教育と進路

〈教育の特色〉科学/Science

未来を切り開く学びの旅が始まる

IBプログラムの実践により科学的探究心の
深化を図り視野を深めます

 
「持続可能な社会の構築に至誠によって貢献するグローバリストの育成」を
教育目標とする本校にとって、
科学的視野と探究心の養成も不可欠のテーマです。
 

1.大学入試への対応

個々の志望に応じて、個別指導を中心に
フォロー体制を整えています

 
  •  高等学校課程の3年間では、IBプログラムに並行して、一般選抜に対応した授業・指導も行っています。特に、医歯薬系大学を中心とした理系大学への進学希望者に対しては、問題演習や小論文などを課外講習や個々のケースに応じたきめ細かな個別指導の形で実施しています。

2.サイエンス・コ・ラボ

高度な専門分野の実験・実習で
“科学への探究”を深めていく

 
  •  “科学的探究心を磨こう”をスローガンに、東北大学の全面協力を得て、理科実験講座『サイエンス・コ・ラボ』を2012年度から実施しています。同大学の研究者の指導を受けながら、専門分野の実験・実習を高等学校課程1・2学年次の希望者を対象に行っています。土曜日の午後等の時間で、課外活動として実施します。
 
2018年度実施のサイエンス・コ・ラボのテーマ
  •  
  • 霧箱を用いた自然放射線の観察


    指導:東北大学 高度教養教育・学生支援機構
  • 酵素でバイオ発電


    指導:東北大学大学院 工学研究科
  • 大学発の最先端技術を用いた
    バイオ燃料の合成実験


    指導:東北大学大学院 工学研究科
  • 分子のキラリティ(対掌性)と
    旋光度の実験


    指導:東北大学 高度教養教育・学生支援機構
  • ナノ材料の合成と機器分析(1)


    指導:東北大学大学院 環境科学研究科
  • ナノ材料の合成と機器分析(2)


    指導:東北大学大学院 環境科学研究科
  • 三次元培養法


    指導:東北大学大学院 工学研究科

こんな授業を進めています
国語・物理基礎【秀光コース1年】

文字の芸術を、音にしてみよう!
視点を変え、新しい世界を発見し、創造する


 MYPの授業では、「教科横断型」というユニークな授業が行われています。一例を紹介しましょう。
 単元の名称は「俳句、音づくり」。授業は国語の横山佳絵先生の俳句解釈からスタート。まず、10篇ほどの俳句が取り上げられ、それぞれの句に込められた意味や思い、句の情景の解釈などが行われます。
 「ここまでが現代文の授業。ここで国語から物理へとバトンタッチです。俳句の世界の“音づくり”へと授業は引き継がれます」(物理担当・加藤隆寛先生)
 “俳句の音づくり”とはどんなものなのか。
 「句の解釈から発展させて、その句の世界はどういうものなのか。たとえば、“瀧落ちて群青世界とどろけり”という句なら、どんな滝の音が“轟いて”いたのだろうか。生徒のパソコンにインストールされた多重録音ソフトと編集ソフトを使って自作の“音世界”を作り上げてもらったのです」(加藤隆寛先生)
 これが「教科横断型」授業。このような授業により、視野を広げ、物事を複数の観点から見る力が養われていきます。
  •  
  • 1. “瀧落ちて群青世界とどろけり”。群青世界で轟く滝は、どのような音を立てて落ちてくるのだろう。秀光コース1年(昨年度)中国からの留学生・劉くんは、まず、“群青世界”に思いを馳せ、それを絵に描いてみることから始めました。
  • 2. さて、その滝の音はどのようにして作ればよいのか。考えあぐねていると、劉くんの耳にある音が飛び込んできました。お母さんが台所で炒め物をする音です。この音に劉くんはひらめきました。「これを録音して加工すれば滝の音になる!」。
  • 3. 炒め物の音を録音し、パソコンの中に。多重録音ソフトを使って、本物の水の音を加え、パソコン画面上の音量と音の波形を見ながらイメージする滝の音らしく調整。BGMとしてフリー音源からのピアノ曲も加えました。これで完成です。
  • 4. 「この授業、物理では『音響』の分野になります。昨今、YouTubeに映像を投稿するとか、ネットで音楽を作るのは当たり前になりつつあります。そんな世界を先取りしながら物理を楽しく学ぶというのがこの授業のねらいでした」(加藤先生)

こんな授業を進めています
数学【秀光コース1年】

グラフソフトを用いて、PC上で
オリジナルのグラフアートを作成


 数学II〜IIIでの「図と方程式」、「三角関数」及び「式と曲線」において、数学担当の小保内陽大先生・佐藤久樹先生は、関数と図形の関係性や平行移動、拡大・縮小といった性質に親しむことを目的に、パソコンを使ってのユニークな授業を行いました。円や直線、曲線の式をパソコン上でシミュレートできるフリーのグラフソフト(Desmos)を使っての“グラフアート”作成という授業です。
 「授業のはじめは、ソフトを使っての例を私が提示しました。花火が曲線を描きながら上がっていって、丸い花火が幾重にも開いていくというものです。これに従って、生徒たちがペアになって互いに考え、教え合いながら、各自、イメージした図(アート)に適した数式を考えながら作品作りを行いました」(小保内先生)
 出来上がったグラフアートは、プロジェクターに投影しながら、工夫した点などをクラスメートの前で発表。「生徒たちによる投票と教員2人による評価により、最後は“MVP”の作品と生徒を決定しました」(佐藤久樹先生)。
  •  
  •  授業で作成したグラフアート(「Merry Christmas」)を秀光コース2年の佐藤さん(多賀城東小出身)が『第15回関数グラフアート全国コンテスト』に応募し、優秀賞を受賞! 2019年8月に開催されるグラフアート・カンファレンスで工夫した点などをポスターで発表し、最優秀賞・特別賞が選出されることになっています。
  •  
  •  他にも数学MYP「指数関数・対数関数」では、『指数対数UNO』作りも実施。カードに記されている指数、対数の式を計算しながら、UNOのトランプゲームを進めていきます。
  •  パワーポイントやポスターでのオリジナルゲーム作りにも挑戦。『指数対数UNO』と同様にマスに書かれた式を解きながらコマを進めていきます。