留学先で受けたTOEICで
ハイスコア獲得!
自分でも驚くほどグンと伸びました

キラリ★SWEAT & SMILE VOL.06 仙台育英学園高等学校 外国語コース 森中優奈さん

 

本校外国語コースではこれまでにたくさんの生徒が短期や長期の海外留学を体験しています。長期の海外留学でも留年の心配はなく、帰国後は大学進学に向けて準備に専念できるので、長期留学の夢を叶えるのを目的に外国語コースに入学してくる生徒もいます。2017年8月から2018年の6月まで留学を体験した3年生の森中さんもその一人。アメリカでの留学生活について紹介してもらいました。

在卒懇で先輩に刺激され
留学の決意がより強く

森中さんが初めて海外に行ったのは小学6年のとき。地元である七ヶ浜町の募集でアメリカに約2週間滞在したという。「その経験からいつかもう一度海外に行きたいと思っていました。中学生のとき進学先として仙台育英外国語コースを選んだのも、もちろん海外留学が目的。留学している間の単位が認められるので、留年せずに卒業できることが入学の決め手になりました」

入学後、森中さんの“留学したい”という決意がより強くなったのは、高校1年生のときの在卒懇(※在校生と卒業生の懇談会)だという。「首都圏の有名私立大学に通う3つ上の先輩のお話に刺激を受けました。そのお話は、仙台育英在学中に留学し、その経験を活かして入試を受け、現在進学先の大学でも夢に向かって勉強している、というもの。発表の仕方もすごく格好よくて、先輩の姿は私が思い描く理想そのものだと感じたのです。先輩が通う大学は私の志望大学の選択肢のひとつになりました」

 

「英語が得意」という自信は
留学してすぐに打ち砕かれました

高校2年生のとき、いよいよ留学の夢を実行に移した。「留学先はアメリカのバーモント州。アメリカで2番目に人口が少ない州で、山に囲まれた、土地が広くて自然が豊かなところでした。ホームステイ先ではホストファミリーと、もう一人台湾人の女の子と一緒にルームシェアして過ごしました」そして現地の高校に通うことになり、得意教科である英語の成果を発揮できると気合い十分だった。ところが「その自信はすぐに打ち砕かれました」と森中さんは振り返る。「現地の人は喋るのが早いし、教科書にない単語が出てくるので、聞き取ることができませんでした。それでも毎日英語を使わなくてはならない環境。特にルームメイトとは英語でコミュニケーションをとっていたので、時間が経つと少しずつ聞き取れるようになってきたのを感じることができました」

レポートに深夜まで苦戦したりしながら、英語がコミュニケーションの基本である環境で過ごすうち、森中さんが英語力の伸びを実感する出来事もあった。「アメリカでTOEICを初めて受けたのですが、結果が高校生の平均スコアよりも上で。自分でもびっくりするくらいのスコアが取れました」

 

部活動でチアと陸上に初挑戦!
きつい練習を乗り越えて達成感を得られました

現地の学校は、日本の大学のように、自分で必要な授業を選んでいくスタイル。「1日に1コマだけ取る日もあって、空いた時間は図書館にいって自由に勉強したりしていました。私たち留学生の必修科目はアメリカの歴史と英語の授業でした。大変でしたが、個人で自由に過ごすというスタイルは私にとってとても快適でした」

部活は1シーズン(約3ヶ月)毎に参加したいものを選ぶことができ、そこでチアリーディングと陸上に初挑戦した。「チアではスポーツ応援に行ったり、大会にも出場しました。人を持ち上げるのが大変でしたが、それでも一番楽しく活動できました。陸上部では、100M走と400Mのリレーで大会に出場しました。走り込みがきつくても、最後までやり遂げたことが自信になっています。チアも陸上も、アメリカに行かなかったら、おそらく一生挑戦することはなかったのではと思います。それぞれ数ヶ月間の短い活動でしたが、それだけでもだいぶ体力がつきました」

 

留学を考えている人は
絶対に実現させるべきです!

受験を控えた3年生の今、将来について聞いてみると「留学した経験を生かし、大学は国際関係の学部に行くのが目標。今準備をしています。将来は、まだ明確に決まってはいないのですが大使館や空港で仕事をするのもいいなと、憧れはいっぱい。いずれにしても英語を使うということが大前提です」と笑顔で答えてくれた。

そして今、留学を考えている高校生がいたらぜひ挑戦してほしいと話す。「留学先では、日本では習えないような実践的な英語を覚えることができます。普段英語の授業を毎日受けている外国語コースの生徒は特に、実際に現地に行ったときの伸びしろがすごいはず! 茶道や華道など、授業で習う日本伝統文化は現地で披露できますし、留学したことは入試時の強みになります。なにより、英語力がかなり上がるので留学を考えている人は、絶対に実現させてほしいと思います」

(記事は2018年8月時点)

Photo/茶道の授業
外国語コースでは茶道・華道の授業を通して日本伝統文化を学びます