば、その努力は必ず大きな成果となって現れ、その姿を見ていてくれる人はきっといます。伸び悩むときもあるかもしれません。でもそこであきらめずに努力を続けてください。「継続は力なり」、きっとその努力はいつか大きな力となり、志望大学への合格につながると思います。 

仙台育英は頑張れば頑張った分だけ
 夢に近づける学校です


 また、私が大学受験をする中でもう一つ大切だと感じたことがあります。それは、自分が入学を希望する大学のオープンキャンパスには、できれば参加した方が良いということです。それは実際に自分の目で大学を見て学校の方や先輩からお話を聞いたり、質問することで、大学のことを直接知ることができる良い機会となり、そこで本当にその大学に「入学したい!」と思えば、合格するために頑張ろうという気持ちを強くし、より一層熱心に勉強に取り組むことができると思うからです。私にとっても、オープンキャンパスへの参加はとても貴重な体験となり、志望動機書を書く上でも大変役立ちました。
 仙台育英で学び、過ごした3年間は私にとってとても有意義でかけがえのない時間でした。勉強だけでなく、困ったときには親身になって相談にのってくださった先生方、友人、そしていつもそばにいて支えてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。私は、仙台育英学園高等学校に入学してよかったです。大学に入っても、今のこの気持ちを忘れずに精一杯努力し、夢に向かって頑張っていきます。
 最後になりましたが、後輩の皆さん、仙台育英は頑張れば頑張った分だけ自分の夢に近づける学校です。皆さんも努力を惜しまず、将来の夢への一歩を踏み出してください。



 

早稲田大学
商学部

平成25年3月特別進学コース卒
福岡中出身

先生のアドバイスを信じて実践、
勉強がぐっと楽しくなりました


入学早々、国語力のなさから
 すべての授業についていけず…


 幼いころから憧れていた早稲田大学に合格できた理由は、間違いなく授業に忠実だったことです。
 私は入学当初、数学以外の校内偏差値が50以下と、校内でも上位に居たわけではありませんでした。特に国語が大の苦手で、日本語のボキャブラリーが乏しく、文章を読むこと自体が苦痛なほど。この国語力のなさは、入学早々すべての教科に影響しました。中学よりもはるかにハイレベルな高校の授業は、すべての教科において国語力を必要とするのです。授業についていけず途方に暮れていたところ、先生から次のようなアドバイスをいただきました。1.辞書を引くくせをつける。2.幅広い知識を得る。そこで、
 『授業中の先生の説明を極力すべてメモし、帰宅後、授業中に配られたプリント(特進では毎日大量にプリントが配られます)で授業中に得た知識を整理する。そのときにわからない言葉があったら、一つひとつ辞書で調べる』
 という勉強法を続けることにしました。まずはわからないながらも授業に真剣に取り組み、そこで教えられたことをなんとかして自分のものにしようと努力することで、多くの知識を得ようと考えたのです。そして全ての教科の理解度を確かめられる定期テストには特に力を入れ、授業の理解度が増すと、勉強が楽しくなります。大学合格のためというよりは、楽しいと言う理由で勉強するようになりました。そのため、3年生になってから成績が下がり続けた時期がありましたが、勉強が嫌にはなりませんでした。こうして努力を続けた結果、3年12月の模試では苦手だった国語で校内1位。先生からのアドバイスを信じて良かったと痛感しました。

特進の授業は勉強の技術を教えるだけでなく
 本質を理解しながら学力がつきます


 以上のことから、最初から勉強の目的を「大学合格」に定め、効率や入試科目にとらわれながら勉強しないことが大切だと私は思います。そのためには授業を「最大限に活用すること」が有効です。特別進学コースの授業はただ合格のテクニックを教えてくれるものではなく、勉強の本質を理解しつつ学力をつけさせてくれるものだからです。
 勉強の話ばかり書きましたが、仙台育英では人間的にも成長できます。仙台育英には全国から個性豊かな仲間や、人生経験豊富な先生がたくさんいます。このような環境に身を置くことで、個性を発揮しながらも謙虚でいることの重要さを学べるはずです。



 

明治大学
商学部 商学科

平成25年3月英進進学コースU類卒
宮城野中出身

長所を人前で説明できるなら
自分を推薦できる力があるということ


日々の生活の中で自分に
 できることをやり抜きましょう


 仙台育英に合格し、ガイダンスに参加した際に指定校推薦の制度を知り、それを利用して大学に進学したいと1年生のときから考えていました。
 指定校推薦では、第一に平均評定値を重視します。そのため定期テストなどでは、良い所を伸ばすだけでなく全ての教科で5の評価をいただけるように努力しました。その結果、3年生前期での総合評定値で4.5以上を保つことができました。しかし、英進進学コースのテストは、授業で習った内容から基本的なことを問われる問題がほとんどなので指定校推薦を狙う生徒は大多数が4.5以上を取っています。その中で推薦していただけるようになるためには、資格を取得したり、部活に意欲的に参加して自分で少しでも誇れるようなポイントを持っておく必要があります。よく、自分の長所や性格、特技などを説明できなかったり、言いよどんでしまう人がいます。確かに自分を大きく見せることを恥ずかしく感じることがあります。しかし、指定校推薦で大学に行くためには、最終的に自分のことを自分で説明、推薦する力が必要になってくると考えます。
 例えば私はバトミントン部に所属しており、また、情報の授業の範囲で情報処理検定を取得することができました。このように、日々の生活の中で自分にできることをしていくことが重要だと考えました。室長を務めてみるなど、地に足のついたところから始めても良いと思います。

