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秀光生が壺の碑(つぼのいしぶみ)全国俳句大会で最高賞の特別奨励賞を受賞

秀光中2名が
最高賞となる特別奨励賞に

 「第29回「( つぼ ) ( いしぶみ ) 」全国俳句大会」(同実行委員会主催、多賀城市・同教育委員会共催)が開催されました。今回、秀光中学校3年菊田あかりさん(増田小出身)と鈴木絢葉さん(多賀城東小出身)が、小・中学校の部の中から10名が選ばれる特別奨励賞を受賞しました。秀光中学校は夏休みの課題として俳句を提出するのが恒例になっており、今回も前述した特別奨励賞2名のほか、秀逸2名、入選7名と数多くの俳句が入賞を果たしています。
 同俳句大会は、奥の細道の松尾芭蕉が対面し感銘を受けたとされ日本三大古碑のひとつに数えられる「壷の碑」を大会名に記し、東日本大震災の鎮魂の祈りを込めて開催されています。新型コロナ感染症予防の観点から入選句の発表と選評は、令和4年10月23日にオンラインでライブ配信されました。

【特別奨励賞】
「入道雲 目指して飛ばす 白い球」


鈴木絢葉さん
秀光中学校 3年 多賀城東小出身

 
 今年の夏の甲子園優勝試合を、家族と甲子園球場で観戦しました。もともと家族で野球ファン。プロ野球の観戦に行くこともあります。家族の影響で私も野球が好きになり、小学校では軟式野球を少しやっていました。
 球場はとても暑かったこと、会場は盛り上がって、応援にも熱が入ったことをよく覚えています。夏の季語、入道雲から入って、現地に行ったときの感動と景色を俳句にしました。いくつか作って提出したうちの一番素直に書いた句が入選したので、受賞と聞いた時は驚きました。
 身体を動かすことの他、音楽にも力を入れています。オーケストラ部はホルンを担当しています。オケ部は仙台フィルとのジョイントコンサートなどにも参加していて、その分練習もたくさんあって毎日忙しいですが、充実しています。
 

【特別奨励賞】
「祖母の香よ 初夏の日差しと ワンピース」


菊田あかりさん
秀光中学校 3年 増田小出身

 祖母が、昔着ていた夏物のワンピースを私のために仕立て直してくれました。その服を着ていたときの思いを俳句にしています。祖母は内職で刺繍や服の直しをやっていたので、普段から物入れやバッグを作ってもらっていました。工夫したのは最初に香りから入り、これはなんだろう、と思ったところで情景に入っていくところです。日常風景ではあるけれど、特別なワンピースだと思える句になったかと思います。
 私は小説が好きなので、言葉のリズム感が鍛えられた気がします。どんなジャンルの本でも読むように心がけていて、読書はリラックスと息抜きの時間になっています。他にも考える授業が好きで、正解がないけれど、個人で感じたことを発表する討論形式が得意です。授業の中には、自分たちで実験の計画を考えることもあり、挑戦できることが楽しいです。