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I-Lion
Day 2009 命の大切さを訴える |
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飲酒暴走RV車による大事故で3名が犠牲になってから丸4年。5月22日、多賀城校舎で秀光中等教育学校全校生、Tフレックス1年生、約600人が出席し、生徒会主催の追悼行事が催された。校舎敷地内に設けられた慰霊碑「メモリアルストーン」に献花し、黙祷をささげ、命の大切さを心に刻み、飲酒運転根絶の誓いを新たにした。
その後、「0(ゼロ)からの風」を鑑賞し、続いて造形作家鈴木共子さんによる講演を聴いた。
講師の鈴木さんは2000年に、当時19歳の長男を、暴走運転の車による事故で失った悲しみ、苦しみを味わう中で、交通事故の死者・被害者の実態に対して、加害者の罰則が非常に軽いという法律の改正を訴えると共に交通事故死を風化させてはならない、「息子を生かし続けたい」という思いで全国を巡回して「生命(いのち)のメッセージ展」を開催している。生きたくとも生きられなかった人々の存在を通して、命の重さ、生きていることの大切さを訴え続けている。
最後にメッセージとして「2005・05・22の君たちへ」の自作による詩を朗読した。
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「2005・05・22」の君たちへ 鈴木 共子
2005・05・22
君たちの時間は停止した
君たちの時間は動かない
2005・05・22
青春を謳歌するウォークラリー
君たちにとって
未来への旅のスタートライン
なのに
狂った野獣のごとくの輩に
君たちは襲われた
泥酔し制御不能な鉄の塊は
君たちの夢も希望も
粉々に打ち砕く
あれから毎年
君たちの仲間は
二度と悲劇を
繰り返さないために
君たちの断ち切られた命を
未来へつなげるために
誓いを新たにする
今
君たちの止められた
時間は動き出す
君たちの仲間の
鼓動となって動き出す
ゆっくりと ゆっくりと…
君たちの夢を 希望を
そして命を
君たちの仲間が
つないでいくだろう
いや
君たちのことを知る
たくさんの人が
つないでいくだろう
永遠に 永遠に… |
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