先輩の言葉が印象に残って
 目上の方への態度には気をつけました


 在卒懇で先輩から伺った話で「自分のことを誰が見ているかわからない」という言葉が印象に残っています。あいさつ1つでも、先生や目上の方に対する態度を改めることは、進学ももちろん、社会に出ても大切なことなので気をつけてほしいと思います。
 以上のことから、私自身後輩に恥じることのないような大学生活を過ごすため努力するとともに、後輩も充実した高校生活を送ってほしいと考えます。



 

明治大学
理工学部 物理学科

平成25年3月特別進学コース卒
飯野川中出身

メリハリある生活を送ることが
受験成功の秘訣です


定期テスト対策は授業内容を
 きちんと見直すことが大事です


 この「合格体験記」を通して後輩の皆さんに伝えられることは、指定校推薦利用の動機・合格のための備え・成功の要因の3つのみですので、その3つを軸に書いていきます。
 まず最も基本にあたる動機について。初めに、こう書いてしまうと何らかの自慢のように読み取られるかもしれませんが、定期考査で大半の教科は高得点を取ります、自分で書くのもなんですが。しかし、定期考査で高得点を取るのは難しくないことです。一度授業で答えや解法についての説明を受けている、あるいは類似した問題しか出ないのですから(数学などの最後にあるような発展的なものは例外ですが)、少なくとも1週間前に見直しを始めれば良い点数は取れるのです。そして、定期考査の得点は直に評定に響き、その評定は指定校推薦の校内選考通過の大事な判断基準になっています。そして評定に自信があった私は、これ以上はない好機だと感じ、幸運にも指定校推薦枠を勝ち取ることができました。しかし、ここで皆さんに理解してもらいたいのは、私個人の動機などではなく、定期考査に対する姿勢を再度見直してほしく書いたということを強調しておきます。

普段から興味・関心があることへの
 知識を増やしておきましょう


 次に、備えについて。指定校推薦の場合、備えるものとしては面接や小論文、学科によっては学力試験なども含まれます。私は前の2つについてが試験内容として組み込まれていました。その中でも面接は先生方の指導があるので、小論文に絞り書きます。小論文では自分が志望する学科関連の題が出されることは予想できます。ですから、自分の興味関心のあるものを日頃から増やしておくことが一番の対策です。やはり、自分の興味のある学科に進学するにあたって、小論文にはその場しのぎな一朝一夕の知識では通用しません。皆さんには余裕をもって自分の関心のある知識を身につけてもらいたいです。
 最後に、成功の要因について。私は1・2年生の頃からほとんど毎日、学校に最後まで残って自習に励んでいました。また、生徒会執行部として校内・校外で活動するなどもしてとても充実した高校生活を楽しんでいました。そして、ここを通して伝えたいことは、メリハリを持って充実した生活を送ってほしいということです。もちろん成功した要因には、今書いたようにそれなりに勉強したことも含まれると思います。しかし、一番大事なのは勉強するにあたっての羽休めだと思います。自分にとって、その息抜きが楽しければ楽しいほど、さらに勉強に弾みがつき、この好循環が充実した生活をつくると考えるからです。綺麗事になりますが、後輩の皆さんも自分にとっての最高の羽休めを探しつつ、メリハリある充実した生活を目指してもらいたいです。そうすれば成功するはずです。
 以上の3つが、私が後輩の皆さんに伝えられることです。どうか皆さんも来年・再来年と誇るべき仙台育英の生徒として合格を勝ち取ってください。この文が少しでも後輩の皆さんの役に立てたら幸いです。



 

法政大学
キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科

平成25年3月T-フレックスコース・現フレックスコースI類卒
千葉 草野中出身

どんなことでも毎日継続すれば
とても大きな力になります


学習面や挨拶をはじめ
 生徒の模範になれるよう努力を


 指定校推薦を受ける際に重要なこととして「一般生徒の模範」となることです。ここから指定校推薦への道が開かれます。当たり前のことかもしれませんが、生活面では欠席・遅刻・早退をほとんどしないこと。学習面では定期考査や実力テストで他の人よりも良い点数を取ることです。生活面や、学習面の他にも、「人間としてどうか」ということがとても重要になってきます。友達と仲良く学校生活が送れたり、誰に対しても気持ちのよい挨拶ができるかということです。これらのことを入学した1年生のときから卒業する3年生まで貫き通さなければいけません。自分も今、振り返ってみると決して平らな道ではありませんでした。しかし、指定校推薦の内定を学校からいただき、大学からも合格通知をいただいたときの嬉しさは計り知れないものでした。指定校推薦は一般入試に比べていろいろな人の苦労が詰まっている受験だからです。学校の先生方はもちろんのこと、私は一番硬式野球部の監督である佐々木先生に感謝をしています。

