2021年4月開校

教育と進路

〈教育の特色〉探究/Inquiry

学ぶ楽しさが見えてくる

地域を知り、視野を世界へ… グローバルシティズンに必要な広い視野を身につけます

 

1.グリーンスクール

自然と触れ合い、奉仕活動等も体験

 中学校1年生では、宿泊研修グリーンスクール(2泊3日)を実施。トレッキングや奉仕活動・農場での農業体験をします。スノースクール(2泊3日)は中学校1年生を対象に、インストラクターの指導によるスキーやスノーシューを体験します。夜間は宿泊先で自学自習も行います。
 

2.独自の教育プログラム

起業家・デザイン思考、ワールドピースゲーム

 中学校1・2年生を対象とした、INTILAQとの連携講座「起業家・デザイン思考」、また中学校2年生への教育プログラムとして、世界的に有名な体験型シミュレーションゲーム「ワールドピースゲーム」も実施。思考力、交渉力、決断力など、これからの社会に必要とされるスキルを身につけます。
 

3.宿泊研修

グローバルリーダーシップ研修&IBキャンプ

 中学校3年生では、海外IB校でのグローバルリーダーシップ研修(Junior Leadership Academy)に参加します。研修では異文化体験や英語力のスキルアップのほか、現地での奉仕活動等を行います。IBキャンプは高校2年生と3年生の希望者が対象で、2022年度は志津川自然の家に宿泊しました。
 

4.PP・EE

MYP・DPそれぞれの集大成を作成

 高校1年生ではMYPの総まとめとして、PP(Personal Project)に取り組みます。テーマを自由に選び、オリジナルの成果物を作成します。DPを学ぶ高校2・3年生では、履修している科目の中から自分自身で選んだテーマに関してEE(Extended Essay)として論文にまとめます。
 

6年間の探究学習の流れ

 

グローバルリーダーシップ研修

海外IB校での研修を通して、
知性・感性・国際性を磨く


 中学校3年生では海外研修を実施。仙台育英学園が培ってきた国際交流の実績に基づいて、海外IB校でのグローバルリーダーシップ研修(Junior Leadership Academy)に参加します。 2019年度の研修先はカナダ・ブリティッシュコロンビアでした。
 研修では異文化体験や英語力のスキルアップのほか、現地での奉仕活動を含むMYPで学んだことの実践活動を行います。海外IB校との連携授業を通して、持続可能な社会を構築するグローバルシティズンに不可欠な知性・感性・国際性を身に付けます。
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IBキャンプ

自然豊かな場所で
IBDPを学ぶ仲間との交流を


 秀光コースおよび外国語コースのIBDP受講生が合同で参加するIBキャンプがあります。2021年度は、岩手県一関に2泊3日の行程で行われました。DPは高校2年生から本格的に始まるため、学年やコースを越えた交流の場としても最適です。自然豊かな環境の中での活動や、英語のプレゼンテーションなどの学習、バーベキューや川遊びなどキャンプならではの楽しみも詰まっています。2022年度のIBキャンプは、志津川自然の家に宿泊し、本学園の登米市に新設された東和蛍雪校舎で行いました。
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PP【Personal Project】

料理を通して、素材の野菜や魚にも
興味を持ってほしい

 国際バカロレア(IB)DPの前段階として、中学校1年生からMYPの学習プログラムに取り組みます。そしてMYPの最終学年である秀光コース1年生ではPersonal Project(PP)として、それぞれの生徒が興味をもつテーマを自由に選び、4年間の集大成となるオリジナルの成果物を作成します。
 秀光コース2年生の横山さんはPPで、趣味の料理を生かして福島県産の素材をメインにした料理を作りました。
 「福島県は東日本大震災で原子力発電所に被害があり、そこから生まれてしまった風評被害に焦点を当てたいと考えました。実際に福島県を訪ね、道の駅で地元の野菜を調査したり、現地の料理に関わる方にオンラインでお話を聞きました。作った料理は、ピラフとシシカバブ(トルコの肉料理)、桃のチーズタルト、北海道名物の豪雪うどんなど。うどんは麺打ちから始めました。肉を柔らかくするためにパイナップルの酵素を使っていて、それは今取り組んでいるEEのテーマにも繋がっています。料理の紹介やレシピを掲載したパンフレットも作成し、ネットでの公開や、校内展示を行いました」(横山さん)
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  • 秀光コース2年生 横山さん
    (燕沢小出身)
  • 豪雪うどん

EE【Extended Essay】 

※DLDP・ELDPクラスが履修

自ら選んだテーマで独自の研究調査を行い論文にまとめる


 高校2・3年生では、DPの学習の総まとめとして、DPで履修している科目の中から自分自身で選んだテーマに関して独自の研究調査を行い、EE(Extended Essay)として論文(日本語は最大8,000字、英語は4,000ワード)にまとめます。
 MYPや DPでの授業や体験学習を通して培ったATL Skillをはじめ、自ら課題を設定して研究する姿勢や論理的思考力、問題解決能力、表現力などがEEの中で生きてきます。そして、大学レベルのアカデミックな論文執筆のスキルがEEによって身につきます。
 
【生徒各自のEEのテーマ】 
タマネギの皮による草木染めの研究 
ルワンダ大虐殺の和解と
 UNHCR緒方貞子の支援
明治維新による登米能の伝承についての考察
リラックスできる音楽とは?
「赤毛のアン」翻訳表現の比較研究
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  • IB DP修了者に贈られる Certificate
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