『宮城野萩だより』Vol.16
Topics
盛況!「生き生き学級」

■フラダンス/卓球/パン工房/パソコン/書道I/書道II/簿記会計/
 エアロビクス/スペイン語/中国語/コーラス

 父母教師会主催の研修事業が7月21日〜8月3日、多賀城校舎(9講座)と宮城野校舎(2講座)を会場に開催されました。仙台育英学園の施設・設備を活用し、講師は本学園教職員という特色ある「生き生き学級」に参加された受講生から、それぞれ感想を寄せてもらいました。
 
フラダンス講座を受講して

憧れのフラダンス

 「わあ、素敵!」1M3組の机に並べられた色鮮やかなフラダンスの衣装が目に飛び込んできました。「もしかして、この衣装を着て練習ができるの?」普段着で練習をすると思っていた私にとっては思ってもいない事でした。フラダンス担当の安住陽子先生の手作りの衣装だとお聞きして、もう一度びっくり。
 どこからかハワイの曲が流れ出し、髪にはハイビスカスの飾りつけ、気持ちはもうすっかり南国の気分です。
 カホロ、カオ、ヘラ、アミ、4つのステップに乗って、さあ始まりです。でも意気込みとは裏腹に固い身体は動きません。安住先生の軽やかなステップやハンドモーションに見とれるばかりで足は止まったまま、気恥ずかしさと運動不足でなかなか動かなかった足も、安住先生の「そのうち、もっと見られたくなるから」という言葉に勇気づけられ、最終日には「ウルパラクア」という曲を見事に踊れるようになりました。
 安住先生が私達のために、優雅で魅力あふれるフラダンスを披露してくださったことは忘れられない思い出になりました。
 楽しい教室をありがとうございました。
   
卓球講座を受講して
卓球部員になりました

 昨年から卓球が加わったのを知り、日頃の運動不足解消と自己流から少しでも上達できないかと思い応募しました。
 いざ、体育館へ行ってみると参加者は、私を含め2名! こんなに広いコートで多数ある卓球台で使うのは1台? もしかして、マンツーマンの特訓? どうしようというのが第一印象でした。
 しかし、練習が始まるとそんな心配は、すぐに解消されました。後藤有希先生は、2人のレベルに合わせて終始笑顔で相手をしてくれました。
 そして、2時間の練習は、楽しく、あっという間に終わっていました。最終日には、今まで以上に簡単にしかも正確に返せるようになりました。これが、本物のコーチの実力かと実感しました。
 仕事の都合で2日間の参加でしたが、短い時間にも関わらず本気で教えてくださった先生方に感謝です。来年はPTA卒業で参加出来ませんが、皆さんもラケットを振って汗をかいてはいかがでしょうか。お勧めの講座です。
   
パン工房講座を受講して
癒されたパン作り

 娘が入学して初めての夏休みにパン工房講座を受講しました。参加することで学校を知り校内の風を感じられると思いました。パン作りは以前から習っていましたが、作り方にはそれぞれ特色があると思い期待していました。
 驚いたのは学校にパン工房があり目を見張るほど本格的な機械が充実していることでした。原料計量後、工場のような大型の機械で生地を練りました。イーストは一般的に普及しているドライイーストではなく、生イーストを使用し水にもこだわった扱いやすい生地でした。参加者全員で生地の分割・丸め・めん棒での京成を協力し合い進め、バターロール・あんパン・クリームパンなど数種類作りました。パン作りは発酵等時間がかかりますが、待ち時間も佐々木真野先生の巧みな話術に魅了されました。焼き上がったパンがテーブルに並んだ時の、パンの香りや参加者の歓声や笑顔が心に残っています。久しぶりに楽しく笑い続け、ピザの試食もありお土産付き、そして材料費の自己負担もなく、至れり尽くせりの講座でした。お腹も心も満たされ最後に修了証も頂き、学校と家庭との相互理解と交流の場となりました。
 佐々木先生は大変研究熱心な方で、来年の講座のメニューも期待しております。「生き生き学級」は「案ずるよりも産むが易い」と言う諺の通り、自分から一歩踏み出し学校のことを理解する場となりました。最後に、娘といっしょにパンを作りながら夢を語り合えたらいいなと思いました。
   
パソコン講座を受講して
パソコンってすごい!