毎日の反省やニュースを書いた
 「野球ノート」は入試にも役立ちました

 学園生活の大半を占める割合で硬式野球部として野球を続けてきました。平成24年度、仙台育英の野球部は夏、2年ぶりで憧れの甲子園に出場することができました。私は選手ではありませんでしたが、記録員としてベンチに入ることができ、甲子園球場の雰囲気を身近に感じることができました。夏の全国大会でベスト16。また、国民体育大会にも出場させていただき、今まで成し遂げられなかった全国制覇を自分達の手で実現できました。自分達野球部員の力だけではなく、応援してくださった方々の力も借りた全国制覇だったと思います。本当にありがとうございました!
 また、野球部は毎日の課題として「野球ノート」というものを書く習慣が義務づけられており、その日の反省だけでなく、社会にも目を向け、興味を持ったニュースなどを書く作業があります。毎日書くのは大変でしたが、とても自分のためになったと思います。どんなことでも継続すればものすごい力になるということも同時に学びました。自分が指定校推薦で大学に入れた理由の一つには野球ノートがあったからだと思います。
 指定校推薦で大学に入学しようとしている人は、当たり前のことを当たり前にやるだけではなく、自分なりに考えた「応用」の考えや、行動も大切になってきます。普段の生活から他の誰よりも「ここだけは負けない」という気持ちを常に持ち、指定校推薦へ道を切り開いていってください。



 

法政大学
デザイン工学部 建築学科

平成25年3月特別進学コース卒
加茂中出身

ひたむきに努力する姿を先生方は
しっかり見ていてくださいます


生活の大部分を予習・復習の時間にして
 結果を出すことができました


 指定校推薦で合格というわけですが、3年間の高校生活の中でこのような結果を想像したことは一度もありませんでした。というのも、自分は一般クラスの下から5番目という苦しい状況で高校生のスタートを切ってしまったからです。
 しかし平常授業や定期テストに真剣に取り組み、挨拶をはじめとした行いに重きを置いたおかげか、平均80点という結果を打ち出し、クラス上位3番以内を達成し、英検2級もスレスレで合格という驚きの体験をしました。努力が報われた気がして本当に嬉しかったです。なんといっても登下校のバス、放課後から夜10時の間、そして朝5時から6時半まで、というように生活の大部分を予習・復習に費やしたのですから。

どんなに質問にも回答してくださる
 先生方のおかげで学習意欲が高まりました


 この様な学習への意欲は、私のしつこい質問にも丁寧に答えてくださった、多くの先生のおかげで得たものでした。おそらく、私がお世話になった先生方の多くは、私が優秀ではなくとも必死に理解しようと努力する姿を、しっかり見ていてくださったんだと思い、とても感謝しています。
 仙台育英は、努力家が報われる学校です。今の自分がどうかでなく、将来なりたい自分を目指し、ひたむきに努力する精神を忘れないでください。君たちの努力と成功に期待します。



 

立教大学
コミュニティ福祉学部 スポーツウエルネス学科

平成25年3月特別進学コース卒
幸町中出身

毎日何か少しでも自分を成長させることで
3年間の努力として合格につながります


スポーツを通して現代社会に
 本当の価値を見出す人間になりたい


 「肉体はひとつの大きな理性である」
 19世紀のドイツの哲学者、ニーチェのこの思想は、精神よりも劣るものとして軽視し続けられてきた身体に対する価値観の変遷をもたらしました。今日では、身体文化はスポーツとしてその重要性が認識され、人間が健康な生活を送る上で大きな意義があるものとして存在しています。そのようなスポーツを通して、現代社会に生きがいや本当の価値を見い出すことができる人間になりたい。それが、私が立教大学のコミュニティ福祉学部、スポーツウエルネス学科を志望した理由です。
 私は当初、国公立大学を目指しており、私立大学のことはあまり考えていませんでした。しかし、自らの志望する学部を考慮した結果、私立大学の併願も視野に入れることに決めました。その中で、仙台育英には指定校推薦が存在することを知りました。指定校推薦は、日々の生活の努力が評価され、高いレベルの大学で学べる可能性があるというところに魅力を感じたので、受けることを決意しました。

苦しいときを乗り越えながら
 何事にも意欲的に取り組んでください


 指定校推薦は、日々の生活態度だけでなく、定期試験や校内模試の成績も大事になってきます。ですから、日々の授業はもちろん、毎回行われるテストに意欲的に取り組んでみてください。そういう日頃からの努力が、最終的に大学合格につながるはずです。
 高校3年間は、長いようであっという間です。一日、一日を無駄にせず、毎日何か少しでも、自分を成長させてください。苦しいときもあるでしょうが、高校3年間が勝負どころです。
 最後に、ニーチェの名言を贈ります。
 「高みに向かって努力を続けることは、決して無駄ではない。今は無駄が多くて徒労のように見えるかもしれないが、少しずつ頂点へと進んでいるのは確かなのだ。今日はまだ到達にはほど遠いだろうが、明日にはもっと高みへと近づくための力が今日鍛えられているのだ」(漂泊者とその影)



 

