『宮城野萩だより』Vol.30
Report
 
父母教師会 会員研修会
中国・広東外語外貿大学学生芸術団日本公演




実施日 平成28年10月19日(水)
会 場 仙台育英学園 宮城野校舎ゼルコバホール
 
 
会員研修会に参加して
中国の文化に触れて(技能開発コース 2年 母)

 10月19日水曜日、仙台育英学園宮城野校舎ゼルコバホールにて中国・広東外語外貿大学学生芸術団日本公演が開演され、会員研修会ということで参加させていただきました。
 外国語コースの生徒さんの素晴らしい司会と歓迎挨拶から始まり、学生さんとは思えぬ華やかで美しい方々の踊りや舞踊、合奏や合唱など中国の魅力を凝縮した演目だったと思いました。その中でも一番印象に残っているのは日本の代表曲ともいえる「北国の春」を日本語で歌っていたことです。私達、東北で慣れ親しんでいた曲を流暢な日本語で歌っておられ思わず顔が微笑んでしまいました。
 今回この公演を鑑賞させていただいて、中国の文化や言語にとても興味を持ちました。一緒に鑑賞した仙台育英学園の生徒の皆さんもこの公演から何かを学び、学園の教育目標の「グローバルな視野で世界にはばたき、栄光をかちとる人間」に近づいてほしいと願っております。

 
 
会員研修会に参加して
目と耳で感じた中国(外国語コース 3年 母)
 

 楽しかった! 最後の楽曲は異文化を超越した一体感に包まれ会場内は皆ノリノリでした。
 私の中で一番「中国の文化」を感じたのは楽器の演奏でした。日本にもある「琴」は、奏法が異なるだけでまるで別の楽器の音色に聞こえ、中国の楽器の奏でるメロディーは、大きく豊かな大地と草原、高い空に吹き渡る風、そして長い歴史が感じられる私のイメージする、まさしく中国の音楽でした。
 舞踊はどのような曲風であっても、動きは限りなくしなやかで、指先までまるで弥勒菩薩のように繊細で美しく形が保たれ、おそらく苦しいであろう姿勢の時でさえ、穏やかな微笑を浮かべて舞う学生さんは「美しい」のひとことに尽きます。特に「嶺南の波を聞く」は海へのとても深い愛しさに溢れ、涙が出そうになりました。
 歌の中には初めて聴く曲なのに、昔聴いたフォークソングに近いどこか懐かしく親しみを感じるものもありました。
 開演前には中国の建造物の映像が流れ、少し中国について勉強しておけばもっと楽しめたかと反省しました。
 最後に、このような素晴らしい芸術を鑑賞する機会を与えていただきましたことに感謝いたします。ありがとうございました。

 
 
会員研修会に参加して
感動した!(英進進学コース 3年 父)
 

 東アジアの文化に触れる機会をいただき、『中国・広東外語外貿大学学生芸術団公演』に参加しました。中国語の説明を通訳しながらの開会となりました。第一部は「ウイグルの娘」の踊り・カザフ族の民謡・中国西南地方のイ族の歌・タイ族の舞踊・ロケットで宇宙に持っていった中国を代表する曲「わが中国を愛する」の披露がありました。その後、第二部・第三部と歌や踊りと武術まで拝見させていただき大変感動しました。
 民族の文化は、その人々の生活や習慣を表現したものが多く、衣装や音楽の違いに改めて深く学ぶ機会となりました。
 30年前に仙台育英学園の生徒として語学研修でハワイを訪れた時を思い出しました。憧れのハワイに心躍る気持ちと、初めての海外渡航で少し不安な思いで日本を離れました。そして、帰国して日本の良いところ、和食の美味しさや治安のよさなどを改めて感じました。
 当日は来賓や保護者以外にも多くの生徒が参加していました。感受性の高い年齢の時にこのような異文化に触れる機会は、多くのことを吸収することと思われるし、これからの時代は東アジアにも、大きく眼を見開いて行かなければならないことを思うと意義のある公演であったと思います。

 
 
 
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