  私はこれまで、自己流でパソコンを操作し、HPやブログを見るだけでした。
 それがある時、息子の授業参観で「情報」の授業に出席する機会があり、今の生徒はパソコンやインターネットについてしっかり勉強していることに改めて気付かされ、「自分も学んでみたい!」と思ったのです。
 講師の高階公先生のご指導のもと、ワードの初歩・応用、エクセルの初歩・応用と、講座は進められました。今回は、保護者3名、在校の生徒さん1名の計4名という少クラスでしたが、その分、小さな質問も気兼ねなくできて、よく理解できました。
 私は、ワードもエクセルも初めて見る画面で、驚きの連続でした。ワードで一番驚いたのはセンタリングという機能で、文字を数えることもスペースで送ることもなくド真ん中にできることです。また、エクセルの表計算という言葉はよく耳にしますが、本当に加減乗除・最大値・最小値・平均まで出してくれるのです。まさに開眼!?
 懇切丁寧に教えてくださった高階先生、そして「生き生き学級」を企画してくださった父母教師会の皆様に心から感謝いたします。
   
書道I講座を受講して
字に表情をつける楽しさ

 書道に接するのは、中学時代以来というご無沙汰ぶりです。当時はお手本を見ながら、一画一画神経を集中させて…。思い出してみると緊張感こそあれ、楽しみながら習うという余裕はとてもありませんでした。
 そんな私が書道講座に気楽な気持ちで参加しようと思ったのですから、不思議な気がします。4日間の日程のうち、都合で後半から出席したのですが、池田友信先生の温かいご指導のもと、いつのまにか「書」の世界に引き込まれていきました。
 短い時間でしたが、「字に表情をつける」と言ったらいいのでしょうか。同じ字でも、書く人それぞれの込める思いによって様々な仕上がり方が面白く、また書道を通じて参加者の皆さんとの交流のひと時も楽しく、時間はあっという間に過ぎていきました。
 自分で興味を持ったことには心から楽しく取り組めるものですね。出来上がった作品は拙いながらも愛着のあるものになりました。
 学生時代には味わえなかった「楽しく習う書道」を経験させて頂いた池田先生には、改めて感謝申し上げたいと思います。
 本当にありがとうございました。
   
書道II講座を受講して
書道でポストカード制作

 本年度から書道IIが開講され北辰館にお伺いする事がとても楽しみでした。作務衣姿の先生と生徒さん、書道部の生徒さんと一緒の講義で少々恥ずかしい気持ちと緊張感でドギマギしておりました。卓上には筆ペンの基礎知識の分厚いデジメが準備されており、「えェー、先生今日これをなぞり書きするんですか?」と目で訴えておりましたら、これは資料として家で手習いして下さいとのこと。墨の話や近年の河北書道展の傾向、『天地人』のタイトル文字でお馴染みの武田双雲さんのお話などを伺い、書道部の生徒さんの力作や先生の蔵書など沢山拝見させて頂きました。渡邊章紀先生の親切丁寧なご指導のもと、初めて亀甲文字を書き作品に仕上げることが出来、勧めを受け仙台育英学園の文化祭にも出品致しました。渡邊先生に心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。又、いきいき学級を企画されている事務局の方々にも感謝致します。是非来年も多くの皆様が参加されますように、楽しいひとときをありがとうございました。
   
簿記会計講座を受講して
夢に向かって一歩前進
特別進学コース一年 早坂さん

 私は公認会計士を目指していて、以前から簿記の勉強をしたいと思っていました。しかし、特別進学コースには簿記の授業がないためなかなか勉強する機会がありませんでした。そこで生き生き学級に簿記会計講座があると知ったときは、ぜひ参加しようと思いました。
 簿記会計講座は3日間を通して受講するものでしたが、私は特進の授業との兼ね合いもあり初日しか受講できませんでした。初日は一緒に受講する予定だった保護者の方々が用事ができてしまい、いらっしゃらなかったため、先生と一対一の授業でした。講師の佐藤正行先生は分かりにくいところを図を使ったり分かりやすい例を出して丁寧に教えてくださいました。今回学んだ会計学を基礎として、より詳しく簿記会計を学びたいという意欲が湧きました。  
 たった一日しか受講できなかったのは非常に残念でしたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。また機会があれば参加したいと思います。関係者の方々、本当にありがとうございました。
   
エアロビクス講座を受講して
ナイスバデイ目指して

 一度音楽に合わせてエアロビをやってみたいと思っていたので、願いが叶いました。2日間とも天気良好、適度に汗をかくには、いい感じ。トドのごとく横たわっていた、あの姿とはもうおさらば、やるゾーと意気込みだけは良かったのですが…。先生は、とても親切に指導してくださいました。先生の一言で何でも出来る気がするから不思議。固い体も柔らかく、上がらない足も高く上がるような錯覚に陥るから不思議。赤間由樹子先生から、足のマッサージ、肩もみまでしていただき感謝感激しました。しかし、いざ曲に合わせて体を動かす段階になると自分のリズム感のなさに気付かされ、愕然としました。でも楽しかった。終わった後の清々しさを久しぶりに味わいました。最後には、チアのすばらしい演技を見せていただき感動して帰ってきました。2日間、赤間先生、チアの方々、ありがとうございました。皆様もぜひ参加してみてください。別人になれた様な気がしますよ。
   