中央大学
商学部 会計学科

平成25年3月特別進学コース卒
富沢中出身

“今ある時間を何のために捧げるのか“を
常に意識して受験勉強に没頭しました


毎週の課外講習などで苦手を克服し
 今は得意科目になっています


 中央大学の会計学科を希望した理由は、将来公認会計士として活躍するため、中央大学で会計学を深く学びたいと考えたからです。
推薦入試を目指したきっかけは、2年生のとき担任の先生から中央大学商学部の推薦枠があると教わったことです。早い時期から狙いを絞っていたので、定期考査では全科目75点以上(評定5のボーダーライン)を取るよう心がけて勉強をしました。
 資格に関しては、私は英検2級と日商簿記2級を持っています。いずれも2年生の後期で取得しました。3年生になると、受験勉強でとても忙しくなるので、欲しい資格は2年生までに取ることを心がけました。
 高校3年間を振り返ってみると、1学年次で高校の勉強に慣れ、2学年次で学校の勉強のほかに試験取得にも力を入れ、3学年次には本格的に受験勉強に没頭していました。「今ある時間を何のために捧げるのか」という明確な目的意識を抱いて努力したことが、受験に成功した一番の要因だったと思います。
 また、私がこの3年間で特に頑張ったと印象に残っているの科目は英語と国語です。英語は私の一番の得意科目です。2年生のころからほぼ毎日手をつけるようになり、『速読英単語必修編』や英検2級の文法問題集などを徹底的に仕上げ、授業で取り上げられた文章は何度も音読をくり返しました。一方、国語は以前は苦手科目でした。しかし、毎週の課外講習と駿台現代文講座をこなすうちに、実力がつき、得意科目にすることができました。この2科目の勉強を通して私は、「継続は力なり」を身をもって体験しました。

個別の英語指導や面接指導など
 先生方のサポートに感謝します


 仙台育英での3年間で、多くの先生方に支えていただきました。個別で英語を教えてくださった小野寺先生と、渡部先生、何度も志望理由書の添削をしてくださった担任の芳賀先生、面接練習で試験日の直前まで鍛えてくださった鈴木先生と石丸先生。こうした先生方のサポートのおかげで、充実した高校生活を送ることができ、本当に感謝しています。
 最後に、私にとって大学とは、自分の内側に秘めた可能性を思う存分開花させる場所です。私にとってまさにその場所が中央大学です。これから本校に入学する皆さんも、この仙台育英で自らの可能性を切り開き「逆転の仙台育英」を実現してほしいと心から願っています。



 

東京理科大学
基礎工学部 生物工学科

平成25年3月特別進学コース卒
七北田中出身

繰り返し書いて覚える勉強法で
解法や語句を頭にインプットしました


成績が上がったことにより
 結果を出すことができました


 1年生のときから毎朝早く学校へ来て勉強し、また放課後を利用して遅くまで残り勉強をする習慣をつけてきました。その中で私が大事にしている勉強法が「何度も繰り返してやる方法」です。この勉強法は一度触れたことを2度も3度も繰り返してやることで解法や語句を身につけさせる方法で、それも「読む」のではなく「書く」ことで自分の身につけさせるのです。なぜなら私の場合、「読む」ことで覚えたとしてもすぐに忘れてしまうからです。だから何回も書いて、解法や語句を頭にインプットしていきました。それが定期テストの成績に反映されて、クラスでも上位になり、1年の評定値はほぼ5でした。
 1学年次の頑張りが認められ、2学年次からは準選抜クラスへと昇進することができました。最初は不安もありましたが、努力を続けることができ、2年生でも好成績を修めました。

厳しい指導もバネにして
 面接の練習を積み重ねました


 3年生になると、私はバイオテクノロジーに興味を持つようになり、中でも植物バイオマスについての関心が高まりました。そのきっかけは、植物の中には環境問題を解決させる機能を持っているものがあると聞いたことでした。将来は植物バイオマスを用いた二酸化炭素の削減に努めようと考えるようになり、私の将来の夢がはっきりしてきました。そこで1年からの評定平均値が良好だったこともあり、推薦も視野に入れるようになりました。バイオマスに関する分野の大学を探してみると、東京理科大学の基礎工学部生物工学科が私に合っているようで「ここしかない」と思い、指定校推薦で入学しようと決意しました。
 9月に校内推薦をパスし、それから志望理由書に取り組みました。いい文章がなかなか書けず挫けそうになりましたが、諦めずに何度も書き直した結果、いい志望理由書が作成できました。面接練習では先生方の指導を受け、厳しいことを言われることもありましたが、それをバネにして友達などと練習を積み重ねていきました。本番では、自分の意見をはきはきと伝えることができました。
 11月末に東京理科大学への入学が内定しましたが、油断は決してできません。ここで手を抜くと、入学してからが辛いからです。残りの約2ヶ月は、大学の授業にしっかりついていけるよう熱心に勉学に励むと共に、充実した高校生生活を送ることが大切だと思います。



 

東京都市大学
都市生活学部 都市生活学科

平成25年3月特別進学コース卒
古川東中出身

学習意欲を高めてくれる環境を
最大限に利用して勉強に励みましょう


大学のカリキュラムが自分の目的と
 一致しているかどうかの確認を


 学校の学習を中心にして3年間頑張ってきました。毎日の授業を大切にして、定期テストでは良い結果が残せるようにしていました。私の姉も仙台育英に通っていたので、私の成績を見た姉に、指定校推薦をめざすように勧められました。
 私がこの大学を志望した理由は、将来の夢に必要なことが学べるとオープンキャンパスに参加したとき感じたからです。オープンキャンパスではカリキュラムを重点的に調べて学びたいことと一致しているか確かめることが大切だと思いました。
 定期テストの勉強は、授業でとったノートを中心に勉強していました。とくに英語は、単語に重点を置いて勉強していました。

