■第4日目
   
宿泊地から知床半島横断道路へ。 カーブの多い道です。

10月初めの知床は、紅葉真っ盛りで「素晴らしい!」の一言につきました。
   
原始の自然を眺めながら、羅臼岳をはじめとした連山、オホーツク海、根室海峡の眺めは最高です。

バスは標津町へと向かいます。
   
ここでは「水学科」の体験学習。イクラ・新巻鮭づくり。
標津町役場職員の方々の親切な指導・支援により素晴らしい体験ができました。
   
標津川を遡上してくる鮭の大群は圧巻。言葉に言い表せないほどでした。来年を楽しみに!
「シベツ」の語源は、アイヌ語で鮭のいるところ、大きい川の意味。北海道の最東端、日本一の鮭の生産地です。
   
橋のたもとで鮭をホースで汲み上げ、雌雄の選別 をしています。仕事の早さには驚くばかりです。
   
標津サーモン科学館見学
科学館で鮭の一生の映画を観て、寿命が短いことがわかりました。 鮭を分類するとシロザケ、カラフトマス、サクラマスに分けられますが、標津川ではシロザケが主流だそうです。
   
標津川に回帰した鮭が分流して科学館の水槽に遡上してきます。 鮭の一生が観察できることに驚きを感じました。
鮭の遡上をガラス越しに観察できるのは、とてもすばらしいことです。
   
鮭の滝登り。この決定的瞬間が、ガラス越しに観察できました。
   
科学館の展望等からは知床連山、北方領土である国後島が一望できます。
   
標津町から国後島へは約24kmの距離。
   
新巻鮭づくり
加工工場の社長さんから、新巻鮭づくりの概要についての説明を受けます。
やさしそうな社長さん。
   
従業員の方々の補助で新巻鮭づくりに挑戦。
   
実際に鮭一匹をあずけられたときには、大きさと重さ、そして新鮮さにびっくりしました。
   
真剣に作業しないと新巻鮭よりも自分が怪我してしまうのではないかと思い、頑張りました。

内臓などを取り除き、水で洗い、塩を腹などにまぶしていきます。
   
 
   
男子は余裕があるのか、笑顔でさばいています。
   
 
   
塩をまぶしているところ。
このへんにくると、ホッとして、思わずため息が出てしまいます。
   
 
   
塩をまぶして完成したら、鮭をビニールに入れます。一仕事終えて満足そう。
   
完成品に自分の宛名書きをし、箱詰めしているところです。完成品は自分の家に配達されます。
どんな味になっているか、楽しみ。
写真にはありませんが、イクラづくりの体験も予定されています。
   
摩周湖。霧に隠されたファンタジアとも言われています。
周囲24Km、最深部212mのカルデラ湖。透明度は日本一、世界でも有数。流出入する川がないにもかかわらず透明度が高いのは、湖底に地下水脈がわいているためといわれています。
   
霧が多いため湖を見ることができないことが多いのですが、今回は最高に神秘的な湖を見ることができました。
   
一日の体験を終え宿泊地への移動の途中場所、強い硫黄の匂いの活火山である硫黄山です。
標高547m、現在も活動を続けています。
   
ハイマツやイソツツジなどが生い茂り、ツツジヶ原と呼ばれています。
   
そして川湯温泉近くになるとミズナラシラカバ、アカエゾマツ、ハイマツなどの林を抜けると、川湯温泉に到着です。
   
4日目の宿泊地、御園ホテルです。
   
 
   
 
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