あなたとつながる世界がある
Global Educationの一環としての音楽を通して 豊かな感性と社会性を育てます
1.管楽器
担当楽器を決め、
演奏能力を高めます
初期の段階では、フルートやクラリネットなどの基本的な管楽器をひと通り体験します。中学校3年生で担当楽器を決め、演奏能力を高めていきます。部活動では弦楽器にも挑戦し、オーケストラ部として、管楽器と弦楽器による演奏活動を行っています。
2.秀光祭
ステージで練習の成果を発表
“Language, Music & Science”の学習成果の発表の場として、毎年、秀光祭を実施しています。クラスごとの合唱や学年全員による吹奏楽合奏、オーケストラ部による管楽器・弦楽器などの発表を通して、人前で自己を表現し、伝える能力を養います。
3.日本伝統文化&和楽器
三味線の演奏を通して
伝統音楽に触れる
日本の伝統音楽を知る時間として、最初に歌舞伎などの日本伝統芸能の全体を見渡し、和楽器の一つである三味線の演奏に挑戦します。三味線初歩の曲から長唄「勧進帳」、現代曲の「涙そうそう」などの曲を通して演奏技術を学びます。
4.プロのオーケストラ指導
音楽での文化交流活動を
プロ演奏家の指導などを通して、音楽での文化交流活動にも 積極的にチャレンジしていきます。オーケストラ部がSTAND*飲酒運転根絶運動の一環として演奏した音源を収録し『Date fm』で放送しています。
*STAND…Sendai Takes Action No Drinking & Driving
*STAND…Sendai Takes Action No Drinking & Driving
こんな授業を進めています
MYP音楽 【中学校3年生&高校1年生】
手作りの衣装を身につけて
オペラ、歌舞伎に挑戦
手作りパンフレットも作成して
音楽の授業ではとてもユニークな試みが行われています。オペラと歌舞伎への“演技”の挑戦です。中学校3年生が挑戦したオペラはヴェルディの『アイーダ』、高校1年生による歌舞伎は“歌舞伎十八番”と謳われる『勧進帳』。共に古典の名作です。「オペラといってもアリアを歌い上げるのはハードルが高すぎます。そこで歌の内容を日本語に訳し、手作りの衣装と装飾物を身につけてピアノの演奏に合わせて、それぞれの役の生徒がセリフを付けて演技に挑戦しました。発表にあたっては、生徒各自で考えて、工夫を凝らしたパンフレットも作成しました」(音楽担当・牛渡純先生)
かつては“遠い存在”だった古典も
勧進帳では剣道着や竹刀なども持ち寄って、それぞれの創意工夫で“弁慶・義経の時代”に合った衣装も再現されました。「歌舞伎の演技への挑戦は、日本伝統音楽としての三味線の実習のあとに行います。オペラ、歌舞伎ともに生徒たちからは“取っ付きにくくて遠い存在にあったオペラや歌舞伎が身近なものに感じられるようになり、その後に鑑賞したプロの演技もとてもよく理解できた”と好評でした」(牛渡先生)
こんな授業を進めています
DP Music【高校2年生】
演奏し、実験・分析・探究を通して、
“音楽体験”をより豊かなものにする
実験・分析・探究し、演奏して振り返る
秀光では中学生の段階で音階などの基礎知識を身に付け、楽器演奏を学びます。続く高校のDPでの音楽はあくまで生徒が主体になり、3つの役割(研究者、クリエイター、演奏者)として4つの音楽探究領域について自分で調べ、それらをさらに3つの文脈に分け、演奏、実験・分析・探究、そして振り返りというプロセスで、人生がより豊かになる有意義な授業を心がけています。評価は、研究論文、コメンタリー、音楽の発表によっておこない、1つのポートフォリオにまとめます。授業、使用する音楽用語、提出するレポートとコメンタリー、研究論文はすべて英語です。楽しむことへの工夫も交えながら
英語での論文提出等、厳しいところもありますが、音楽はあくまで“楽しい”ものでなければなりません。そのための工夫例として、人類最古の楽器として考えられる自分たちの声と声楽のはじめの形から擬似タイムスリップを経験し、その時代の音楽について調べて演奏し、最後に“音楽タイムパトロール隊員”としてレポートを提出するといった授業も試みています。新しいジャンルに興味を持ち、未知の存在に出合うことは今後の人生を豊かにし、コミュニケーション力も育まれます。