友人と励まし合いながら勉強できて
 目標を達成できる環境があります


 仙台育英には、友達と励まし合い、刺激し合いながら目標を達成することができる環境が整っています。例えば学校に宿泊して自主勉強の習慣を身につける「PLAN2000」や、普段の授業以外に課外講習があることや、朝早くから夜8時頃まで図書室や学習室が開放してあり、学習意欲を高めることができました。このような環境を最大限に利用して学習に取り組むと良いと思いました。
 指定校推薦の場合、面接試験があることがあると思います。面接対策としては、自分が伝えたいことを全て紙に書き出してしまうとそれを覚えようとしてしまい、思い出せなくなると余裕がなくなってしまうので、箇条書きでまとめておくと良いと思います。
 合格を目指して頑張ってください。



 

東洋大学
経済学部 国際経済学科

平成25年3月英進進学コースU類卒
八軒中出身

大学進学において英語は必須科目、
毎日単語を少しずつ覚えましょう


2週間のハワイ研修が
 自分の望む道を教えてくれました


 入学してから3年生の始めまで志望していた大学とは違う大学に進みます。それは自分の実力が足りなかったがために妥協してランクを下げたわけではなく、本当に自分の望む学科を知ったからです。
 そのきっかけとなったのは、2週間のハワイ研修でした。たった2週間という短い期間でしたが、得たものは多くとても濃い2週間でした。この経験が、私の進路を変えました。元々の志望大学より少しレベルは上ですが、悪い成績は取らないようにしていたので、そこまで大変ではありませんでした。

ほとんど部活の毎日でしたが
 授業時間に集中して覚えました


 部活動に所属していたので平日はもちろん、休日も部活でほとんど休みのない生活でしたが、クラスでは部活動の無所属率が高かったので、置いていかれないように授業中に集中して覚えるようにしました。あまり勉強が得意ではなかったので、英検や情報処理検定などの資格取得に力を入れました。
 今の大学には指定校推薦で入ろうと強く思っていたので、評定は頑張って上げ、校内模試でもできるだけ良い点数を取れるように必死で頑張りました。
 英語は文系・理系に関わらず大学進学する場合、校内模試・センターで必要となります。数千個の単語も1日3個覚えれば、1年で1000個以上覚えられます。短期間で多くを覚えるのは大変ですが、日々少しずつでも努力すれば後に得ることが大きいです。分かっていてもスタートするのは大変だと思いますが、頑張ってください。



 

東洋大学
社会学部 メディア・コミュニケーション学科

平成25年3月英進進学コースU類卒
五橋中出身

推薦枠を得るまでのプレッシャーは
大変でしたができる限りの努力をしました


自己推薦文を完成まで念入りに
 書き直しをしました


 入学する前から仙台育英は指定校推薦枠が多いと聞いていました。なので、高校1年生の頃から指定校推薦で大学へ進学していこうと考えていました。しかし、私は指定校推薦を最初は甘く見ていました。成績さえ取ればよく、校内推薦を通れば受かったも同然だと思っていました。しかし、指定校推薦を目指すものならば、良い成績を取っているのは当然です。それにプラスして、資格を多く取得していたり、校内模試で上位になっていたりしないといけませんでした。定期テストで良い点を取るだけでは駄目なのです。特に校内模試は、全校生徒の中での上位だったので、プレッシャーがものすごく、非常に大変でした。ですが、幸いにも上位に入ることができたので、良かったです。
 しかし、もう一つ非常に大変なことがありました。自己推薦文の作成です。自己推薦文は約1500字を目安とした、その大学へ行きたい理由、将来の夢、高校での活動内容を全て関連付けて書くものです。言葉だけだと簡単に思えますが、実際は先生方に何度も添削していただき、完璧なものを仕上げなければなりません。1ヵ月以上かけて念入りに作成していくものなのです。書き上げても、校内選考を通らなければなりません。私はなんとか無事に通ることができました。私の場合、入試が小論文と面接でした。小論文は自分で、面接は先生方にご指導いただきながら対策をしました。

志望理由を深く追求され
 力不足だと痛感することも


 入試当日、小論文は対策の効果もあり、比較的楽にできました。ちなみに内容は、情報化社会の長所と短所です。面接はしっかり対策をしていましたが、志望理由をひたすら追求され、専門的なことも聞かれたこともあり、個人的に満点とはいえないものになってしまいました。最終的に合格することはできましたが、まだまだ力不足だと改めて痛感しました。この経験を糧に大学では、今以上に頑張っていきたいです。



 

日本大学
工学部 土木工学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
東北学院中出身

入学してからのことや将来の夢を見据えた
広い視野での大学選びを心がけて


なんとなくで進学先を決めずに
 入学してからの意欲が大事です


 私の場合、実家を継ぐためということもあり、工学部への進学を第一志望とし、資格を取るために進学しました。
 進学するためにしたことは、勉強はもちろんですが、まず本当にその道に進みたいのかということと、先を見据えて大学選びをしました。当然目的は進学ではなく就職なので、就職に有利になるようなところの大学を選ぶ必要があります。私の場合は東日本大震災の復興に携わるためにこの道を選んだため、自然災害から市民を守ることを重視している日本大学への進学を希望しました。
 日本大学への進学を決めるにあたって確認したことは、自宅からの通学は可能なのか、入学にあたっての手続と日程、取れる資格や全国での知名度、学校の方針やコースの内容、教授のことなども調べ、オープンキャンパスなどで得た知識をふまえ、保護者と話し合い決めました。
 特に大学では入ってからが勝負で、自ら学ぶ姿勢が大切になってくるので、なんとなくで大学や進学を選んでしまわないよう、自分と相談しながら広い視野で慎重に選択するべきだと思います。

