『宮城野萩だより』Vol.15
Essay
 

スイス・ジュネーブ市内でチャリティーコンサートのチラシ配りをする丸山くん(写真左)
【2008年秀光ユーロスクール】
私が思うこと
秀光中等教育学校4年2組 丸山 くん


 私たちが今、こうして学校生活を送っている間にも、世界の何処かでは紛争や飢餓により命を落としている人々が無数にいるという現実がある。日本に生まれ、平和な日々を過ごしている私たちとは、あまりにもかけ離れた生活をしている人々が数多くいるのだ。それに比べ、私たちがいかに幸せであるかということは言うまでもない。
 この世界に生きている以上、人間は皆、平等でなければいけないと私は考えている。私は自分たちの幸福を彼らに分けてあげたい。
 その方法の一つには、医師になって発展途上の地域にボランティアで医療支援に行ったり、国連の職員になり、恵まれない人々のために様々な協定の草案を作る一員になったり、大企業の社長になって、会社の売り上げの一部を寄付するなどの方法がある。
 秀光には、このように将来は人のために役立つことをしたいと考えている生徒が多い。私もその一人だ。親の稼いでくれたお金のおかげで豊かな環境の中、より良い教育を受けさせてもらっているのだから、高尚な夢を持ち、その夢に向かって最大限努力しようと思う。高い志を持つ仲間たちと、これからも切磋琢磨し合いながら精進することを、4年生になった今、私は自分自身に誓いたい。そして、3年後の自分に、この言葉を問いたい。
 ー君は今、自分の夢の実現に向かって歩んでいるだろうかー。
   

   
仙台育英 空手道部
仙台育英学園高に入学して
T-フレックスコース1年1組 坪沼くん


 部活と勉強の両立や、新しい環境への不安だらけだった春も過ぎ、今はとても充実した日々を送っています。
 一番不安だったことは授業についてです。なぜなら中学生のころ、高校の授業は進むのが早いという話を耳にしたことがあったからです。そのため、今までは復習しかしていませんでしたが、予習をして授業に臨むようにしました。すると今までより楽しく授業を受けられるようになりました。これからもこの方法を続けていこうと思います。
 もう一つ不安だったことは部活についてです。僕は幼いころから空手をしていたので、高校でも空手道部に入部したのですが、自分の空手が通用するのかという不安でいっぱいでした。しかし稽古が始まると、先輩方が丁寧に指導してくださるので、技や試合でのことについてもよく理解することができました。また同じ学年の部員とも仲良くなれて、今ではお互いを高め合っているので、大好きだった空手がますます好きになりました。
 これから先のことを考えるとまだまだ不安なこともありますが、最終的には大学進学を目指し、勉強と部活を両立しながら、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。
   
   
宮城野萩だよりVol.15もくじへ