スペイン語講座を受講して
遙かなるスペインに思いを寄せて

 以前からスペインに興味を持って いた私は「生き生き学級」の中にスペイン語講座を見つけ、早速申し込みました。
 宮廷画家のベラスケス、ゴヤに始まり、ピカソやダリ等にいたる絵画 セルバンテスの『ドン・キホーテ』やロルカの詩などの文学作品。フラメンコなどの音楽を代表とする文芸。パエリア・生ハム・オリーブ・カバ・サングリアなど地域性豊かな食文化。ローマ時代まで遡る歴史ある建築物等々…。
 スペインには沢山の魅力があります。言葉を通してスペインの理解をより深めることができたらなんてすてきでしょう! 小学1年生になった気分で、ご一緒した他の3名の受講者の方々と共に、アルファベットの発音から始めました。
 講師の岩淵奈央先生が準備してくださった資料は、名所やお料理の写真もカラフルで、いやがうえにも興味を掻き立てられました。ゲームやスペイン映画の鑑賞など、趣向を凝らした授業を考えてくださり、とても楽しい4日間になりました。
 日々衰えゆく一方の記憶力との戦いですが、いただいた資料を無駄にせず、少しずつでも学んでいけたらと考えています。機会がありましたらまた参加したいと思います。
   
中国語講座を受講して
学べば学ぶほど奥深い中国語

 私は、美しく流れるような中国語が大好きです。また、以前から中国大陸や台湾に関心があり、少しでも中国に触れることができたらと、昨年に引き続き受講いたしました。
 講師の揚志寛先生は中国の方なので、言葉や歴史、文化にも触れることができワクワクしてきます。昨年教えていただいた中国語の歌も歌えるようになり、今年もいろいろ教わりたく「生き生き学級 中国語講座」を心待ちにしておりました。しかし、残念ながら今回は2日目しか参加することができませんでした(涙)。2日目は苦手な文法でしたが、分かり易く教えていただき、簡単な文章を日本語に訳すことができるようになりました。中国語は発音次第で全く意味が違ってきます。学べば学ぶほど難しく、奥の深さを痛感いたしました。
 学習の後は中国人留学生も加わり、文化革命時代の家族の絆を描いたビデオ鑑賞です。悲しみや憎しみの中にもより深い愛情があり、所々笑える場面もあるので重くならずとても良いお話でした。
 最後に少しの時間でしたが、留学生の皆さんと交流ができたことは私にとり大きな宝物になりました。4時間という時間は、とても有意義で瞬く間に過ぎてゆきました。
 揚先生、いきいき学級を企画してくださいました事務局の方々、講座で知り合えた皆さん、そして留学生たちに感謝いたします。ありがとうございました。
 明年見。
   
コーラス講座を受講して
VIVAコーラス♪

 荒井恵子先生のお優しいご指導のもと、7月22日〜24日の3日間(私は2日間でしたが)、宮城野校舎音楽室において、コーラス講座に参加させて頂きました。
 お忙しい中水原義廣教頭先生のご参加もあり、とても楽しいひとときを過ごす事が出来ました。子供達の教科書の中からの「島唄」に始まり、「旅立ちの日に」等の合唱曲、カッチーニ作の「アヴェマリア」ゴスペルや、私達のリクエストに応じて頂いた「ハナミズキ」まで、時には格調高く、又、懐かしい子供の頃親しんだ歌など、あっという間ではありましたが、大変充実した時間でした。
 最終日には、皆で歌いあげた達成感の中、先生方を囲んでの茶話会もあり、美味しいお菓子を頂きながら、保護者同士お互いの子供達の日々の様子など話す時間も持つ事もできました。仙台育英の校歌も歌えるようになりたい!との声も上がり、これを機会に合唱の輪を広げて行きたい、という盛り上がった雰囲気の中「生き生き学級」を終える事が出来ました。ぜひ来年も参加して一人でも多くの方々とご一緒にコーラスの楽しさを共有したいと思っております。
 荒井先生はじめこの機会を与えてくださった学校関係者の皆様、本当にありがとうございました。
   
宮城野萩だよりVol.16もくじへ