大学入学をスタートラインと考えて
 入学後のための勉強を


 私は理系の工学部を目指していたために、3年では当然理系のクラスに入り、物理を選択しました。大学に入ってからは自分で頑張っていかなければ、すぐに置いていかれてしまうので、今から大学に入るということをゴールにするのではなく、スタートラインと考えて勉強していくことが大切だと思います。
 また、AO 入試なども、部活をやっていた人など視野に入れてみた方が良いと思います。



 

専修大学
商学部 会計学科

平成25年3月特別進学コース卒
石巻中出身

先生方の丁寧な解説や同級生からの刺激など
厳しくも理想的な学習環境がありました


どれだけ自分の力を発揮できて
 逃げずにどこまで挑戦できるのか


 特別進学コースは、「志望大学に合格する」という強い意識が全員にあり、夜まで学校に残って勉強する人や、食事のわずかな時間も惜しんで勉強する周りの頑張るクラスメートに刺激され、競争心をかき立てられました。授業は難しいですが、疑問点はすぐに先生に聞きにいくことができるし、納得のいくまで先生が説明してくださることや、学校ならば受験資料がそろっていて互いに刺激し合える理想的な学習環境です。授業で行われる小テスト、朝や放課後の課外講習、先生方には熱心にご指導いただきました。このコースは、校内外の模擬授業を多く受けられることも特徴です。受験に向けての厳しさを意識させられることが多くありました。厳しい環境でどれだけ自分の力を発揮できるか、逃げずにどこまで挑戦できるか、目標に向かって進むことができるか、そういった場所でもありました。

指定校推薦は今までの先生方との
 信頼によって得られるチャンスです


 指定校推薦は先生方の信頼があってこそいただけるチャンスです。指定校推薦という形での合格は、校長先生や担任の先生、各先生方からの信頼が基になっていただけるチャンスで、誰もが叶うことではありません。試験は書類審査だけでしたが、何度も先生が添削してくださり、サポートしてくださいました。
 指定校推薦なら部活動も評価されます。3年間書道部で活動し、部活と勉強の両方をやり通せたことで、達成感があり、自信にもなりました。部活で体験できたことは貴重なことで、これからの人生で大きなプラスになるはずです。部活の仲間と練習に励むことで気分転換にもなりました。
 3振り返ると、仲間に支えられた3年間でした。家族にも先生にも感謝したい気持ちでいっぱいです。
 話したり、笑ったり、日々の生活の一つひとつがいい思い出となり、忘れられない思い出です。とても充実した3年間だったと思います。



 

獨協大学
外国語学部 ドイツ語学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
高森中出身

学力は必ず改善できると信じて
諦めずに勉強を始めました


校内模試は推薦入試をめざすなら
 少しも疎かにしてはいけません


 大学合格までの道程は、決して楽なものではなかった。元来ドイツ語に興味のあった私は、高校入学当初より濁協大学に憧れ夢見ていた。しかし、当時の学力では獨協大学など夢のまた夢。それならば、と指定校推薦に縋ろうと考えるも、正に絶望的であった。
 しかし、私はこの状況に安んじて良しとしなかった。学力は改善できる。と奮起し、英語を集中的に勉強し始めた。また指定校推薦にも一縷の望みを持ち、勉強と平行して生活態度の改善を図った。
 光陰矢の如し。烏飛兔走よろしく瞬く間に校内模試の日がやってきた。この模試は推薦を考えらんとする貴君等には当然周知のことと思うが、文系なら英語と国語、理系なら数学と英語の成績が合否に影響する。これは露聊かも疎かにしてはいけない。当の私としてはまずまずの結果を残せたと思う。

最後までチャンスはあります。
 努力を続けることを忘れないで


 そしてやはり月日が過ぎるのは早いものである。まるでオグリキャップがラストスパートを駆けるスピードの如く、歳月人を待たず、何時の間にか10月になっていた。そう、神無月は校内推薦の結果が分かる月。正直なところ、私は過去の過ちを顧眄するに無理だろうと半分諦めがちになっていた。しかし、有卦に入った。合格できたのだ。そして、今に至る。
 さて、私の拙劣な身の上話を長々と書き連ねた訳であるが、先ず私が一番言いたいことを簡潔に述べよう。「一般受験の実力をつけておけ」「決して諦めるな」前者は”一般と推薦合格者の間には大きな学力差があるから、入学後に脱落しないように勉強しておけ”と云う意味だ。また、貴君等は仙台育英の代表として大学へ進学するのである。無知蒙昧な貴君等だけが恥をかくのではなく、我等が母校も恥辱を受けることになるのだ。此れを忘れてはならない。後者は説明不要、読んで字の如くである。あのような愚鈍で劣等生であった私でも合格の二文字を得たのだ。同じ境遇にある君に言いたい。誰にでも最後までチャンスはあるのだ、ということを。
 最後に貴君等にこの言葉を送る。
 ”騏驥(きき)の跼躅(きょくちょく)は駑馬(どば)の安歩に如かず”
 貴君等の検討を祈る。



