『宮城野萩だより』Vol.2  
TOPICS*
■軟式野球部、初の全国優勝
軟式野球部全国制覇を祝って
仙台育英学園軟式野球部  父母会会長   佐々木 隆敏

 猛暑をもたらしました夏も過ぎ去り、錦秋を迎えようとしておりますが、会員の皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。  皆様のご声援と激励を受け、南東北代表校として出場しました本学軟式野球部は、第四十七回全国高校軟式野球大会におきまして念願の優勝を果 たしました。ここに会員の皆様と共に優勝を祝し、栄誉を称えたいと思います。
 監督佐藤達雄先生、コーチ菅野裕二先生の素晴らしいご指導のもと一丸となって戦い、全国からの参加校の頂点に立たれました部関係者の方々にあらためて謝意を表します。今大会も昨年同様兵庫県明石市で開催され、昨年の準優勝に次ぎ優勝に向けての再挑戦となりました。本学からは学校長加藤雄彦先生、応援団長の教頭佐々木亀三男先生、沼田嘉一郎先生をはじめとする引率の先生方、チアリーダー部員九名、吹奏楽部員三十六名、軟式野球部員二十二名および父母会関係者三十数名の絶大な応援に、プレーする選手たちが非常に勇気づけられました。そして最後の最後まで試合を諦めない粘り強さを持っていることを特長とする部員達に勝利の女神の微笑みがもたらされたのだと考えております。これからは、部員一同が優勝の喜びの余韻を味わいながら、佳い季節の中で勉学に、部活動に専念されますことを願ってやみません。最後にあらためまして、学校長様をはじめとする学校職員の皆様、父母教師会の皆様、同窓会の皆様に、ご支援とご協力を賜りましたことに心より厚くお礼を申し上げお祝いのご挨拶とさせて頂きます。
 
■教養・石田くん、ホームから落ちた男性を救助
教養コース2年
石田 匠くん
(亘理中出身
これは大変、と思って
あとは無我夢中、

駅員さんと助け上げました。

 この夏、教養コースの生徒を主人公に、ちょっといい話がありました。話題の主は教養コース2年生の石田匠くん(亘理中出身)。電車の乗り換えのために名取駅のホームに立っていたときのことです。時は6月27日の午後2時過ぎ。
 「電車を待っていたら、そばのベンチに座っていた男の人が突然フラフラと線路のほうへ。どうしたのかと見ていたら、そのままホームにドスン! 駅員さんが駆けつけてホームに持ち上げようとしたのですが、持ち上がらなくて…。これは大変、と思ってあとは無我夢中。駅員さんと二人でホームの上まで助け上げました」  
  その結果、夏休み明けにJRの駅長さんから感謝状を受け取るに至ったのでした。
 「当たり前のことをしたと思っていたのに、体育館のみんなの前で駅長さんから感謝状を受け取ることになるなんて…。うれしいよりも、本当に恥ずかしかった」と語る石田くん。こんなふうに「自然体」で良いことができる生徒がいるというのは頼もしいこと。本当に「ちょっと良い話」、ですね。 
 
 
支部だより ■生き生き学級  加藤利吉先生物語