 

成城大学
文芸学部 国文学科

平成25年3月英進進学コースI類卒
小野田中出身

資格取得は進学後も役に立つ、
高校のうちに基盤を作りました


生徒執行部として何事にも
 真面目な姿勢で取り組みました


 大学進学を目指した理由として、視野を広げたいと考えたことにあります。東京の大学に進学したいと考えたのもそこにあります。
 私は入学前から東京の大学に行きたいと考え、仙台育英に進学しました。そこで在学中に心がけたこととしてテストで赤点をとらないことと、部活動に入ることを最初に考えました。部活動は遠方から通っていたこともあり、運動部は諦め生徒会執行部に入学しました。生徒会執行部では飲酒運転撲滅の署名活動や、育英祭の準備など様々な活動をしました。学校生活の方も、1度も欠席することなく、真面目に取り組んできました。そして帰宅する途中には本屋によく行き自分の教養を深めるよう努力しました。資格や検定についても在学中3つほど取得しました。特にニュース検定は元々興味があったこともあり、とても役立ったと感じております。この資格や検定の取得は、大学や専門学校に進学してからも役立つので、高校在学中に基盤をつくっておくと良いと思います。

評定・欠席回数など全てに気をつけて
 学校生活を送ってください


 では、なぜ成城大学を目指したのかというと、東京にあるというのはもちろんですが、少人数育成制度や副専攻制度という制度で他学科も履修できるため私が考える視野を広げるというのに一致したためです。しかし、一般受験で合格するのは難しいこともあり、指定校推薦を利用させていただきました。指定校推薦は評定はもちろん、欠席回数、素行など全ての面が重要になってくる受験制度です。将来的にこの指定校推薦制度を利用しようと考えている在校生の皆さんも、以上の点を気をつけて学校生活を送っていくと良いと考えます。
 最後になりますが、私が合格を勝ち取ったのも家族や友達からの励まし、先生方からのご指導のおかげだと考えます。これからの人生も感謝の気持ちを忘れず、送っていこうと思います。仙台育英に3年間通って良かったです。ありがとうございました。



 

成城大学
法学部 法律学科

平成25年3月特別進学コース卒
名取第二中出身

学習を後押ししてくれる環境が
合格へと導いてくれました


入学当初の“高校の勉強は難しそう”
 という不安は無くなりました


 仙台育英への進学を決めた理由の1つが、この指定校推薦枠の多さでした。仙台育英の指定校推薦枠は他校と比べてとてもその数が多く、有名な私立大学が並んでいると入学する以前から耳にしていました。なので、私は指定校推薦という選択肢も考えながら、大学進学を目指してきました。高校に入学した当初は、「高校の勉強は難しそうで嫌だな」という気持ちがありました。しかし、仙台育英の自習室は夜の8時半まで開いていて、先生方も遅くまで残っていてくださったので、しっかりと分からないところを理解しながら勉強することができました。私は仙台育英のそのような学習を後押ししてくれる環境が今日の私の結果に繋がったと思います。

積極性やコミュニケーション力向上は
 3年間部活を続けられた成果です


 また私は生徒会執行部に所属していて、学校行事の手伝いや飲酒運転撲滅の署名活動などという色々な仕事をしました。特に育英祭の時期は準備がとても忙しくて勉強が手に付かないときもありました。でも生徒会の先生や仲間が助けてくれたことで、なんとかやり遂げることができました。周りの人達から「特別進学コースなのに部活やってて大丈夫なの?」と言われることはよくありました。でも結局は3年間続けることができましたし、生徒会執行部で活躍したことで、積極性やコミュニケーション力が養えました。
 この特別進学コース、部活動の両方で過ごした3年間は、私にとってすごくプラスなことになりました。そして、この仙台育英で得た経験をこれからの大学生活にも生かし、先輩方が残してくださったこの指定校推薦枠を次の後輩につなげるためにも、日々努力していきたいと思います。



 

日本女子大学
文学部 英文学科

平成25年3月外国語コース卒
大和中出身

最後まで自分を信じて努力すれば
必ず結果に表れます

英単語テストは合格をめざして
 単語を何度も書いて練習

 校内での内定を得るために、一つ一つのテストを手を抜かずに取り組み、自分の評定平均を少しでも上げようと努力しました。また、朝の基礎練習の時間に行う英単語テストでは確実に合格できるように、一つの単語を何回もノートに書き練習しました。学校のテストに限らず、自分のレベルを確かめるために、積極的に英検やTOEICなどを受験し、少しでも高い級やスコアを得ようと努力しました。検定後に届く結果を見て、自分の苦手な部分を確認し、次の検定では前回以上に良い点数を取ることができました。
 今回の試験の小論文のテーマは「グローバル規模の問題を1つ以上挙げて、その問題を日本が今後どのようにして解決していくべきか」でした。英文科の小論文は国際的なことが聞かれると知っていたので、日頃から新聞やニュースなどを見て、情報を得たりしました。また、気になる話題があれば、新聞から切り抜いて、その話題についての小論文を書き練習しました。

ネイティブの先生や留学生との
 交流はとても刺激を受けました


 部活動はインターナショナルクラブ(I.L.C)に所属し、ネイティブスピーカーの先生や、留学生と交流する機会が多くありました。私は留学生に日本語を教え、また留学生は私に英語を教えてくれたり、お互いにそれぞれの言語を教え合いました。留学生が必死に日本語を学ぼうとする姿勢に強く影響を受け、私も彼らに負けないように毎日英語の勉強を継続しました。
 私が日本女子大学に合格できたのは、日々積み重ねた努力があったからだと思います。努力は結果としてしっかりと表れると思うので、最後まで自分を信じれば合格を勝ち取れると思います。
 合格してからも、指定校推薦の人と一般で入学した人の力の差があると思うので少しでもその差を埋めるために気を抜かずに、これからも以前と同様に努力をしていきたいです。
 そして私が合格できたのは、周りの人の支えがあったからです。両親はいつも私の背中を押してくれ、私が挫折しそうなときは何度も助けてくれました。また、担任の先生をはじめとする多くの先生方が自己推薦書や面接の指導をしてくださいました。一人では合格は勝ち取れなかったと思います。今まで支えてくれた人達に感謝し、大学では必死に勉強をし、自分の将来の夢に近づけるよう努力したいです。



 

日本女子大学
人間社会学部 心理学科

平成25年3月外国語コース卒
みどり台中出身

外国語コースで経験を重ねるうち
何でも挑戦しようという意欲が湧きました


不安に思っていたハワイ研修も
 将来の夢への足掛かりに


 私は高校受験に失敗し、仙台育英学園高等学校に入学した。最初は、この高校に入学するのが不安だった。なぜなら、入ることになったコースが外国語に特化した外国語コースだったからだ。私は、中学校の頃から英語が苦手だった。そんな中始まった高校生活は、苦労の連続であった。1年生のときは、勉強が大変だった。ただでさえ英語に特化した外国語コース、授業についていくことに精一杯だった。
 2年生ではハワイに研修に行くことになった。当初は1ヶ月だった研修は、東日本大震災の影響で2ヶ月半へと延長された。それはハワイの人々のご好意からなったことだった。しかし、英語が苦手だった私にとって、それは不安でしかないことだった、不安でしかなかった研修も、2ヶ月半過ごすうちに私は将来の夢につながるきっかけを得ることができた。

責任ある部長などを務めることで
 徐々に自信を持てました


 そして、2年生では副委員長を、3年生では茶道部の部長を務めることになった。私は消極的な性格をしているのでクラスの皆や部員にうまく指示できず、戸惑わせてしまっていた。しかし、時が経つにつれ改善することができたと思う。
 最初は嫌だと思っていた高校生活は、思いがけなく密度の濃い日々が矢の如く過ぎ去っていっていた。そんな中で、様々な経験を通じて様々なことが変わっていた。なにより、何にでも挑戦しようという意欲ができた。
 まだ、将来何をやりたいか分からない、見つけられないと思っている人がいるかと思う。しかし、それらの人にも必ず過去があり、そのときに感じた感情が必ずあるはずである。つまり、過去に感じた感情が思いがけず自身の夢になるかもしれないということである。
 そして、もう既に夢を持っている人も、これから夢を見つける人も、密度の濃い高校生活を過ごし、多くを得ることを願う。



 

武蔵大学
人文学部 日本・東アジア文化学科

平成25年3月外国語コース卒
大河原中出身

勉強に集中できる学習室は
受験勉強に最適な環境でした


大学選びは全体の雰囲気を見て
 一番自分に合うところを


 武蔵大学の日本・東アジア文化学科を希望した理由は、日本と中国の文化を学び、日中の架け橋になりたいと考えているからです。
 武蔵大学は、一人ひとりに就職サポーターがついています。また、少人数制授業で先生との距離も近いアットホームな大学です。私が大学に対してもっとも重視したいことは、少人数制授業があるかどうかでした。後輩の皆さんも行きたい学部が複数あり悩んでいる場合があれば、大学全体の雰囲気を見てどれが一番自分に合っているのかを見比べるのもいいと思います。
 私が高校で一番の場所は、学習室です。毎回テストの前になると毎回学習室や図書室を利用し、勉強していました。家には誘惑する物がたくさんあるので、私の場合は集中できませんでした。それに比べて学習室はとても良い環境だと思います。通りかかった教科担当の先生に分からないところを聞いたり、傍にいる友達に分からないところを聞いてみたりとても楽しく勉強することができます。最初は1人で訪れにくいと思いますが、友達などを誘ってぜひ利用してみるといいでしょう。友達と勉強し、切磋琢磨して成績を伸ばしていってください。でも、学習室での使用ルールはきちんと守るようにしましょう。

小論文は、プロである先生方に
 繰り返し添削をお願いしましょう


 指定校推薦は、午前中に英単語、漢字の小テストと小論文試験、午後にグループ面接という形で進んでいきます。英単語や漢字については1時間目に行われる小テストの勉強をきちんとしていれば大丈夫だと思います。小論文に関しては、小論文のプロが仙台育英にはたくさんいるので、たくさん書いて見ていただくことをくり返すのが、単純ですが一番上達する方法です。午後のグループ面接は一度友達などに協力してもらい、周りに人がいる環境での受け答えする緊張感を経験した方がいいです。
 武蔵大学のグループ面接は、とても穏やかな雰囲気で行われるのであまり緊張せずに面接に落ち着いて挑んでください。頑張って !!



 

 
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